「学生が集まらない」。
あちこちから悲鳴が上がっている。
短大、大学、大学院、社会人大学院(MBA)。
この先、少子化は加速する。
減る一方の生徒を巡り、熾烈な争奪戦が繰り広げられる。
学校の経営破綻が相次ごう。
「学生集め」は学校側が心配することで、それは事務方の仕事と片づける時代は終わった。
これでは、ブランドが確立したところを除き、とても維持できない。
私は、教員の自己検証が大事だと思う。
問われているのは、一人ひとりが自分の受け持つ授業の魅力を高めるために、どれくらいの情熱を傾けているか。
事務方と連携を密にしながら、学生の「授業満足度」を追求する。
それが授業の出席率や真剣味の向上、学生の能力の伸長につながる。
そして、就職の実績、社会の評価に現れる。
やがて、ブランドの形成へ…。
教員の覚醒が学校の存続に不可欠となった。
昨今、教員など学校関係者がよくこぼす。
全入時代になり、学ぼうとする意欲の乏しい学生が増えている。
あるいは、学力が落ちている。
それは事実かもしれないが、彼らと相対する学校関係者にも大きな責任がある。
思い切った改革が急務だろう。
教わる側に変われという前に、教える側が変わってみせる。
ついては、学生がつまらない授業に対して「NO」と声をあげ、教員の奮起や入れ替えを促せるようにする。
高額の学費を支払う“顧客”なのだから、当然かつ最低の権利である。
これを容易に行使できる仕組みをつくらないと、授業の質の劣化は止められない。
例えば、教員はプロとして教える内容と教える方法に留意しなければならないのに、後者に無関心の人が多すぎる。
教育とてサービスであり、いまどきそんな事業者はどこを見回しても淘汰されている。
教室に一歩足を踏み入れると、化石みたいな授業が繰り広げられている。
眠るなと言うほうがムリ。
これまで述べたように、学校の生き残りは最大の商品としての授業の充実度がカギを握っている。
ところが、いまだに教員がふんぞり返っていることがある。
気持ちは分からなくない。
その多くは、常識では考えられないほど貧乏だから…。
名誉職と割り切り、せめて偉そうにすることで自分を慰めるしかないのか。
◇
なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。
******************
講演TV(教育編)
学校がつぶれる
******************
これは、2009年2月20日(金)の「和田創ブログ」に若干のアレンジを加えたものである。
Copyright (c)2009 by Sou Wada
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短大、大学、大学院、社会人大学院(MBA)。
この先、少子化は加速する。
減る一方の生徒を巡り、熾烈な争奪戦が繰り広げられる。
学校の経営破綻が相次ごう。
「学生集め」は学校側が心配することで、それは事務方の仕事と片づける時代は終わった。
これでは、ブランドが確立したところを除き、とても維持できない。
私は、教員の自己検証が大事だと思う。
問われているのは、一人ひとりが自分の受け持つ授業の魅力を高めるために、どれくらいの情熱を傾けているか。
事務方と連携を密にしながら、学生の「授業満足度」を追求する。
それが授業の出席率や真剣味の向上、学生の能力の伸長につながる。
そして、就職の実績、社会の評価に現れる。
やがて、ブランドの形成へ…。
教員の覚醒が学校の存続に不可欠となった。
昨今、教員など学校関係者がよくこぼす。
全入時代になり、学ぼうとする意欲の乏しい学生が増えている。
あるいは、学力が落ちている。
それは事実かもしれないが、彼らと相対する学校関係者にも大きな責任がある。
思い切った改革が急務だろう。
教わる側に変われという前に、教える側が変わってみせる。
ついては、学生がつまらない授業に対して「NO」と声をあげ、教員の奮起や入れ替えを促せるようにする。
高額の学費を支払う“顧客”なのだから、当然かつ最低の権利である。
これを容易に行使できる仕組みをつくらないと、授業の質の劣化は止められない。
例えば、教員はプロとして教える内容と教える方法に留意しなければならないのに、後者に無関心の人が多すぎる。
教育とてサービスであり、いまどきそんな事業者はどこを見回しても淘汰されている。
教室に一歩足を踏み入れると、化石みたいな授業が繰り広げられている。
眠るなと言うほうがムリ。
これまで述べたように、学校の生き残りは最大の商品としての授業の充実度がカギを握っている。
ところが、いまだに教員がふんぞり返っていることがある。
気持ちは分からなくない。
その多くは、常識では考えられないほど貧乏だから…。
名誉職と割り切り、せめて偉そうにすることで自分を慰めるしかないのか。
◇
なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。
******************
講演TV(教育編)
学校がつぶれる
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これは、2009年2月20日(金)の「和田創ブログ」に若干のアレンジを加えたものである。
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