コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

坂本花織神戸学院大学

坂本花織は滑りがやわらか、大人の女性の魅力が備わる

演技全体に憧れの鈴木明子の雰囲気

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
昨シーズンは全日本選手権で2枚しかない平昌五輪代表切符をつかみ、一気に世界のトップクラスの仲間入りを果たしました。
実は、シニア1年目でした。
順風満帆で今シーズンを迎え、さらに全日本選手権で宮原知子の5連覇を阻止し、女王の座を射止めました。

坂本花織はこれまでの「大雑把」を改め、音楽と動きをきちんと合わせられるように滑り込みを行ってきました。
憧れと明かす五輪2大会出場の「鈴木明子」に演技全体の雰囲気が似てきました。

演技構成点と出来栄え点が上昇する

もともとスケーティングもジャンプもパワフルでダイナミックです。
そこに「やわらかさ」が加わり、それは「しやなやさ」と「伸びやかさ」につながります。
今シーズンはとくに「大人の女性」の魅力が備わりました。
表現力を中心とする「演技構成点(PCS)」が伸びる条件、出来栄え点(GOE)を得やすい条件が整っています。

とはいえ、本人は至って冷静に自分のポジションを見詰めています。
全日本選手権で勝っても紀平梨花と宮原知子を超せたという実感はないと語りました。
「まだ必死に追いかけている」。

日本女王にふさわしい風格さえ漂う

フリースケーティング(FS)でミスを犯した四大陸選手権でしたが、ショートプログラム(SP)で「総合力」が評価されています。
「日本女王」と呼ぶにふさわしい自信と風格が漂いはじめています。

坂本花織は帰国後、神戸野田高校で卒業式に出席しました。
3年間励ましつづけてくれたクラスメイトに感謝の思いを返したいと語りました。
世界選手権ではSPもFSも納得がいく演技を行い、今シーズンを締め括ります。
4月から神戸学院大学経営学部へ進学します。
(まもなく70歳を迎える私は明治大学経営学部ですので、かおちゃんと仲良しです。)

来季にトリプルアクセルを投入予定

余談。
中野園子コーチは「全日本選手権までにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ」と語り、大技をプログラムに組み込む意向を示しています。
オリンピック終了後の今シーズンに挑戦することも考えましたが、坂本花織の意向を尊重して見送ったという経緯があります。
演技のクオリティを重視した採点ルールへの改定があり、本人がためらいました。

しかし、運動神経が優れており、ジャンプの高さと幅に定評があります。
練習では片足で降りれそうなところまで精度が向上しています。
そして、トリプルアクセルを跳べたら、すぐに4回転ジャンプにかかります。

シニア1年目で国際大会全勝の紀平梨花が得意とする高得点ジャンプ競争が来シーズン以降に本格化します。
坂本花織もこの流れに乗り遅れるわけにはいきません。
日本女子は史上最強のはずです。

私の予想では3位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月5日「坂本花織は世界選手権で緊張を「力」に変えられる」はこちら。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

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坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか

激戦の全日本選手権を総合力で初制覇
表現力が高まり演技構成点でも戦える

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
全日本選手権で5連覇を狙う宮原知子、シニア1年目に破竹の快進撃を続ける紀平梨花を抑え、初優勝を飾りました。
フリースケーティング(FS)ではぐらついたジャンプもありましたが、すべてを決めました。
さらに、スピンとステップで最高のレベル4を揃えました。
多くの要素でGOE(出来栄え点)を得て、152.36点という高得点を叩き出しました。

とりわけ目を引いたのは表現力などを示す「演技構成点」の伸びでした。
グランプリ(GP)ファイナルでロシアのアリーナ・ザギトワと肩を並べた紀平梨花を上回り、宮原知子に次ぐ2位になりました。
5項目のうちの4項目が9点台であり、 73.25点です。
五輪出場で「箔」が着いたことも採点にいくらか影響しているのでしょうか。

坂本花織は表現力の土台となる「スケーティング」はもともとしっかりしていました。
4位に留まったグランプリ(GP)ファイナル後にブノワ・リショーとFSの振付を見直すなど、表現の細部に磨きをかけました。
その際に「表情が死んでいる」「審判に視線を向けていない」といった叱責も受けました。
表現力が高まり、演技構成点でも戦えるとの手応えをつかんで臨んだ大会でした。
中野園子コーチは心が入っていたと称えています。

坂本花織は憧れの選手に「鈴木明子」の名前を挙げていました。
高さと幅があるダイナミックなジャンプに、鈴木明子に通じるようななめらかさとしなやかさが全日本選手権で加わりました。
初制覇は総合力が高まった結果です。

日本女子は上位選手の実力が伯仲し、ショートプログラム(SP)もFSも2位だった坂本花織が合計1位になりました。
紀平梨花の今後の成長にもよりますが、大会ごとに順位が入れ替わるかもしれません。
見る側としてはとてもエキサイティングな状況といえます。

坂本花織は「日本女王」になっても謙虚さを失わず、紀平梨花や宮原知子にジャンプの質や表現力で及ばないと語っています。
全日本選手権で評価された演技がシーズン最高の舞台となる世界選手権ではたして通用するか。
本人は会心の出来で高校生活を締め括ろうと考えています。
来春から神戸学院大学に在籍することが決まっているようです。

(1月22日執筆)

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月26日「坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力」はこちら。

⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

⇒2018年12月24日「坂本花織、計算ミスで全日本初優勝の珍事」はこちら。

⇒2018年12月18日「坂本花織は自分の特色を強く押し出せ」はこちら。

⇒2018年11月8日「坂本花織は「トラウマ」から死ぬ気で「カモメ」へ」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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