フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5銭「フランス杯」の男子シングル。
宇野昌磨はインフルエンザで練習を積めなかった影響がショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の演技にはっきり表れました。

私は女子シングルも男子シングルもGPファイナル進出がゼロという最悪の事態も覚悟していましたが、宇野昌磨はSPを何とか2位で終えました。
表彰台に立てばいいのですが、それがやや危うい印象です。

FSはいい滑り出しでしたが後半になると体力が残っておらず、ふらふらの状態で滑っていました。
2度の転倒には驚きました。
しかし、スピンやステップなどで着実に稼ぎ、優勝を収めたスペインのハビエル・フェルナンデスを上回っています。
本人もキスアンドクライで得点に驚いたように見えました。

宇野昌磨は5大会連続の 300点超えこそ途絶えましたが、コンディションからすれば上出来でした。
大崩れしないのは「地力」がついている証拠です。
この選手は調子が悪くても、それなりの結果を残してくれます。
ホント、頼もしい。

宇野昌磨はこれでGPファイナルに3シーズン連続で出場することになりました。
地元・名古屋の開催ということもあり、本来の滑りを取り戻すでしょう。
日本勢が男女でただ一人というのはさみしいかぎりですが、私は応援します。
(樋口新葉は他力本願ですが、出場を絶たれたわけでありません。)

羽生結弦がけがでGPファイナルに出場できませんでした。
また、万全の状態で全日本フィギュアスケート選手権に出場できません。
宇野昌磨はどちらの大会でも優勝を飾るはずです。
技術でも表現でも世界最高レベルに達しています。
その先には平昌五輪金メダルも見えています。

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宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

⇒2017年10月29日「三宇野昌磨、スケートカナダは完成度優先」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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