コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

坂本花織全日本フィギュア

坂本花織は自分の特色を強く押し出せ

紀平梨花と宮原知子の間に埋没
人気面でも採点面でも勝負面でも損

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
GPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」はショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)でノーミスの演技を見せて合計213.90を記録しました。
宮原知子に次ぐ2位になっています。

GPシリーズ第3戦「フィンランド大会」はSPでジャンプの転倒が2度あって7位に沈み、演技後に悔し涙を流しています。
しかし、FSで2位となり、合計197.42点を記録しました。
3位と巻き返しました。

連続2位ならば、GPシリーズ上位6人で争うGPファイナル進出はほぼ当確でした。
あとの選手の結果待ちという宙ぶらりんの状態でしたが、出場することができました。

坂本花織はレベル3に留まるステップの改良を課題としていました。
実は、フィンランド大会でのSPの失敗はステップに気を取られた結果です。
ちなみに、FSはジャンプの1つでエッジエラーかエッジ不明瞭となりましたが、残りの6つのジャンプでGOE(出来栄え点)を得ています。
スピンとステップもすべてレベル4であり、ほぼ完璧に近い滑りでした。

平昌五輪代表として6位と大健闘した坂本花織ですが、今シーズンは宮原知子はもとよりシニア1年目の紀平梨花とやや差がついた印象を受けます。
開き直りといっては何ですが、GPファイナルでは思い切りのよさと爆発力を発揮して力強いジャンプとスケーティングを見せてください。

本人もそれを自覚しており、「5番手(5位通過)なので、だいぶ頑張らないと表彰台に上がれない」と話していました。

(2018年12月5日執筆)

category:坂本花織ブログはこちら。

◆書き加え(12月7日)

「FSで頑張れば表彰台にいける」

GPファイナルでSPが行われ、坂本花織は 70.23点で4位でした。
「すごく緊張した」と振り返りつつ、自己採点は90点くらいとしました。

私はしっかりと滑っていて出来は悪くないという印象を受けました。
3本のジャンプにミスは出ませんでしたが、スピンやステップにレベル3が出ました。
ここをなかなか克服できません。

坂本花織自身もFSで頑張れば表彰台にいけると考えています。
おそらく 70.65点で3位のエリザベータ・トゥクタミシェワ、 67.52点で6位の宮原知子との3人の争いになりそうです。

◆書き加え(12月8日)

真っ先に素朴さと元気が伝わってくる

今大会では取材が紀平梨花に集中しています。
坂本花織や宮原知子は煩わしくないともいえますが、一抹の寂しさを感じているのでしょうか。
脚光を浴びてこそのアスリート(フィギュアスケーター)という気もします。
FSでメディアを振り向かせる活躍を見せてください。

坂本花織は主要大会で滑るたびに「すごく緊張した」と語っており、それは嘘だと思っていません。
が、この選手を見ると真っ先に素朴さと元気が伝わってきて、心がほっとします。
性格ですが、演技の持ち味にもなっています。

◆書き加え(12月9日)

「すごいがくがくしちゃって・・・」

GPファイナルでFSが行われ、坂本花織は141.45点、合計211.68点で4位に留まり、表彰台を逃しました。
3位のエリザベータ・トゥクタミシェワと3.64点差でした。

2回転アクセル−3回転トウループ−2回転トウループの最後の2回転ジャンプで転倒しています。
「すごいがくがくしちゃって、それが原因かな」と、平昌五輪の次くらいに緊張感があったことを明かしました。
ほかの要素はすべて加点を得、スピンとステップはレベル4を揃え、演技構成点は 68.00点でした。

◆書き加え(12月10日)

全日本選手権へ神様からお告げがある

GPファイナルの演技を振り返り、トップ選手と比べて「表現の強弱が足りない」と語っています。

「ここで3位になると、ふわふわして全日本選手権へ向かうことになる」「4位はそうならないための神様からのお告げ」と分かったような分からないようなことを口にしました。
全日本選手権へ向け、飛躍を誓いました。

女子シングルでは4回転ジャンプ競争が始まろうとしています。
自身も徐々に練習し、北京五輪までに跳べるようにしたいと語りました。

坂本花織は実力も得点力もあり、私は日本女子の3番手と認めます。
しかし、演技の特色を強く押し出していかないと、紀平梨花と宮原知子の間に埋没します。
人気面でも採点面でも勝負面でも損になるでしょう・・・。

全日本選手権では不調の宮原知子を上回り、2位に割って入ってほしい。

◆書き加え(12月24日)

点数の計算ミスで全日本初制覇の珍事

FSが終わり、坂本花織が圧巻の演技を見せて初優勝を飾りました。
「点数の計算ミス」と言う人もいるようですが、私の知る範囲でベストだったのでないでしょうか。
昨年はSP1位から宮原知子に逆転され、今年はSP2位から宮原知子を逆転しています。

濱田美栄コーチ門下の宮原知子と紀平梨花、中野園子コーチ門下の三原舞依と坂本花織という関西に練習拠点を置く4選手の戦いになりました。

坂本花織がSPでもFSでも、そしてジャンプなどの技術点でも表現などの演技点でも他の選手を圧倒しました。
とくに最終滑走のFSは出色の出来栄えです。
自らの潜在力を開花させました。

今年の全日本選手権では三原舞依が出した高得点に刺激され、坂本花織がさらに高得点を叩き出しています。
坂本花織の初制覇は、三原舞依の存在も大きかったと考えます。

坂本花織は試合後、国際大会よりも全日本選手権のほうが緊張すると語りました。
しかもFSは最終滑走です。
直前滑走の宮原知子の得点を聞いて勝負をかけたようです。
そんなことをしたら余計に緊張が高まると思うのですが、それに打ち克ってノーミスというよりパーフェクトな演技を見せました。

なお、紀平梨花はトリプルアクセルを2本とも決めていますが、スケート靴を気にしながらジャンプミスを防ぐことに精一杯という印象で、スケーティングと表現の魅力が損なわれました。
ちなみに、紀平梨花は2位になってシニア1年目の2冠、宮原知子は3位になって全日本選手権5連覇を逃しました。
会心の演技をそろえた三原舞依は惜しくも4位でした。

日本で開催される世界選手権2019の代表は坂本花織、紀平梨花、宮原知子ですんなりと決まりです。
私としては三原舞依にも行ってほしいのですが、最大3枠ですから致し方ありません。

全日本選手権の結果(順位・得点)は次のとおりです。

1位 坂本花織(24番滑走)
   228.01点(152.36点 79.11点 73.25点 0.00点 75.65点)
2位 紀平梨花(20番滑走)
   223.76点(155.01点 82.95点 72.06点 0.00点 68.75点)
3位 宮原知子(23番滑走)
   223.34点(146.58点 71.49点 75.09点 0.00点 76.76点)
4位 三原舞依(22番滑走)
   220.80点(147.92点 78.15点 69.77点 0.00点 72.88点)
5位 樋口新葉(21番滑走)
   197.63点(125.00点 59.78点 66.22点 1.00点 72.63点)
6位 山下真瑚(17番滑走)
   197.14点(134.20点 69.29点 64.91点 0.00点 62.94点)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

見応えが凄かった。
選手の皆さん、ありがとう。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月8日「坂本花織は「トラウマ」から死ぬ気で「カモメ」へ」はこちら。

⇒2018年10月31日「坂本花織、初のGPファイナルへフィンランド大会2位」はこちら。

⇒2018年10月24日「坂本花織はジャンプよし、表現力よし、安定感よし」はこちら。

⇒2018年2月23日「坂本花織、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件」はこちら。

⇒2018年2月14日「坂本花織は平昌でどうした? らしくないぞ!」はこちら。

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坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
ショートプログラム(SP)が行われました。
坂本花織が自己ベストを更新する 69.40点で2位になりました。
日本勢は宮原知子が1位になっています。
私は女子シングルでは久し振りに明るい気分です。

坂本花織は演技後半に集めた3つのジャンプを加点がつく出来栄えで決めました。
惜しかったのは、最後のスピンでちょっとバランスを崩してふらついたことです。
(この選手はスピンで自分の目が回ってしまうのでしょうか?)
しかし、それ以外は会心の演技といえるでしょう。

キスアンドクライで得点を見て破顔一笑!
しかし、五輪代表を諦めていないのなら、70点に届かない点数で舞いあがっていてはだめです。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

坂本花織は高難度ジャンプの高さと距離が素晴らしく、とてもダイナミックです。
女性にしては体全体もごっついという印象を受けます。

演技後のインタビューでけろりとした表情で「緊張は感じなかった」と語っています。
単に鈍いのか、それとも大物なのかは判断がつきません。
五輪代表選考レースに割って入りそうな予感があります。

◆書き加え(11月27日)

このブログは書き溜め記事です。

坂本花織はフリースケーティング(FS)でも自己ベストを更新する141.19点となり、合計210.59点で2位に入りました。
合計では15点以上も上回っています。

坂本花織はほぼノーミスの滑りを披露しています。
得意の高難度ジャンプを次々と決めていきました。
そのすべてで加点を得て、スピンやステップでレベル4を取っています。
技術点はトップの73点台、課題とされた表現力を反映する5項目の演技構成点でも宮原知子に次ぐ67点台でした。
シニア1年目ですが、平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権の直前に劇的な成長を示しています。

ただし、会心の演技にうれしさが込みあげるのは分かりますが、坂本花織は「わあわあ」「きゃあきゃあ」はしゃぎすぎです。
世界の頂点で戦うつもりなら、キスアンドクライでもそれにふさわしい品格がほしい。

それ以前に「フィニッシュポーズ」をしっかりと取ってほしい。
解くのが早すぎ、自ら演技の「余韻」をぶち壊しています。
ファンや審査員が注視していることを忘れないでください。
がさつな印象を与えると採点でも損です。

演技自体は素晴らしい出来だったので余計に残念に思いました。
(審判も人間ですので個々の選手に対して抱くイメージにより点数が左右されます。)
女子シングルでは世界と戦える選手が次々と育っています。
坂本花織は伸び代を残しており、全日本選手権での得点がとても楽しみです。

◆書き加え(12月1日)

坂本花織が羽田空港の到着ロビーでフラッシュを浴びています。
平昌五輪の代表候補の仲間入りを果たしたということでしょう。
テンションで滑るタイプのようで、熱狂的に盛り上がる全日本選手権でのパーフェクトな演技を誓いました。
完成度が高まると 210点台後半に届くかもしれません。

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樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルは公式練習が行われました。

世界ジュニア女王、15歳の本田真凜はジュニアグランプリ(GP)ファイナルをインフルエンザで棄権しました。
練習は不足気味でも、調子は戻ってきたようです。

15歳の樋口新葉はシニアGPシリーズに初参戦し、フランス杯で3位、NHK杯で4位でした。
力強い滑りとジャンプに大器の片鱗をうかがわせます。
全日本選手権で一昨年は3位、昨年は2位でしたので、順調なら今年は初優勝に輝きます。
3連覇を狙う宮原知子を倒し、大会を盛りあげてください。

⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。

17歳の三原舞依はスケートアメリカで3位でした。
病気のために出場できなかった昨年の悔しさを晴らします。

全日本ジュニア女王、16歳の坂本花織はジュニアGPファイナルで3位になりました。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

14歳の紀平梨花はジュニアGPファイナルで4位になりました。

全日本選手権の女子シングルは表彰台争い、そして世界選手権代表争いが混とんとしています。
羽生結弦がインフルエンザで欠場する男子シングルよりずっとエキサイティングです。

⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。

浅田真央がアイスリンクに立つだけでぱっと花が咲きます。

⇒2016年11月15日「浅田真央に頑張れは禁句・・・選手生命の危機」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

不調に苦しむ本郷理華はフリースケーティング(FS)で用いる曲を昨シーズンの「Reel Around The Sun」に戻すことにしました。
今シーズンの「アラビアのロレンス」を演じきれなかったようです。
昨年4位に終わった全日本選手権で表彰台に立とうと決断を下しました。
長く期待を寄せられながら、資質を生かせていません。
このままでは次世代に埋もれ、消えることになります。
そろそろ勝負をかけないとね・・・。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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