土光敏夫(どこう・としお)に名言がある。
「仕事には節というものがある。仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。仕事を中途半端に残して家路につくいやな気持ちは、誰しも心覚えがあるはずだ。」。
これに限らないが、土光敏夫が発する言葉は気迫が漲っている。
とくに、「仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。」。
この件(くだり)は、私がもっとも苦手とするところだ。
耳が痛い。
私は、つねに自分で仕事を決め、仕事を始める。
しかし、節目を設けられず、なかなか仕事を終えられない。
いつしかうやむやに…。
要は、意志が弱い。
能力も技術も足りないくせに、品質へのこだわりを捨てられない。
目標が高くて届かないのだ。
何事も時間がかかりすぎると、気持ちがなえやすい。
例えば、ジョイントベンチャーの立ち上げ、自分商品の開発は遅々として進まない。
前者については、先方の企業やプロジェクトのメンバーに迷惑をかけている。
出版社からOKが出たのに、私のわがままで本にしなかった原稿も少なくない。
出来が気に食わなくて、もう少し手を入れたいと考えているうちに何年も経ってしまったのだ。
我ながら情けない。
相手や仲間のいる仕事では大変申し訳なく思う。
なお、仕事の節は1週間や1カ月などの単位でなく、基本は「1日」だろう。
1日の積み重ねが「1週間」であり、1週間の積み重ねが「1カ月」である。
このブログで幾度か取りあげたワタミの渡辺美樹の「夢に日付を!」という言葉は、私が知る範囲でもっとも恐ろしい。
夢に日付を入れた途端、毎日が戦い、いや修羅場になる。
地獄の苦しみ。
夢はぼんやりと思い描いているうちが楽しいし、花だ。
結局、大きな成功を収める人は、一日に節をつけており、それを守り抜いている。
彼らにとり当然の“習慣”なのだ。
代表格は、日本電産の永守重信。
私はそれなりに努力を払ってきたと思うが、冴えないまま職業人生の幕引きが迫っている最大の理由は、一日に節をつけられないからだ。
もう見込みは薄い。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!
「仕事には節というものがある。仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。仕事を中途半端に残して家路につくいやな気持ちは、誰しも心覚えがあるはずだ。」。
これに限らないが、土光敏夫が発する言葉は気迫が漲っている。
とくに、「仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。」。
この件(くだり)は、私がもっとも苦手とするところだ。
耳が痛い。
私は、つねに自分で仕事を決め、仕事を始める。
しかし、節目を設けられず、なかなか仕事を終えられない。
いつしかうやむやに…。
要は、意志が弱い。
能力も技術も足りないくせに、品質へのこだわりを捨てられない。
目標が高くて届かないのだ。
何事も時間がかかりすぎると、気持ちがなえやすい。
例えば、ジョイントベンチャーの立ち上げ、自分商品の開発は遅々として進まない。
前者については、先方の企業やプロジェクトのメンバーに迷惑をかけている。
出版社からOKが出たのに、私のわがままで本にしなかった原稿も少なくない。
出来が気に食わなくて、もう少し手を入れたいと考えているうちに何年も経ってしまったのだ。
我ながら情けない。
相手や仲間のいる仕事では大変申し訳なく思う。
なお、仕事の節は1週間や1カ月などの単位でなく、基本は「1日」だろう。
1日の積み重ねが「1週間」であり、1週間の積み重ねが「1カ月」である。
このブログで幾度か取りあげたワタミの渡辺美樹の「夢に日付を!」という言葉は、私が知る範囲でもっとも恐ろしい。
夢に日付を入れた途端、毎日が戦い、いや修羅場になる。
地獄の苦しみ。
夢はぼんやりと思い描いているうちが楽しいし、花だ。
結局、大きな成功を収める人は、一日に節をつけており、それを守り抜いている。
彼らにとり当然の“習慣”なのだ。
代表格は、日本電産の永守重信。
私はそれなりに努力を払ってきたと思うが、冴えないまま職業人生の幕引きが迫っている最大の理由は、一日に節をつけられないからだ。
もう見込みは薄い。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!