坂本花織はFSで巻き返して3位
グランプリ(GP)ファイナルに進出か
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」女子シングル。
平昌五輪6位の坂本花織はショートプログラム(SP)でジャンプミスが響いて 57.26点に留まり、7位と出遅れました。
冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは最初のフリップで転倒し、連続ジャンプになりませんでした。
そこで、最後の3回転ループに3回転トウループをつけてリカバーしようとしましたが、そこでも転倒しました。
演技後、両手で顔を覆って涙を流しています。
坂本花織はGPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」で宮原知子に次いで2位となり、今大会で2位以上ならば上位6人によるGPファイナル進出がほぼ確実でした。
スケートアメリカ、全兵庫選手権、フィンランド大会という異例の3週連続出場による疲れが原因ではないようです。
実際、6分練習は調子が上々でした。
朝の公式練習後にレベル4を取るためのステップに変更しようと意識するあまり、ジャンプへの集中力が欠けたそうです。
9月の「ロンバルディア杯」でも冒頭の3回転フリップで転倒しており「またやってしまった。トラウマが出た」と悔やみました。
「リカバリーの練習は必要と改めて思いました」。
2位とは6.51点差ですので、フリースケーティング(FS)で本来の演技を行えれば上位に食い込める可能性はあります。
◇
坂本花織はFSで140.16点を記録し、合計197.42点で3位になりました。
全身ががくがくするほどの緊張でしたが、冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションを高々と決めました。
そして、ジャンプを決めるたびに調子が出てきました。
ほぼノーミスの演技を終え、両手でガッツポーズを見せました。
3回転ルッツはエッジエラーを取られましたが、他の6本のジャンプで加点を引き出しました。
スピンとステップはすべてレベル4です。
SPのうっぷんを晴らしました。
海外メディアも情緒にあふれた優雅な舞をカモメの飛翔にたとえました。
大会前はロシアのアリーナ・ザギトワに勝つくらいの気持ちで滑ると闘志を燃やしていました。
GPシリーズは残りが3戦あり、他の選手の結果次第になりますが、GPファイナル進出を果たせるのでないでしょうか。
次戦はGPファイナルか年末の全日本選手権です。
「それまでに今大会で失敗したところを修正したい」。
今シーズンのテーマとする「おとなっぽいスケート」に磨きもかけます。
category:坂本花織ブログはこちら。
◇◆◇
坂本花織に関するブログは以下のとおり。
⇒2018年10月31日「坂本花織、初のGPファイナルへフィンランド大会2位」はこちら。
⇒2018年10月24日「坂本花織はジャンプよし、表現力よし、安定感よし」はこちら。
⇒2018年2月23日「坂本花織、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件」はこちら。
⇒2018年2月14日「坂本花織は平昌でどうした? らしくないぞ!」はこちら。
⇒2018年2月10日「坂本花織、平昌五輪で中野園子コーチの愛のしごき」はこちら。
Copyright (c)2018 by Sou Wada
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平昌五輪6位の坂本花織はショートプログラム(SP)でジャンプミスが響いて 57.26点に留まり、7位と出遅れました。
冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは最初のフリップで転倒し、連続ジャンプになりませんでした。
そこで、最後の3回転ループに3回転トウループをつけてリカバーしようとしましたが、そこでも転倒しました。
演技後、両手で顔を覆って涙を流しています。
坂本花織はGPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」で宮原知子に次いで2位となり、今大会で2位以上ならば上位6人によるGPファイナル進出がほぼ確実でした。
スケートアメリカ、全兵庫選手権、フィンランド大会という異例の3週連続出場による疲れが原因ではないようです。
実際、6分練習は調子が上々でした。
朝の公式練習後にレベル4を取るためのステップに変更しようと意識するあまり、ジャンプへの集中力が欠けたそうです。
9月の「ロンバルディア杯」でも冒頭の3回転フリップで転倒しており「またやってしまった。トラウマが出た」と悔やみました。
「リカバリーの練習は必要と改めて思いました」。
2位とは6.51点差ですので、フリースケーティング(FS)で本来の演技を行えれば上位に食い込める可能性はあります。
◇
坂本花織はFSで140.16点を記録し、合計197.42点で3位になりました。
全身ががくがくするほどの緊張でしたが、冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションを高々と決めました。
そして、ジャンプを決めるたびに調子が出てきました。
ほぼノーミスの演技を終え、両手でガッツポーズを見せました。
3回転ルッツはエッジエラーを取られましたが、他の6本のジャンプで加点を引き出しました。
スピンとステップはすべてレベル4です。
SPのうっぷんを晴らしました。
海外メディアも情緒にあふれた優雅な舞をカモメの飛翔にたとえました。
大会前はロシアのアリーナ・ザギトワに勝つくらいの気持ちで滑ると闘志を燃やしていました。
GPシリーズは残りが3戦あり、他の選手の結果次第になりますが、GPファイナル進出を果たせるのでないでしょうか。
次戦はGPファイナルか年末の全日本選手権です。
「それまでに今大会で失敗したところを修正したい」。
今シーズンのテーマとする「おとなっぽいスケート」に磨きもかけます。
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◇◆◇
坂本花織に関するブログは以下のとおり。
⇒2018年10月31日「坂本花織、初のGPファイナルへフィンランド大会2位」はこちら。
⇒2018年10月24日「坂本花織はジャンプよし、表現力よし、安定感よし」はこちら。
⇒2018年2月23日「坂本花織、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件」はこちら。
⇒2018年2月14日「坂本花織は平昌でどうした? らしくないぞ!」はこちら。
⇒2018年2月10日「坂本花織、平昌五輪で中野園子コーチの愛のしごき」はこちら。
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