私は先頃、2カ月連続で鳥取に出かけた(写真は9月の撮影)。
滞在先(宿泊先)は鳥取駅前の「ホテルニューオータニ鳥取」と同じだが、クライアントは別だ。
実は、それまで山陰と縁がなかった。

先月は巨大企業の鳥取地区での講演。
会場は「ホテルニューオータニ鳥取」。
今月は山陰合同銀行主催の講演。
会場は「白兎会館(はくとかいかん)」。
名称の由来は「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」だろう。

山陰合同銀行は、島根県松江市に本店を置く。
山陰地方で最大規模の地方銀行であり、「ごうぎん」の愛称で親しまれる。
本店ビルは島根県で最高の高さを誇るランドマーク。

また、山陰合同銀行は島根県と鳥取県の複数の県で指定金融機関となり、こちらは唯一。
さらに、複数の県で最大のシェアを持つ地方銀行であり、こちらはまれ。

私は、山陰合同銀行地域振興部内に置かれる、地場企業の社長組織「ごうぎん経営者クラブ」に声をかけていただいた。
「ごうぎんビジネスセミナー」で「社長と幹部の営業活動」の講師を務めた。
私の最新刊『社長と幹部の営業活動』のごく一部、エッセンスを伝えた。
当日、定員の30名を上回る社長や経営幹部、上級管理者が参加してくれた。
なかには、うなずきっ放しの方も…。
終了後、突出したアンケート評価を得ることができた。
熱心な受講に感謝したい。

営業組織や営業人員が不十分な中小企業・零細企業が縮小市場で生き残るには、いわゆる「トップセールス」を積極的に推進するしかない。
とりわけ山陰の地場企業を取り巻く経営環境は厳しい。
私は、社長や幹部が収益伸長に直結する「開発営業」に取り組み、成果を上げるポイントについて語った。
ついつい力が入り、大声を出してしまった。
もちろん、参加者を叱っているのでなく励ましている。
3時間は一瞬で終わった。

「ごうぎん経営者クラブ」では地場企業を元気にしようと、さまざまなテーマの講演会やセミナーを島根県や鳥取県を中心に開催している。
有名人を囲んで、あるいは私のような実務家を招いて…。
取引先の活性化を支援しないと、地方銀行もやっていけないのだろう。
私は、事務局(女性)の熱心さに心を打たれた。
ご縁があれば、今後も微力を尽くしたい。

                       ◇

私はせっかくの機会なので、日本一の「鳥取砂丘」をぜひ見たいと考えていた。
季節どころか、当日の気象条件で表情が変わるらしい。
風と陽(日差し)が影響するのか?
鳥取砂丘を幾度か訪れるなら、美しさとは当然として、ダイナミックな変貌ぶりも楽しめそうだ。

ところが、私は先月も今月も講演会とホテルの自室でのデスクワーク(クライアントへの納品仕事)に追われ、わずかな時間を取れなかった。
タクシーでの手軽な観光コースが整うが、非常に残念。
一生に一度は行ってみたい・・・。

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