NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」。
亀山政春は玉山鉄二が演じ、妻・エリーは米国のシャーロット・ケイト・フォックスが演じる。
朝ドラ史上初の外国人ヒロインということで関心を集めた。
男性の主人公も珍しい。

前作の「花子とアン」と同様、実話を土台としたフィクションである。
「マッサン」のモデルは、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻リタである。
リタは政孝を「マッサン」と呼んだ。

「マッサン」は、夫婦愛を軸とした人情喜劇に仕立てられているらしい。

大正時代、国産ウイスキーづくりに情熱を燃やす造り酒屋の跡取り息子・亀山政春がスコットランドに渡った。
現地で出会った女性・エリーと交際する。
亀山政春は2年間の修業後に帰国するのだが、エリーが周囲の反対を押し切って国際結婚し、日本についてきた。

ここは当然実話だろう。
凄い度胸というか、覚悟である。
親を捨て、国を捨てることになりかねない。
竹鶴政孝には、その不安とリスクを上回る男としての魅力と人としての信頼があった。

「マッサン」は初回視聴率が過去10年の朝ドラの最高を記録した。
私は朝ドラをときどき見るくらいしかできない。
「花子とアン」は平均視聴率が高かったが、私にはいささか期待外れだった。
波乱の予感のする「マッサン」のほうが好みである。

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