きのうのブログ「巨人1位指名予想…ドラフト会議」に続いて・・・。

⇒2013年10月23日「巨人1位指名予想…ドラフト会議」はこちら。

今夕、「プロ野球ドラフト会議2013」が行われる。

そのドラフトに情報戦はつきものだ。
1位指名候補が12人揃わないとされる今年は、神経戦の様相を呈している。
ほとんどの球団が手の内を明かそうとしない。
絞り込みの難しさも関係している。

迷いがまったくない球団は、桐光学園の松井裕樹(まつい・ゆうき)を指名する横浜DeNAベイスターズだけである。
あの(?)北海道日本ハムファイターズでさえ、明確な意思を示さない。

⇒2013年10月22日「横浜1位指名予想…ドラフト会議」はこちら。

なかでも読売ジャイアンツ(巨人軍)はのらりくらり、スポーツマスコミに予想を絞らせない。

阪神タイガースは、投手の即戦力を優先せざるをえないチーム事情を抱えている。
大阪桐蔭でバッテリーを組んだ藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)とセットで売り出したい森友哉(もり・ともや)の1位指名を見送る公算がある。

めったに出ない捕手のスラッガーはせいぜい2球団の競合にしかならない。
森友哉の単独指名は絶対にないとは言い切れない。
どの球団が射止めるか、とても興味深い。

                       ◇

時事通信によれば、巨人が22日のスカウト会議で1位指名候補を4人に絞った。
松井裕樹のほかは即戦力の投手らしい。

残りの3人は、JR東日本の吉田一将(よしだ・かずまさ)、東京ガスの石川歩(いしかわ・あゆむ)、九州共立大の大瀬良大地(おおせら・だいち)。
それとも国学院大の杉浦稔大(すぎうら・としひろ)が入るか。

山下哲治スカウト部長は、他球団の動向を睨みながら当日に最終決定を行うと語った。

別の情報では、日本生命の小林誠司(こばやし・せいじ)が巨人を逆指名している。
守備が固くても打撃が弱いとかで、阿部慎之助を見慣れたファンは物足りなく感じるだろう。

別の情報では、巨人は花咲徳栄の若月健矢(わかつき・けんや)を3位指名候補としている。
強肩強打の捕手。
逆ウェーバーなので、限りなく2位指名に近い。

また、常総学院の内田靖人(うちだ・やすひと)も3位指名候補としている
強打の捕手、3塁手。
体がでかい。

きのうのブログで述べたとおり、巨人はくじを引かないと思う。
ますます森友哉の1位指名はない。

私の結論として、上位指名に投手は不要。
来シーズンは主力が盛り返し、なおかつ有望な若手が2〜3名控える。

巨人は、1位指名を内田靖人、2位指名を小林誠司、3位指名を若月健矢とする。
この順序なら、おそらく全員を獲得できる。
オール捕手になるが、それでいい。
1年目からベンチ入りする選手が現れたら、ゲームの成り行き次第で出場機会をどんどん与える。
目をつぶって経験を積ませないと、捕手は育たない。
そのときは阿部慎之助がファースト、ホセ・ロペスがセカンドを守る。

内田靖人は適性を見極め、野手(ここでは狭義)にコンバートも・・・。

内田靖人を見送るとすれば、石川歩だろう。
それでも、おそらく全員を獲得できる。

◆書き加え1(10月23日)

石川歩は魚津市出身、滑川高校卒業。
私は魚津高校に通った。
妹はかつての両親の実家、滑川市常光寺(天望町)に暮らしている。

マスコミ報道では、石川歩は本命である。
が、巨人が指名に踏み切らなかったとしても、1順目で消える。

最後に・・・。
現実的な予想は、「1位指名が石川歩、2位指名が小林誠司、3位指名が若月健矢」である。

◆書き加え2(10月24日)

とくに1位指名を受ける選手の評価は、ほとんどが入団前の実績(数字)による。
スカウトとしての腕の見せどころは、不作と呼ばれる年とか、2位以下の指名だろう。

選手が入団後に結果を出すには、優れた素質だけでは難しい。
本人の頭と心、なかでもメンタリティの強さがプロでの成長と活躍を大きく左右する。
スカウトはこちらをもっと重んじてほしい。

私は、森友哉はプロ向きだと思う。
頭も心も一級である。
が、ドラフト直前情報では、なぜか1位指名に踏み切る球団がない。
逸材の一本釣りもありうる。
そう判断すれば、巨人が動くか。

また、巨人は松井裕樹を指名するという予想もあった。
それは遠慮してほしい。
横浜が巨人といい勝負をできれば、セ・リーグのペナントレースはかなり盛りあがった。
松井裕樹は地元の横浜に収まるのが望ましい。
1年目から出場のチャンスがもっとも大きいチームだ。

◆書き加え3(10月24日)

松井裕樹にご執心だった千葉ロッテマリーンズが石川歩を指名するらしい。
埼玉西武ライオンズが森友哉を指名するらしい。

さて、どうする?

巨人は、外れ1位の選手が決まっていて、しかも獲得が固いなら(例えば、小林誠司)、何球団の競合になろうが、もっともほしい選手を指名する。
大瀬良大地か松井裕樹になるのでないか。

私は、森友哉は1年目から正捕手の器だと思う。
そうしてやらないと、彼を伸ばせないし、彼を生かせない。
阿部慎之助をファーストにコンバートする気がないなら、巨人は指名すべきでない。

すべての球団について言えるが、ドラフトは話題の選手、注目の選手を獲ればいいというものでない。
個々の選手をより伸ばし、より生かせる指名を心がけてほしい。

◆書き加え4(10月25日)

巨人は、東京ガスの石川歩をロッテとの競合で逃した。

1位は、日本生命の小林誠司、捕手。
2位は、高知の和田恋(わだ・れん)、三塁手、遊撃手。
3位は、広島新庄の田口麗斗(たぐち・かずと)、投手。
4位は、日大山形の奥村展征(おくむら・のぶゆき)、遊撃手。
5位は、北山の平良拳太郎(たいら・けんたろう)、投手。

巨人は、もともと即戦力投手は不要だった。
私は、王者らしい、なかなかの指名だと思う。

なお、横浜が松井裕樹の当たりくじを引けなかったのは気の毒だった。
中畑清監督が横浜カレーを食べていればと悔やまれる。

                      ◇◆◇

読売ジャイアンツ(巨人軍)に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年10月23日「巨人1位指名予想…ドラフト会議」はこちら。

⇒2013年5月7日「長嶋茂雄「よろしくお願いします」…国民栄誉賞」はこちら。

⇒2013年2月11日「大人の菅野智之、子どもの澤村拓一でいいのか」はこちら。

⇒2013年2月3日「プロ野球12球団キャンプ地巡り…人気は大谷翔平」はこちら。

⇒2013年1月31日「小笠原道大という生き方」はこちら。

⇒2013年1月6日「松井秀喜は巨人監督へ…長嶋茂雄との絆」はこちら。

⇒2012年11月6日「澤村拓一MVP、やせがえる久保田千寿」はこちら。

⇒2012年10月26日「菅野智之、晴れて読売巨人軍入団…ドラフト単独指名」はこちら。

⇒2011年12月4日「沢村拓一、山口鉄也・松本哲也・長野久義に続く新人王」はこちら。

⇒2011年11月21日「菅野智之、入団拒否…勇気ある決断を擁護する」はこちら。

⇒2011年11月5日「横浜DeNAベイスターズ、原辰徳監督就任、菅野智之1位指名なら人気回復!」はこちら。

⇒2011年10月30日「巨人1位指名は長身左腕・松本竜也投手…香川・英明高校」はこちら。

⇒2011年10月29日「菅野智之…巨人油断、ドラフト一本釣り詰め甘く大失態」はこちら。

⇒2011年10月27日「菅野智之、巨人を逆指名…長野久義、澤村拓一に続け!」はこちら。

⇒2011年10月23日「菅野智之は横浜と巨人が指名…ドラフト会議12球団1位予想」はこちら。

⇒2011年10月19日「澤村拓一、森麻季と結婚、エースナンバー18番を背負う」はこちら。

⇒2011年10月17日「澤村拓一、ぶっちぎりセ・リーグ新人王…巨人4年連続選出」はこちら。

⇒2011年6月24日「投手は天国、打者は地獄、巨人は本塁打が半減」はこちら。

⇒2011年6月18日「AKB48の隆盛、浅田真央の奇跡、読売巨人軍の凋落」はこちら。

⇒2011年6月15日「巨人、ホームラン・得点激減…飛ばないボールの影響?」はこちら。

⇒2011年6月13日「原辰徳監督がサイン攻め…巨人軍はスター不在」はこちら。

⇒2011年6月7日「澤村拓一の面構えとオーラ…真っ向勝負の魅力!」はこちら。

⇒2011年4月21日「澤村拓一、巨人黄金伝説の扉を開ける」はこちら。

⇒2011年2月12日「沢村拓一は伝説の投手になれ…城之内邦雄」はこちら。

⇒2011年2月11日「沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督」はこちら。

⇒2011年2月7日「沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ」はこちら。

⇒2011年2月4日「沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?」はこちら。

⇒2011年2月3日「勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也」はこちら。

⇒2010年11月14日「東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大」はこちら。

⇒2010年11月12日「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」はこちら。

⇒2010年11月6日「公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決」はこちら。

⇒2010年10月1日「木村拓也・大道典嘉・谷佳知…アスリート感動劇場」はこちら。

⇒2010年4月24日「木村拓也追悼試合…東京ドーム広島戦」はこちら。

⇒2010年4月13日「原巨人V4(4連覇)、おめでとう!」はこちら。

⇒2010年4月11日「巨人包囲網完成…セ・リーグ順位予想」はこちら。

⇒2010年4月8日「追悼…木村拓也という生き様」はこちら。

⇒2009年11月28日「木村拓也と木村拓哉の名言に感動」はこちら。

⇒2009年10月13日「野村楽天、原巨人とシリーズで激突!」はこちら。

⇒2009年9月25日「ONの時代…両雄並び立つ奇跡!」はこちら。

⇒2009年9月23日「原巨人独走胴上げV3、黄金期へ」はこちら。

⇒2009年5月3日「巨人戦のボックスシートを捨てる」はこちら。

⇒2009年4月12日「巨人を走らせるな!」はこちら。

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