先日、営業教育・営業人材紹介のジェイックで「提案営業セミナー」を緊急開催した。
会場は神宮の日本青年館。
半年前に同社のセミナールームで行ったばかりなので、受講者が集まるかどうか気がかりだった。
しかし、私の心配をよそに、大盛況となった。満席。
社長や取締役などの経営トップもかなり含まれる。
セミナーは、営業方法の転換により収益の向上を目指す内容である。
多くの営業関係者がこれまでの考え方ややり方の延長ではやっていけないとの危機感を持っていたようだ。
「百万人の営業講座」はこちら。
心より感謝したい。
この不況の厳しさをだれよりも肌で感じているのは営業パーソン、そして自ら営業として駆けずり回る中小企業の経営者。
商談の現場は冷凍庫並みに冷え切っている。泣きたい気持ちだろう。
商品の販売も仕事の受注も2〜3割減は珍しくない。
現時点に限れば、バブル後のどん底期よりはるかに深刻である。
もしもこの状態が長引くようだと、例えば製造業では派遣社員や期間従業員との契約を打ち切るだけで済まない。
社員の大胆な削減に踏み切らなければ経営が成り立たない、会社が回らないところが続出する。
いまや営業力が社員の雇用さえ左右しかねない。
トップを含めて責任は重大だ。
厳しい言い方になるが、不況に売ってこそ営業の価値がある。
どうか注文は創出するものという気迫と姿勢で仕事に取り組んでいただきたい。
◇
さて、当日のセミナーでは終了時に多くの受講者から感想や評価が寄せられた。
実は、私が時間をオーバーしてしまったため、大半の方はアンケートを記入するゆとりがなかったと思う。
ありがたいことである。
その一部を紹介したい。
1人目。
男性、製造業、技術部課長。
「客先の気持ちを優先して営業を行うことの大切さがよく分かった。提案営業の意味が理解できた」。
一番印象に残った言葉は「創意と工夫をベースに、ライバルに勝つ」。
2人目。
50代・男性、工事業、マネジャー。
「お客さまの要望やニーズに応えることが重要だと考えていました。これからは、さらに一歩、二歩、三歩と踏み込まなければならないと思いました」。
一番印象に残った言葉は「提案書は顧客の言葉でつくる」。
3人目。
40代・男性、印刷業。
「いままでの考え方とまったく違ったので、実践で生かしてみます」。
一番印象に残った言葉は「商品を売るな」。
4人目。
40代・男性、建設業。
「大変参考になりました。自分の仕事に置き換えて、即実行したいと思いました」。
一番印象に残った言葉は「ソリューションは“ノー”から始まる」。
5人目。
40代・男性、印刷業、営業。
「大変勉強になりました」。
一番印象に残った言葉は「営業は商品を売ってはならない」。
6人目。
30代・女性、製造・販売業。
「1日だけでは難しいかもしれませんが、提案営業のエッセンスは理解できたと思います。同じ営業とも話し合ってみたいです」。
一番印象に残った言葉は「商品を売るな!」。
7人目。
20代・男性、印刷・ウェブ業、営業。
「自分はまだ営業2年目のため、理解しきれない部分もありました。できれば、このセミナーを上司にも受けてほしいと思いました」。
一番印象に残った言葉は「買ってくださいと言ってはいけない」。
8人目。
30代・男性、製造業、リーダー。
「ポイントをしっかりと繰り返し伝えていただき、ありがとうございました。
きょう学んだばかりの提案営業を実践に生かしていきたいと思います」。
一番印象に残った言葉は「変わる」。
9人目。
30代・男性、製造業、営業主任。
「大変参考になりました。あすから営業の具体行動に落とし込めるよう、自分のものにしたい。時間がかかるかもしれないが、場面によりこれまでのセオリーの逆をやることから始めてみます」。
一番印象に残った言葉は「引き合い対応(見積もり作業)を何年も積み重ねても、自分を助ける能力にはならない」。
10人目。
30代・男性、営業。
「営業の難しさ」。
一番印象に残った言葉は「提案営業」。
11人目。
20代・男性、製造業、本社営業所主任。
「大変参考になりました。社内では一番下ですが、きょうのセミナーをよく理解し、会社全体を変えていけるようにしたいと思います」。
一番印象に残った言葉は「営業をやめる」。
続きは、あすのブログで…。
熱心な受講に対し、心よりお礼申しあげる。
また、遠方から大勢が駆けつけてくださった。
とくに目立ったのは新潟県、富山県、長野県。
私は、何だか我が家に戻ったような感慨に浸った(よく言うよ〜)。
私が生まれ育った新潟県。直江津小学校の卒業。NHKの桜井洋子さんは同級生。
伊那中学校に在籍した長野県。
魚津高校を卒業した富山県。滑川・天望町に妹夫婦が暮らす。
皆さん、ありがとうございました。
もう一つ、受講者の6割以上が製造業。
さらに、2割以上が印刷関連業。
ぎりぎりの苦境に立たされているのだ。
私は何かを教えたわけでない(頭が悪いので、人に教えるのはまったくムリ)。
「勝ち残れる営業活動はいかにあるべきか」という真剣な問いかけのみ。
このセミナーで営業テコ入れのヒントをつかんでいただけたら幸いである。
健闘を祈る。
◇
ところで、きのうからMBAの特別授業を公開している。
SBI大学院大学で収録した講義映像。
テーマは、未曽有の大不況を乗り切る営業活動のあり方について。極度の販売不振、受注低下をどう克服するか。
平均10分程度の7講話を順次アップしていく。
どうか経営トップは営業の建て直しに役立てていただきたい。
コンテンツのベースは、私がSBI大学院大学で講師を務める「実践営業論」の全15時限の授業である。
この導入編や一部分、発展編という位置づけ。
***************************
MBA特別授業
「営業変革講演」第1弾(昨日公開)
◆目をおおう営業活動の実態
〜「顧客第一」など大ウソである
***************************
MBA特別授業
「営業変革講演」第2弾(明後日公開)
◆営業に“勝ち癖”をつける
〜「変わったね」と、顧客から言われること!
***************************
いずれもおもに社長や取締役、営業幹部向けの内容。
なお、このブログで大好評を博した「百万人の営業講座」も収録する予定。
文章で読むより深い気づきが得られるかもしれない。
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会場は神宮の日本青年館。
半年前に同社のセミナールームで行ったばかりなので、受講者が集まるかどうか気がかりだった。
しかし、私の心配をよそに、大盛況となった。満席。
社長や取締役などの経営トップもかなり含まれる。
セミナーは、営業方法の転換により収益の向上を目指す内容である。
多くの営業関係者がこれまでの考え方ややり方の延長ではやっていけないとの危機感を持っていたようだ。
「百万人の営業講座」はこちら。
心より感謝したい。
この不況の厳しさをだれよりも肌で感じているのは営業パーソン、そして自ら営業として駆けずり回る中小企業の経営者。
商談の現場は冷凍庫並みに冷え切っている。泣きたい気持ちだろう。
商品の販売も仕事の受注も2〜3割減は珍しくない。
現時点に限れば、バブル後のどん底期よりはるかに深刻である。
もしもこの状態が長引くようだと、例えば製造業では派遣社員や期間従業員との契約を打ち切るだけで済まない。
社員の大胆な削減に踏み切らなければ経営が成り立たない、会社が回らないところが続出する。
いまや営業力が社員の雇用さえ左右しかねない。
トップを含めて責任は重大だ。
厳しい言い方になるが、不況に売ってこそ営業の価値がある。
どうか注文は創出するものという気迫と姿勢で仕事に取り組んでいただきたい。
◇
さて、当日のセミナーでは終了時に多くの受講者から感想や評価が寄せられた。
実は、私が時間をオーバーしてしまったため、大半の方はアンケートを記入するゆとりがなかったと思う。
ありがたいことである。
その一部を紹介したい。
1人目。
男性、製造業、技術部課長。
「客先の気持ちを優先して営業を行うことの大切さがよく分かった。提案営業の意味が理解できた」。
一番印象に残った言葉は「創意と工夫をベースに、ライバルに勝つ」。
2人目。
50代・男性、工事業、マネジャー。
「お客さまの要望やニーズに応えることが重要だと考えていました。これからは、さらに一歩、二歩、三歩と踏み込まなければならないと思いました」。
一番印象に残った言葉は「提案書は顧客の言葉でつくる」。
3人目。
40代・男性、印刷業。
「いままでの考え方とまったく違ったので、実践で生かしてみます」。
一番印象に残った言葉は「商品を売るな」。
4人目。
40代・男性、建設業。
「大変参考になりました。自分の仕事に置き換えて、即実行したいと思いました」。
一番印象に残った言葉は「ソリューションは“ノー”から始まる」。
5人目。
40代・男性、印刷業、営業。
「大変勉強になりました」。
一番印象に残った言葉は「営業は商品を売ってはならない」。
6人目。
30代・女性、製造・販売業。
「1日だけでは難しいかもしれませんが、提案営業のエッセンスは理解できたと思います。同じ営業とも話し合ってみたいです」。
一番印象に残った言葉は「商品を売るな!」。
7人目。
20代・男性、印刷・ウェブ業、営業。
「自分はまだ営業2年目のため、理解しきれない部分もありました。できれば、このセミナーを上司にも受けてほしいと思いました」。
一番印象に残った言葉は「買ってくださいと言ってはいけない」。
8人目。
30代・男性、製造業、リーダー。
「ポイントをしっかりと繰り返し伝えていただき、ありがとうございました。
きょう学んだばかりの提案営業を実践に生かしていきたいと思います」。
一番印象に残った言葉は「変わる」。
9人目。
30代・男性、製造業、営業主任。
「大変参考になりました。あすから営業の具体行動に落とし込めるよう、自分のものにしたい。時間がかかるかもしれないが、場面によりこれまでのセオリーの逆をやることから始めてみます」。
一番印象に残った言葉は「引き合い対応(見積もり作業)を何年も積み重ねても、自分を助ける能力にはならない」。
10人目。
30代・男性、営業。
「営業の難しさ」。
一番印象に残った言葉は「提案営業」。
11人目。
20代・男性、製造業、本社営業所主任。
「大変参考になりました。社内では一番下ですが、きょうのセミナーをよく理解し、会社全体を変えていけるようにしたいと思います」。
一番印象に残った言葉は「営業をやめる」。
続きは、あすのブログで…。
熱心な受講に対し、心よりお礼申しあげる。
また、遠方から大勢が駆けつけてくださった。
とくに目立ったのは新潟県、富山県、長野県。
私は、何だか我が家に戻ったような感慨に浸った(よく言うよ〜)。
私が生まれ育った新潟県。直江津小学校の卒業。NHKの桜井洋子さんは同級生。
伊那中学校に在籍した長野県。
魚津高校を卒業した富山県。滑川・天望町に妹夫婦が暮らす。
皆さん、ありがとうございました。
もう一つ、受講者の6割以上が製造業。
さらに、2割以上が印刷関連業。
ぎりぎりの苦境に立たされているのだ。
私は何かを教えたわけでない(頭が悪いので、人に教えるのはまったくムリ)。
「勝ち残れる営業活動はいかにあるべきか」という真剣な問いかけのみ。
このセミナーで営業テコ入れのヒントをつかんでいただけたら幸いである。
健闘を祈る。
◇
ところで、きのうからMBAの特別授業を公開している。
SBI大学院大学で収録した講義映像。
テーマは、未曽有の大不況を乗り切る営業活動のあり方について。極度の販売不振、受注低下をどう克服するか。
平均10分程度の7講話を順次アップしていく。
どうか経営トップは営業の建て直しに役立てていただきたい。
コンテンツのベースは、私がSBI大学院大学で講師を務める「実践営業論」の全15時限の授業である。
この導入編や一部分、発展編という位置づけ。
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MBA特別授業
「営業変革講演」第1弾(昨日公開)
◆目をおおう営業活動の実態
〜「顧客第一」など大ウソである
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MBA特別授業
「営業変革講演」第2弾(明後日公開)
◆営業に“勝ち癖”をつける
〜「変わったね」と、顧客から言われること!
***************************
いずれもおもに社長や取締役、営業幹部向けの内容。
なお、このブログで大好評を博した「百万人の営業講座」も収録する予定。
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