中国の正月に当たる「春節(しゅんせつ)」。
中華圏では大型連休で消費が盛り上がる。
この春節商戦は、欧米のクリスマス商戦に匹敵する。
上海のルイ・ヴィトンやシャネルの店頭には、長い行列ができるらしい。
ユニクロみたいなディスカウントの量販店ならまだしも…。
中国人の購買パワーは凄い。
海外の高級ブランドが日本での事業の縮小や撤退に動くのもうなずける。

消費者の財布縮小と節約志向により販売低迷に苦しむ日本の家電などの量販店、百貨店が、春節休暇を利用して訪れる中国人観光客の取り込みに躍起となっている。
ここでも中国頼み。

昔から「二八(にっぱち)」という言葉があり、2月は商売が振るわず、売り上げが落ち込む。
懐の豊かな中国人への期待は大きい。
彼らは観光バスで押しかけ、1時間前後の制約のなかで高額商品を立てつづけに購入する。
春節特需に沸く店頭の様子がテレビに映し出された。
財布のなかに万札がびっしり、羽振りがよい。
家電量販店では中国語が堪能な店員を雇用し、彼らの買い物に付き添わせていた。
百貨店は中国人向けの専用ブースを設ける。
客単価が日本人より高いので、量販店も百貨店も特別待遇だ。
彼らが効率よく買い物できるように万全の準備を整えている。

日本人も海外で買いあさった時期があったのだろうか。

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