コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

全日本フィギュア2018

若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか

宇野昌磨の全日本3連覇を阻止か
それは無理でも余裕の2位へ

フィギュアスケート男子シングルの高橋大輔がついに全日本選手権に登場します。
インターネットで「よせばいいのに・・・」という声が上がっているかもしれませんが、私は久し振りに演技に触れられることがとても楽しみです。
もしも彼が出なかったら、おそらく宇野昌磨の演技を動画で見て済ませたと思います。
(このところ会心の出来がありません。)

現役復帰の初戦、10月の「近畿選手権」ではフリースケーティング(FS)「Pale Green Ghosts」でつまずいて3位に留まりました。
本人は「練習でもここまでのボロボロはなかった」と振り返っています。
が、演技後の表情はまんざらでもありません。
試合で滑るのは、アイスショーで滑るのと異質の充実感が得られるようです。
参考までに、ショートプログラム(SP)は「The Sheltering Sky」。

次戦、11月の「西日本選手権」では精度の高い滑りを見せて得点を伸ばし、優勝を飾りました。
初戦でつかんだ感触や反省を踏まえ、それなりの密度の練習を積めたのでしょう。
しかし、試合後にステップやスピンの質がよくなかったと語っています。
また、「気持ちに身体がついていかない」とベテラン選手に特有の悩みも漏らしています。

かつては大勢のファンの期待を背負い、けがと闘いながら必死に滑っていました。
そうした悲壮感が消えています。
復帰会見では「勝てないのだったら現役をやるべきではないと思っていた」と語り、思い切った決断を下した背景に心境の変化があったことを明かしました。

私は、選手は滑りたいと心から願うかぎりは滑るべきだと考えます。
一度きりの人生で好きなことをやらない理由がありません。
自分が納得できるまで、とことんやったらいいのです。

総合力で友野一希と田中刑事を退ける

その全日本選手権では、4回転ジャンプを跳ぶか跳ばないかにかかわらず、高橋大輔は余裕で2位になると思います。
さすがに平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨の3連覇を阻止することはできません。
しかし、最大の持ち味の「表現」で魅了してくれるのはもちろんですが、いまだに演技構成点を中心とした総合力で戦えます。

逆に言うなら、若い世代が情けない。
友野一希も田中刑事も演技が安定せず、世界のトップと戦えません。
高橋大輔は西日本選手権で4回転ジャンプなしで友野一希を退けました。
(友野一希と田中刑事には意地を見せてもらいたい。)

とはいえ、全日本選手権は国内最高の舞台であり、高橋大輔といえども緊張を覚えるはずです。
見ているこちらも、喉がからからに乾きそうです。
スケーティングを楽しんでください。

プログラム(ジャンプ)の難度を落としてもいいので、私はノーミスで滑ってもらいたい。
ならば印象面で宇野昌磨を上回り、全日本選手権の主役になるはずです。
かならず世界選手権へ出場してください。

(2018年12月20日執筆)

category:高橋大輔ブログはこちら。

◆書き加え(12月20日)

4回転で不甲斐ない若者を慌てさせる

高橋大輔が公式練習で4回転トウループを決めました。
本番のコンディション次第でFSのプログラムに組み込む可能性があります。

その後に取材に応じ、「現役に復帰してからあっという間だった」と振り返りました。
会場は全日本選手権で2回、3回滑っており、地元でやれることに嬉しさを感じています。
いまは落ち着いていますが、試合で緊張が高まるかもしれないと語りました。
4回転ジャンプを跳ぶかどうかは本番のポジションに立つまで悩んで決めるそうです。

報道陣に対し、「ジャンプそのものは5年前よりうまくなっている」と自分で言っちゃっています。
クリーンに決め、宇野昌磨を含めて、このところピリッとしない若者を慌てさせてほしい。
技術も健在であり、何だったら優勝してください。

◆書き加え(12月22日)

友野一希と田中刑事を揺さぶる作戦へ

高橋大輔が公式練習で本番衣装に身を包み、SPの曲をかけてトリプルアクセルを皮切りに3本のジャンプをすべて決めています。
世界選手権の3枚の代表切符がかかる大舞台へスタンバイです。

公式練習の都度、「調子がよくてびっくりしている」と口にしています。
(報道を通じて友野一希と田中刑事を揺さぶろうという間接的な作戦ではありません、念のため。)
これには、FSに組み込むかもしれない4回転トウループが含まれます。

緊張の高まるSPでポカが出なければ、2012年全日本選手権以来となる表彰台は固いでしょう。
(この選手はポカが出ると、挨拶代わりに舌を出します。)

◆書き加え(12月22日)

演技後のインタビューは笑いっ放し

SPが行われ、高橋大輔はかなりの緊張があったはずですが、演技の丁寧さを感じました。
ジャンプやスピン、スケーティングやステップに往年のスピードや切れはないものの、さすがという出来でした。
ファンと長光歌子コーチが見守る会場の雰囲気があたたかく、私は感動しました。
魅せる力はそれほど衰えていません。

順位は宇野昌磨に次ぐ2位、得点は 88.52点でした。
3位は 80.46点の島田高志郎ですので、スタミナが持てば2位は大丈夫でしょう。
演技後のインタビューでは充実した表情を浮かべ、笑いっ放しで終わりです。

⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

最終組で大ちゃんと小ちゃんが激突へ

大ちゃんと小ちゃんが戦うとたいてい大ちゃんが勝ちます。
しかしながら、全日本選手権は大ちゃんと昌ちゃんが戦いますので、おそらく昌ちゃんが勝ちます。

表現力を持ち味とする新旧二人のトップ選手の演技を同じ舞台で見られるというのは、フィギュアスケートファンにとってこの上ない喜びです。
FSでも味わい深い演技を見せてくれることでしょう。
(気迫に満ちた演技で百点超えを果たした宇野昌磨のけがが気がかりです。)

◆書き加え(12月22日)

高橋大輔は来年も全日本選手権で滑る

高橋大輔は大会が終わったら即刻、今シーズン限定の現役復帰を撤回すべきです。
滑って心から楽しいと思えるのに、滑るのをやめることはありえません。
年齢だから引退するという選手やファンの思い込みを取り払ってほしい。

⇒2014年10月16日「高橋大輔、人を楽しませる天才」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

「選ばれたら喜んで世界選手権に行く」

高橋大輔は報道陣に大会出場の感想を聞かれ、「やっぱり試合っていいなと思った。この場所は居心地がいい」と返しました。
「世界の舞台はもっと居心地がいいのかなとも思う」と分かりにくいことを言っています。

そうでなく、「選ばれたら喜んで世界選手権に出場します」ときっぱり答えてほしい。

アスリートである以上、勝利への挑戦を諦めてはいけない。
しかし、現実には全員が1位になれるわけでない。
競技人生においても勝つだけがすべてでない。

寿命がどんどん延び、本格的な高齢化社会を迎えています。
70歳近い私は命の続くかぎり、働いていたい。
アスリートも年齢への挑戦があっていい。
選手寿命が短いフィギュアスケートで高橋大輔にはその先頭を走ってほしい。

◆書き加え(12月24日)

高橋大輔の全日本王者返り咲きは気の毒

宇野昌磨は前日の公式練習に姿を現していません。
関係者が「大事を取って休養する」と説明しています。
ホテルで安静にしていて病院に行っていないということですから棄権はないでしょう。
が、状態がかなり心配です。

羽生結弦が3年連続で全日本選手権を欠場しているとはいえ、3連覇を成し遂げれば立派です。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

宇野昌磨はぶっつけ本番でFSに臨むことになります。
ジャンプ構成の難度を落とし、大きなミスを避けることを第一にしてほしい。

絶対にありえないと思いますが、転倒などが相次いで2位になるようだと、32歳で日本王者に返り咲いてしまう高橋大輔が気の毒です。
そういう展開はいかんでしょう。

また、こちらもクリスマス・イヴにあまりにぶざまな演技を見せられると興ざめです。
女子選手は手に汗を握る熱戦を繰り広げてくれました。
男子選手も負けるなよ!

◆書き加え(12月24日)

宇野昌磨は全日本3連覇を諦めて棄権せよ

宇野昌磨が公式練習に2日ぶりに現れました。
始めはほとんどジャンプを跳ばず、リンクの周りをゆっくり滑りました。
右足の状態と氷の感触を確かめる程度でしょうか。

その後、アクセルのタイミングを幾度か確かめていますが、実際には跳んでいません。
FS「月光」の曲かけ練習ではジャンプもスピンも回避し、ステップに留めています。

なお、コーチと入念に話し合った後にトリプルアクセルを数本、4回転トウループを1本かろうじて降りたようです。

この記事から推察するとかなり悪そうで心配です。
右足に体重をかけられないか、体重をかけると重大な負傷を招くかいずれかでしょう。

北京五輪で金メダルを目指しているはずなので全日本選手権3連覇を諦めて、棄権したほうがいい。
自分自身が悔しいという気持ちとファンに申し訳ないという気持ちを置き、選手生命を守ることを第一にすべき。

選手が滑れない状態で滑るなどもってのほか。
メディアも関係者もファンも称えていけない。
コーチとスケート連盟は止めなくちゃダメだ。

◆書き加え(12月24日)

人騒がせ、宇野昌磨はぶっちぎりの3連覇

宇野昌磨がFSの演技後にインタビューに答えました。
SP直前の6分間練習でなく朝の練習で負傷したそうです。
医者の診断は、痛みはあっても大事にならない「捻挫」でした。
全治2週間らしく世界選手権出場に問題はありません。

宇野昌磨は言い訳になるのでFSの後で明らかにすると語っていました。
最初から棄権する選択肢を排除していました。
軽傷だったからかもしれません。
本番では痛み止めを用いて出場したのでしょうか(不明)。
リンク上では責任感が宇野昌磨を突き動かしているようでした。

演技そのものの出来はよく、ぶっちぎりで3連覇を成し遂げました。
私は心配してしまいました。
宇野昌磨はとても人騒がせです。

高橋大輔はかろうじて2位です。

◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

⇒2018年10月9日「高橋大輔、復帰戦ぼろぼろ演技にやばっ」はこちら。

⇒2018年10月7日「高橋大輔、緊張MAX、現役復帰初戦「近畿選手権」」はこちら。

⇒2018年7月3日「おじさんスケーター・高橋大輔、無謀な挑戦」はこちら。

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全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想

全日本選手権競技日程・テレビ放送(予定)
女子シングル優勝・順位予想
1位紀平梨花、2位宮原知子、3位坂本花織


「全日本フィギュアスケート選手権2018」が大阪・門真で開催されます。
女子シングルも男子シングルも出場枠が3人の「世界フィギュアスケート選手権2019」の代表最終選考会を兼ねています。

女子シングルはおそらくだれが予想してもこの順位になるでしょう。
上位選手にかなり力の差がついています。
ただし、宮原知子がGPファイナルからメンタルを立て直せないと、表彰台から外れるかもしれません。
FSでは高難度ジャンプが壊れており、深刻です。

全日本選手権はシニア1年目に大ブレイクを果たした紀平梨花の独壇場になると思います。
ロシアのアリーナ・ザギトワを倒したGPファイナル後に「全日本選手権ではショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)も完璧に滑りたい」と語りました。
もしそうならば優に 240点を超えるわけで、他の選手が聞いたら絶望的な気分になります。
自らの初制覇を飾るとともに濱田美栄コーチ同門の先輩、宮原知子の5連覇を阻止することになります。
勝負の世界はとても厳しい。

私は紀平梨花のぞくぞくするほど美しいFS「ビューティフル・ストーム」のスケーティングを楽しみたい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想

◇1位 紀平梨花
◇2位 宮原知子
◇3位 坂本花織
◇4位 三原舞依
◇5位 本田真凜
◇6位 白岩優奈
◇7位 山下真瑚

出場選手それぞれがベストの演技を見せられるように祈っています。

爆発力のある樋口新葉の動静がさっぱり伝わってきません。
けががどれくらい回復しているか、練習を十分に積めているかどうかも分かりません。
昨年は表彰台を逃し、平昌五輪代表から漏れています。
リベンジしたいとの気持ちがだれよりも強いはずです。
コンディションが整っていれば、4位か5位に割り込むと思います。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

◆全日本フィギュア選手権2018競技日程(予定)

◇12月21日(金) 16時25分〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 16時25分〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 17時4分〜21時11分 女子FS
◇12月24日(月) 17時4分〜21時11分 男子FS
◇12月25日(火) 開演17時〜終了20時 エキシビション

エキシビションは「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2018」として行われます。
予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。

◆全日本フィギュア選手権2018テレビ放送(予定)

フジテレビ系列で放送されます。

◇12月21日(金) 19時〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 19時〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 19時〜21時15分 女子FS
◇12月24日(月) 19時〜21時30分 男子FS
◇12月25日(火) 24時25分〜25時25分(録画) エキシビション

予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。
放送時間の延長もありえるようです。

(2018年12月12日執筆)

◆書き加え(12月14日)

宮原知子が勝つと全日本選手権5連覇となり、浅田真央を超えます。
紀平梨花が勝つとGPファイナルと合わせてシニア1年目で2冠となり、浅田真央を超えます。
女子シングルはテレビ視聴率、とりわけ最高瞬間視聴率が高くなりそうです。
フィギュアスケートファンに最高のクリスマスプレゼントです。

◆書き加え(12月16日)

今シーズンに女子シングルに登場した新星・紀平梨花と男子シングルに現役復帰したベテラン・高橋大輔は全日本選手権を放送するフジテレビの救世主です。
平昌五輪の代表最終選考会を兼ねた昨年の全日本選手権と比べて番組への関心が著しく低下するのは避けらない状況でしたが、テレビ視聴率は何とか持ちこたえそうです。

◆書き加え(12月16日)

どうやら樋口新葉が全日本選手権に出場するようです。
ただし、けがでGPシリーズ第5戦「ロシア杯」を欠場しており、万全のコンディションで臨むのは難しい。
全日本選手権での表彰台入りと世界選手権への2年連続出場を目指しているはずですが、微妙です。

◆書き加え(12月20日)

樋口新葉が公式練習で元気な姿を見せました。
右足甲痛は完治していないとのことですが、五輪選考レースで敗れた昨年の悔しさを晴らすと誓っています。
表彰台に食い込める爆発力を秘めた選手ですので、女子シングルはさらに盛り上がります。それなりに追い込んだ練習を積めたそうで、3回転のコンビネーションジャンプも跳びました。

◆書き加え(12月20日)

本田真凜が公式練習でフリップ―トウループのコンビネーションジャンプなどを跳んでいます。
今年4月から練習拠点を米国のロサンゼルスに移し、スケートと向き合えているそうです。
家族にも久し振りに会え、勇気が湧いてきたことでしょう。

全日本選手権は特別で一番楽しみな試合と語りました。
五輪代表選考がかかった昨年は7位と惨敗を喫しています。
今年はいい演技を見せたいと意気込みました。

◆書き加え(12月21日)

SPの滑走順が決まり、おもな選手は次のとおりです。

◇三原舞依 19番
◇坂本花織 20番
◇山下真瑚 22番
◇樋口新葉 25番
◇本田真凜 26番
◇紀平梨花 27番
◇白岩優奈 26番
◇宮原知子 29番(最終)

濱田美栄コーチは師走状態です。
宮原知子は「やっぱり引いちゃったという感じ」と語りました。
このコメントは何なのでしょう。

紀平梨花の直後は滑りたくないです。

◆書き加え(12月21日)

先ほどSPが終わりました。

1位 宮原知子(29番滑走)
   76.76点(40.54点 36.22点 0.00点)
2位 坂本花織(20番滑走)
   75.65点(41.08点 34.57点 0.00点)
3位 三原舞依(19番滑走)
   72.88点(39.48点 33.40点 0.00点)
4位 樋口新葉(25番滑走)
   72.63点(38.79点 33.84点 0.00点)
5位 紀平梨花(27番滑走)
   68.75点(36.54点 33.21点 1.00点)
※点数はSP(TES、PCS、減点)です。

中野園子コーチ同門の三原舞依と坂本花織は互いにパーフェクトな演技を見せました。
樋口新葉は久し振りに元気一杯の滑りを見せ、ほっとした表情を浮かべています。

紀平梨花は滑る前からあれだけ足下を気にしていてはトリプルアクセルを跳べるはずがありません。
スタートポーズで顔が引きつっており、これまでの勢いがすっかり消えています。

宮原知子はGPファイナルで得点伸び悩みの最大の原因となった回転不足を解消しました。
安定した演技を見せ、「ミス・パーフェクト」の復活を印象づけました。

山下真瑚は 62.94点で9位、白岩優奈は 59.99点で12位、本田真凜は 52.75点で18位です。

私は坂本花織と樋口新葉が大健闘という印象を受けました。
紀平梨花はFSに同じスケート靴で臨むしかありませんので、さすがに8点以上の差は引っ繰り返せません。
5連覇を目指す宮原知子と初制覇を目指す坂本花織の戦いになるように思います。
が、ひょっとしたら樋口新葉が割り込んでくるかもしれません。
故障明けで7本のジャンプを跳び、4分を滑りきれるかどうか。

演技そのものに破たんのない宮原知子が5連覇へ前進したのは確かです。

◆書き加え(12月23日)

FSで2本決めても引っ繰り返せない

午前に公式練習が行われ、紀平梨花が入念な調整を行いました。
メディアはトリプルアクセルの成功を盛んに取り上げています。
FSで2本決めれば宮原知子を引っ繰り返せるという印象です。

が、実際にはそうはなりません。
紀平梨花はすべてのジャンプを決めたうえで、すべての要素でGOE(出来栄え点)を引き出さなければなりません。
大きな加点が必要です。

SPとFSを比べると、時間は2分40秒から4分に伸び、ジャンプは3本から7本に増えます。
壊れかかったスケート靴の微調整は格段に難しくなります。
まして紀平梨花は神経質になっています。

逆転には 160点近い得点が最低ライン

宮原知子がノーミスで滑ると、紀平梨花はノーミスでなくパーフェクトに滑らないと上回れません。
宮原知子の調子を加味して考えると、 160点近い得点が最低ラインでしょう。
おそらく自力による初制覇は不可能です。

SP5位の紀平梨花は20番滑走です。
驚異的な得点を叩き出せれば、22番滑走で3位の三原舞依、23番滑走で1位の宮原知子、最終24番滑走で2位の坂本花織に大きなプレッシャーをかけられます。
(それを跳ね返せる選手もいます。)

ロシア選手権はSP1位と5位が真逆

とはいえ、ロシア選手権ではSP1位のアリーナ・ザギトワと5位のアンナ・シェルバコワが入れ替わるというとんでもない展開で幕を閉じました。

⇒2018年12月19日「アリーナ・ザギトワはロシア選手権2018で女王陥落か」はこちら。

5連覇を阻止される宮原知子には気の毒ですが、史上最大の逆転劇はさぞかしドラマチックだろうと思わないわけでもありません。

結果はまもなく分かります。
私は濱田美栄コーチ同門の二人に持てる力を出し切ってほしい。

◆書き加え(12月23日)

坂本花織が圧巻の演技で全日本初優勝

FSが終わり、坂本花織が圧巻の演技を見せて初優勝を飾りました。
私が知る範囲でベストだったのでないでしょうか。
昨年はSP1位から宮原知子に逆転され、今年はSP2位から宮原知子を逆転しています。

濱田美栄コーチ、そして選手としては悔しいでしょうが、私は同門としては悪い決着でなかったと思います。
宮原知子が日本女王、紀平梨花が世界女王になると理想的と考えていましたので、ほっとしました。

私は紀平梨花も宮原知子もパーフェクトな出来だったと思いません。
結果から眺めれば、紀平梨花はFSで 160点が必要でした。
(スケート靴をかすかにかばいながら滑っているようで、ダイナミックなスケーティングとはいえません。)

格闘技でないのですが、三原舞依を含めた上位4選手の力勝負は素晴らしかった。

◆書き加え(12月24日)

全日本フィギュア2018女子シングル結果

全日本選手権の結果(順位・得点)は次のとおりです。

1位 坂本花織(24番滑走)
   228.01点(152.36点 79.11点 73.25点 0.00点 75.65点)
2位 紀平梨花(20番滑走)
   223.76点(155.01点 82.95点 72.06点 0.00点 68.75点)
3位 宮原知子(23番滑走)
   223.34点(146.58点 71.49点 75.09点 0.00点 76.76点)
4位 三原舞依(22番滑走)
   220.80点(147.92点 78.15点 69.77点 0.00点 72.88点)
5位 樋口新葉(21番滑走)
   197.63点(125.00点 59.78点 66.22点 1.00点 72.63点)
6位 山下真瑚(17番滑走)
   197.14点(134.20点 69.29点 64.91点 0.00点 62.94点)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

濱田美栄コーチ門下の宮原知子と紀平梨花、中野園子コーチ門下の三原舞依と坂本花織という関西に練習拠点を置く4選手の戦いになりました。
坂本花織がSPでもFSでも、そしてジャンプなどの技術点でも表現などの演技点でも他の選手を圧倒しました。
とくに最終滑走のFSは出色の出来栄えです。
自らの潜在力を開花させました。

今年の全日本選手権では三原舞依が出した高得点に刺激され、坂本花織がさらに高得点を叩き出しています。
坂本花織の初制覇は、三原舞依の存在も大きかったと考えます。

また、紀平梨花の持つ優れた才能と精神力を改めて感じさせられました。
シニア1年目です。
ただし、FSでトリプルアクセルを2本決めていますが、スケート靴のことがいくらか意識にあるせいか、本来のスケーティングは見られませんでした。
それを土台とした演技点も伸びませんでした。
(ここまでよくぞ立て直したとは思っています。)

日本で開催される世界選手権2019の代表は坂本花織、紀平梨花、宮原知子ですんなりと決まりです。
私としては三原舞依にも行ってほしいのですが、最大3枠ですから致し方ありません。

見応えが凄かった。
選手の皆さん、ありがとう。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

⇒2018年12月11日「紀平梨花TV視聴率はスターの証、女・羽生結弦へ」はこちら。

⇒2018年12月10日「紀平梨花に夢中、応援疲れで本日閉店」はこちら。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

⇒2018年12月8日「紀平梨花、メンタルとGOEであっさりと世界最高得点」はこちら。

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〔全日本選手権2018順位予想〕宇野昌磨、織田信成、高橋大輔

全日本フィギュア競技日程・テレビ放送(予定)
男子シングル優勝・順位予想
1位宇野昌磨、2位織田信成、3位高橋大輔


「全日本フィギュアスケート選手権2018」が大阪・門真で開催されます。
女子シングルも男子シングルも出場枠が3人の「世界フィギュアスケート選手権2019」の代表最終選考会を兼ねています。
五輪連覇の羽生結弦は3年連続で欠場します。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

私は稀代のスケーターに何よりも選手生命を大切にしてほしい。

◆全日本フィギュア選手権2018男子シングル優勝・順位予想

男子シングルは優勝争いがなく、やる前から順位は決まりです。
シニア1年目で大ブレイクを果たした紀平梨花が出場しておおいに盛り上がる女子シングルと異なり、さみしい限りです。
私は男子シングルの4〜6位に入りそうな選手の名前を挙げられません。

時差のない国内試合なのでテレビのゴールデンタイムに実況放送があります。
申し訳ないですが、男子シングルは試合が終わってから気になる選手だけを動画で見ます。
宇野昌磨は羽生結弦が不在で気合いが入らないせいか、逆にプレッシャーがかかるせいか、全日本選手権で素晴らしい演技を行った印象が残っていません(記憶が曖昧)。

そうか、私は高橋大輔の出場を失念していました。
実況放送をかならず見ます。

◇1位 宇野昌磨
◇2位 織田信成
◇3位 高橋大輔

織田信成は10月にプロアマ混合ジャパンオープンでとんでもない得点を叩き出し、噂になっていました。

⇒2017年1月10日「織田信成は母乳が出ない」はこちら。

この高得点は、10月に近畿選手権で4年振りに現役に復帰した32歳の高橋大輔をおおいに慌てさせました。
実際には織田信成は出場しませんので「氷上のアーティスト」と「氷上のお殿さま」が激突する恐れはないでしょう。
したがって順位はこうなります。
高橋大輔が11月の西日本選手権よりも得点を伸ばすという前提です。
4回転ジャンプをプログラムに取り入れるかどうかは不明です。

◇1位 宇野昌磨
◇2位 高橋大輔
◇3位 友野一希

私は何を言いたいかといえば、羽生結弦と宇野昌磨に続いて世界の大舞台で戦える次世代が育っていません。
織田信成と高橋大輔が表彰台に上るようでは男子シングルの近い将来は暗い。

友野一希はGPシリーズ第2戦「スケートカナダ」で9位に沈んだ悔しさをGPシリーズ第5戦「ロシア杯」にぶつけて3位に輝きました。
GPシリーズで初の表彰台の中央に、友野一希が背中を追う羽生結弦がいました。
2018年世界選手権で5位に入賞し、日本代表の3枠確保に貢献しました。
友野一希にぜひとも高橋大輔を超えてほしい。

category:高橋大輔ブログはこちら。

◆全日本フィギュア選手権2018競技日程(予定)

◇12月21日(金) 16時25分〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 16時25分〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 17時4分〜21時11分 女子FS
◇12月24日(月) 17時4分〜21時11分 男子FS
◇12月25日(火) 開演17時〜終了20時 エキシビション

エキシビションは「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2018」として行われます。
予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。

◆全日本フィギュア選手権2018テレビ放送(予定)

フジテレビ系列で放送されます。

◇12月21日(金) 19時〜20時54分 女子SP
◇12月22日(土) 19時〜20時54分 男子SP
◇12月23日(日) 19時〜21時15分 女子FS
◇12月24日(月) 19時〜21時30分 男子FS
◇12月25日(火) 24時25分〜25時25分(録画) エキシビション

予定は変更になることがありますので、かならず確認してください。
放送時間の延長もありえるようです。

(2018年12月12日執筆)

◆書き加え(12月12日)

高橋大輔は、今シーズンに限定した現役復帰と語っていました。
若い選手の成長の機会を奪いたくないという思いからでしょう。
あるいは、やさしい人柄なので遠慮からでしょう。

私は自分のなかにやりたい気持ちがあるうちはやったほうがいいと考えます。
はっきり言って、十代後半の選手が大ベテランを超えられないようでは今後の活躍は見込めません。

フィギュアスケーターは選手寿命が短い。
が、採点ルールの改定もあり30代前半の選手でも現役を続けられる可能性が出てきました。
フィギュアスケートはもっと大人のスポーツになっていい。

今年の全日本選手権は高橋大輔の円熟した演技を堪能できることがとても楽しみです。
むろん選ばれたら躊躇せず、世界選手権に出場してほしい。

◆書き加え(12月14日)

ウェブで織田信成は現役復帰が可能という記事を見つけました。
例のジャパンオープンで記録した176.95点の滑りを取り上げたものです。
非公認記録ながら、羽生結弦が9月のオータムクラシックで出した165.91点を大きく上回りました。
どうやら4回転トウループも跳びました。

記者は現役時代より「いまのほうがより強く、よりうまくなっている」としています。
当時はいったい何をやっていたのだと思わないわけでありませんが、織田信成がコンディションを整えて全日本選手権に臨めば確実に表彰台に立てそうです。
ぜひ来シーズンにチャレンジしてほしい。

◆書き加え(12月14日)

アイスショー「クリスマス・オン・アイス2018」が行われ、トリノ五輪金メダリストの荒川静香、織田信成、村上佳菜子らが出演しました。
近年は高橋大輔が中心となっていましたが、今年は全日本選手権へ向けて追い込みに入っていてナレーション(音声)での出演に留まりました。

2010年バンクーバー五輪銅メダリスト、大一番に臨む高橋大輔に織田信成は「完璧な演技で大勢を魅了してほしい」、荒川静香は「自分が納得のいくスケートができることを願っている」、村上佳菜子は「やり切ったと思える演技をしてほしい」とエールを送りました。

◆書き加え(12月16日)

昨年は平昌五輪の代表最終選考会を兼ねていましたから、ファンはもとより国民の関心が高まりました。
しかし、「今年は・・・」と案じていたら、女子シングルは紀平梨花の大ブレイクで高視聴率が見込めます。
羽生結弦の欠場で大幅な低下が避けられなかった男子シングルも高橋大輔の出場で何とか補えそうです。
フジテレビは救世主の登場でほっとしていることでしょう。

◆書き加え(12月20日)

高橋大輔が公式練習を行い、4回転トウループを跳び、しかも決めています。
トリプルアクセル、3回転のコンビネーションジャンプなども決めています。
周囲が「先輩、まじっすか」といったかどうかは不明ですが、しっかりとコンディションを整えて表彰台を狙っています。
私は滅茶苦茶楽しみです・・・。

◆書き加え(12月20日)

SPの滑走順が決まり、おもな選手は次のとおりです。

◇宇野昌磨 18番
◇田中刑事 20番
◇高橋大輔 22番
◇友野一希 24番

1つ置きです。
男子シングルは有力選手そのものを思い浮かべられません。

◆書き加え(12月22日)

先ほどSPが終わりました。

1位 宇野昌磨(18番滑走)
   102.06点(56.81点 45.25点 0.00点)
2位 高橋大輔(22番滑走)
   88.52点(43.38点 45.14点 0.00点)
3位 島田高志郎(2番滑走)
   80.46点(44.22点 36.24点 0.00点)
4位 田中刑事(20番滑走)
   79.32点(41.13点 39.19点 1.00点)
7位 友野一希(24番滑走)
   73.09点(36.33点 37.76点 1.00点)
※点数はSP(TES、PCS、減点)です。

宇野昌磨は日本王者の実力どおりでした。
とてもいい出来でした。

4年振りに現役に復帰した高橋大輔が貫録を見せています。
私は宇野昌磨と高橋大輔のPCS(演技構成点)が並んでいることに衝撃を覚えます。
「お帰りなさい点」がちょっぴり加味されている気がしないでもありません。
ただし、魅了する力はさほど衰えていません。
大きな歓声と拍手に包まれており、うれしかったことでしょう。

私は島田高志郎を名前くらいしか知りません。
3本のジャンプをすべて決めました。
(この選手は2番滑走なので見ていません。)
TES(技術要素点)は2位の高橋大輔を上回りますが、演技構成点がきわめて低い。
先日の「ジュニアGPファイナル3位は自信になった」と語っています。
このまま表彰台に留まれるかどうか。

田中刑事は4回転ジャンプをほどんど決められません。
昨年は会心の演技を見せて2位になり、五輪代表に選ばれています。
3位の島田高志郎とは僅差ですが、表彰台に届くかどうか。
この選手はメンタルが弱いという印象があります。

友野一希は補欠繰り上げだったとはいえ、世界選手権の3枠確保に貢献しておきながら、何をやっているのでしょう。
「自分を裏切るような演技をしてしまった」とうなだれました。
FSで巻き返すほかにありませんが、4回転ジャンプを決められないので表彰台はかなり遠い。

中村優は 77.11点で5位、鍵山優真は 74.51点で6位です。

直前の6分間練習で負傷した宇野昌磨が気がかりです。
久し振りに破綻のない演技を見せてくれましたので、FSでもおおいに期待していますが、どうなりますやら・・・。

FSの滑走順抽選が行われ、SP1位の宇野昌磨が22番、2位の高橋大輔は23番、3位の島田高志郎が最終24番になりました。
「島田高志郎」という名前は高い志を持つ男子であってほしいとの願いが込められているのでしょうか。

◆書き加え(12月24日)

高橋大輔の全日本王者返り咲きは気の毒

宇野昌磨は前日の公式練習に姿を現していません。
関係者が「大事を取って休養する」と説明しています。
ホテルで安静にしていて病院に行っていないということですから棄権はないでしょう。
が、状態がかなり心配です。

羽生結弦が3年連続で全日本選手権を欠場しているとはいえ、3連覇を成し遂げれば立派です。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

宇野昌磨はぶっつけ本番でFSに臨むことになります。
ジャンプ構成の難度を落とし、大きなミスを避けることを第一にしてほしい。

絶対にありえないと思いますが、転倒などが相次いで2位になるようだと、32歳で日本王者に返り咲いてしまう高橋大輔が気の毒です。
そういう展開はいかんでしょう。

また、こちらもクリスマス・イヴにあまりにぶざまな演技を見せられると興ざめです。
女子選手は手に汗を握る熱戦を繰り広げてくれました。
男子選手も負けるなよ!

◆書き加え(12月24日)

宇野昌磨は全日本3連覇を諦めて棄権せよ

宇野昌磨が公式練習に2日ぶりに現れました。
始めはほとんどジャンプを跳ばず、リンクの周りをゆっくり滑りました。
右足の状態と氷の感触を確かめる程度でしょうか。

その後、アクセルのタイミングを幾度か確かめていますが、実際には跳んでいません。
FS「月光」の曲かけ練習ではジャンプもスピンも回避し、ステップに留めています。

なお、コーチと入念に話し合った後にトリプルアクセルを数本、4回転トウループを1本かろうじて降りたようです。

この記事から推察するとかなり悪そうで心配です。
右足に体重をかけられないか、体重をかけると重大な負傷を招くかいずれかでしょう。

北京五輪で金メダルを目指しているはずなので全日本選手権3連覇を諦めて、棄権したほうがいい。
自分自身が悔しいという気持ちとファンに申し訳ないという気持ちを置き、選手生命を守ることを第一にすべき。

選手が滑れない状態で滑るなどもってのほか。
メディアも関係者もファンも称えていけない。
コーチとスケート連盟は止めなくちゃダメだ。

◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

⇒2018年10月9日「高橋大輔、復帰戦ぼろぼろ演技にやばっ」はこちら。

⇒2018年10月7日「高橋大輔、緊張MAX、現役復帰初戦「近畿選手権」」はこちら。

⇒2018年7月3日「おじさんスケーター・高橋大輔、無謀な挑戦」はこちら。

⇒2018年7月2日「高橋大輔がワオ、32歳での現役復帰」はこちら。

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紀平梨花、全日本選手権2018で宮原知子へ恩返し

紀平梨花が一騎打ちを制し、日本女王へ
宮原知子の全日本選手権5連覇を阻止

フィギュアスケートの女子シングル。
シニア1年目にグランプリ(GP)シリーズ2連勝という日本男女を通じて初の快挙を成し遂げた紀平梨花は彗星のように現れたスター、ヒロインです。
GPファイナルで優勝を飾れば、シニアデビューシーズンの浅田真央と並びます。
それは平昌五輪金メダリスト、ロシアの同い年のアリーナ・ザギトワを破ることを意味します。
メディアとファンの関心はそこに集中しています。

が、私自身はそれ以上に、年末の全日本選手権2018の行方に注目しています。
紀平梨花がトリプルアクセルをそれなりに決められるなら、結果として宮原知子の5連覇を阻止することになります。
高難度ジャンプの得点力を土台とした技術点の高さは、宮原知子の表現力を含めた演技構成点でもカバーできません。
しかも、紀平梨花はスケーティングのスピードと流れ、動きの強さと切れが際立ち、すべての要素でかなりのGOE(出来栄え点)を稼げます。
さらに、発展途上の表現でもたいして劣っていません。

濱田美栄コーチの指導を受ける同門であり、16歳の紀平梨花が後輩、20歳の宮原知子が先輩という間柄です。
紀平梨花の目を見張るブレークには宮原知子から学んだものも大きかったと思います。
とくに競技に打ち込む姿勢、練習に取り組む姿勢は最高の手本になったはずです。

全日本選手権は国内における最高の大会です。
選手は皆、オリンピック(五輪)や世界選手権で活躍することを目指しています。
が、この国内大会で表彰台に立たなければ、そうした大舞台への道が開けません。
なかでも1位はマスコミ報道で日本女王、日本女子エースと呼ばれ、選手が手にする名誉もきわめて大きい。

4年にわたり宮原知子が全日本選手権で抜群の安定感を発揮し、トップに君臨しています。
そこはもはや指定席です。
けがに苦しんだ昨シーズンでさえも、かろうじて勝ったという印象が残っていません。
ところが、羽生結弦と宇野昌磨を脅かす選手が現れない男子シングルと対照的に、女子シングルは大激戦になりました。
宮原知子の背中を1〜2歳下の選手、3〜4歳下の選手が追いかけており、並びかけています。

むろん本人はそうした状況を理解しています。
今シーズンはけがが回復し、ハードなトレーニングと練習を積めるようになりました。
来シーズンはトリプルアクセルなど高得点を望めるジャンプを組み込むでしょう。
プログラムの基礎点を引き上げないと紀平梨花を上回れません。
世界へ目を移すと、4回転ジャンプを跳びそうなロシアの次世代が控えています。

宮原知子は北京五輪で金メダルを獲得する夢を捨てていません。
少なくとも平昌五輪で叶えられなかった表彰台に立つ希望を捨てていません。

実は、私は今年の全日本選手権で紀平梨花が1位になると思っています。
(16歳の紀平梨花は成長期に直面しており、来シーズン以降は不透明です。)
来年の全日本選手権で得点力を増した宮原知子が1位を奪い返すことが日本女子の成長と進化にとっても理想なのではないでしょうか。

私は紀平梨花も案外、GPファイナルよりも全日本選手権のほうが気になっていると思います。
文字どおりの「同門対決」です。
この二人に割って入るとしたら坂本花織ですが、実力では差がありますので「一騎打ち」の様相を呈します。
しかし、遠慮は無用、最高のパフォーマンスを見せてください。
それが、これまで自分を引っ張ってくれた宮原知子に対する恩返しです。

私は全日本選手権が待ち遠しい。

(2018年11月28日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月1日「紀平梨花に北京五輪金メダル獲得の可能性はあるのか」はこちら。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を「筋肉」で感じ取り再現する才能」はこちら。

⇒2018年11月26日「紀平梨花は頭もいい、超新星は超クール、GP連勝は当然」はこちら。

⇒2018年11月24日「紀平梨花は顔もいい、ロシア勢も止められない強さ」はこちら。

⇒2018年11月22日「紀平梨花、トリプルアクセル成功でGPファイナル確定」はこちら。

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シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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