コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

三原舞依全日本

全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想

全日本選手権競技日程・テレビ放送(予定)
女子シングル優勝・順位予想
1位紀平梨花、2位宮原知子、3位坂本花織


「全日本フィギュアスケート選手権2018」が大阪・門真で開催されます。
女子シングルも男子シングルも出場枠が3人の「世界フィギュアスケート選手権2019」の代表最終選考会を兼ねています。

女子シングルはおそらくだれが予想してもこの順位になるでしょう。
上位選手にかなり力の差がついています。
ただし、宮原知子がGPファイナルからメンタルを立て直せないと、表彰台から外れるかもしれません。
FSでは高難度ジャンプが壊れており、深刻です。

全日本選手権はシニア1年目に大ブレイクを果たした紀平梨花の独壇場になると思います。
ロシアのアリーナ・ザギトワを倒したGPファイナル後に「全日本選手権ではショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)も完璧に滑りたい」と語りました。
もしそうならば優に 240点を超えるわけで、他の選手が聞いたら絶望的な気分になります。
自らの初制覇を飾るとともに濱田美栄コーチ同門の先輩、宮原知子の5連覇を阻止することになります。
勝負の世界はとても厳しい。

私は紀平梨花のぞくぞくするほど美しいFS「ビューティフル・ストーム」のスケーティングを楽しみたい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想

◇1位 紀平梨花
◇2位 宮原知子
◇3位 坂本花織
◇4位 三原舞依
◇5位 本田真凜
◇6位 白岩優奈
◇7位 山下真瑚

出場選手それぞれがベストの演技を見せられるように祈っています。

爆発力のある樋口新葉の動静がさっぱり伝わってきません。
けががどれくらい回復しているか、練習を十分に積めているかどうかも分かりません。
昨年は表彰台を逃し、平昌五輪代表から漏れています。
リベンジしたいとの気持ちがだれよりも強いはずです。
コンディションが整っていれば、4位か5位に割り込むと思います。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

◆全日本フィギュア選手権2018競技日程(予定)

◇12月21日(金) 16時25分〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 16時25分〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 17時4分〜21時11分 女子FS
◇12月24日(月) 17時4分〜21時11分 男子FS
◇12月25日(火) 開演17時〜終了20時 エキシビション

エキシビションは「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2018」として行われます。
予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。

◆全日本フィギュア選手権2018テレビ放送(予定)

フジテレビ系列で放送されます。

◇12月21日(金) 19時〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 19時〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 19時〜21時15分 女子FS
◇12月24日(月) 19時〜21時30分 男子FS
◇12月25日(火) 24時25分〜25時25分(録画) エキシビション

予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。
放送時間の延長もありえるようです。

(2018年12月12日執筆)

◆書き加え(12月14日)

宮原知子が勝つと全日本選手権5連覇となり、浅田真央を超えます。
紀平梨花が勝つとGPファイナルと合わせてシニア1年目で2冠となり、浅田真央を超えます。
女子シングルはテレビ視聴率、とりわけ最高瞬間視聴率が高くなりそうです。
フィギュアスケートファンに最高のクリスマスプレゼントです。

◆書き加え(12月16日)

今シーズンに女子シングルに登場した新星・紀平梨花と男子シングルに現役復帰したベテラン・高橋大輔は全日本選手権を放送するフジテレビの救世主です。
平昌五輪の代表最終選考会を兼ねた昨年の全日本選手権と比べて番組への関心が著しく低下するのは避けらない状況でしたが、テレビ視聴率は何とか持ちこたえそうです。

◆書き加え(12月16日)

どうやら樋口新葉が全日本選手権に出場するようです。
ただし、けがでGPシリーズ第5戦「ロシア杯」を欠場しており、万全のコンディションで臨むのは難しい。
全日本選手権での表彰台入りと世界選手権への2年連続出場を目指しているはずですが、微妙です。

◆書き加え(12月20日)

樋口新葉が公式練習で元気な姿を見せました。
右足甲痛は完治していないとのことですが、五輪選考レースで敗れた昨年の悔しさを晴らすと誓っています。
表彰台に食い込める爆発力を秘めた選手ですので、女子シングルはさらに盛り上がります。それなりに追い込んだ練習を積めたそうで、3回転のコンビネーションジャンプも跳びました。

◆書き加え(12月20日)

本田真凜が公式練習でフリップ―トウループのコンビネーションジャンプなどを跳んでいます。
今年4月から練習拠点を米国のロサンゼルスに移し、スケートと向き合えているそうです。
家族にも久し振りに会え、勇気が湧いてきたことでしょう。

全日本選手権は特別で一番楽しみな試合と語りました。
五輪代表選考がかかった昨年は7位と惨敗を喫しています。
今年はいい演技を見せたいと意気込みました。

◆書き加え(12月21日)

SPの滑走順が決まり、おもな選手は次のとおりです。

◇三原舞依 19番
◇坂本花織 20番
◇山下真瑚 22番
◇樋口新葉 25番
◇本田真凜 26番
◇紀平梨花 27番
◇白岩優奈 26番
◇宮原知子 29番(最終)

濱田美栄コーチは師走状態です。
宮原知子は「やっぱり引いちゃったという感じ」と語りました。
このコメントは何なのでしょう。

紀平梨花の直後は滑りたくないです。

◆書き加え(12月21日)

先ほどSPが終わりました。

1位 宮原知子(29番滑走)
   76.76点(40.54点 36.22点 0.00点)
2位 坂本花織(20番滑走)
   75.65点(41.08点 34.57点 0.00点)
3位 三原舞依(19番滑走)
   72.88点(39.48点 33.40点 0.00点)
4位 樋口新葉(25番滑走)
   72.63点(38.79点 33.84点 0.00点)
5位 紀平梨花(27番滑走)
   68.75点(36.54点 33.21点 1.00点)
※点数はSP(TES、PCS、減点)です。

中野園子コーチ同門の三原舞依と坂本花織は互いにパーフェクトな演技を見せました。
樋口新葉は久し振りに元気一杯の滑りを見せ、ほっとした表情を浮かべています。

紀平梨花は滑る前からあれだけ足下を気にしていてはトリプルアクセルを跳べるはずがありません。
スタートポーズで顔が引きつっており、これまでの勢いがすっかり消えています。

宮原知子はGPファイナルで得点伸び悩みの最大の原因となった回転不足を解消しました。
安定した演技を見せ、「ミス・パーフェクト」の復活を印象づけました。

山下真瑚は 62.94点で9位、白岩優奈は 59.99点で12位、本田真凜は 52.75点で18位です。

私は坂本花織と樋口新葉が大健闘という印象を受けました。
紀平梨花はFSに同じスケート靴で臨むしかありませんので、さすがに8点以上の差は引っ繰り返せません。
5連覇を目指す宮原知子と初制覇を目指す坂本花織の戦いになるように思います。
が、ひょっとしたら樋口新葉が割り込んでくるかもしれません。
故障明けで7本のジャンプを跳び、4分を滑りきれるかどうか。

演技そのものに破たんのない宮原知子が5連覇へ前進したのは確かです。

◆書き加え(12月23日)

FSで2本決めても引っ繰り返せない

午前に公式練習が行われ、紀平梨花が入念な調整を行いました。
メディアはトリプルアクセルの成功を盛んに取り上げています。
FSで2本決めれば宮原知子を引っ繰り返せるという印象です。

が、実際にはそうはなりません。
紀平梨花はすべてのジャンプを決めたうえで、すべての要素でGOE(出来栄え点)を引き出さなければなりません。
大きな加点が必要です。

SPとFSを比べると、時間は2分40秒から4分に伸び、ジャンプは3本から7本に増えます。
壊れかかったスケート靴の微調整は格段に難しくなります。
まして紀平梨花は神経質になっています。

逆転には 160点近い得点が最低ライン

宮原知子がノーミスで滑ると、紀平梨花はノーミスでなくパーフェクトに滑らないと上回れません。
宮原知子の調子を加味して考えると、 160点近い得点が最低ラインでしょう。
おそらく自力による初制覇は不可能です。

SP5位の紀平梨花は20番滑走です。
驚異的な得点を叩き出せれば、22番滑走で3位の三原舞依、23番滑走で1位の宮原知子、最終24番滑走で2位の坂本花織に大きなプレッシャーをかけられます。
(それを跳ね返せる選手もいます。)

ロシア選手権はSP1位と5位が真逆

とはいえ、ロシア選手権ではSP1位のアリーナ・ザギトワと5位のアンナ・シェルバコワが入れ替わるというとんでもない展開で幕を閉じました。

⇒2018年12月19日「アリーナ・ザギトワはロシア選手権2018で女王陥落か」はこちら。

5連覇を阻止される宮原知子には気の毒ですが、史上最大の逆転劇はさぞかしドラマチックだろうと思わないわけでもありません。

結果はまもなく分かります。
私は濱田美栄コーチ同門の二人に持てる力を出し切ってほしい。

◆書き加え(12月23日)

坂本花織が圧巻の演技で全日本初優勝

FSが終わり、坂本花織が圧巻の演技を見せて初優勝を飾りました。
私が知る範囲でベストだったのでないでしょうか。
昨年はSP1位から宮原知子に逆転され、今年はSP2位から宮原知子を逆転しています。

濱田美栄コーチ、そして選手としては悔しいでしょうが、私は同門としては悪い決着でなかったと思います。
宮原知子が日本女王、紀平梨花が世界女王になると理想的と考えていましたので、ほっとしました。

私は紀平梨花も宮原知子もパーフェクトな出来だったと思いません。
結果から眺めれば、紀平梨花はFSで 160点が必要でした。
(スケート靴をかすかにかばいながら滑っているようで、ダイナミックなスケーティングとはいえません。)

格闘技でないのですが、三原舞依を含めた上位4選手の力勝負は素晴らしかった。

◆書き加え(12月24日)

全日本フィギュア2018女子シングル結果

全日本選手権の結果(順位・得点)は次のとおりです。

1位 坂本花織(24番滑走)
   228.01点(152.36点 79.11点 73.25点 0.00点 75.65点)
2位 紀平梨花(20番滑走)
   223.76点(155.01点 82.95点 72.06点 0.00点 68.75点)
3位 宮原知子(23番滑走)
   223.34点(146.58点 71.49点 75.09点 0.00点 76.76点)
4位 三原舞依(22番滑走)
   220.80点(147.92点 78.15点 69.77点 0.00点 72.88点)
5位 樋口新葉(21番滑走)
   197.63点(125.00点 59.78点 66.22点 1.00点 72.63点)
6位 山下真瑚(17番滑走)
   197.14点(134.20点 69.29点 64.91点 0.00点 62.94点)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

濱田美栄コーチ門下の宮原知子と紀平梨花、中野園子コーチ門下の三原舞依と坂本花織という関西に練習拠点を置く4選手の戦いになりました。
坂本花織がSPでもFSでも、そしてジャンプなどの技術点でも表現などの演技点でも他の選手を圧倒しました。
とくに最終滑走のFSは出色の出来栄えです。
自らの潜在力を開花させました。

今年の全日本選手権では三原舞依が出した高得点に刺激され、坂本花織がさらに高得点を叩き出しています。
坂本花織の初制覇は、三原舞依の存在も大きかったと考えます。

また、紀平梨花の持つ優れた才能と精神力を改めて感じさせられました。
シニア1年目です。
ただし、FSでトリプルアクセルを2本決めていますが、スケート靴のことがいくらか意識にあるせいか、本来のスケーティングは見られませんでした。
それを土台とした演技点も伸びませんでした。
(ここまでよくぞ立て直したとは思っています。)

日本で開催される世界選手権2019の代表は坂本花織、紀平梨花、宮原知子ですんなりと決まりです。
私としては三原舞依にも行ってほしいのですが、最大3枠ですから致し方ありません。

見応えが凄かった。
選手の皆さん、ありがとう。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

⇒2018年12月11日「紀平梨花TV視聴率はスターの証、女・羽生結弦へ」はこちら。

⇒2018年12月10日「紀平梨花に夢中、応援疲れで本日閉店」はこちら。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

⇒2018年12月8日「紀平梨花、メンタルとGOEであっさりと世界最高得点」はこちら。

Copyright (c)2018 by Sou Wada

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全日本フィギュア女子はドラマチックな幕切れ

浅田真央の演技を見てへとへとに

平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権が行われています。
女子シングルのショートプログラム(SP)が木曜日に終わっています。

私はこの日、朝からそわそわして仕事が手につきませんでした。
クライアントに叱られます。
観るだけで力が入り、かなり疲れました。
昨年の全日本選手権で浅田真央の演技を見るだけでへとへとになったことも、ふと懐かしく思い出しました。
やはり姿がないと、とてもさみしい。

⇒2017年4月11日「浅田真央が現役引退・・・寂しいかぎり」はこちら。

⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。

見るのがこれほど怖かったアスリートはほかに思い出せません。
ファンの「感情移入」がすごかった。
自分のことのように喜び、自分のことのように悲しんでいました・・・。

SPの順位と得点は次のとおりです。

1位 坂本花織 73.59点
2位 宮原知子 73.23点
3位 本郷理華 70.48点
4位 樋口新葉 68.93点
5位 紀平梨花 66.74点(年齢制限で平昌五輪出場資格なし)
6位 本田真凜 66.65点
7位 三原舞依 64.27点
8位 白岩優奈 63.33点

全日本選手権は現行の採点法に変わった2004年以降、フリースケーティング(FS)で大きな「逆転優勝」が起きていません。

順位で眺めれば、SP1位の逃げ切りが5人、SP2位からの逆転が7人、SP3位からの逆転が1人です。
つまり、SP4位以下からの逆転優勝はなし。

得点で眺めれば、2013年に鈴木明子が2.82点差の浅田真央を逆転したのが最大となります。
男子シングルでも2005年に高橋大輔が5.38点差の織田信成を逆転したのが最大となります。

こうしたデータに照らすと、三原舞依本田真凜はもちろん、樋口新葉は優勝を収めることが絶望的な状況です。
全日本選手権ではSPを乗り切った選手がおおよそそのまま上位に入っています。
今年はこれを打ち破る選手がぜひ現われてほしい。
震えるほどのドラマチックな幕切れを期待します。

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

◇◆◇

心配性の私はFSが終わりもしないのに、宮原知子が1位、坂本花織が2位、樋口新葉が3位になったら、あるいは坂本花織が1位、樋口新葉が2位、宮原知子が3位になったら五輪代表はどうなるのかやきもきしています。
選考がとても厄介です。

男子シングルだけでなく女子シングルでも高難度ジャンプ競争が過熱しています。
くるくる回りやすい選手が得点で断然有利であり、それは十代半ば過ぎです。
とりわけ体のバランスが変わりやすい女子は低年齢化が進みました。

私は平昌五輪を逃した選手は北京五輪に出られないのでないかと考えていました。
(ソチ五輪を逃した宮原知子が平昌五輪に出られるとしたら立派です。)
(トリノ五輪に年齢制限で出られなかった浅田真央がバンクーバー五輪とソチ五輪に出たのは奇跡でした。)

⇒2017年11月6日「次回の五輪出場はないフィギュア女子シングルの現実」はこちら。

しかし、ジャンプなどの技術偏重が改められ、選手寿命が延びるようになります。
十代後半の1〜2年がピークというのでは、幼少期から厳しい練習を積んできた選手がありまに気の毒です。
本人の努力次第ですが、せめて5〜6年はトップクラスに立てるようであってほしい。

今大会で五輪代表入りを逃しても再チャレンジは可能でしょう。
心の整理をつけるのは大変でしょうが、一日も早く立ち直ってください。
自分をあまり責めないことです。

練習に打ち込むのが一番の良薬です。
もともと好きで続けてきたフィギュアスケートですから・・・。

運命の決するFSはまもなく始まります。
それぞれのベストパフォーマンスを!

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伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ

中野園子コーチと濱田美栄コーチの代理戦争?
表彰台の頂点に立つのは神戸か京都か、それとも・・・

平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権が行われています。
わずか2枠を巡る熾烈な争いを繰り広げる女子シングルのショートプログラム(SP)が終わりました。

1位 坂本花織 73.59点
2位 宮原知子 73.23点
3位 本郷理華 70.48点
4位 樋口新葉 68.93点
5位 紀平梨花 66.74点(年齢制限で平昌五輪出場資格なし)
6位 本田真凜 66.65点
7位 三原舞依 64.27点
8位 白岩優奈 63.33点

全日本選手権の前に、私が平昌五輪代表の有力候補と考えていた5選手について記します。

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

候補に入っていましたが、坂本花織の首位には驚きました。
わずかに宮原知子を上回っています。

◆坂本花織 1位 73.59点

体つきががっしりとしていて迫力を感じさせます。
表情が硬いかなとも思いましたが、演技に入ると落ち着いて滑りました。
出来がとてもよかった。
本人の予想よりも高得点が出ましたが、キスアンドクライでは喜びを抑えました。
優勝狙いですから、はしゃぐわけにいかないでしょう。

3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ループ、ダブルアクセルのすべてのジャンプを基礎点が 1.1倍となる演技後半に跳びました。
いずれも高さと幅があり力強い。
演技を終えて右拳を握りました。
自身初の70点超えとなりました。

シニア1年目で成長真っ只中という印象です。
一戦ごとに力をつけ、安定感が増しています。
体力というかエネルギーが余っており、この子はまだ得点を伸ばせそうです。
GPシリーズ最終戦「スケートアメリカ」で210.59点の自己ベストを叩き出し、2位になりました。
今シーズンでは世界8位、日本3位に当たる高得点で平昌五輪代表候補に急浮上しました。
このとき本人が「いけるんじゃね」と感じた勢いは衰えていません。
フリースケーティング(FS)で緊張に負けなければ、このまま「勝てるんじゃね」と思いました。
ちなみに、本人はまったくびびらず、ずっと平常心で滑れたと語っています。
それがほんとうならば、肝っ玉姉ちゃんです。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

◆宮原知子 2位 73.23点

けがから復帰してそれほど時間は経っていませんが、早くも安定しています。
技術も表現もよく総合力が高い。
わりと落ち着いて滑っているように見えましたが、本人はインタビューで一番緊張したと語っています。
私は意外に感じましたが、慎重な演技だったのは確かです。

冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプ、後半の3回転ループ、最後のダブルアクセルをすべて決めています。
ただし、3回転トウループで高さが出ず、回転不足を取られました。
スピンやステップもよく、出来はよかったと思います。
何より観客を惹き込めるようになっています。

おそらく1位か2位ですので、念願の五輪出場が叶います。

⇒2017年12月18日「宮原知子は引っ込み思案なのに閉店しない」はこちら。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

◆樋口新葉 4位 68.93点

全日本選手権を得意とし、結果を残してきました。
2014年3位、2015年2位、2016年2位と表彰台の常連です。
今大会の東京会場はいわばホームですが、緊張のせいか力を出し切れず、得点を伸ばせません。
この出遅れは痛い。

冒頭のダブルアクセルがシングルアクセルになりました。
しかし、後半の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプ、3回転フリップはしっかりと決めました。

平昌五輪代表選考は圏内ですが、確実にするにはやはり1位を目指したい。

⇒2017年12月9日「樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない」はこちら。

◆本田真凜 6位 66.65点

シニアの戦いを甘く考えていたわけでないでしょうが、本気になるのが遅すぎました。
ファンが期待した成長はほとんど見られませんでした。
が、氷上に感性が舞っているという趣(おもむき)があります。

冒頭の3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めました。
しかし、後半の3回転ループでバランスを崩して手をついています。
最後のダブルアクセルは決めました。
ステップがレベル3に留まりました。

演技後の濱田美栄コーチの険しい表情が印象に残りました。
低い得点を覚悟したかのようでした。
平昌五輪代表選考は圏外であり、表彰台というより優勝が条件でしょう。

⇒2017年12月21日「本田真凜は一発逆転、金の鳥と平昌五輪代表へ」はこちら。

◆三原舞依 7位 64.27点

表情に余裕がなく、プログラムをこなすのが精一杯という印象です。
昨年と別人であり、滑るのがつらそうにさえ見えます。
(体調の悪化を伏せているのかもしれないと思ったほどです。)
緊張からでしょうか、滑りに切れや伸びが感じられません。
丁寧に演じていますが、動きが硬く、勢いが弱い。

冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めましたが、後半のダブルアクセルを跳び急いで転倒しました。
最後の3回転フリップを決めましたが、演技後に肩を落としました。
SPはこのところ鬼門です。
大人の女性へのイメージチェンジを目論んだタンゴが負担になっているようにも思えます。

平昌五輪代表選考は圏外なので、表彰台というより優勝が条件でしょう。
日本女子歴代1位の得点記録を持つFSで巻き返すしかありません。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

なお、本郷理華が渾身の演技を見せ、スタンディングオベーションを受けました。
本人は感極まって涙を流しています。
主要大会での70点超えは初めてとか。
申し訳ないのですが、私のなかでは五輪代表候補の有力選手でありませんでした。
回転不足を取られて苦しんできましたが、ジャンプを回り切っています。
問題は、この勢いをFSに持ち込めるかでしょう。
身長が高いので、いい演技ができると訴える力が強い。
日本人離れしたダイナミズムを感じさせます。

以上。
今年の全日本選手権は伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決になるのでしょうか・・・。
決着のつくFSがとても楽しみです。

私は中野園子コーチと濱田美栄コーチの代理戦争とは言いません(←ちょっと言ってる)。
コーチ同士の競争意識が指導スキルなどの向上につながり、結果として選手の成長を早めます。

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平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい

フィギュアスケート女子シングル平昌五輪代表にだれが選ばれるのでしょう。
オリンピックシーズン、それも本番が近づくにつれて日本勢の伸び悩みが目立ちはじめました。

女子シングルは日本で行われるフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルにだれも出場できない事態もありえます。
一番結果を残したのは、ロシア杯3位、中国杯2位の樋口新葉です。

エース・宮原知子はけがの回復が相当遅れました。
浅田真央が不在や不調のときに女子シングルを牽引してきましたので、気の毒でした。
この選手が練習に取り組む姿勢は素晴らしい。
が、最近になって復帰したばかりですので体力が戻らず、調子が整いません。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

三原舞依は昨シーズンの躍進に急ブレーキがかかりました。
むしろ得点を下げているように感じます。
ノーミスで滑ったNHK杯のフリースケーティングでさえ得点を伸ばせませんでした。
重圧(プレッシャー)と緊張から持ち味の安定感が消えました。
動きでも衣装でも海外勢に埋没気味です。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

樋口新葉は突如成長を遂げたように見えます。
しかし、これまでを振り返ると、期待の高まりに押しつぶされるような演技に終わっています。
正直、いま一つ活躍に信頼を置けません。
ただし、パワーがあり、演技の力強さは海外勢にあまり見劣りしません。
中国杯での覚醒は、はたして本物でしょうか。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

シニアデビュー、資質に恵まれた本田真凜は私が期待したような成長が見られません。
業を煮やした濱田美栄コーチから「練習が足りない」といった厳しい叱責を受けています。
シニアのトップクラスで戦う覚悟が決まっていないのでしょう。
ジュニアで1年前はそれなりの勝負を挑めたロシアのアリーナ・ザギトワが劇的に得点を伸ばしたことを考えると、本田真凜にその可能性がまるでないと言い切れません。
スイッチが入っているといいのですが・・・。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権2017は、このブログで幾度か述べたように有力候補が低得点に留まるかもしれません。
採点が甘くても 210点台がやっという争いになりそうです。
平昌五輪の表彰台に立てません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

今回は全日本選手権の一発勝負がいいと思います。
それがもっとも公平な選考になると思います。
過去の実績もほとんど参考になりません。
1位と2位がそのまま平昌五輪に出場するのが揉めません。

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三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル

フィギュアスケートの女子シングル。
国際スケート連盟(ISU)はシニアデビューのシーズンに難病と闘いながら素晴らしい活躍を見せた17歳の三原舞依にインタビューを行い、公式サイトに記事を載せました。

⇒2017年5月13日「三三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

三原舞依は全日本フィギュアスケート選手権で3位に食い込み、四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権の代表に選ばれています。

四大陸選手権では日本人4人目の合計2百点超えを果たし、国際大会の初優勝を飾っています。
しかし、2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界選手権ではショートプログラム(SP)で最後のジャンプが得点なしになるミスを犯し、15位と出遅れました。
彼女にしては信じられない失態です。
エースの宮原知子の欠場で、自分が何とかしなければと固くなったようです。
それでも気持ちを切り替え、フリースケーティング(FS)でほぼ完璧な演技を見せて5位とごぼう抜きを果たしました。

さらに、シーズンの締めくくりとなるフィギュアスケート世界国別対抗戦のFSでは日本歴代最高得点を記録しています。
大舞台を経験するたびに目覚ましい成長を遂げました。

三原舞依は世界でも注目を集めましたが、日本でも次世代のエースとして期待が寄せられています。
スーパースターの浅田真央が選手生活に別れを告げ、日本女王の宮原知子が過酷な練習によるけがで苦しんでいます。
オリンピックシーズンに入ると、日増しにプレッシャーが高まっていくはずです。

三原舞依はインタビューでこれまでの競技人生についても振り返っています。
小学校2年生にスケートを始めたきっかけは、テレビで浅田真央の演技を見たことだったと答えました。

スケートは当然として、その練習も楽しいと語っています。
だから、今日まで続けてこられた・・・。

「ジャンプが一番好き」という答も可能性を感じさせます。
フィギュアスケートは採点競技であり、基礎点の高い高難度ジャンプを苦にしないのは断然有利になります。

憧れの浅田真央の代名詞だった「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」に挑戦したいという思いを持っていることも明かしました。
ただし、トリプルアクセルには筋力やスタミナが必要としています。
体調と相談しながらトレーニングを積んでいくのでしょう。
ぜひ軽やかに跳んでほしい。

三原舞依は宮原知子のけがの回復次第そして練習次第ですが、肩を並べつつあります。
若い世代に特有の勢いが衰えなければ、オリンピックシーズンに抜き去るかもしれません。

また、三原舞依は国際大会で金メダルを獲ったことで特段の変化が起こったわけでないと語っています。
同時に、周りからサインや写真撮影をねだられるようになってうれしいとも語っています。
やはり変化はあったのです。

浅田真央は2度、オリンピックのアイスリンクに立っています。
いよいよ三原舞依は平昌五輪の代表切符を獲りにいきます。
年末の全日本選手権で2位以内に入るしかありません。
大舞台に強いところを見せてくれるでしょう。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月23日「三原舞依日本最高得点、平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年4月1日「三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2」はこちら。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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