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水着問題が決着した。
日本水泳連盟北京オリンピックの競泳種目で、日本選手がイギリスのスピード(SPEEDO)社の最新水着「LZR RACER(レーザーレーサー)」を着用することを容認した。
タッチの差に命をかける選手に配慮し、水着の選択を自由にする方針へ転換した。
私はこれでよかったと思う。

同連盟が着用契約を結んでいたミズノアシックスデサントにとり、非常に残念な結果に違いない。
これまで日本の競泳と選手を支えつづけてきたのだから…。
この屈辱をバネに水着に留まらず、さらなる技術革新と商品開発に取り組んでほしい。
きのうの日本経済新聞朝刊に国内3社のコメントが載っていたが、いずれも言いたいことを腹に収めた大人の対応である。
しかし、世界市場を睨んだブランド戦略の痛手となった。

日本人は着用に30分も要する水着など思いつかない。仮に思いついたとしても論外として早々に退けたろう。
スピード社は速さを尖らせ、そのほかは一切切り捨てた。その結果、尖ったファッション性も手に入れた。
約束された土俵での改善とバランスを重視した発想に限界があったわけで、日本人の完敗である。
せめて本番では選手に勝利してもらいたい。

Copyright ©2008 by Sou Wada

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