私は先だって、六本木に3日間滞在した。
実を言うと、あまり好きでない。

日本がバブル景気を迎えようとしていた1880年代後半、「アークヒルズ」がオープンした。
民間が手がけた、日本初の大規模再開発事業だった。
森ビルによる「ヒルズ」の原点といえよう。

私はバブル期に都市銀行の極秘プロジェクトで連夜のようにアークヒルズに詰めた。
が、高速道路などで分断された街並みに魅力をまったく感じなかった。
昼間に疲れ切り、そのうえで夜間に駆り出されたことも一因かもしれない。
地獄のタスクで、心の余裕を持てなかった。

その六本木がいつしかもっとも刺激的なエリアになった。
森ビルの企業努力が主因か。
少なくとも街づくりを牽引した。
六本木は人種のるつぼであり、ビジネスでもエンターテイメントでも最先端を行く。
また、成功者が非常に多く暮らしている。

私自身も仕事で界隈に宿泊する機会が急に増えた。
いまでは東京駅の界隈に次いで多い。

都心が西南方向へ移動し、六本木は東京のど真ん中というイメージが定着した(おそらく)。
深夜の治安は決してよくないが、住んでも最高のエリアになりつつある。

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