2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われました。
⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。
最終滑走となった浅田真央は今シーズン、左ひざの痛みから調整がままなりませんでした。
ところが、ほとんど決められないトリプルアクセル(3回転ジャンプ)を跳びました。
GPシリーズでの結果、そして公式練習での出来を踏まえれば、まったくの作戦ミスといえるでしょう。
私が望んだのは得点(基礎点)よりミスのない演技でした。
その最後がいつだったか思い出せないくらいです。
失敗を犯さなければ優勝争いは難しいとしても、ぎりぎりで代表(表彰台)争いに絡めると考えていました。
冒頭のトリプルアクセルは案の定抜けてしまい、シングルアクセルになりました。
代表争いが絡むなかで「0点」は痛すぎます。
SPは8位に留まりました。
⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
そもそもSPとFSで同じ曲「リチュアルダンス」を用いたのは、至難の演じ分けを通じて「表現」で魅了するとの趣旨だったと思います。
浅間真央は滑りそのものには「芸術性」さえ感じます。
演技構成点は宮原知子に次ぐ高さでした。
私は、趣旨に反する決断を下したことがとても不可解です。
(それとも、この全日本選手権を最後と決めているのでしょうか。)
浅田真央は欲と迷いから冷静な思考を失い、自分自身が振り回される状態をなかなか抜け出すことができません。
結果として得点を落としてしまいました。
結果として復活を願うファンに応えられませんでした。
浅田真央がSP8位からフリースケーティング(FS)で巻き返して総合3位に食い込むことは、若い選手の台頭に照らすとかなり難しいでしょう。
⇒2016年12月24日「女子はすごい・・・全日本フィギュアSP」はこちら。
残念ながら世界選手権への切符は逃しました。
オリンピックシーズンに備え、休養を挟みながら練習を積んでください。
そして、一貫性を欠いている状態を見つめ直してください。
このままでは自分を追い詰めるだけです。
◇
浅田真央はこのところ楽しく滑ることができないように見受けられます。
悪循環に陥り、ファンも悪夢にうなされる連続だったでしょう。
現在のフィギュアスケートは「チーム」を組んで戦っています。
また、そうでなくてはとくにオリンピックにおいて勝てません。
佐藤信夫コーチはスケート以外でもいろいろな面でサポートしています。
しかし、スーパースターの浅田真央には「メンタルコーチ」に加え、「広報スタッフ」が欠かせないと思います。
(私はベテラン選手には体力と下半身強化の「トレーニングコーチ」も必要と考えます。)
彼女の緊張や重圧を和らげ、もっと楽な精神状態で滑れるような環境をつくるのです。
私は、浅田真央が2018年平昌五輪への出場を目指としたら、絶対に欠かせないと思います。
このままですと、練習の計画や本番の戦術など、すべての面で不安定に揺れつづけるでしょう。
実際のところ、ここ数年はそうした状態です。
スタッフは選手本人の意思を尊重するとしても、単に任せてしまうわけにいきません。
選手に限らず、自分のことは自分がよく分かっているなどというのはまったくの誤りです。
まして、メダルにこだわるトップアスリートは・・・。
私が知る範囲でセルフコントロールを行える選手は数えるほどです。
望みどおりの成果を手にしています。
(ちなみに、私は私のことがほとんど分かっていません。それが当たり前です。)
チーム全体で選手を最適にコントロールできなければ戦績を残せない時代に変わりました。
◇◆◇
浅田真央に関するブログは以下のとおり。
⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。
⇒2016年12月22日「浅田真央と宇野昌磨、二人の全日本フィギュア」はこちら。
⇒2016年12月22日「3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。
⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。
⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。
⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。
⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。
⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。
⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。
⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。
⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。
⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。
⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。
⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。
⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。
⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。
⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。
⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。
⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。
⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。
⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。
⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。
⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。
⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。
⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。
⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。
⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。
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最終滑走となった浅田真央は今シーズン、左ひざの痛みから調整がままなりませんでした。
ところが、ほとんど決められないトリプルアクセル(3回転ジャンプ)を跳びました。
GPシリーズでの結果、そして公式練習での出来を踏まえれば、まったくの作戦ミスといえるでしょう。
私が望んだのは得点(基礎点)よりミスのない演技でした。
その最後がいつだったか思い出せないくらいです。
失敗を犯さなければ優勝争いは難しいとしても、ぎりぎりで代表(表彰台)争いに絡めると考えていました。
冒頭のトリプルアクセルは案の定抜けてしまい、シングルアクセルになりました。
代表争いが絡むなかで「0点」は痛すぎます。
SPは8位に留まりました。
⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
そもそもSPとFSで同じ曲「リチュアルダンス」を用いたのは、至難の演じ分けを通じて「表現」で魅了するとの趣旨だったと思います。
浅間真央は滑りそのものには「芸術性」さえ感じます。
演技構成点は宮原知子に次ぐ高さでした。
私は、趣旨に反する決断を下したことがとても不可解です。
(それとも、この全日本選手権を最後と決めているのでしょうか。)
浅田真央は欲と迷いから冷静な思考を失い、自分自身が振り回される状態をなかなか抜け出すことができません。
結果として得点を落としてしまいました。
結果として復活を願うファンに応えられませんでした。
浅田真央がSP8位からフリースケーティング(FS)で巻き返して総合3位に食い込むことは、若い選手の台頭に照らすとかなり難しいでしょう。
⇒2016年12月24日「女子はすごい・・・全日本フィギュアSP」はこちら。
残念ながら世界選手権への切符は逃しました。
オリンピックシーズンに備え、休養を挟みながら練習を積んでください。
そして、一貫性を欠いている状態を見つめ直してください。
このままでは自分を追い詰めるだけです。
◇
浅田真央はこのところ楽しく滑ることができないように見受けられます。
悪循環に陥り、ファンも悪夢にうなされる連続だったでしょう。
現在のフィギュアスケートは「チーム」を組んで戦っています。
また、そうでなくてはとくにオリンピックにおいて勝てません。
佐藤信夫コーチはスケート以外でもいろいろな面でサポートしています。
しかし、スーパースターの浅田真央には「メンタルコーチ」に加え、「広報スタッフ」が欠かせないと思います。
(私はベテラン選手には体力と下半身強化の「トレーニングコーチ」も必要と考えます。)
彼女の緊張や重圧を和らげ、もっと楽な精神状態で滑れるような環境をつくるのです。
私は、浅田真央が2018年平昌五輪への出場を目指としたら、絶対に欠かせないと思います。
このままですと、練習の計画や本番の戦術など、すべての面で不安定に揺れつづけるでしょう。
実際のところ、ここ数年はそうした状態です。
スタッフは選手本人の意思を尊重するとしても、単に任せてしまうわけにいきません。
選手に限らず、自分のことは自分がよく分かっているなどというのはまったくの誤りです。
まして、メダルにこだわるトップアスリートは・・・。
私が知る範囲でセルフコントロールを行える選手は数えるほどです。
望みどおりの成果を手にしています。
(ちなみに、私は私のことがほとんど分かっていません。それが当たり前です。)
チーム全体で選手を最適にコントロールできなければ戦績を残せない時代に変わりました。
◇◆◇
浅田真央に関するブログは以下のとおり。
⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。
⇒2016年12月22日「浅田真央と宇野昌磨、二人の全日本フィギュア」はこちら。
⇒2016年12月22日「3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。
⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。
⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。
⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。
⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。
⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。
⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。
⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。
⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。
⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。
⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。
⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。
⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。
⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。
⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。
⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。
⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。
⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。
⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。
⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。
⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。
⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。
⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。
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