コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

妖怪漫画

連休は鬼太郎茶屋から深大寺、神代植物公園へ

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が終了した。
松下奈緒と向井理の新鮮な演技が話題を呼んだ。
視聴率の上昇とともに、水木しげる(武良茂)ゆかりの鳥取県境港市、武良布枝ゆかりの島根県安来市に多くの観光客が訪れた。
地元の業者や商店はかなり潤った。
しかし、世間の関心はあっという間に移ろう。
元の静けさに戻るのに、それほど時間はかからないだろう。

                       ◇

さて、山陰の2都市に負けないくらい注目を集めたのが、水木しげる夫妻が暮らす東京都調布市だった。
漫画家としての大半を、そして結婚生活のすべてをここで送った。
水木しげるは名誉市民の称号を贈られている。
内助の功を認めて夫婦に贈るという計らいがあれば、女性の心をがっちりとつかめたはずだ。
朝ドラ後ならそうなったかもしれないが、顕彰式は2008年3月6日だった。

ゲゲゲの女房では「深大寺」が二人の初デートの場所になった。
山号は浮岳山。
浅草・浅草寺に次ぐ都内第二の古刹とか。
そして、門前に店を構えるのが、民放でも紹介された築40年余の木造建築「鬼太郎茶屋」。
店内はレトロな雰囲気が漂う。
また、朝ドラの最後に市内の各所が映し出された。
市内を走るバスや深大寺に通じる道は人が急増した。
名物の「深大寺そば」が食べられる店では休暇並みの賑わいだった。

調布市では水木作品のパネル展を催したり、商店街ごとにキャラクター(オブジェ)を置いたりして、朝ドラで盛り上がった人気を何とかつなぎとめようと躍起である。
今後も「ゲゲゲの街」として全国にアピールしていく。

私が驚いたのは、調布市が2010年3月6日に「ゲゲゲの鬼太郎」が市民であることを証明する「特別住民票」を交付したことだ。
グッド・アイデア!
長友貴樹市長が交付式で着ぐるみの鬼太郎に手渡した。
弟・武良幸夫が駆けつけ、「放浪してきた鬼太郎もこれで腰を落ち着かせられそう」とメッセージを寄せた。
世帯主は目玉おやじ。
本籍は水木しげるの出身地、鳥取県境港市。
服装や超能力といった特徴まで記載されるというから、サービス精神が旺盛である。
2010年9月末日まで、市役所で希望者に無料で配布されて好評を博した。

水木しげるは妖怪漫画の第一人者として、日本人に親しまれてきた。
また、調布に根を下ろし、住人に親しまれてきた。
調布市が水木しげるとその作品にあやかって“町おこし”を進めるのは分からないわけでない。

が、深大寺とその周辺のうっそうとした自然が立派な観光資源である。
私は足を運んでいないが、前妻によれば「神代植物公園」は素晴らしい。
鬼太郎や妖怪をモチーフに通りを飾るとか、ネーミングを揃えるとか、それはそれ…。
例えば、深大寺そばも最終的に味の勝負である。
地域ぐるみでメニューのブラッシュアップが欠かせない。

私はこの土地の歴史や風土ならではの観光振興策を大切にしてほしい。
手っ取り早いものに飛びつくと、すたれるのも早い。

ブームを仕掛けた側がブームに振り回された事例は、枚挙にいとまがない。

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水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
人気が急落した水木しげる(村井茂。向井理)は呆然自失…。
妻・村井布美枝(松下奈緒)も平静を装うことしかできない。

作家(漫画家)はアウトプットだけだと、やがて創造の源泉が枯渇する。
まして、それなりの成功を獲得すると、モチベーションを維持しにくい。
創造にはきわめて大きな情熱とエネルギーの両方が必要になるからだ。

水木しげるに限らず、偉くなった作家は孤独であろう。
売れない時代には周囲が面と向かってさまざまな助言を与えてくれた。
が、いまやだれも率直な評価を寄せてくれない。
水木しげるは妖怪漫画の“第一人者”だ。

作家がそれを補うのが、分野は異なったとしても同等の力を持つ人たちとの接触である。
しかし、水木しげるは交友範囲が狭く、交友関係が少なかった。
多忙ばかりでなく、本人の性格なども関係しよう。

もう一つ。
水木しげるは売れない時代、出版社をかけずり回って営業活動を行った。
だが、いったん有名になると、その頃のひたむきさを忘れる。
仮に覚えていたとしても、先生のプライドがそれを許さなくなる。
水木しげるは注文を待つ姿勢に転じていた。

これらの要因が複合し、水木しげるに大スランプをもたらしたのかもしれない。

                       ◇

先生は「先生商売」の落とし穴に嵌まりやすい。

本を何冊か出すと、営業活動をしなくなる。
講師を幾度か務めると、営業活動をしなくなる。

私は長らく営業コンサルタント、営業講師として働いてきた。
そして、大勢の同業者を眺めてきた。
引き合い頼みで、典型的な受け身だ。
営業をしないというより、営業ができない。

営業分野にして先生はこの様である。
ほかは推して知るべし。
ゆえに、サラリーマン時代の半分も稼げない。
先生はおおむね「かつかつの貧乏暮らし」だ。

人は「先生」と呼ばれると、仕事がなくても、自ら進んで動こうとしない。

先生も、会社組織にしていようと、基本は自営業である。
フリーランスと変わらない。
食べていけるかどうかは先生としての「商品力(能力・技術)」もさることながら「営業力」に左右される。

私のプランナーと講師の経験を踏まえれば、こちらがはるかに大事だ。
自助努力でよりよい仕事を得られるなら、注文をこなすなかで商品力はおのずと磨かれていく。

                      ◇◆◇

「株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)」に関するブログは以下のとおり。
絶頂からどん底へ急降下!

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

◆書き加え1(8月3日)

「ゲゲゲの女房」のきのうの放送分で、水木しげるはスランプ脱出の手がかりをつかみかけた。
二女(次女)・村井喜子の言葉と、戌井慎二(梶原善)の忠告だった。
そこには父への、そして水木しげるへの尊敬と激励が込められていた。

人は、長い職業人生で幾度か道を見失ったり、道に迷ったりする。
そうしたとき、助けてくれるのが周囲である。
私は胸が熱くなった…。

水木しげるの復活のノロシについては、あすのブログで取りあげる。

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いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
小学生の村井藍子(長女)は自宅兼仕事場を友だちにひた隠しにしていた。
しかし、父親が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる(村井茂。向井理)ということがクラスメートに知られ、好奇の目を向けられる。

有名人の子どもは大変だなぁ…。
藍子の場合、妖怪漫画の第一人者の娘ということで、からかいやいじめの対象になりやすかった。

仕事に忙殺されている水木しげるはもちろん、実質的に子どもを一人で育てていた村井布美枝(松下奈緒)もそれに気づかなかった。

布美枝は夫の職業に誇りを持っていた。
だから、クラスの連絡簿の職業欄に「漫画家」と記した。
そして、おそらく藍子も父親に尊敬の念を抱いていた。

が、大人の正論は、子どもの世界では通用しないことがある。
漫画に対する偏見を持つ父兄も依然として少なくなかったはずだ。
布美枝はそこまで考えが及ばなかった。
藍子は苦悩を募らせ、母親にも切り出せずにいた…。

ところで、「いじめ」はこの言葉が社会的な関心を巻き起こす前からあった。

◆書き加え1(8月11日)

水木しげるは四六時中疲れていて、家族と同居していても二人の子どものことに頭が回らない。
締め切りに追われ、食事も家族と時間がずれる。
藍子は反抗期を迎え、喜子(よしこ。次女)は幼稚園で問題ばかり起こす。
布美枝が相談できるのは、夫が単独で取る食事の時間くらいだが、それとても漫画のアイデア探しのために新聞を読みながら…。
話しかけても、夫は上の空である。

布美枝は小学校の担任の家庭訪問を受け、長女が「学校が好きでないかもしれない」と言われ、驚く。

◆書き加え2(8月12日)

布美枝は、我が家が特殊な環境にあることを思い知らされた。
世間の常識とかけ離れていると…。

藍子は学校の作文で、高尾山へ家族で遊びに行った思い出を綴った。
担任は、とてもよく書けていると褒めてくれた。
しかし、それは友だちの家庭の出来事だった。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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