コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

中西健治

みんな中西健治当選…参院選神奈川選挙区

第22回(2010年)参議院議員通常選挙の投票は午後8時に締め切られた。
NHKと民放各局は例により「選挙特番」を組んだ。
「開票速報」と謳うが、実際には開票が進まないうちに「当確(当選確実)」を次々と出していく。
事前の世論調査や当日の出口調査などを行っており、放送本番前に当落の判定をおおよそ済ませている。

しかし、今回の参院選は序盤から終盤にかけて情勢がかなり動いた。
1人区で民主党と自民党の候補者が接戦を演じた。
また、3人区でみんなの党の候補者が最後の議席をうかがった。
テレビ局は、焦点となる選挙区では早い段階での「当確」を打ちにくかっただろう。

私が暮らす横浜・港北ニュータウンは朝からどんよりとした天候であり、いわゆる「選挙日和」。
快晴だと、湘南など海へ繰り出す。
雲が立ち込め、雨が降り出しそう。
案の定、昼過ぎからパラパラ落ちてきた。
が、苦になるほどでなく、投票率が上がる条件が揃った。
おそらく神奈川県全域がそうだったろう。
ところが、第21回(2007年)参議院議員通常選挙の投票率を下回った。
県民の関心は低い…。

⇒2010年7月10日「神奈川・中西けんじ当落…参院選みんなの党」はこちら。

神奈川選挙区(3人区)では、自民党の現職候補の小泉昭男(こいずみ・あきお)が終始リードした。
したがって、民主党の現職候補の千葉景子(ちば・けいこ)と金子洋一(かねこ・よういち)、みんなの党の新人候補の中西健治(なかにし・けんじ)が2議席を巡り、熾烈な選挙戦を繰り広げた。
終盤まで横一線で並んでおり、3人とも当落線上と伝えられていた。

小泉昭男は早々と当確。
午前0時近く、開票率60パーセント弱で中西健治が当確。
テレビ神奈川の出口調査の結果がよく、私は心配していなかった。
地元情報は信頼が置ける。

千葉景子は現職閣僚、法務大臣(法相)。
神奈川新聞によれば、金子洋一に中盤で逆転された。
その後、必死に巻き返しを図ったはず。
はたして…。

このブログで、いまの民主党に2議席を取らせては「神奈川県の恥」とまで言い切った。
中西健治は終盤で支持を伸ばし、初当選を果たした。
おめでとう!

私は中西健治に1票を投じたが、個人というより政党を選んだ。
参院選はそうした傾向が否めない。
中西健冶の当選にケチをつける気はない。
駅頭などで粘り強く訴えてきたらしい。
しかし、国会議員を目指すなら、次の衆院選まで待つべきだった。
なぜタレントだらけの参院選候補者のなかに自らを放り込んだのか疑問に思う。

中西健治は、第45回衆議院議員総選挙と同時に行われた2009年横浜市長選挙に立候補し、林文子(はやし・ふみこ)に惜敗している。
これこそ大健闘!
互いに無所属での出馬。
林文子は、民主党の推薦、国民新党の支持を受けた。
中西健治は、政党の推薦と支持を受けなかった(ただし、自民党と公明党が独自に支援した)。
中西健治は、とりあえず政治家になることを優先したように映り、いま一つ分かりにくい。

私は「みんなの党」の支持者でない。
いわゆる「無党派層」に含まれるのだろう。
その時点における有権者への主張を聞き、日本の建て直しにいくらかでも寄与しそうな政党を選んでいる。
判断材料として最重視するのは、ぎりぎりの財政状況下での実現可能性である。
政権公約を票集めの道具に仕立てていないか、強く疑ってかかるのだ。
世の中でもっとも信じていけないのは政治家と政党だと肝に銘じている。
私は、2009年衆院選における民主党のマニフェストに絶句した。
あそこまでひどいと笑うしかない。

⇒2010年6月13日「子ども手当は子どもが返せ…友愛の正体」はこちら。
子どもに選挙権がないからだ。

民主党は政権担当後の明らかな公約違反に関しても詭弁を弄し、強弁を繰り返した。
決定的に欠けているのは、謙虚さと誠実さだ。
バカはたんと休んでから言え!
おかげで、自民党が積み重ねた失政が霞んでしまった。
全員野球の谷垣禎一(たにがき・さだかず)総裁はうはうは・・・。

                      ◇◆◇

第22回参議院議員通常選挙・神奈川選挙区(3人区)に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年7月11日「みんなの党候補者は当落線上…参院選3人区」はこちら。

⇒2010年7月10日「2010参院選の投票先…2009衆院選の反省」はこちら。

⇒2010年7月9日「参院神奈川選挙区…みんな中西と民主金子の争い」はこちら。

◆書き加え1

このブログをアップした直後、テレビ神奈川で金子洋一が当確。
現職閣僚・千葉景子は落選。

横浜メディア・ビジネスセンターに入居する神奈川新聞社(テレビ神奈川)は当然ながら地元情報に強い。
それが証明された。

このセンターは、関内でひときわ目立つ高層ビルである。
おそらく両社は大家だ。
私が講師を務めるMBAも入居している。

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参院神奈川選挙区…みんな中西と民主金子の戦い

きのうのブログの続き。
⇒2010年7月8日「政党別獲得議席数・候補者当落予想への関心」はこちら。

私の地元、参院神奈川選挙区は改選定数3議席に対して10人が立候補しており、激戦の様相…。
といっても実質4人の争い。
いや、2人の戦いだろう。
民主党の現職・金子洋一とみんなの党の新人・中西健治。

私が暮らす横浜・港北ニュータウン。
住民の大半は、参院選や知事選が行わなければ「神奈川県民」という意識を持つことはない。
“プチ富裕層”が多い。
かつて革新の風が吹き渡っていた横浜市そして神奈川県は、いまや「保守王国」である。
人は食べていけると現状を容認し、危機感を失いやすい。

さて、参院神奈川選挙区は自民党の小泉昭男(現職)が手堅くリード。
それを、民主党の千葉景子(現職)、民主党の金子洋一(現職)、みんなの党の中西健治(新人)の3人が追いかけている。
ゆえに、このうち1人が落選する。
しかし、法務大臣(法相)の千葉景子は大丈夫か。

共産党や社民党、新党などの候補者はおそらく届かない。
ぎりぎりまで投票先を決められない有権者も少なくないはずで、民主党が現有2議席を死守できるかどうかは開票を待たないと分からない。

国民は見慣れた政治風景を変えてほしいと願い、政権交代を選んだ。
しかし、私は、重要政策の転換や変更など、あまりに乱暴な国会運営に呆れており、民主党に2議席を獲得してもらいたくない。
それ以前に、どちらへ向かっているか、さっぱり分からない。
また、経済政策はひどい。
民主党が参議院で単独過半数を制するようなことがあれば、自民党がダメにした日本をさらにダメにする。
暴走を止められない。

私は、渡辺喜美代表の「みんなの党」を支持する。
主張が明快だ。
2009衆院選の小選挙区、神奈川7区ではみんなの党の候補者がいなかった。
消去法で自民党の候補者、鈴木馨祐(現職)が残った。
32歳と若い。
結果は落選。
2010参院選の神奈川選挙区では中西健治に1票を入れられる。
やれやれ…。

財政逼迫下の日本、ムダの徹底した排除は当然として、政治家(国会議員)が自らを思い切って削ることが建て直しの第一歩につながると信ずる。
それを避け、国民に増税など痛みを強いるなど論外だ。
そんな政党を支持してならない。

ばらまく政策は将来に禍根を残し、次世代(子ども)の暮らしを滅茶苦茶に壊す。
民主党政権はノンストップで国民生活の破壊へ突き進んでいる。
それがはっきりするまでに、たいした時間はかからないはずだ。

みんなの党へ苦言。
渡辺喜美代表は、経済成長が容易という印象を与えすぎる。
言葉が軽く、リアリティが乏しい。
まして日本の再生は至難であり、国民も血を流さなくては成し遂げられない。
選挙向けとはいえ、勢いに任せてペラペラしゃべりすぎだ。
同党の主張の正当性を打ち消しかねない。
口を慎め。

                      ◇◆◇

第22回参議院議員通常選挙に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年7月4日「迎合と組織票で民主党勝利…参議院選挙予想」はこちら。

⇒2010年7月6日「民主党マニフェスト、詐欺の手口は巧妙化」はこちら。

⇒2010年7月7日「ワーキングプアから単なるプアへ…民主党公約」はこちら。

⇒2010年7月8日「マニフェストは国民への約束…菅直人の欺瞞」はこちら。

⇒2010年7月8日「政党別獲得議席数・候補者当落予想への関心」はこちら。

◆書き加え1(7月7日)

このブログは数日前に記した。
私は今週、3泊4日で広島出張。
この間、私が暮らす大規模団地に民主党の金子洋一がやってきて演説を行った。
住民は村の人口に匹敵。
妻によれば、必死の形相らしい。

みんなの党の中西健治とどちらが滑り込むか?

◆書き加え2(7月9日)

神奈川新聞社による終盤情勢分析では、1週間ほどで民主党の現職候補の立場(順位)が逆転したようだ。
千葉景子が支持を減らし、金子洋一が支持を伸ばした。
懸命の追い上げが功を奏した。
法相が落選しないとは言い切れない。
みんなの党の新人候補、中西健治を含めた3人の混戦が深まっている。
安泰なのは、自民党の現職候補、小泉昭男。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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