私は非常に怠惰であり、非常に呑気である。
「地獄の沙汰も金次第」。
だらだらしているとき、この言葉が浮かぶと、身が引き締まる。
頑張って働くしかないと・・・。
生きることの厳しさを私に諭しているかのようだ。

私はカネに無頓着であり、生活設計と無縁である。

「地獄の沙汰も金次第」。
意味は、「世の中、カネさえあればどうにでもなる」。
由来は、「地獄の裁きでさえカネ次第でどうにでもなる」。

俗諺(通俗なことわざ)だろうが、きわめて深い。
社会の残酷、人生の不条理を見事に言い表している。
人類が貨幣を発明して以来、だれもそれから逃れられなくなった。
カネとまったく関わらずに生きることは不可能に近い。
私たちの宿命というか、浮き世の性(さが)のようなものを感じさせられる。

また、私には怠けること、緩むことを戒めているように思える。
閻魔様(閻魔大王)の恐ろしい形相が迫ってくる言葉だ。

◆書き加え1(6月18日)

「おまえは行いも稼ぎも悪いから地獄へ落ちろ」と言われているようで、私は真っ当に生きなければ、真っ当に働かなければと思ってしまう。
両親から閻魔大王の怖さを聞かされて育った。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!