…きのうのブログの続き。
どこも苦境に陥るなか、とくに深刻なのが地方の中小企業。
長らく地域社会でのつながりをベースに事業を行い、域外へ踏み出した経験を持たないところも少なくない。
よく言えば「地域密着」だが、実態は「井の中の蛙」「内弁慶」。
へばり付く市場が縮小の一途とあっては消え去るのみ。
狩りに行こうにも、その勇気とノウハウが備わっていない。
地場企業の再生を託された商工会が懸命に指導に当たってきた。
しかし、残念ながら「改善」の取り組みが中心。
気づくと、大きく取り残されていた。
際立った変化が伝わってこない、見えてこない。
彼らが重んじる「改革」は、改善と「革新」の中間に位置する概念であり、あいまい。
地元に引き起こすべきは後者。
革新、いや「革命」と呼びたい。
では、なぜ改革が改善に後退してしまうのか?
地場企業の社長と商工会の職員の双方に危機感が薄かった。自信がなかった。まして覚悟がなかった。
改善より改革は、改革より革新ははるかにリスキー。
商工会は指導の責任を問われたくなかったのかもしれない。
改善なら失敗しても高が知れている。お茶を濁せる。
時代は変わった。
守ろうとしても守れない。
守ろうとしたらつぶれる。
改善は、現状を拠りどころとしている。
成功体験への追憶や未練が根っこに横たわっている。
社長は改善の限界に気づかなければならない。
結局、改善は現状の延命を主眼とする。
これまでの延長線でやっていけないと感じたとき、改善は根拠と意味を一気に失う。
私は思う。
地場企業の再生には、商工会が変わってみせることが先決。
非常事態なのだから、役割意識でなく使命感を持って当然である。
大半の社長は途方に暮れ、無力感に捉われている。
職員は崖っぷちの地場企業を救うとの決意で、革新の実現を全力で促す。
そのためには苦悩を共有し、経営者になったつもりで取り組まなくてはなるまい。
他人事の指導が役立てることなどないに等しい。
とりわけ域外で通用する売りものと売り方の確立を支援してほしい。
◇
ところで、11月11日(火)の午後6時50分より交通の要所、地下鉄神保町駅至近のジェイックにてNPO法人営業実践大学の公開講座を行う。
今回は「第150回 記念大会」として実施する。
1並びで縁起がいい。
私は社長スクールで講演を行う。
演題は、「閉塞感を打ち破れ! トップの企画力」。
世界的な金融危機の影響により、多くの企業が厳しい経営を強いられている。
今年に入り、破綻件数も急増している。
社長と幹部は会社と社員を守り抜かなければならない。
業績下落、先行き不透明の環境下において、トップが行うべき「企画」とは何か、私が縦横に語る。
再生のヒントが得られよう。
悩める社長にお奨め。
どうか皆さまお誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。
会員資格をお持ちでない方もOKの夜間セミナーです。
Copyright ©2008 by Sou Wada
←応援、よろしく!
どこも苦境に陥るなか、とくに深刻なのが地方の中小企業。
長らく地域社会でのつながりをベースに事業を行い、域外へ踏み出した経験を持たないところも少なくない。
よく言えば「地域密着」だが、実態は「井の中の蛙」「内弁慶」。
へばり付く市場が縮小の一途とあっては消え去るのみ。
狩りに行こうにも、その勇気とノウハウが備わっていない。
地場企業の再生を託された商工会が懸命に指導に当たってきた。
しかし、残念ながら「改善」の取り組みが中心。
気づくと、大きく取り残されていた。
際立った変化が伝わってこない、見えてこない。
彼らが重んじる「改革」は、改善と「革新」の中間に位置する概念であり、あいまい。
地元に引き起こすべきは後者。
革新、いや「革命」と呼びたい。
では、なぜ改革が改善に後退してしまうのか?
地場企業の社長と商工会の職員の双方に危機感が薄かった。自信がなかった。まして覚悟がなかった。
改善より改革は、改革より革新ははるかにリスキー。
商工会は指導の責任を問われたくなかったのかもしれない。
改善なら失敗しても高が知れている。お茶を濁せる。
時代は変わった。
守ろうとしても守れない。
守ろうとしたらつぶれる。
改善は、現状を拠りどころとしている。
成功体験への追憶や未練が根っこに横たわっている。
社長は改善の限界に気づかなければならない。
結局、改善は現状の延命を主眼とする。
これまでの延長線でやっていけないと感じたとき、改善は根拠と意味を一気に失う。
私は思う。
地場企業の再生には、商工会が変わってみせることが先決。
非常事態なのだから、役割意識でなく使命感を持って当然である。
大半の社長は途方に暮れ、無力感に捉われている。
職員は崖っぷちの地場企業を救うとの決意で、革新の実現を全力で促す。
そのためには苦悩を共有し、経営者になったつもりで取り組まなくてはなるまい。
他人事の指導が役立てることなどないに等しい。
とりわけ域外で通用する売りものと売り方の確立を支援してほしい。
◇
ところで、11月11日(火)の午後6時50分より交通の要所、地下鉄神保町駅至近のジェイックにてNPO法人営業実践大学の公開講座を行う。
今回は「第150回 記念大会」として実施する。
1並びで縁起がいい。
私は社長スクールで講演を行う。
演題は、「閉塞感を打ち破れ! トップの企画力」。
世界的な金融危機の影響により、多くの企業が厳しい経営を強いられている。
今年に入り、破綻件数も急増している。
社長と幹部は会社と社員を守り抜かなければならない。
業績下落、先行き不透明の環境下において、トップが行うべき「企画」とは何か、私が縦横に語る。
再生のヒントが得られよう。
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