精密小型モーターの分野で勝ちっ放しの日本電産。
世界トップシェアを誇る。
創業社長の永守重信(ながもり・しげのぶ)は闘争心の塊であり、「一番以外はビリや」の過激な発言で知られる。
また、社訓の「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」はつとに有名である。
(同社では「社訓」と呼んでいない。私はクレドの性格が強いと思う)。
バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第4日、日本の得意競技、スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎(ながしま・けいいちろう)が銀メダル、加藤条治(かとう・じょうじ)が銅メダルを獲得した。
二人は日本電産サンキョーの所属。
永守重信は、同社会長。
その日本電産サンキョーが二人に報奨金を贈る。
長島圭一郎に1千万円、加藤条治に6百万円。
しかも、同社と永守重信会長が折半で出す。
自腹、ポケットマネーだ。
日本経済新聞によれば、「ハードな練習に耐えた結果で、高く評価したい。次のソチ五輪にはより多くの選手を送り、多数のメダル獲得を目指したい」と語った。
これまで永守重信は口にした事柄をやり抜いてきた。
2014年ソチ五輪のスピードスケートのリンクには、日本電産旋風が吹き荒れるかもしれない。
二人のメダリストはレース後のインタビューで、ライバルへの競争心と合わせて感謝を口にした。
切磋琢磨により互いにメダルを手にした。
長島圭一郎はきょう1000メートルに挑む。
また、スピードスケート女子500メートルで日本勢唯一の入賞(5位)を果たした吉井小百合(よしい・さゆり)も日本電産サンキョーの所属。
五輪では自身初の入賞であり、1000メートルと1500メートルに臨む。
二人にメダルの期待がかかる。
実は、4大会連続出場し、金・銀・銅メダルを獲得した清水宏保(しみず・ひろやす)も同社(旧三協精機製作所)に所属していたことがある。
スピードスケート界の名門中の名門。
ところで、永守重信はM&Aによる企業再建の名手でもある。
優れた技術を持ちながら業績悪化、経営危機に陥った企業を買収し、たちどころに建て直してしまう。
しかも、人員削減や工場閉鎖に手をつけない。
口癖は、「人は、能力差はわずかだが、意識差は凄まじい」。
精神面の強化・改革を何よりも重視する。
なお、最高益を更新した買収企業は、「日本電産****」と名乗る。
三協精機製作所もそうだったのか?
日本電産グループの社員は意欲や士気(モラール)が高く、ハードワークを苦にしない。
仕事の密度も濃いので、会社は勝ち組になる。
自信を失いがちな日本が復活を遂げるうえで、同社から学ぶべきことは少なくない。
日本電産サンキョーの二人のメダル獲得は、日本選手の今後の戦いに火をつけた。
がんばれ! ニッポン!
◇
バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
永守重信の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
日本電産の社員の強さ、日本電産サンキョーの選手の強さの理由が分かるのでないか…。
⇒和田創講演TV賢人編「永守重信」はこちら。
⇒和田創講演TV賢人編「永守重信2」はこちら。
⇒和田創講演TV賢人編「永守重信3」はこちら。
清水宏保の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
スピードスケート史上で日本初の金メダルの栄冠に輝いた理由が分かるのでないか…。
⇒和田創講演TV賢人編「清水宏保」はこちら。
⇒和田創講演TV賢人編「清水宏保2」はこちら。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
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世界トップシェアを誇る。
創業社長の永守重信(ながもり・しげのぶ)は闘争心の塊であり、「一番以外はビリや」の過激な発言で知られる。
また、社訓の「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」はつとに有名である。
(同社では「社訓」と呼んでいない。私はクレドの性格が強いと思う)。
バンクーバー冬季五輪(オリンピック)第4日、日本の得意競技、スピードスケート男子500メートルで、長島圭一郎(ながしま・けいいちろう)が銀メダル、加藤条治(かとう・じょうじ)が銅メダルを獲得した。
二人は日本電産サンキョーの所属。
永守重信は、同社会長。
その日本電産サンキョーが二人に報奨金を贈る。
長島圭一郎に1千万円、加藤条治に6百万円。
しかも、同社と永守重信会長が折半で出す。
自腹、ポケットマネーだ。
日本経済新聞によれば、「ハードな練習に耐えた結果で、高く評価したい。次のソチ五輪にはより多くの選手を送り、多数のメダル獲得を目指したい」と語った。
これまで永守重信は口にした事柄をやり抜いてきた。
2014年ソチ五輪のスピードスケートのリンクには、日本電産旋風が吹き荒れるかもしれない。
二人のメダリストはレース後のインタビューで、ライバルへの競争心と合わせて感謝を口にした。
切磋琢磨により互いにメダルを手にした。
長島圭一郎はきょう1000メートルに挑む。
また、スピードスケート女子500メートルで日本勢唯一の入賞(5位)を果たした吉井小百合(よしい・さゆり)も日本電産サンキョーの所属。
五輪では自身初の入賞であり、1000メートルと1500メートルに臨む。
二人にメダルの期待がかかる。
実は、4大会連続出場し、金・銀・銅メダルを獲得した清水宏保(しみず・ひろやす)も同社(旧三協精機製作所)に所属していたことがある。
スピードスケート界の名門中の名門。
ところで、永守重信はM&Aによる企業再建の名手でもある。
優れた技術を持ちながら業績悪化、経営危機に陥った企業を買収し、たちどころに建て直してしまう。
しかも、人員削減や工場閉鎖に手をつけない。
口癖は、「人は、能力差はわずかだが、意識差は凄まじい」。
精神面の強化・改革を何よりも重視する。
なお、最高益を更新した買収企業は、「日本電産****」と名乗る。
三協精機製作所もそうだったのか?
日本電産グループの社員は意欲や士気(モラール)が高く、ハードワークを苦にしない。
仕事の密度も濃いので、会社は勝ち組になる。
自信を失いがちな日本が復活を遂げるうえで、同社から学ぶべきことは少なくない。
日本電産サンキョーの二人のメダル獲得は、日本選手の今後の戦いに火をつけた。
がんばれ! ニッポン!
◇
バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。
⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
永守重信の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
日本電産の社員の強さ、日本電産サンキョーの選手の強さの理由が分かるのでないか…。
⇒和田創講演TV賢人編「永守重信」はこちら。
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清水宏保の言葉と生き様を紹介したユーチューブの動画は以下のとおり(各3分前後)。
スピードスケート史上で日本初の金メダルの栄冠に輝いた理由が分かるのでないか…。
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