「プロ野球ドラフト会議2013」が10月24日に行われる。

私は横浜に暮らしている。
最寄りの横浜市営地下鉄ブルーライン・センター北駅から30分ほどの関内駅の近くに「横浜スタジアム」がある。
「横浜DeNAベイスターズ」の本拠地であり、その1位指名を考えたい。

結論を述べれば、横浜は迷うことなく、近い将来のエース候補として松井裕樹(まつい・ゆうき)を1位指名する。
そうでなかったら、私は怒る。

横浜は今シーズン、打撃については格段に強化された。
チームの打率と本塁打数は、首位の読売ジャイアンツ(巨人軍)と比べてもたいして遜色がない。
にもかかわらず、8年連続Bクラスの5位に留まった(指定席の最下位は脱した)。
その原因はチームの防御率に尽きる。
「4.50」はセ・リーグ最下位である(両リーグ最下位でもある)。

となると、最大の課題は、投手力の強化になる。
それも急いでおり、おのずと即戦力の獲得へ・・・。

しかし、横浜はベテランに加え、伸び代の大きい若手が量的に揃う。
決定的に欠けるのは、チームの求心力となるエースの存在である。
まもなく40歳を迎える三浦大輔にその役割を望むのは酷というもの。

松井裕樹は、横浜市の出身。
彼が在籍する桐光学園は最難関大学への進学実績を誇る、神奈川県の有数の進学校である。
と同時に、神奈川県の高校野球の強豪校である。
また、彼は人気が地元に留まらず、全国に広がる。

⇒2013年2月19日「松坂大輔、横浜ベイスターズ入りを熱望…平成の怪物」はこちら。

松井裕樹は体が小さいのがやや気がかりだが、抜群の素質とスター性を備える。
高校生としては完成度が高く、1軍昇格は2〜3年以内だろう。
私は、1年目からマウンドに立てる可能性が十分にあると考えている。

松井裕樹は春先より下馬評が落ちたが、それでも3〜4球団の競合になりそうだ。
来シーズンも指揮を執る中畑清監督にぜひとも当たりくじを引き当ててほしい(元気一杯の雑草監督は横浜のチームカラーに合う)。

⇒2012年12月4日「中畑ベイスターズ、CS進出は3年目で十分」はこちら。

横浜は親会社が変わった。
わりと豊かな資金で、即戦力の外国選手やFA選手を手当てできる。
前評判の高い九州共立大の大瀬良大地(おおせら・だいち)とJR東日本の吉田一将(よしだ・かずまさ)は2〜3球団の競合になる。
ならば、やはり、松井裕樹を1位指名すべきだ。

◆書き加え1(10月23日)

横浜はなぜ松井裕樹を指名すると公言しつづけなかったのか、私は不思議だ。
それにより、確実に1球団か2球団は競合を減らせた。
横浜を含めて3球団程度の重複指名なら、身を浄めて臨む中畑清監督のくじ引きにいくらか期待が持てた。
高田繁GMは「松井裕樹しか眼中にない」と、ことあるごとにマスコミにアナウンスすべきだった。

横浜は観客動員を監督の人気に負うところが大きい。
とても情けない。

横浜が松井裕樹を1年目からベンチ入りさせることでチームはもちろん、地元もおおいに盛りあがる。
横浜中華街と横浜スタジアムを行き来する、黄金の導線が完成する。
関内のキャバクラが潤うかどうかまでは、わ関内が・・・(←変換ミス)。

松井裕樹は意識が高く、仮に先発の即戦力にならないとしても、昼間は2軍で練習と経験を積む苦労をいとわない。
やさしい顔つきに似合わず骨のある男だと、私は思っている。

                      ◇◆◇

横浜DeNAベイスターズに関するブログは以下のとおり。

⇒2013年2月19日「松坂大輔、横浜ベイスターズ入りを熱望…平成の怪物」はこちら。

⇒2012年12月4日「中畑ベイスターズ、CS進出は3年目で十分」はこちら。

⇒2011年11月5日「横浜DeNAベイスターズ、原辰徳監督就任、菅野智之1位指名なら人気回復!」はこちら。

⇒2011年10月25日「横浜モバゲーベイスターズ、新庄剛志監督就任…人気回復優先」はこちら。

⇒2011年10月23日「菅野智之は横浜と巨人が指名…ドラフト会議12球団1位予想」はこちら。

⇒2011年9月27日「落合博満は横浜ベイスターズの監督就任へ…5年で立て直し」はこちら。

⇒2010年5月1日「尾花高夫、横浜ベイスターズを再生」はこちら。

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