コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

四季の会

「ジェリクルキャッツ」を選ぶ舞踏会に集まったネコたち

世界でもっとも成功したミュージカルの一つとされる「キャッツ」。
ミュージカルの巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作。
1981年のロンドン初演以来、世界36カ国で上演される。

ミュージカル「キャッツ」は、年に一度「ジェリクルキャッツ」を選ぶ舞踏会に参加するため、都会のゴミ捨て場に集ったネコたちの個性や生きざまを一人ずつ(?)描く。
日本では1983年以来、各地で上演されつづけ、国内のミュージカル上演回数で首位を誇る。

現在は横浜公演が「キヤノン・キャッツ・シアター」で行われているが、2012年11月11日に千秋楽を迎える。
閉幕となると、地元の私はさみしい。

以下に、「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」と題する2010年10月31日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は念願が叶い、家族で「キヤノン・キャッツ・シアター」へ。
自分のなかで、ミュージカルといえば格調が高い。
よしと、身構えた、もしくは気合いが入った。
庶民だからだろう…。

大修館書店の「明鏡国語辞典」によれば、ミュージカルとは「歌・舞踊・演劇を融合させた現代的な音楽劇。…」とある。

さて、劇団四季「キャッツ」に対する結論。
私は素人なので、評価でなく感想である。
これは妻と子ども、家族3人が一致した。

感動した。
満足した。
もう一度行きたいと思った。
すると、もう一度行きたいと思う。
癖になりそう…。

キャッツがなぜ大勢に長く愛されるのか、人気のわけが実感として分かった。

私がキャッツで一番気に入ったのは「たわいなさ」。
内容が分からなくても、それなりに楽しめる。
出演者(キャスト)の発声は明瞭だったが、私は歌や演劇と無縁なので、言葉がうまく聞き取れない(経験や慣れがいくらか必要か)。
しかし、予備知識を仕込まなかったことを後悔しなかった。
初回はそのほうがいい。
要は、ステージ全体(ときに会場全体)を使って、猫たちの紹介が順番に繰り広げられる。
それぞれのありようはもちろん、個性や生き様が浮かびあがる。

小難しいと、まず考えなくてならない。
たわいないと、じかに感じられる。
頭を経由せずに心で受け止められる。
実際、子どもでもおとなでも夢中になれる。
シンプルで深くないと不可能。
シンプルだとおとなが飽き、深いと子どもがついていけない。

妻はうるうるしていた。
涙を浮かべている人も…。
人間社会に思いを馳せている?
このミュージカルにさまざまな人生を重ね合わせた人がいるかもしれない。
私は純粋に「猫の歌謡舞踊劇」として鑑賞したが、それでも十分に楽しめる。
猫たちの魂の叫び、命の美しさがぞくぞくするほど伝わってきた。
そして何よりも生きることの尊さ。
「人それぞれ、皆捨てたものでないよ…」。
おおいに感動!

次いで気に入ったのは「うまさ」。
出演者が激しく飛んだり跳ねたりして、はらはらした。
ほとんどダンス、ときにアクロバット。
私はそれに目を奪われ、言葉(歌)を聞くどころでない。
ぶつかりそう…。
やがて、毎日のようにやっているわけだから大丈夫だと気づいた。
それからは落ち着いて楽しめた。

私は出演者が社員(従業員)だということを思い出した。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」に劇団四季代表の浅利慶太が出演したことがあり、それを視聴した。
この完成度は社員でなくては不可能。
それを保持するだけでも至難。
不断の努力そして検証の賜物だろう。
どこか「ディズニーランド(リゾート)」の理念に通じる。
休憩時間、中年男性数名が「うまい」を連発していた。
私はおじさんに同意する。

舞台がこなれており、まとまっている。
安定感が抜群で、安心感が得られる。
観覧者が出演者一人ひとりを信頼できるのだ。
見事な出来栄えであり、笑うしかない。
おおいに満足!

こなれやまとまりは、ちょっと油断するとマンネリに陥る。
終わりの決まっていない長期公演で、出演者は精神や肉体をどう高めているのだろう。
これについては劇団の経営手腕も関わろう。

                       ◇

私たちは、拍手のタイミングや手拍子のリズムがさっぱり分からなかった。
劇場では整然と起こり、ピタッと止まる。
それに従った。
「四季の会」会員を中心に、キャッツの熱烈なファンが大勢詰めかけている。
後日、インターネットで調べたら、数十回どころか百回以上も通っている人がいる。
驚きを通り越して呆れる。

私たちは帰り道に「また行きたいね」という話をしながら歩いた。
こうした記憶はない。
大好きなディズニーランドでさえ、しばらく時間が経ってから…。

キャッツは、見る人を幸せな気持ちにさせる。
これがロングランの最大の理由だろう。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

Copyright (c)2012 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽

劇団四季がミュージカル「キャッツ」の専用劇場として横浜につくった「キヤノン・キャッツ・シアター」。
東京・五反田/大崎で2004年〜2009年に行っていたロングランを2009年11月11日にこの地に移した。

場所は横浜市西区のみなとみらい21地区57街区。
客席数は約1100席。
総事業費は約20億円だった。

この劇場は円形の舞台の一部を客席に組み込み、後方を扇状に広げる。
2階を設けず、しかも奥行きを押さえており、後席でも鑑賞しやすい。

「キャッツ」は初演以来、専用の仮設劇場で公演が行われてきた。
Canonが初の施設命名権(ネーミングライツ)を取得し、公演を支援することでも話題になった。

「キャッツ」横浜公演は、2012年11月11日に千秋楽を迎える。
横浜暮らしの私はいつでも楽しめると思っていたが、閉幕となるとさみしい。
仕事の書き入れ時の秋は出張続きである。
もう一度という気持ちが強いが、実際に足を運ぶとなると厳しい。

以下に、「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」と題する2010年10月30日のブログを収める。

                      ◇◆◇

2009年11月11日、みなとみらい21地区の高島エリアにオープンした「キヤノン・キャッツ・シアター」。
日本一のロングラン公演で知られるミュージカル「キャッツ」の専用劇場である。
劇団四季は原則として自前の施設を展開している。

ミュージカル「CATS」は1981年にロンドンで上演された。
それ以来、世界31カ国で人気演目となった。
日本では1983年、いまは副都心となった新宿駅西口の空き地にテントを張ってスタート。
今日まで上演されようとは、当事者も考えなかったのでないか。

私は以前、JR大崎駅至近のホテル(ニューオータニイン東京)などで研修を行った。
構内だったか、「キャッツ」上演の告知が行われていた。
興味を引かれ、幾度かチケット予約を試みたが、先々までいい席が埋まっていて断念した経緯がある。
心のどこかで行きたいと思いつづけていた。

地元・横浜に専用劇場ができたのをきっかけに、ついに念願を叶えた。
私は仕事に追われ、子どもを長らくどこにも連れていっていない。
罪滅ぼしの気持ちもあり、久し振りに家族3人で出かけた。

ついては、事前にインターネットで「キャッツ」の概要や荒筋などを調べられる。
しかし、私たちは白紙の状態で観覧すると決めた。

                       ◇

さて、シアターに足を踏み込れると、いきなり「キャッツ・ワールド」。
専用劇場ならではの専用内装(?)。
演出というか仕掛けというか、大胆。
私たちはガラクタ小屋に紛れ込んだよう…。
後に、大都会のダウンタウンの裏通りかゴミ置き場らしいと思った(不確か)。

ただし、シアターは拍子抜けするほどこぢんまりとした印象。
手が届きそうな距離にステージ。
一体感、そして臨場感を大切にした空間設計である。
といっても“息苦しさ”はない。
全席1階なので視野の広がりは得られる。

…が、何か変。
ステージがそびえ立っている。
あれっ、ステージの向こう側に座席が設けられている。
貴賓席か?
興味津々、足を運び、少し回り込んでみて納得。

私たちは、ステージほぼ正面の「S1席」の前から2列目。
これは、劇団四季の公式サイトで座席表を見ながら選んだ。
その際、S1席の前に「S回転席」があった。
チケット代が同じであり、どうせならわずかでもステージの近くがよかったが、すでに予約でふさがっていた。
私は“回転”の意味が分からなかった。

ところが、そのS回転席が目の前になく、いきなりステージ。

私たちが眺めているのは、その背面(裏側)だった。
なるほど、ステージとS回転席が一体になって床ごと回転すると、公式サイトの座席表どおりの会場レイアウトになる。

案の定、開始のアナウンスとともに音楽が流れ、大きく動き出した。
ちょっとしたサプライズながら、うまい演出である。
これも専用劇場ならでは…。

途中の休憩、私は後ろの席のほうがステージ全体を見渡しやすいのでないかという気持ちが湧いてきた。
空席がかなりあったので移りたかったが、係員との交渉が面倒なので我慢…。
「キヤノン・キャッツ・シアター」は最後列でも不満をそれほど感じないはずだ。

後で分かったのだが、自分が望む座席を選ぶには、劇団四季の会員になるのがよさそうだ。
「四季の会」。
先行予約などの特典が用意されている。
出演者との交流や親睦など、いわゆるファンクラブの性格を有しているかどうかは不明。
一般を含め、そうした機会は提供されているようだ。

なお、「キャッツ」の冒頭の演出については述べない。
さすがロングラン公演、私は練り上げられた工夫を感じた。
劇場でどうぞ。

私たち3人はこの後、大きな感動に包まれることになる。

                       ◇

「キヤノン・キャッツ・シアター」への最寄り駅と徒歩所有時間は以下のとおり。
みなとみらい線「新高島駅」2分。
横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」7分。
また、JR・東急・京急・相鉄「横浜駅」東口10分。

私たちはセンター北駅から横浜市営地下鉄を利用し、横浜駅で下車。
構内を歩いていき、劇場近くの出口からは徒歩3分程だった。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

Copyright (c)2012 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!
フリーランス募集
コピーライター、デザイナー(グラフィック、ウェブ)、イラストレーターなどのクリエイター、コンサルタントなどを求めています。
詳しくは、和田創研のホームページをご覧ください。

和田創研
9784907620035-00



応援クリック
このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
ここに掲載した記事を複写・複製・翻訳・転載・掲示・送信・配信すること、および各種媒体に入力することは、著作者の権利侵害となります。
和田創PDF無料本
(272頁。2月10日発売)
9784907620011-00
プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研
お気に入り

わだ・そう

カテゴリ




QRコード
QRコード


最新記事









月別アーカイブ
  • ライブドアブログ