コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

三原舞依フランス杯

三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ

紀平梨花と順位が逆なら、日本勢は4選手
三原舞依、GPファイナル進出ならず

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)1位の三原舞依は134.86点の3位、合計で202.81点の2位になりました。
GPシリーズ第4戦「NHK杯」の4位から順位を上げ、紀平梨花とワンツーフィニッシュを果たしました。
ちなみに、NHK杯では紀平梨花と宮原知子がワンツーフィニッシュでした。
日本女子はとても強い。

三原舞依は昨シーズンと同じ「ガブリエルのオーボエ」」を実に落ち着いて滑っています。
この選手は大崩れする印象がほとんどありません。
精神面が強いというか、安定しているのでしょう。
(癒される曲調や振付が向いています。)

三原舞依はロシアのエフゲニア・メドベージェワや紀平梨花など世界のトップクラスの選手が出場するこの大会でそれなりの結果を残しました。
大きな注目と期待が集まったオリンピックシーズンで代表争いに敗れた悔しさが成長の糧になりました。
平昌五輪代表になった中野園子コーチ同門の坂本花織に刺激され、体幹強化やスケーティング向上に取り組んできました。

フランス杯は結局、1位の紀平梨花と2位の三原舞依の得点差はわずか3.11点でした。
FSでは体力が衰え、後半の3回転サルコウが2回転になりました。
このミスがなければおそらく、二人の順位が逆だったら、日本選手はGPファイナルへ4名出場できました。
が、そんなことを言っても始まりませんし、どちらにも失礼でしょう。
三原舞依は1位になるしかなかったわけで、直後に滑った紀平梨花が得点で上回った時点で自身初となるGPシリーズ制覇とGPファイナル進出の夢は断たれました。
スポーツの世界はとても厳しい。

私が三原舞依と紀平梨花の滑りを見て感じたのは、体そのものの強さの違いです。
三原舞依は持病に苦しんでいることも影響しているのでしょう。
どうしてもスケーティングのスピードや動きの切れで劣ります。
ジャンプの飛距離がないので、とくにコンビネーションでは見栄えで損をしています。
その場にちょこちょことまとまる印象で、大きな流れが感じられません。

紀平梨花は4位以内でGPファイナル進出が決まる状況でしたので、FSでは安全運転に徹して慎重に滑っていましたが、それでもスピードがあります。
高いと評されてきた身体能力の素晴らしさを改めて感じさせられました。

三原舞依はGPシリーズ自己最高となる2位に、うれしさよりも悔しさのほうが強かったはずです。
でも、大人。
二人は表彰式を終え、日の丸(国旗)に包まれまれて写真撮影に応じました。
いい光景です。

三原舞依は紀平梨花とエフゲニア・メドベージェワを残した時点で1位に立ちました。
得点を見た瞬間、「ずっと4位コレクターだったので、やっと表情台に立てると思うと涙が溢れ出てきました」と語りました。
オリンピックシーズンに苦しんだ三原舞依に復調の兆しがはっきりと見えました。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

⇒2018年11月10日「三原舞依はGPシリーズNHK杯で遅れを取り戻す」はこちら。

⇒2018年1月13日「三原舞依は四大陸選手権で今年も勝てるか」はこちら。

⇒2018年1月6日「三原舞依と松下奈緒、お嬢様への妄想」はこちら。

⇒2017年12月26日「三原舞依はなぜ心から喜べるのか」はこちら。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

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三原舞依は地力があり演技が安定している

三原舞依、GPシリーズで4戦連続4位

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」女子シングル。

三原舞依はGPシリーズ第4戦「NHK杯」で4位に留まりました。
この大会では紀平梨花が1位、宮原知子が2位でした。
表彰台に立てるか立てないかの違いは大きい。

NHK杯ではショートプログラム(SP)でも、フリースケーティング(FS)でもコンビネーションの後ろの3回転トウループで回転不足を取られました。

三原舞依が参考にしたい選手として挙げたのが、10年来の絆で結ばれた親友でありライバルである中野園子コーチ同門の坂本花織です。
互いにリスペクトしているから切磋琢磨が可能になります。
三原舞依は坂本花織の「力強さ」、坂本花織は三原舞依の「表現力」を見習おうとしています。

その坂本花織はGPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」で2位、第3戦「フィンランド大会」で3位となり、GPファイナル進出はフランス杯の行方にかかっています。

三原舞依が自力でGPファイナルへ出場するには1位が条件になりますが、可能性がゼロではありません。
現地での練習で「最後までスピード感を衰えさせないように滑りたい」と話し、ジャンプの回転不足の解消に努めました。

迎えたショートプログラム(SP)「イッツ・マジック」でおおよそノーミスの演技を見せました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションは後ろのトウループで回転不足を取られました。
これは悔しかったでしょう。
GOE(出来栄え点)はマイナスです。

続くダブルアクセル(2回転半)、後半の3回転フリップは加点を得ました。
スピンはレベル4でした。
演技構成点では5項目すべてで8点台を記録しました。
目標とする70点超えを果たせず、またNHK杯の 70.38点に及びませんでしたが、 67.95点を記録して首位に立ちました。

実は、GPシリーズではデビュー戦だった2年前のスケートアメリカで3位に入ったのが唯一の表彰台です。
その後は4戦連続4位に留まっています。
別の見方をすれば、三原舞依は地力があり、演技が安定しているといえます。
私はこの選手の滑りを見て、はらはらさせられることがほとんでありません。
とくに優しい曲調だと「癒し」が得られます。
とはいえ、フィギュアスケートは採点競技ですから、そろそろ4位を抜け出したいところです。

トリプルアクセルの大技を持つ2位の紀平梨花とはわずか0.31点差です。
「トップ争いに食い込みたい」「思い切り突っ走りたい」とFSへ意気込みを語りました。
はたしてGPシリーズ初優勝をつかみ取ることができるでしょうか。

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三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ

憧れの舞台でそれなりの結果を残す
三原舞依、回転不足も2百点超え

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」女子シングル。
先ほどフリースケーティング(FS)が終わりました。

SP3位の三原舞依は133.82点、合計204.20点で4位に留まっています。
「憧れの舞台」と口にしていた初出場のNHK杯でそれなりの結果を残しました。

冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを決めました(後半が回転不足)。
後半のダブルアクセル−3回転トウループが2回転トウループになりました。
全体を通じて大きなミスなく滑りきり、誇らしい笑顔を見せました。
私はとてもいい出来だと思いました。

表彰台に上れず、日本勢の表彰台独占もありませんでした。
しかし、三原舞依は精一杯の演技を見せてくれました。
私は彼女の幸福感に満ちた世界を楽しむことができました。
人柄も反映されているのでしょう、演技がとても清らかでやわらかです。

「最終グループの緊張感のなかで滑れたのはいい経験になった」と語っています。
また、回転不足を課題として認識できたことを収穫として挙げています。

次のGPシリーズは第6戦「フランス杯」になります。
女子シングルはジャンプ構成の基礎点の高い若手が台頭して激戦ですが、頑張ってほしい。
何より本人が痛いほど分かっていることですが、ジャンプで小さなミスもなくしたうえでGOE(出来栄え点)を増やせないと戦えません。
まずは 210点超えです。

category:三原舞依ブログはこちら。

◆書き加え(11月11日)

一夜明けて記者会見が行われました。
三原舞依は興奮で眠れなかったようです。
FSで最後の3人として滑りながら表彰台に上れなかった悔しさも湧いてきたのでしょう。

1年間で同門の坂本花織と実績で差がついてしまいました。
二人は持ち味が対照的ですが、自分が上位と戦うにはもっとパワーが必要だと感じました。
採点ルールが改定されたといっても、依然として高難度ジャンプは有力な得点源です。
坂本花織は高さと幅のある力強いジャンプを跳べます。
GOE(出来栄え点)を伸ばすだけでは全日本選手権の表彰台に食い込めません。

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三原舞依、シニア2年目の伸び悩み

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ショートプログラム(SP)が行われ、第3戦「中国杯」で総合4位の三原舞依が 64.57点で4位と出遅れています。

カナダのケイトリン・オズモンドが 69.05点で1位、ロシアのマリア・ソツコワが 67.79点で2位になりました。
シニアデビュー、中国杯で優勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワはどうしたのでしょう、ジャンプに失敗して 62.46点で5位に留まっています。
私は三原舞依などの日本選手を応援していますが、優勝はアリーナ・ザギトワになると考えていました。

ちなみに、平昌五輪はロシアの世界女王エフゲニア・メドベージェワと世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワがワンツーフィニッシュを飾ると予想していました。
男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨がワンツーフィニッシュを飾ると予想していましたが、こちらは羽生結弦のけがにより危うくなっています。
(回復と復調を祈ります。)

三原舞依は冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプの2本目が回転不足となり、しかも壁に手をついています。
ちょっと考えられないミスです。
フランス杯へ向けて「とくにSPを強化してきた」と語っていましたが、それを生かせません。
ただし、ステップではレベル4を取りました。

オリンピックシーズンの目標に掲げた「大人の女性へのイメージチェンジ」。
それに基づいてSPは「リベルタンゴ」を選びました。
情熱的な女性に変身できるように、目ヂカラも磨いたほどです。
なめらかな演技が得意でしたが、きりっとした演技に挑んでいます。

私が気になるのは、三原舞依の最大の持ち味の「安定感」が薄れていることです。
平昌五輪の緊張が高まってきたからでしょうか、練習どおりの滑りが本番でできなくなっています。
なかでもSPの不出来が目立ちます。

三原舞依は五輪代表切符をつかむ一番手と考えていましたが、レースは大混戦になっています。
全日本フィギュアスケート選手権は低得点で決着がつくかもしれません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

日本(名古屋)で行われるGPファイナルへ進出するためには優勝が最低条件となります。
首位と「4.48点差」はあまり大きくなく、逆転が不可能なわけでありません。
まして三原舞依はフリースケーティング(FS)を得意としてきました。
が、このところ昨シーズンの勢いが衰えています。
かなり厳しいと思いますが、本人は「フリーで挽回できる自信はあります」と言い切りました。
どうか引っ繰り返してください。

◆書き加え(11月18日)

いまFSが終わったところです。
三原舞依は202.12点で4位となり、表彰台を逃しています。
得意と語っていたFSはSP4位より悪い5位でした。
シニアデビューから2シーズン目で伸び悩みの傾向がはっきりしてきました。
会場全体にアピールする力も弱い気がします。
GPファイナル出場はなくなりましたので、年末の全日本選手権に照準を合わせて調整を進めます。

優勝はアリーナ・ザギトワ 2位はマリア・ソツコワ、3位はケイトリン・オズモンドでした。
アリーナ・ザギトワは5位から逆転しました。
シニアデビューのシーズンに劇的な成長を遂げ、平昌五輪の銀メダル候補になっています。
(今年、世界ジュニア選手権で本田真凜と戦ったばかりです。)
金メダル候補のエフゲニア・メドベージェワにミスが出ると、順位が逆になるかもしれません。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

⇒2017年9月24日「三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ」はこちら。

⇒2017年9月22日「三原舞依、ノーミスと2百点超え」はこちら。

⇒2017年5月18日「三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル」はこちら。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

Copyright (c)2017 by Sou Wada

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三原舞依、GPファイナル進出は厳しい

浅田真央もそうでしたが、フィギュアスケートはメンタルの強さもさることながら、試合ごとの「精神状態」も演技に相当影響します。
平常心で臨み、練習どおりの滑りを行う難しさを痛感させられます。

演技する側からいえば、自分の実力を出すだけなのにそれがままなりません。
観戦する側からいえば、フィギュアスケートの魅力はそこにもあるような気がします。

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」の女子シングル。
三原舞依は練習ではジャンプの安定感が際立ち、コンディションはよかったはずです。

しかし、ショートプログラム(SP)の直前練習でロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワと衝突し、負傷したのはとても気の毒でした。
治療が必要だったのですから、痛みも残ったはずです。
本人は「動揺はなかった」と語っていますが、互いに水を差されたのは確かでしょう。

トップと4点差もないとはいえSPで7位と出遅れて、フリースケーティング(FS)で最終組に入れませんでした。
逆転が十分に可能な範囲ですが、採点上はいささか不利になります。
気持ちの盛りあげも図りにくかったでしょう。

三原舞依は得意と語っていたFS「ガブリエルのオーボエ」で巻き返したと胸を張れるほどの得点を出していません。
ジャンプで回転不足を取られ、加点がそれほどついていません。
ステップもレベル3に留まりました。
結局4位に終わり、表彰台を逃しました。
私は 210点台後半の得点での優勝を期待していました。

三原舞依は破綻のないまとまった演技を得意とします。
FSでは優しく流れるように滑りました。
平和を願うつもりということは分かりますが、それと演技のメリハリは別の問題です。

私は中国杯を見て、アピールする力がロシア勢や樋口新葉に比べて弱いと感じました。
また、五輪代表枠を争う樋口新葉に気迫でも負けています。
4年に一度のオリンピックの大舞台で表彰台の一角を占めるには、もっと強い印象を与えないと難しいでしょう。
丁寧に滑るだけでは会場が盛りあがらないし、観客と審判を惹きつけることができません。
また、大人の女性になりきれていないとも感じました。

GPファイナル進出には、第5戦「フランス杯」で優勝を収めることが絶対条件です。
手のつけられない強さを誇るロシアの世界女王、エフゲニア・メドベージェワが出場しないのはせめてもの救いです。
しかし、中国杯で優勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワ、さらにスケートカナダで優勝を飾ったカナダのケイトリン・オズモンドが出場します。
どちらも 210点台を記録しています。

三原舞依は中国杯で物足りなかったところを改善・強化しないと、きわめて厳しい戦いになります。
私は奇跡が起こることを期待します。

◇◆◇

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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