「平成の武田信玄」から一戦交えたいとの“果たし状”が届いた。
マイミク。
私は新潟県上越市生まれであり、ミクシィで「昭和の上杉謙信」を名乗っている(名乗っていない)。

久し振りにメッセージを寄せてくださったのは、山梨県韮崎市で電子機械製造業などを営む上野政巳(うえの・まさみ)氏。
上野電子株式会社代表取締役社長。
地域経済の興隆のための活動にも励んでおられる。
ここ2〜3年ですっかり老け込んだ私は、氏のバイタリティに圧倒される。

一戦交えるとは、杯を交わすということ。
うまい酒と肴、刺激的な会話を楽しむ。
私は酒をたしなむ程度だが、日程と時間が合えば喜んで伺う。

以下に、メッセージを紹介しよう。
私がいくらか表現を変えた。

                       ◇

和田 創 様

おはようございます。
ブログを楽しみに拝読しております。
大変勉強になりまして、経営方針やビジョンの設定などに役立てています。
機会がありましたら、また懇談をしませんか?

弊社はようやく忙しくなってきたものの、市況の悪化などで適正な利益の確保はなかなか大変な状況です。
和田さんのブログにありますように、大半の中小企業が減収に追い込まれ、社長は非常に厳しい経営を強いられています。

日本は歳入が不足して財政赤字が深刻になるばかりです。
まずは国会議員や国家公務員が報酬を大幅にカットするなどして、一般国民に合わせてもらうしかありませんね。

和田さんに政治家になってもらい、日本創生を成し遂げていただきたいです。

                       ◇

以上。

私は政治家に必要な能力もなければ、もっとも大事な胆力も行動力もない。
また、政治家になろうという意志も意欲もない。
それ以前に、政治家になれない。
そうした認識のうえで、以下に述べる。

私は長らくコンサルタントとして、営業のテコ入れを突破口もしくは土台にして全社改革の促進、企業再生の支援に携わってきた。
それも、おもに“教育”という手段・機会を通じて…。
今月も講演やセミナー、研修で講師を務めているが、メーンテーマは「営業変革」である。
あくまでビジネス系。

ところが、アンケート用紙のフリーアンサー(自由回答)欄に、内容と関係のない感想や意見がときどき記される。
主(ぬし)は50代や60代、まれに40代の男性。
決まって社長など取締役。
表現は違っても、中身は「政治家になってほしい」。

私の主張に、革新や創造の息吹を嗅ぎ取ったのでなかろうか。

日本は暗雲が垂れ込め、将来どころか明日を見通せない。
政治に対する失望がいかに大きいか、私は思い知らされる。
それらの声は、多くの経営者の気持ちを代弁している。
さらに、国民の思いに通じる。
「閉塞し切った状況を打ち破ってほしい」。
私ごときにコメントを寄せるとは、藁にもすがる心境だろう。

国会議員や閣僚、首相はそれが分かっているか?

⇒2009年9月5日「平成の武田信玄、中国の加東仁」はこちら。

⇒2010年8月14日「出陣餅と信玄餅…上杉と武田、川中島の戦い」はこちら。

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