コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

宮原知子

三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル

フィギュアスケートの女子シングル。
国際スケート連盟(ISU)はシニアデビューのシーズンに難病と闘いながら素晴らしい活躍を見せた17歳の三原舞依にインタビューを行い、公式サイトに記事を載せました。

⇒2017年5月13日「三三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

三原舞依は全日本フィギュアスケート選手権で3位に食い込み、四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権の代表に選ばれています。

四大陸選手権では日本人4人目の合計2百点超えを果たし、国際大会の初優勝を飾っています。
しかし、2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界選手権ではショートプログラム(SP)で最後のジャンプが得点なしになるミスを犯し、15位と出遅れました。
彼女にしては信じられない失態です。
エースの宮原知子の欠場で、自分が何とかしなければと固くなったようです。
それでも気持ちを切り替え、フリースケーティング(FS)でほぼ完璧な演技を見せて5位とごぼう抜きを果たしました。

さらに、シーズンの締めくくりとなるフィギュアスケート世界国別対抗戦のFSでは日本歴代最高得点を記録しています。
大舞台を経験するたびに目覚ましい成長を遂げました。

三原舞依は世界でも注目を集めましたが、日本でも次世代のエースとして期待が寄せられています。
スーパースターの浅田真央が選手生活に別れを告げ、日本女王の宮原知子が過酷な練習によるけがで苦しんでいます。
オリンピックシーズンに入ると、日増しにプレッシャーが高まっていくはずです。

三原舞依はインタビューでこれまでの競技人生についても振り返っています。
小学校2年生にスケートを始めたきっかけは、テレビで浅田真央の演技を見たことだったと答えました。

スケートは当然として、その練習も楽しいと語っています。
だから、今日まで続けてこられた・・・。

「ジャンプが一番好き」という答も可能性を感じさせます。
フィギュアスケートは採点競技であり、基礎点の高い高難度ジャンプを苦にしないのは断然有利になります。

憧れの浅田真央の代名詞だった「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」に挑戦したいという思いを持っていることも明かしました。
ただし、トリプルアクセルには筋力やスタミナが必要としています。
体調と相談しながらトレーニングを積んでいくのでしょう。
ぜひ軽やかに跳んでほしい。

三原舞依は宮原知子のけがの回復次第そして練習次第ですが、肩を並べつつあります。
若い世代に特有の勢いが衰えなければ、オリンピックシーズンに抜き去るかもしれません。

また、三原舞依は国際大会で金メダルを獲ったことで特段の変化が起こったわけでないと語っています。
同時に、周りからサインや写真撮影をねだられるようになってうれしいとも語っています。
やはり変化はあったのです。

浅田真央は2度、オリンピックのアイスリンクに立っています。
いよいよ三原舞依は平昌五輪の代表切符を獲りにいきます。
年末の全日本選手権で2位以内に入るしかありません。
大舞台に強いところを見せてくれるでしょう。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月23日「三原舞依日本最高得点、平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年4月1日「三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2」はこちら。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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宮原知子はメドベージェワを超えたのか

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子は全日本フィギュアスケート選手権で3連覇を果たしましたが、左股関節の疲労骨折でシーズン後半の試合を欠場しています。

その間、三原舞依やジュニアの本田真凜が目覚ましい成長を遂げました。
2018年平昌冬季五輪の日本女子の代表枠は2になり、日本女王も安泰でなくなっています。

この間、宮原知子は自分に迫ってくる若手の活躍を見ながら、試合に出られない悔しさを味わったことでしょう。
また、練習の虫ですので、それができない自分に焦りを感じたことでしょう。

ところが、私は宮原知子が離脱前に見せたフリースケーティング(FS)の演技が高く評価されていることを知りました。
米メディアが行ったファン投票でFSナンバーワンに輝いています。
映画「スター・ウォーズ」のレイア姫へのオマージュが大勢の心をとらえたようです。

世界フィギュアスケート選手権で余裕の2連覇を飾ったロシアの妖精、エフゲニア・メドベージェワを抑えています。
私は日本選手を応援していますからうれしいのですが、率直に言って驚きました。
日本女王が世界女王を超えるという逆転現象です。
悶々とした日々を過ごしてきた宮原知子への大きなプレゼントとなりました。

おそらく評価されたのはフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルの演技です。
ショートプログラム(SP)で自己ベストを記録しました。
さらにFSでおおよそ完璧な滑りを見せています。
演技構成点がすべての項目で8点台後半だったことも強い印象を与えた原因でしょう。

宮原知子は惜しくも合計点でエフゲニア・メドベージェワに敗れました。
それでも世界最強とされるロシア勢と勝負できる実力を証明しています。

宮原知子は猛烈な練習を積んできたために、体力の心配がありませんでした。
FSでの安定した高難度ジャンプがそれを物語っています。
しかし、オリンピックシーズンにそれが許されなくなりました。

これまでの得点では五輪の表彰台に立てないはずです。
私は代表選考会を兼ねる全日本選手権までに宮原知子がどのように自己ベストを更新するかに興味津々です。
表現を含めた演技全体の完成度を磨くつもりでしょう。
(けがの恐れがあり、いたずらにジャンプの基礎点を引き上げられないのでは?)

・・・私がファン投票の結果で不思議だったのは、3位に樋口新葉、4位に米国の長洲未来が入っているのに三原舞依が入っていなかったことです。
ノミネートされなかったのかな?

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年4月29日「宮原知子、五輪代表への試行錯誤」はこちら。

⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

⇒2017年3月16日「宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア」はこちら。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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三原舞依はシンデレラの魔法が解ける

シニアデビューのシーズンに目覚ましい成長を遂げた三原舞依に対し、国際スケート連盟(ISU)も注目しているという記事をネットで見つけました。
私もここまでの結果を残すとは思っていませんでした。
(全日本フィギュアスケート選手権の演技に感心し、それから気にするようになったくらいです。)

三原舞依はシーズンを締め括るフィギュアスケート世界国別対抗戦で、フリースケーティング(FS)の日本歴代最高得点を記録しました。
この大会は個人戦でありませんが、ショートプログラム(SP)、FS、合計で自己ベストを更新しました。

ISUは公式サイトで彼女へのインタビュー記事を載せました。
「今季はさまざまなことに挑戦することができたので、これまででもっとも楽しめて、幸せなシーズンでした」と振り返りました。

国別対抗戦ではチームイベントの盛りあがりに触れ、オリンピックの団体戦の魅力に目覚めたようです。
また、キス・アンド・クライから仲間の演技を応援するなかで刺激を受けたようです。

三原舞依はSPでは普段どおりに滑れました。
しかし、FSではチーム・ジャパンの最後の演技になり、自分の出来次第で優勝が左右される状況でしたのでかなりナーバスになりました。
にもかかわらず日本女子最高得点を出せて、うれしさとともに驚きを感じました。
さらに、2018年平昌冬季五輪の代表切符をつかめそうだという手ごたえを感じました。
ちなみに、日本女子は2枠です。

シニアデビューを迎える本田真凜、3季連続女王に輝く宮原知子が最大のライバルとなるでしょう。
そこに滑りとジャンプが復調気味の樋口新葉などが割って入ります。
超激戦です・・・。



三原舞依は現時点でジュニアの幼さが残っており、オリンピックで世界のトップクラスと戦ううえで見劣りがします。
本人もよく承知しており、プレゼンテーションのレベルアップのためにバレエを習っています。
大人の表現力が身につかないと得点が伸び悩むでしょうし、そこに意識を奪われると安定感のある高難度ジャンプでつまずきます。
とても難しい「変身」を遂げなければなりません。

三原舞依は今季の大躍進をシンデレラの魔法にたとえ、「引退するまで解けないでほしい」と語っています。
が、そうした守りの意識はかなりマイナスになります。
私は、魔法が解けないと大人の女性に脱皮できないと思います。

女の子からの劇的なイメージチェンジを期待したいですね。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

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宮原知子、五輪代表への試行錯誤

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子が久しぶりに人前に姿を現しました。
日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会です。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル2位、全日本フィギュアスケート選手権3連覇などが評価されています。

宮原知子は左股関節の疲労骨折の影響で4大陸フィギュアスケート選手権、世界フィギュアスケート選手権を欠場しています。
公の場に出るのは全日本選手権以来です。

ヘアスタイルを変えたせいか元気そうに見えます。
自身をリフレッシュしたかったのかもしれません。
休養を余儀なくされ、焦りを抑え込むのは大変だったでしょう。

試合に出られなかった日々はテレビで応援したり、リハビリに励んだりしていました。
リハビリが順調に進み、かなり回復してきたようです。
陸上で走り込みやジャンプなどを行ってきましたが、5月から氷上練習を始める予定です。
「みんなと会うことができ、頑張りたいという気持ちが強くなりました」と語っています。



宮原知子は全日本選手権で危なげなく3連覇を飾りました。
しかし、3か月ほどの休養の間に三原舞依や樋口新葉が急成長を遂げました。
さらに、オリンピックシーズンには本田真凜などの十代半ばの有力選手がシニアデビューを果たします。

宮原知子は五輪代表が確実という状況でなくなっています。
若い選手は伸び代を残しており、短期間で劇的に伸びるかもしれません。
(宮原知子も19歳なので若いですが・・・。)

宮原知子はずっと「練習の虫」とされてきました。
それにより自信と安心を得てきたところもあったはずです。
試合に出られなかったことはつらかったでしょう。
が、練習を積めなかったことはもっとつらかったでしょう。
戸惑いやら不安やらに苦しみました。

宮原知子は例年よりスタートが遅れますので、オリンピックシーズンにハンディを負うことになります。
新しいプログラムをつくるのは6〜7月とか。
演技の完成度を高めていくには決して時間が十分といえません。

それ以前に、自分の体調に応じた新しい練習のペースを築くまでが試行錯誤の連続になるでしょう。
これまでより練習の「量」を減らしながら、いかに練習の「質」を高めていくか。
オリンピックで表彰台に立つためにジャンプの基礎点を引き上げることも考えなければなりません。
大変です。

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三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える

私は目の回るような忙しさで、ブログにエネルギーを注ぐことができません。
フェイスブックからも長く遠ざかっています。
加齢により体力がかなり衰えていることも影響しています。
顧客先に伺うなどして自宅に戻ると、疲れきっている自分に気づかされます。
この半年ほどで老いが加速しました。

さて、先ごろ行われたフィギュアスケート世界国別対抗戦。
女子シングルで初出場の三原舞依と樋口新葉が素晴らしい活躍を見せました。
二人の頑張りが日本チームを3年ぶりの優勝へ導きました。
とりわけフリースケーティング(FS)はほぼ完ぺきな演技でした。

17歳の三原舞依は日本歴代最高得点を記録し、自己ベストを8点近く更新しています。
合計でも同2位、世界歴代5位です。
2018年平昌冬季五輪の表彰台を狙えます。

難病を克服して躍進した今シーズンの最後をハッピーエンドで締めくくりました。
課題の表現力でも高い評価を得ています。
本人は「王子さまと出会って城に戻った感じ」と語っています。
私はhuluで2015年のディズニー映画(実写版)「シンデレラ」を見たばかりです。
(金をかけていることもあり、完成度が高いですね。)

三原舞依は浅田真央に憧れて背中を追いかけてきましたので、彼女の現役復帰の目標だったオリンピック出場を自分が叶えようと考えています。



16歳の樋口新葉は日本歴代2位の得点を記録し、自己ベストを一気に16点近く更新しています。
合計でも同3位、世界歴代8位です。
順調に成長を遂げれば平昌五輪の表彰台に届くかもしれません。
(日本の女子シングルは2枠ですので、五輪代表になるのも大変ですが・・・。)

得意の高難度ジャンプが不調だった今シーズンの最後で結果を出せたのは、オリンピックシーズンへ向けて自信になったでしょう。
力強い滑りがだいぶ戻ってきました。
FSの得点に一番驚いたのは本人でした。
四大陸フィギュアスケート選手権で9位、世界フィギュアスケート選手権で11位と沈み、悔し涙を流しています。

樋口新葉は浅田真央の代名詞の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」をプログラムに組み込もうと考えているはずです(FS)。



この大会では樋口新葉が日本最高をマークし、その少し後で三原舞依が塗り替えています。
力強いガッツポーズが飛び出した二人はFSでも合計でも浅田真央の得点を上回りました。
ちなみに、FSと合計の日本歴代最高得点は宮原知子が記録しています。
もう超えられるところまできました。

なお、この大会では海外の選手やコーチも寄せ書きした「まおちゃん ありがとう」のボードが掲げられました。
彼女の人柄とフィギュアスケートに注いだ情熱が、ライバルを含めた多くの関係者から大きな「敬愛」を集めたことを物語っています。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

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樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

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⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

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真央から舞依、真凜へ、マママの系譜

浅田真央から17歳の三原舞依、15歳の本田真凜へ。
フィギュアスケート女子シングルはスーパースター・浅田真央が現役引退を決断しました。
私個人は高橋大輔が去り、浅田真央が去り、さみしさを拭えません。
「火が消えた」といってしまっては、頑張っている現役選手に失礼かな。

⇒2017年4月11日「浅田真央が現役引退・・・寂しいかぎり」はこちら。

男子シングルもそうですが、とりわけ女子シングルは華のある選手がほしい。
ヒーローとヒロインが現れると、競技全体に対する国民の関心も盛り上がります。

本田真凜はオリンピックシーズンにシニアデビューを迎えます。
最高のタイミングです。
すでに「ポスト真央」として注目を集めています。
(日本スケート連盟もテレビ局も胸をなでおろしていることでしょう。)

三原舞依も本田真凜も浅田真央の演技に憧れてフィギュアスケートの道に入りました。
また、浅田真央の人間性と練習に打ち込む姿勢から好ましい影響を受けています。

浅田真央がトップアスリートとして紡いだ「感動」に心を震わせた若い世代が表舞台に登場しています。
女子シングルはむしろ、これから全盛期を迎えようとしているのかもしれません。
「フィギュアスケート王国」は安泰でしょう。



難病と闘う三原舞依は体調がいいほうに向かってくれれば、かなり期待できます。
練習嫌いと公言する、どこか日本人離れした本田真凜は天衣無縫がいいほうに働いてくれれば、かなり期待できます。

3人の共通点は技術と表現がよく、とくに得点源のジャンプが強いことです。
浅田真央は少女時代から高難度ジャンプをたやすく回っていました。
三原舞依と本田真凜は若くて軽いこともあり、やはり苦にしていません。
二人ともやわらかくてきれいに跳びます。

三原舞依は発展途上の表現力と感じますが、決してダメというわけでありません。
本田真凜は天性の表現力を感じさせます。

得点に占める比重は低くても「表現」の巧拙は僅差の戦いだと響きます。
いくらかでも有利な採点を引き出すには観客と審判にアピールしなければなりませんし、それ以前にリンクを自分の世界に染めあげなければなりません。

三原舞依と本田真凜はオリンピック(シーズン)にどのようなプログラムで臨むのでしょうか。
全日本フィギュアスケート選手権の代表選考を勝ち抜き、五輪の表彰台に上ろうとすればジャンプの構成が重要になり、基礎点をかなり引き上げるはずです。

私は三原舞依も本田真凜も「伸び代」を残していると思います。
浅田真央が休養を取ったり、不調に苦しんだりした空白期間を“一人横綱”のように支えてきた宮原知子が厳しい戦いを強いられることになるでしょう。

私には、女子シングルの系譜は浅田真央から三原舞依、本田真凜へ引き継がれるという予感があります。
「マママの系譜」です。

なお、「3マの系譜」と読まないようにお願いします。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

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三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2

2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権の女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、日本勢は目指していた最大3枠確保を叶えられませんでした。

深夜過ぎに放映番組がスタートしました。
私は仕事の都合でどうしても見ることができませんでした。

ショートプログラム(SP)15位の三原舞依がごぼう抜きを演じ、5位に食い込みました。
得点の出にくい第2グループで猛然と巻き返しました。
この順位はすごいことです。

本人も信じられないというSPでの最後のジャンプの大失敗(得点ゼロどころかマイナス)が悔やまれます。
エースの代役を求められ、気の毒でした。
のびのびと滑らせてあげたかった・・・。
三原舞依は病気が悪化することがなければ期待がおおいに持てます。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

しかし、SP9位の樋口新葉が11位、SP12位の本郷理華が16位と順位を落としています。
今度は二人が重圧に押しつぶされ、ジャンプにミスが相次ぎました。
どちらも世界で戦うメンタルが備わっていません。

枠取りのかかる世界選手権で必死に自分と闘った3選手を責められませんね。
日本勢は一人も第4(最終)グループに入れませんでした。

率直に言えば、私は三原舞依が表彰台に近い4〜5位に入ってくれればと思っていました。
順位はそのとおりになりました。
そして樋口新葉か本郷理華のどちらかが6〜8位に入ってくれればと思っていました。
もしそうなるとしたら、樋口新葉のほうが可能性が高いのでないかと・・・。

結果から眺めれば、今シーズンは日本女子にとって最悪だったのかもしれません。
エースの宮原知子がけがで棄権し、浅田真央が不調(けが)で出場できませんでした。

来シーズンは二人がきっと復調を果たすでしょう。
三原舞依は今大会での失敗を糧にし、精神的にも大きな成長を遂げます。
さらに、本田真凜ら有望なジュニア選手がシニアに上がってきます。

日本女子にとり2枠はとても厳しい。
しかし、オリンピックで表彰台を狙える選手が3人そろうというのは考えにくいのは確かです。
仕方ないかなぁ・・・。



現時点における私の来シーズンの予想を記します。

本田真凜と三原舞依を中心に回るのでないでしょうか。
この2選手が2018年平昌冬季五輪代表にもっとも近い。
とくに本田真凜はかなりの伸び代を残しています。

そこに宮原知子が絡んできます。
浅田真央は老け込む年でありません。
私は底力を見せてくれると信じています。

こうなってほしいという老人の願望がないわけでありませんが、大人げないので書くのはやめます。

◆書き加え(4月1日)

夕方、フジテレビで三原舞依の演技をきちんと楽しむことができました。
この選手は来シーズンが滅茶苦茶楽しみです。
浅田真央に憧れ、好きな演技を動画で繰り返し見ています。

私は2014年ソチ冬季五輪の浅田真央のFSの演技をちょっと思い出しました。
SP16位からFSで6位としました。

同じ10人抜きですが、三原舞依には悲壮感は漂っていませんでした。

◆書き加え(4月2日)

関係者へ。
来シーズンはもっと大人のコスチュームにしてあげてください。
印象面でも損です。

神戸といえば洗練のファッション・・・。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

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平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り

2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権の女子シングル。
ショートプログラム(SP)は済んでいます。
残念ながら日本勢は振るいませんでした。

なかでも四大陸フィギュアスケート選手権で2百点超えの初優勝を飾り、ファンの期待を一身に集めた三原舞依は緊張と重圧に押しつぶされ、本人も記憶にないという痛恨のミスを犯しました。
公式練習で好調を保っており、本人は緊張していてもジャンプを跳べると考えていました。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

三原舞依は表情と動きは硬いながらも、冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループを決め、後半のダブルアクセルをきれいに決めました。
普段の落ち着きを取り戻したかに見えました。
ところが、自信があるとの理由で最後に入れた3回転フリップが2回転になって0点、そのうえに転んで減点され、マイナスになりました。
あまりに痛すぎる。

エースの宮原知子の代役は務まらないとしても、表彰台に近い順位をつかんでほしいというファンの願いは届きませんでした。
まさかの15位に沈み、三原舞依は涙をこぼしています。
五輪枠取りは上位2選手の順位合計が問われますので、恐ろしく厳しい。

⇒2017年3月30日「浅田真央が背負った期待は重圧どころか恐怖」はこちら。

男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨の2選手が突出し、出場枠が「2」でもオリンピックでの日本勢の活躍にほとんど影響を及ぼしません。
(後に続く選手がいないのが、日本男子の問題でもあります。)

しかし、女子シングルは十代後半に差しかかる有望株が急成長を遂げており、ぜひとも「最大3枠」を確保したいところです。
私は平昌五輪を睨んで現役復帰を決めた浅田真央に出てほしい。
宮原知子が復調を果たせば、残りは一人に限られます。
代表選考を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権は文字どおりの地獄。

日本のトップクラスに位置するアスリートは全員がオリンピック出場を目標に頑張っているといっても過言でありません。
そのために遊びたい盛りの幼少期から猛練習に打ち込んできました。
ほかはすべて犠牲にしてきたのでは?
ましてフィギュアスケートは日本のお家芸ですから、出られない悔しさといったら尋常でないでしょう。

女子シングルは最大3枠確保が瀬戸際なのは確かです。
しかし、私はすっかり諦めたというわけでありません。

⇒2017年3月29日「樋口新葉の復調、宮原知子の祈り・・・平昌出場枠」はこちら。

もしも奇跡が起こるとしたら、3選手の開き直りしかないでしょう。
失うものは何もないとの覚悟で、緊張も重圧も吹き飛ばしてほしい。
フリースケーティング(FS)の得点の比重は大きいですから、最後の最後まで希望を捨てないでください。

2006年トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香はテレビ放送で「それぞれが実力を信じて自己ベストの演技を目指して・・・」と声援を送りました。
彼女自身は出場枠がかかった前年の世界選手権で振るいませんでしたが、このときは村主章枝と安藤美姫が頑張りました。
そして、この3選手が出場した本番のオリンピックで勝ったのは荒川静香でした。

FSの最終組に日本女子が一人もいないという光景は近年では珍しいのでないでしょうか。
テレビ局は困っているはずですし、私だってさみしいです。
が、三原舞依と樋口新葉、本郷理華の3選手には、自分の努力を信じ、実力を出し尽くしてほしいと心から思います。

とくに三原舞依には逆転優勝を収めた四大陸選手権以上の“ごぼう抜き”を望みます。
上位との得点差は大きいですが、今シーズンをどうか最高の「シンデレラ」で締め括ってください。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠

3月29日から世界フィギュアスケート選手権が開幕します。
会場はフィンランド・ヘルシンキになります。
期待が膨らむところですが、日本スケート連盟は女子シングルの宮原知子が左股関節の疲労骨折の影響で欠場すると発表しました。

宮原知子は2018年平昌冬季五輪の国別出場枠がかかる世界選手権への出場を目指し、3月からジャンプの本格練習を再開していました。
しかし、関係者によれば「骨がきれいにくっついていない状態」とか。
痛みから満足な練習を積めず、ベストパフォーマンスを行えないという結論に至りました。
本人が謝罪のコメントを発表しています。

日本女子は全日本フィギュアスケート選手権3連覇中のエースが不在のまま大一番に臨みます。
2006年トリノ冬季五輪から3大会続く「最大3枠」の確保が危うくなっています。

四大陸フィギュアスケート選手権優勝の17歳、三原舞依、全日本選手権2位の16歳、樋口新葉が出場します。
二人はシニア転向1年目であり、しびれるような世界選手権の大舞台を経験していません。
そして宮原知子に代わり、補欠の20歳、本郷理華が出場します。
3年連続なので経験は豊富ですが、今シーズンはけがのせいか調子がよくありません。
それと率直に言って、大舞台に強くないという印象を受けています。

世界選手権で上位2人の順位合計が「13以内」なら最大3枠を保てます。
が、「14〜28」だと2枠に減ります。
世界で見ると、今シーズンの自己ベストは三原舞依が5位、樋口新葉が9位、本郷理華が14位です。
そのままなら上位2人の合計が14になり、海外勢のミスがなければ3枠は難しい。
先日のフィギュアスケート世界ジュニア選手権で15歳の本田真凜が出した自己ベストがいかに高得点だったか分かるでしょう。

日本女子は今シーズン、10代半ばの選手が急成長を遂げており、平昌五輪出場は超難関となります。
世界ジュニアで活躍した本田真凜、16歳の坂本花織がシニアに転向します。
26歳の浅田真央が代表入りを狙っていることは言うまでもありません。

世界選手権の出場3選手には猛烈な重圧がかかるでしょうが、日本のためというより自分のために頑張ってもらうしかありません。
三原舞依に痛みがなく、樋口新葉に勢いが戻っていれば、かろうじて大丈夫でしょう。

このブログで幾度か述べたとおり、私は宮原知子のけがが公表された時点で世界選手権への出場は間に合わないと思っていました。
同時に、ここで無理をすると来シーズンを棒に振りかねない、選手生命を終わらせかねないとも思っていました。

また、世界ジュニアが行われた台北で浜田美栄コーチが慎重に語った内容から、宮原知子は調整が進んでいないと考えていました。
(浜田美栄コーチも来シーズンを案じています。)

宮原知子がエースとしての自覚と責任感からぎりぎりまで頑張っていたのは分かりますが、このタイミングでの発表は遅すぎます。
結果として、補欠選手を含む関係者により大きな負担をかけることになりました。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月16日「宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア」はこちら。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子が3月末からヘルシンキで行われる世界フィギュアスケート選手権2017の出場へ向けて練習を本格化させていることが日本スケート連盟から発表されました。
宮原知子は左股関節の疲労骨折で全治4週間と診断され、四大陸フィギュアスケート選手権と冬季アジア大会を欠場していました。
2018年平昌冬季五輪の国別出場枠がかかりますので強い出場意欲を見せています。
日本女子エースとしての立場も責任も自覚しています。

日本スケート連盟の小林芳子強化部長が先週末に練習を視察したところでは、左足の爪先をつくトウループは抑え気味にしながらも、ドクターやトレーナーの指示に従って調整を行っています。
すでに3回転−3回転のコンビネーションジャンプを跳び、プログラムを通して滑っています。

ただし、宮原知子は痛み止めを飲んでいます。
要は、痛いということ。

浜田美栄コーチは宮原知子が出たがっていると語りました。
しかし、オリンピックシーズンに響くかもしれず、本人の意思を大切にしつつも冷静に状況を見極めていくそうです。
選手を守るため、出場に関する明言を避けるのはコーチとして当然です。
私はけがの報道を聞いた時点で避けたほうがいいと考えていました。
来シーズンどころか、選手生命を棒に振る恐れがあります。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

宮原知子が欠場すると日本女子の3枠確保は難しくなりますが、仕方ありません。
このブログで述べていますが、けがの回復と滑りの復調は間に合わないはずです。
世界選手権まで2週間を残すだけになっています。
本人が一番悔しいでしょうが、やめたほうがいいのでは・・・。

若い三原舞依と樋口新葉に頑張ってもらうほかにないでしょう。
私は浅田真央がこれまで果たしてきた役割の大きさを改めて感じざるをえません。
やはり彼女の経験は頼りになります。
コンディションがよくなっているなら世界選手権で滑ってもらいたいくらいです。

⇒2017年3月12日「浅田真央は大丈夫、3度目の五輪出場へ」はこちら。

⇒2017年3月1日「浅田真央はどうしているのだろう」はこちら。

⇒2017年1月28日「浅田真央といきものがかりは放牧へ」はこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

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⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子は昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルの前から痛みを抱えていました。
その後の精密検査で左股関節の疲労骨折が判明し、全治4週間と診断されました。
そして2月の四大陸フィギュアスケート選手権と冬季アジア大会を棄権しました。

その宮原知子ですが、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によれば、3月に入って本格的な練習を再開しました。
全日本フィギュアスケート選手権3連覇の彼女は日本女子エースとしての自覚が十分です。
2018年平昌冬季五輪の国別出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権に出場するという意志は揺るぎません。
また、指導に当たる浜田美栄コーチもその責任の重さを承知しています。

宮原知子はここまで治療とリハビリにより順調に回復してきました。
すでに3回転ループは跳んでいます。
もっとも負担のかかる3回転トウループなど、他の高難度ジャンプはドクターと相談しながら跳ぶタイミングを探っています。

世界選手権は3月29日〜4月2日にフィンランド・ヘルシンキで行われます。
私は正直、宮原知子は間に合わないと考えていました。
同時に、先の長い競技人生のためにも無理をすべきでないと思っていました。
おそらく自身による今回の決断は強行出場に近いのでは・・・。

宮原知子が調子を戻せるなら、日本女子が2006年トリノ冬季五輪から守ってきた最大3枠は大丈夫です。
とはいえ、1か月足らずで万全の状態を望むのは現実的でないという気もします。

3枠確保には上位2選手の合計順位が「13」以内でなければなりません。
四大陸選手権で優勝した17歳の三原舞依が実力を出せれば、それなりの順位に食い込めるでしょう。
(彼女が5位以内だと可能性は高まるはずですが、彼女はいまだに病気と闘っています。)
16歳の樋口新葉は調子を崩しました。
初出場の二人に想像を絶するプレッシャーがかかりますので、代表枠確保の行方は宮原知子の出来次第でしょう。

日本が2枠に留まると、十代の有力選手が目白押しの女子シングルは五輪代表選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権が恐ろしく熾烈な戦いになります。

世界選手権がどのような結果になるのか、私には予想がつきません。

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⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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三原舞依は日本女子エースへ

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
三原舞依がショートプログラム(SP)4位からフリースケーティング(FS)で逆転優勝を果たしました。
2百点超えは日本女子では浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目です。

三原舞依は派手さがありません。
私は落ち着いた選手、安定した演技という印象を持っています。
プレ五輪と位置づけられた今回の国際大会でもそれをいかんなく発揮しています。

SPでもFSでもノーミスというのはよほどメンタルが強いのでしょう。
とはいえ、プログラムは自分が練習できちんと行えるものしか入れていないそうです。
アスリートとしての考え方も堅実なのかもしれません。

2015年12月に発症した「若年性特発性関節炎」を克服して出場し、シニア1年ながら日本勢の3選手のなかで抜群の活躍を示しました。
車いすの生活を送った時期もあり、いまもスピンで痛みを感じることがあるようです。
体力の厳しいFSで7つのジャンプをすべて決めたのはすごい。
本人も驚くほどの高得点が出ました。

使用曲「シンデレラ」は中野園子コーチの選曲らしい。
復帰シーズンを「ハッピーエンド」で終われるようにという計らいです。
本人は曲に乗り、滑れるようになった喜び、そして支えてくれる周囲への感謝を表現しました。
まだ17歳なのに「病気を言い訳にしない」というから立派。

2010年バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、韓国の金妍児(キム・ヨナ)から表彰式で花束を渡されています。
三原舞依はずっと憧れてきた浅田真央のかつてのライバルとハグを交わしました。
また、自分が表彰台のてっぺんに立ち、日本の国歌「君が代」を流すことができ、感激しています。
今大会の会場は2018年平昌冬季五輪と同じ「江陵アイスリンク」で行われましたので、初出場・初優勝はそれへ向けた大きな弾みとなりました。

オリンピックの出場枠がかかる3月末からの世界フィギュアスケート選手権でもノーミスの演技を見せてくれることを期待します。
宮原知子の回復を前提としての話ですが、ノーミスの演技を再現できれば最大3枠の確保は大丈夫でしょう。
もちろん、今大会でまったく不本意な出来に終わった樋口新葉に雪辱を晴らしてほしいと思っています。

今大会はヨーロッパの選手と最強のロシア勢が出場しておらず、三原舞依は得点を伸ばそうと考えています。
1か月ちょっとの間に表現などをもっと磨きたいとの課題を口にしています。
さらに、この会場に平昌五輪で戻ってくるとの目標を語っています。

三原舞依はアクセルを除く5種類の3回転が跳べます。
もともと高難度ジャンプを苦にしていません。
三原舞依がこのまま成長を遂げれば日本女子エースの宮原知子とともに2枚看板になるかもしれません。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
五輪出場の枠取りがかかる3月の世界フィギュアスケート選手権の行方を占う大会でした。

新鮮な顔ぶれの日本勢はショートプログラム(SP)が終わった時点で樋口新葉と本郷理華が表彰台の圏外に去るという非常事態でした。
私は宮原知子のけがの回復が間に合わないと大変なことになると思いました。

樋口新葉はシニア1年目ながら、3選手のなかでは全日本フィギュアスケート選手権で最高の2位となりました。
優勝の期待も寄せられましたが、緊張と重圧が高まったのでしょうか、奮いませんでした。
それとも負傷した右足の治療が思わしくなかったのでしょうか。

ところが、同じくシニア1年目ながら、全日本選手権で3位の三原舞依が初優勝を飾りました。
ブラヴォー! おめでとう!!!
私はいつもどおりのテレビ観戦ですが、演技に感動し、笑顔に歓喜してしまいました。

三原舞依は、ショートプログラム(SP)で1位と僅差の4位につけていました。
(これも、かえってよかったのかもしれません。)
フリースケーティング(FS)で会心の演技を披露し、パーソナルベストを更新しました。
自身初となり、目標としていた2百点超えを果たしました。
日本女子では、浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目の快挙です。
四大陸選手権では2008年の浅田真央以来となる初出場初優勝でした。
これにより日本女子は10年連続で表彰台に立ちました。

三原舞依は最終グループでしたが、演技の開始時の表情がよかった。
内面の「落ち着き」が伝わってきました。

冒頭の連続3回転ジャンプを決め、中盤の3連続ジャンプを決め、ステップではときおり笑顔を交えました。
そして、最後までノーミスで滑りきりました。
「福」を感じさせる柔和な笑みでガッツポーズをつくり、日本から応援に来ていたファンに応えました。
この子は大人の女性になると、とても美しいと思いました。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

演技後、キス&クライで中野園子コーチとともに素晴らしいスコアを喜びました。
そして金メダルが決まり、「夢のようです」。

三原舞依は難病の若年性特発性関節炎と診断され、リンクに立てない時期を乗り越えて復帰しています。
おそらくメンタルの安定感はそれと無関係でないでしょう。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカ、全日本選手権で3位に入り、四大陸選手権と世界選手権の代表の座をつかみました。
今大会の会場となった「江陵アイスアリーナ」は2018年平昌冬季五輪で使用されます。
かなりの自信がついたことでしょう。

日本女子は、オリンピックは2006年トリノから3大会連続で3枠を確保してきました。
世界選手権は2003年から15大会連続で3枠を確保してきました。
村主章枝や荒川静香、安藤美姫、浅田真央がこの伝統を守ってきました。

三原舞依は四大陸選手権でSPもFSもノーミスの演技でした。
逆に言えば、この得点を伸ばすのが大変です。

圧倒的に強いロシア勢などの世界のトップクラスと戦うには、さらなる成長が望まれます。
(今シーズンの世界8位に当たります。)
宮原知子が出場したうえで三原舞依が頑張れば、2018年平昌冬季五輪での3枠獲得につながるでしょう。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。



表彰式のプレゼンターは金妍児(キム・ヨナ)でした。
大人になった彼女は飛び切り美しい。

金妍児に強く憧れてきた樋口新葉は花束を受け取ることができませんでした。
世界選手権ではこの悔しさをぶつけて、いい成績を収めてください。

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樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
日本勢は樋口新葉と三原舞依、そして疲労骨折で棄権した宮原知子の代役の本郷理華の3選手が出場しています。
樋口新葉と三原舞依はシニアデビューを果たしたばかりですので今回が初出場となります。

私は、圧倒的な強さを誇るロシア勢が出場しないため、宮原知子の2連覇は動かないと思っていました。
全日本女王として責任感の強い本人は精神的にも苦しいでしょうが、五輪出場枠のかかる世界フィギュアスケート選手権に何とか間に合わせてください。

というわけで、今大会は日本勢、カナダ女王のケイトリン・オズモンド、米国女王のカレン・チェンなどによる大接戦が見込まれます。

樋口新葉はスケーティングのスピード、そして高難度のジャンプを強みとします。
三原舞依は総合力と安定感を持ち味とします。
本郷理華はフリースケーティング(FS)を昨シーズンの「リバーダンス」に戻し、立て直しを図りました。

3選手が気後れせずに思い切った演技を行えるなら、この順位で四大陸選手権の表彰台を独占することもないとはいえません。
私としてはとくに樋口新葉の勝負度胸、三原舞依の平常心に期待したい。
やってくれるでしょう。

⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

だとすれば、この3選手で世界選手権を戦えそうです。
最大3枠を逃して2枠になると、年末の全日本フィギュアスケート選手権は選手にとってもファンにとっても大変な五輪代表選考会になります。
観覧席から絶叫が飛び交うことでしょう。

◆書き加え(2月15日)

樋口新葉は2010年バンクーバー冬季五輪金メダリストの金妍兒にとても憧れています。
いまでも動画を見ることがあるそうです。
滑りもジャンプの流れも表現もすべてが好きとのこと。
おそらく金妍児の演技に特有の「都会的な雰囲気」に惹きつけられるのでしょう。

が、公式練習では集中力を保てず、ミスが続きました。
大丈夫でしょうか、ふわふわしている印象を受けます。

◆書き加え(2月17日)

ショートプログラム(SP)が行われました。

樋口新葉はジャンプに乱れや転倒などのミスが相次ぎ、10位と出遅れました。

三原舞依は落ち着いて滑り、日本勢最高の4位でスタートを切りました。
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めると、いい流れでノーミスにまとめました。
フリースケーティング(FS)で最終グループに入っており、立派です。

本郷理華は9位と出遅れています。
四大陸選手権や世界選手権を経験していますが、このところは壁にぶつかっています。

◆書き加え(2月18日)

フリースケーティング(FS)が終わりました。

やりました、三原舞依、おめでとう。
会心の演技で、SP4位から逆転を果たしました。
シニア1年目、初出場の四大陸選手権で初優勝を飾っています。
初出場初優勝は浅田真央以来とか・・・。

難病を乗り越えました。
メンタルが安定しています。

この子は「福」をもたらしそうな顔つきです。
大人の女性になったら、さぞかしきれいでしょう。
世界選手権でも平昌五輪でも日本代表としていい結果を収めることを私は心より願っています。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ

私はとんでもないニュースに接しました。
フィギュアスケート女子シングルの宮原知子が左股関節を疲労骨折し、四大陸フィギュアスケート選手権と冬季アジア大会を欠場することになりました。
けがは全治4週間とのこと。
昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルの前から痛みが出て治療を続けていたようです。

3月にヘルシンキで行われる世界フィギュアスケート選手権では2018年平昌冬季五輪の出場枠が決まります。
宮原知子は出場する方向で調整するということですが、普通に考えれば間に合うはずがありません。
また、無理を押して出場したとしても、成績(順位)が悪いと意味がありません。

それ以前に自らの「選手生命」を縮めかねません。
大きな危険をともないますので、私は見合わせるべきだと思います。
悔しいでしょうが、来シーズンに備えてほしい・・・。

このブログで述べましたが、高難度ジャンプ競争をあおる採点方法(基準)は世界のトップクラスの選手をけが人だらけにします。

⇒2017年1月7日「フィギュア選手の寿命を縮める採点基準・採点方法」はこちら。

宮原知子がオリンピックで表彰台にのぼろうとすれば、高難度ジャンプを組み込んでプログラムの基礎点を引き上げるしかありません。
おのずと過酷な練習を積みます。
彼女は「練習の虫」ですので、下半身に想像を絶する負荷がかかっていたのでしょう。
とくに平昌五輪の本番会場で行われる四大陸選手権で滑っておきたかった・・・。
気の毒なことです。

宮原知子に代わり、四大陸選手権は20歳の本郷理華、冬季アジア大会は高難度ジャンプが得意の16歳の坂本花織が出場します。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

日本女子は、エースのけがで五輪出場枠の見通しがつかなくなりました。
大ピンチです。
出場3選手のうちの上位2選手のポイント(順位)合計が「13」に収まらないと、最大3枠の確保が叶えられません。
私は回復を祈っていますが、そうならないとすると凄まじい重圧がシニア1年目で16歳の樋口新葉、病気と闘う17歳の三原舞依を襲います。
はたして初出場の二人はそれに耐えられるでしょうか。

仮に20歳の本郷理華が出場するとしても2015年は6位、2016年は8位に留まりました。
日本女子は一転、きわめて厳しい戦いになりそうです。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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紀平梨花は驚異の高難度ジャンパー

フィギュアスケートのシングル。
男子は羽生結弦という五輪王者がいて、その背中を追いかける宇野昌磨がいます。
今後次第で宇野昌磨もオリンピックの頂点を争えますが、その後に続く選手が見当たりません。

ところが、女子はロシア勢が図抜けて強いこともあり、頂点を争える選手がいません。
それに一番近い宮原知子は国内女王に留まります。
私は現状の延長線だと難しいと考えています。
3月の世界フィギュアスケート選手権で「ブレイクスルー」を果たしてください。
(浅田真央がもしも本調子を取り戻せば話は別です。)

その代わりという表現は適切でありませんが、近い将来に五輪のメダルを狙える10代半ば前後の選手が目白押しです。

私が気になる一人が兵庫県の公立中学校に通う14歳の紀平梨花(きひら・りか)。
兵庫県西宮市出身。O型(血液型)。
アクセルを含めて6種類の3回転ジャンプを跳べます。
年齢制限のために2018年平昌五輪に出られません。

紀平梨花は、初心と基礎を大切にする浜田美栄コーチの指導を仰いでいます。
教え子に宮原知子と本田真凜、白岩優奈がいます。
一緒に練習できることもあるわけで、環境としては恵まれています。
取り組み姿勢や方法、技術や表現、コンディションづくりを学べ、新鮮な刺激を受けられます。
競争心も掻き立てられます。
要は、「切磋琢磨」が可能なのです。

⇒2017年2月6日「浜田美栄コーチと選手の愛の五重奏」はこちら。

紀平梨花は昨年、国際スケート連盟公認のジュニアグランプリ(JGP)シリーズに出場しました。
そして、初戦のチェコスケートで2位、次戦のリュブリャナ杯で1位となり、JGPファイナルに進出しました。

このリュブリャナ杯のフリースケーティング(FS)で、史上7人目となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めました。
日本人では伊藤みどり、浅田真央、中野友加里に次いで4人目です。
さらに、このFSで、女子選手としては史上初となる8回の3回転ジャンプを決めました。
紀平梨花は驚異の高難度ジャンパーです。

ところが、紀平梨花は期待に胸を膨らませて臨んだ全日本ジュニア選手権でトリプルアクセルに失敗して11位に終わりました。
また、ジュニアGPファイナルでもトリプルアクセルで転倒して4位に留まりました。

日本は「フィギュアスケート王国」と呼ばれ、競技の人気は突出しています。
若い選手が主要大会で結果を残すと、一気に注目が集まります。
それとともに選手は重圧を感じるようになります。
無心で滑っていた頃の精神状態を保つことができなくなります。
紀平梨花はそれを痛感させられたのでないでしょうか。
緊張が強いと、なかでもトリプルアクセルはうまくいきません。

表現面はこれからですが、技術面は飲み込みがとても早いようです。
とくに持ち味の高難度ジャンプには失敗を恐れず、果敢に挑みます。
自立心が強くて物おじせず、さらに負けず嫌いで闘争心が強い。
性格的にもアスリート向きなのでしょう。
紀平梨花は浜田美栄コーチの「秘蔵っ子」といえるかもしれません。

紀平梨花は、浅田真央や宮原知子を目標にして練習に打ち込んでいます。
しかし、おそらく身体の変化する時期にも差しかかります。
これからいくつもの困難と壁を乗り越え、ようやくオリンピックの舞台に羽ばたいていけます。
私は1〜2年後がとても楽しみです。

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浜田美栄コーチと選手の「愛の五重奏」

いまフィギュアスケートのコーチとして注目を集めているのが京都市出身で57歳の「濱田美栄コーチ」です。
関西大学アイスアリーナと京都醍醐フィギュアスケートクラブで指導に当たっているようです。

これまで「フィギュアスケート王国」は伊藤みどりや浅田真央と関わる名古屋でした。
やがて、荒川静香や羽生結弦と関わる仙台が加わりました。
そして、いまは濱田美栄コーチが指導の拠点とする関西が加わりました。

その濱田美栄(はまだ・みえ)コーチは現在、宮原知子、本田真凜、白岩優奈、紀平梨花という10代の教え子を持ちます。
女子シングルの有力選手を独占しそうな勢いです。
初心と基礎を大切にしつつ、伸び盛りの選手と「愛の五重奏」を奏でています(←意味不明)。

18歳の宮原知子(みやはら・さとこ)は3年連続で日本女王になっています。
エースとして世界フィギュアスケート選手権と平昌冬季五輪(オリンピック)で金メダルを目指して練習に励んでいます。

15歳の本田真凜(ほんだ・まりん)は早くもキャビンアテンダント(CA)になりました。
関係者の話を総合すれば、笑顔を振りまき、さわやかに「お飲み物はいかかですか」と声かけを行っている模様です。
世界ジュニア選手権で連覇がかかっています。
浅田真央のように「華」を持っており、天性の表現力も素晴らしい。
大輪を咲かせることを願っています。
本人は「努力が苦手」と語っていますが、私にはそうは思えません。

15歳の白岩優奈(しらいわ・ゆうな)は5種類の3回転ジャンプを跳べます。
フィギュアスケートを始めるきっかけとなった荒川静香に憧れています。
昨年の全日本フィギュアスケート選手権ではショートプログラム(SP)17位からフリースケーティング(FS)でノーミスの演技を見せて巻き返し、6位となりました。
コンビネーションを含めて高難度ジャンプを得意としています。

14歳の紀平梨花(きひら・りか)は急成長を遂げています。
根っからのアスリートとかで、失敗を苦にせずに思いきり跳びます。
年齢制限のために2022年北京五輪を目指しており、伸び代が楽しみです。
アクセルを含めた6種類の3回転ジャンプを跳べます。

濱田美栄コーチをおもに「ジャンプ」の指導で支えるのが田村岳斗(たむら・やまと)コーチです。
この役割分担により育成効果が高まったようです。

濱田美栄コーチはやがて山田満知子コーチに肩を並べる実績を残す可能性があります。
まずは宮原知子が世界選手権とオリンピックでいい色のメダルを獲らなければなりません。

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宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧

全日本フィギュアスケート選手権では1位が宮原知子、2位が樋口新葉、3位が三原舞依と10代の選手が表彰台を独占し、世代交代が一気に進みました。
3人ともスケーティングがよくなり、体の大きく強い海外勢にスピードではあまり見劣りすることがなくなりました。

宮原知子はいろいろなところで点数を堅実に稼げます。
樋口新葉はジャンプの質の高さを示しました。
三原舞依は上位陣でただ一人ノーミスの演技を見せました。
病みあがりとは思えないジャンプの安定感が光ります。

そして、2018年平昌冬季五輪(オリンピック)の国別出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権にこの3選手で臨みます。
最大3枠を獲得するには、上位2選手の順位合計が「13」に収まることが条件となります。
3選手とも大崩れはないはずですが、緊張と重圧が高まる大舞台で演技をまとめることができるでしょうか。

先だってロシアフィギュアスケート選手権が行われました。
女子シングルは高次元の争いになり、実質的な世界フィギュアスケート選手権でないかと思えるほどでした。
いまのロシア勢の強さは突出しています。
若くて個性的なアスリートが次々と現れています。

優勝は世界女王、向かうところ敵なし、進化を止めないエフゲニア・メドヴェーデワです。
2位は新星、アリーナ・ザギトワ、3位は身長の高いマリア・ソツコワ、4位はアンナ・ポゴリラヤ、そして5位は心身の変化の壁にぶつかるエレーナ・ラジオノワです。
老いた私は有力選手の名前を覚えきれません。

さらに米国勢なども表彰台を狙ってきますし、平昌五輪の開催国の韓国から伏兵が現れないとも限りません。

日本は3選手のうち、シニア1年目で15歳の樋口新葉、病気と闘う17歳の三原舞依はどちらも経験不足が否めません。
エースの宮原知子に極度の重圧がかかる状況です。
私は正直なところ、大丈夫かなという不安を感じています。

昨年5位の宮原知子は3位以内が絶対、樋口新葉と三原舞依は8位以内が絶対という気持ちで挑んでほしい。
二人は得点をどれくらい伸ばせるかが問われます。
ならば、日本女子は4大会連続の3枠獲得を叶えられます。

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宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り

宮原知子は全日本フィギュアスケート選手権で当然のように3連覇を成し遂げました。
まるで危なげがなく、日本女子のエースという風格さえ漂わせています。
この3連覇は1980年代以降、伊藤みどり、村主章枝、浅田真央の3選手しかいません。
だれもが名選手と認められています。

しかし、私は、宮原知子はまだ肩を並べるレベルに達していないと思います。
彼女はとても謙虚ですから、自分でもそう考えているはずです。
コンスタントな努力と頑張りで実績を残し、徐々に自信をつけてきたところです。

フリースケーティング(FS)では濱田美栄コーチから「狙って勝ちなさい」とリンクに送り出されました。
コーチがわざわざ選手に重圧をかけたことになります。
そして宮原知子は難なく乗り越えました。

「勝ちにいって勝つ」ためには、技術の高さはもとより精神(メンタル)の強さが不可欠です。
このところの課題だった高難度ジャンプの回転不足もほぼ克服しました。
ただし、宮原知子にしては珍しくジャンプなどにちょっとしたミスを犯しました。
本人は「もっと強い気持ちが必要」と振り返りました。

宮原知子は2018年平昌冬季五輪(オリンピック)で金メダルを狙っています。
また、そうでなくてはエースと呼べないでしょう。
おそらく本人はそのために自分の限界や殻を打ち破ろうと練習でもがいています。

2月に平昌五輪の本番会場で行われる四大陸フィギュアスケート選手権で2連覇を叶えるでしょう。
勢いに乗って、3月にフィンランドのヘルシンキで行われる世界フィギュアスケート選手権で世界女王のエフゲニア・メドベージェワなどの年下のロシア勢と戦ってください。
倒すのは至難ですが、悪くても表彰台にのぼってほしいと思います。

宮原知子は置かれた立場が変わり、寄せられる期待が大きくなりました。
エースとしての責任を自覚し、五輪出場枠の獲得に貢献したいと決意を述べています。
自分のことだけを考えているわけにいかず、フィギュア日本女子を引っ張っていかなければなりません。
緊張が高まる本番で、はたして全日本選手権のような落ち着いた演技を見せられるでしょうか。

オリンピックでやれるとの手応えはつかんでください。

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本田真凜の愛らしさと天性の表現力

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
女子シングルの上位選手は感動を呼び覚ます演技の連続でした。
ミスが少なく、パーフェクトに近い出来です。

そのなかで私が目を奪われたのが「本田真凜」でした。
女優でフィギュアスケーターの「本田望結」の姉ということもあり、かわいいし、きれいです。
驚くのは、15歳にして「華」があること。
カメラ映りが素晴らしく、写真はもちろん映像でも輝きを放っています。
さらにスタイルが抜群です。

私がもっとも惹きつけられたのは体の内側から自然に湧き出るような「表現力」です。
例えば、腕の動きを追うだけで魅せられてしまいます。
練習でつくったものでなく、天性のものでしょう。
伸びやかな四肢に「表情」がこもっています。

本田真凜のなかにゆったりとした上質の時間、心地よい洗練のリズムが刻まれているかのようです。

私は、2006年トリノ五輪の金メダリストの荒川静香を思い起こしました。
本田真凜はすでに少女なりに「優雅さ」を漂わせています。

テレビなどマスコミが本田真凜を懸命に追いかけるのが分かる気がしました。
浅田真央が26歳になり、次世代のスーパースターの出現を待ち望んでいます。
また、「フィギュア王国」を維持するうえでも女の子たちが憧れる選手が必要になります。
本田真凜が順調に成長を遂げていくなら、その第一候補になるはずです。

本田真凜は体形の変わる時期を迎えていますが、それほど苦しまないかもしれません。
何より、この子にはシニアの表現の壁はないでしょう。

本田真凜は、ジュニアグランプリ(GP)シリーズ2戦で2位となりました。
しかし、2大会連続メダルを目指したジュニアグランプリ(GP)ファイナルはインフルエンザで欠場しました。
そして滑ることの喜びを味わいたくて臨んだ全日本選手権。

ショートプログラム(SP)は「スマイル」。
この子の愛らしさにぴったりな曲調と振付、衣装です。
ジャンプを含め、ノーミスの演技でした。

フリースケーティング(FS)は「ロミオとジュリエット」。
ジャンプで前半に犯したミスを、後半に落ち着いてカバーしました。
練習不足で不安を抱いていたスタミナも最後まで切れませんでした。
惜しい、あとちょっとで合計2百点に届きました。

これにより、連覇のかかる世界ジュニア選手権への代表切符をつかみました。
今シーズンは追われる立場です。
インターネットの情報によれば、人気が先行しており、演技の出来にムラがあるようです。
十代半ばなので、今後次第・・・。

本田真凜は浅田真央に通じるところがあり、演技を見ていると幸せな気分に浸れます。
フィギュアスケートをやるために生まれてきたのでないかと思うくらい「資質」に恵まれています。
人気が出る要素は備えています。

出身は、京都府京都市。
血液型は、雰囲気からB型かなと思いましたが、A型(ちょっと意外)。
コーチは、宮原知子と同じ濱田美栄。

はたして来シーズンの全日本選手権で3連覇の宮原知子を脅かす存在になれるでしょうか。
さらに2018年平昌五輪に出られるでしょうか。

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宮原知子は転んでください

フィギュアスケート女子シングル。
有望視されるジュニア選手はたいてい「高難度ジャンプ」を跳んで得点を稼いできました。
細く軽いので、あまり苦もなく回れます。
しかし、シニアデビュー後に体形が変化する難しい時期を迎えて成功率が下がります。
さらに、表現の壁にぶつかって伸び悩みます。
マスコミで一時的に注目を集めるのですが、同世代のなかから抜け出す選手が現れません。

しかし、例外が宮原知子でした。
彼女は難なく乗り切り、順調に日本のエースに育ちました。
得意の「技術」を高めながら、課題の「表現」を着実に磨いてきました。
立派だと思います。

そして、宮原知子は何より演技全般の「安定感」が際立っています。
実際、主要大会の公式練習では、高難度ジャンプをいやになるくらい冷静に跳んでいます。
失敗しそうな気配も感じさせません。
しかも、それを本番でも普通にやれるところが素晴らしい。
ライバルは戦う前に絶望的な気分に陥るはずです。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

宮原知子は2018年平昌五輪で表彰台にのぼることを目指しています。
どうせならば一番高いところに立ちたいと願っているはずです。

男子シングルと比べ、女子シングルは「ジャンプ」の水準があまり上がっていません。
世界のトップクラスの選手は「基礎点」がそれほど異なるわけでありません。
宮原知子は空中の時間がちょっと長くなるだけで、見た目の印象がずいぶんよくなります。
ゆったりと跳ぶことで、おそらくGOE(出来栄え点)の加算も引き出しやすくなります。
(また、これまでに取り入れられなかった難しいジャンプに挑めるかもしれません。)

フィギュアスケートのジャンプは恐ろしいほどデリケートです。
踏み切りや空中姿勢がわずかに変わるだけで跳べなくなってしまうようです。

したがって、宮原知子が高さと距離を意識して跳ぶことで転倒などのミスが出るでしょう。
しかしながら、この選手は「バランス」を取るのがとてもうまいと思います。
私はごく短期間で適応できると考えます。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

濱田美栄コーチ、そして宮原知子は「メンタルの弱さ」を語っています。
が、それは「オリンピックで金メダルを獲るうえで」という前提がつくのでは・・・。
私は少なくとも「心が弱い」などとは思いません。
このところプレッシャーのかかる大舞台でも実力どおりの演技を行えるようになりました。
今シーズンの序盤に取られたジャンプの回転不足をただちに克服しています。

宮原知子は、平昌五輪でロシア勢を破って金メダルを獲れます。
さらに、2022年北京五輪への出場も可能です。
そこでの勝利も見据えつつ、ジャンプを含めた演技の「質」を引きあげてほしい。

世界の頂点に立つには、思い切って「リスク」を取ることが避けられません。
オリンピックで転ぶわけにいかないので、いまのうちに転んでください。
大丈夫、バランス感覚と「修正能力」はだれより優れています。

宮原知子の「安定感」は天性のものなのです。
それは類まれな「才能」ということを信じるべきです。
十分に間に合わせられるはずなので、自分の「殻」をいったん壊してほしい。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

大勢のフィギュアスケートファンが共感し、納得し、祝福する「勝利」を見せてください。
得点や順位がすべてではありません。
私は、宮原知子はさらなる高みに達することがかならずやできると考えます。

強さよりも「感動」を!

◆書き加え(12月23日)

宮原知子が全日本フィギュアスケート選手権のショートプログラム(SP)で国際連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを更新しました。
3連覇へ向けて余裕の首位発進です。
演技にまったく隙が感じられません。
ジャンプもまったく危うさが感じられません。
正確無比、パーフェクトといえます。

やはり宮原知子は今後の成長次第で平昌五輪の金メダルに手が届きます。

カメラ(テレビ局)にお願いがあります。
日本の女子フィギュア界を引っ張っているエースなのですから、彼女のよさが前面に出るように撮ってください。
あれでは宮原知子に気の毒ですし、失礼です。

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宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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女子はすごい・・・全日本フィギュアSP

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われました。

一言でいえば、素晴らしい。
私は、ミスだらけの男子シングルにがっかりしました。
高難度ジャンプに挑まざるをえない状況ということは分かっていました。
それ以前に、選手がどのような思いで厳しくつらい練習を積んで大会に臨んでいるかも分かっています。
が、それにしても転倒など失敗が多すぎます。
(ただし、無良崇人はとても頑張りました。)

女子シングルの若手の崩れない演技を見て、男はいったい何をやっているのかと怒りが込みあげてきました。

1位は宮原知子。
日本女子のエース。
すべてのジャンプを難なく決め、最後はレイバックスピンで締めました。
落ち着きはもちろん貫禄さえも漂わせました。
私は、彼女の撮り方をもうちょっと工夫してあげてほしいと思いました。

2位は本郷理華。
懸命さだけでなく演技の迫力とスケール感、表現に込めた思いが伝わってきて、私は感動してしまいました。
きっと久しぶりのパーフェクトでしょう。
才能に恵まれた選手ですので、これくらいできて当たり前ですが・・・。

3位は樋口新葉。
シニアデビューの今シーズン、GPシリーズで表彰台にのぼっています。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せました。
技術と表現にパワーがともないます。
コーチ(?)に禁じられているガッツポーズが飛び出しました。

⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

4位は本田真凜。
世界ジュニア選手権で優勝しました。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せ、ジュニアGPファイナルをインフルエンザで欠場した悔しさを晴らしました。
終了後に涙をぬぐいました。

5位は三原舞依。
シニアデビューの今シーズン、GPシリーズで表彰台にのぼっています。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せました。

6位は坂本花織。
冒頭のトリプルループでステップアウトしたのは惜しかった・・・。
が、そのほかはうまくまとめました。
かなりの緊張を感じたとのこと。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

女子シングルは表彰台争いが高いレベルで混とんとしています。
フリースケーティング(FS)が楽しみになりました。

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宮原知子は危なげなし・・・全日本女王

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルは左ひざの慢性的な痛みに苦しんできた浅田真央が姿を見せることになりました。
出場が危ぶまれていましたので、おおいに盛りあがることでしょう。

⇒2016年12月24日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。

さて、全日本3連覇がかかる宮原知子はとても落ち着いて公式練習に臨みました。
例により高難度ジャンプを確実に着氷しています。
まったく危なげがない。
また、18歳は憎らしいほど堂々としています。

この調子ですと、自信に満ちたパーフェクトな演技を見せてくれるでしょう。
はたして歓喜のガッツポーズは飛び出すのでしょうか。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

宮原知子が本番で崩れるとは考えられません。
したがって、彼女の優位は揺るぎません。
高難度ジャンプを跳べない浅田真央を寄せつけず、優勝を飾るでしょう。
押しも押されもせぬ「全日本女王」です。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

先のGPファイナルで更新したばかりの自己ベストを再び更新してください。
2018年平昌五輪を見据えたジャンプで魅了してほしい。
強さは分かっていますので、美しさを感じさせてください。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宇野昌磨は宮原知子と似ている

フィギュアスケート男子シングルは「4回転ジャンプ」の新時代に突入しました。
高い得点を得られるので、勝ちたい選手はどうしても欲張って取り入れたくなります。
しかし、失敗による減点のダメージが大きくなっています。
メダルを獲得するには、プログラムにジャンプ構成を調和させる必要があります。
要は、完全に自分のものにし、演技全体で勝負する気持ちが大切になります。

さて、宇野昌磨は今シーズンからフリップとトウループの2種類の4回転ジャンプを組み込んでいます。
ショートプログラム(SP)で2本、フリースケーティング(FS)で3本、合計5本の4回転ジャンプを跳びます。
3百点を超えられるプログラムにしています。
これにより、シニア2年目の中盤にして羽生結弦と戦えるようになりました。

全日本フィギュアスケート選手権は事実上、二人の一騎打ちになります。
どちらも恐ろしく負けず嫌いのはずです。
意地のぶつかり合いは見応えがあります。

私は羽生結弦も応援しており、彼のすごさと強さを分かっているつもりです。
が、全日本選手権で宇野昌磨が羽生結弦を倒すことになれば、男子フィギュアはますます強く、ますます面白くなります。
宇野昌磨は挑戦者の立場ですので、全力で立ち向かってほしい。

⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。

私は宇野昌磨の肩を持っているわけでありません。
羽生結弦はとても賢い選手で、ライバルの存在を自身の成長の刺激と肥やしにすることができます。
平昌五輪の前に国内で一度敗れることはおそらくプラスに働きます。
羽生結弦は怒りのエネルギーに点火すると、お化けのような点数を叩き出します。

⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。

きょうのブログでは高難度ジャンプに目を向けました。
しかし、私は高橋大輔と重なる「表現力」に魅力を感じてきました。
きっと天性のものでしょう。

また、宇野昌磨は女子シングルのエースの宮原知子と類似点があります。
芯が強いせいか、彼女ほどでないとしても演技の「安定感」が光ります。
素直で真面目な性格が表情や態度ににじみ出ています。
宮原知子を取りあげたブログでも述べましたが、「素直さ」は大成に必須となります。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

気持ちを内に秘めるところも似ています。
男女の違いはあっても、小柄な体型も似ています。
生まれ年は違いますが、学年も同じです。
若い二人で全日本フィギュアスケート選手権を盛りあげてください。

・・・私は、宇野昌磨が発した大人のコメントに感心しました。
「日本一になるのが世界一になるのと同じだけ難しいというのは恵まれた環境です」。
いやはや、しびれます。

◆書き加え(12月22日)

羽生結弦がインフルエンザを発症し、全日本選手権を欠場することになりました。
本人は当然として、ひどく落胆しているのが宇野昌磨でしょう。
戦ったうえで初優勝を勝ち取るのでなくては、喜びも半減です。
私はひょっとして羽生結弦を倒せるかもしれないと思っていました。

二人の激突が見られないのはとても残念です。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月19日「宇野昌磨が全日本で羽生結弦に勝つ可能性」はこちら。

⇒2016年12月12日「宇野昌磨は羽生結弦に迫れるか・・・全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月15日「宇野昌磨は4回転ループで羽生結弦を追い越す」はこちら。

⇒2016年10月1日「宇野昌磨、4回転フリップ失敗でも優勝」はこちら。

⇒2015年12月30日「宇野昌磨と樋口美穂子コーチの約束」はこちら。

⇒2015年12月29日「宇野昌磨、大トリのエキシビション」はこちら。

⇒2015年12月26日「宇野昌磨、安全運転で世界選手権へ」はこちら。

⇒2015年12月24日「宇野昌磨が羽生結弦に肩を並べる日」はこちら。

⇒2015年12月23日「宇野昌磨は高橋大輔に通じる」はこちら。

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宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017

フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル。
ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)。
宮原知子はSPとFSのどちらにおいても、GPシリーズの2戦での低迷を払拭するパーソナルベストを更新し、ロシア勢に割り込む2位になりました。
2大会連続の銀メダルです。
自信を失いかけていた状況でしたが、世界の大舞台でも戦えるという手応えを取り戻しました。

滑り込みでのGPファイナル出場でしたので思い切っていけたとのこと。
音楽に乗って滑ることができました。
FSで小さなミスが出たほかは「ミス・パーフェスト」にふさわしい出来でした。
演技全体のまとまりにもほぼ満足しており、2位にあまり悔しさはないと語りました。
(私は彼女に悔しさを感じてほしいと思います。)

濱田美栄コーチは、「何でも練習しないとできないので、ガッツポーズも練習させました」と明かしました。
(なるほど。)
また、出水慎一トレーナーがいろいろやらせ、性格の改造を促しているようです。
(なるほど。)

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

宮原知子はGPファイナルのエキシビションの後、マルセイユの観光スポットで大観覧車に乗りました。
厳しくなるのはシーズン後半ですので、自分へのご褒美として息抜きも必要でしょう。

その宮原知子がしっかりと見据えるのは、年末の2016年全日本フィギュアスケート選手権です。
第一人者の浅田真央がけがにより満足な練習を積むことができない状態です。
3連覇を阻む選手が見当たりません。

次いで見据えるのが、来春の2017年世界フィギュアスケート選手権です。
日本女子のエースとして臨むことになり、猛烈な重圧がのしかかります。
これまでに経験したことのないプレッシャーを味わうでしょう。
2018年平昌五輪の日本女子の出場枠が彼女の成績(順位)により著しく左右されるのです。

そして、オリンピック。
宮原知子は背の高い海外選手のなかに立つと子どもに見えます。
その不利を大きく伸びやかな演技によって乗り越えようと懸命に練習を重ねています。
彼女にはロシア勢と互角に戦える水準まで自分自身を引き上げてほしい。
ならば、日本勢は男女ともに表彰台の頂点に立てるのでないでしょうか。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

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⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか

フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル。
女子シングルの宮原知子はロシア勢と戦い、2位に食い込みました。
GPファイナル進出の経緯からすれば、私は大健闘だと思いました。

そのフリースケーティング(FS)の演技直後のインタビュー。
記者から、彼女にしては珍しいガッツポーズを問われ、ちょっと口ごもりながら「先生に言われて・・・」と答えました。
先生とは、おそらく濱田美栄コーチ(もしくは出水慎一トレーナー)のこと。
人から奨められて、という返事に私は驚きました。

宮原知子のガッツポーズの映像を振り返ると、確かに不自然でした。
内から湧き出たものでなく、ためらいながらやっていることが見て取れます。

宮原知子はトップアスリートですから、豊かな才能を備えています。
しかし、基本は、とても真面目な「優等生」なのでしょう。
周囲の支えや教えに素直に従い、何事にも努力を惜しみません。
素直というのは優れた性格であり、「練習の虫」とされるわけです。

宮原知子は、本番では「受験問題」を解くように得点を積み重ねていきます。
取りこぼしが出ないように、とにかく慎重に、そして丁寧に・・・。

フィギュアスケートは競技と芸術の要素を合わせ持ちますので、観る人によっては「感情移入」を望みます。
ちなみに、私は演技に魅了されたいほうです。
選手はむろん勝利を目指しているでしょうが、私は感動を味わいたいのです。
とりわけ「美しさ」に触れたい。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

・・・その後、私は彼女がガッツポーズの練習をしていたことを知りました。
これには正直、呆れました。
会心の演技で自然に飛び出てしまうのがガッツポーズでしょう。
ガッツポーズの練習をしていたアスリートなど、私は初めて聞きました。
宮原知子に疑問を感じます。



私は四半世紀を超えて、社会人の指導に携わってきました。
覚悟を決めてこの職業に就きましたが、一人前の人材を育てるのは恐ろしく骨が折れます。
とくに企業を牽引していける精鋭をつくるのは・・・。
そして、その現場でずっと戦ってきたのが戦後の「学校教育」の弊害でした。

高学歴の若い世代ほどそうですが自発性、とくに「内発性」を失っています。
教えられたとおりにすればいい成績を収められ、先生はもちろん親にほめられました。
その延長線に「偏差値」を物差しとした大学入試がありました。
いまどきの秀才はすっかり均質化しているのです。

子どもの頃から染みついたこの意識と習性は、ちょっとやそっとでは抜けません。
彼らは言われたことをわりと早くそつなくこなせるようになります。
しかし、そこから先はなかなか殻を破れず、まして突き抜けることができません。
自分ならではの価値を築き、輝きを放つまでに至りません。
よくて人材止まりであり、人物と呼べるのはほんの一握りに限られます。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

宮原知子(みやはら・さとこ)。
少しずつ改善が図られてきましたが、彼女の演技には個性と魅力がまだ乏しいように感じます。
私には、最難関入試を突破する優秀な受験生の姿とどこか重なって見えます。
この子は、応援はしても、それ以上の気持ちにはさせてくれません。
演技に彼女の「人間」そのものがもっと前面に出てもいい。
まだ18歳ですので、私が欲張りすぎなのか・・・。

「安定感」という最大の持ち味がこれからの成長そして飛躍を妨げるかもしれません。
2018年平昌五輪の表彰台を狙うなら、痛みをともなう自己否定、リスクをともなう脱皮が不可欠になります。
私は、宮原知子はひょっとして一年後の金メダルに間に合うかもしれないと考えます。

育つとは、変わること。
平昌五輪のその先には2022年北京五輪も控えています。
大勢のフィギュアスケートファンに日本女子のエースと呼ぶにふさわしい新しい「宮原知子」をぜひとも示してください。
楽しみに待っています。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

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⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

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⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技

フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル。
女子シングルの宮原知子は大健闘で、2年連続の2位に食い込みました。
日本女子のエースとしてよくぞ頑張りました。
おめでとう、そしてありがとう。

女子シングルは出場6選手のうち、4選手がロシア勢になりました。
日本勢でただ一人出場したのが、とても小さな宮原知子でした。
最終戦のNHK杯で2位に入り、滑り込みの6位でGPファイナル進出を決めました。
これにより日本女子は16季連続でGPファイナル出場を果たすことになりました。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

宮原知子はGPシリーズで高難度ジャンプの回転不足を取られるなど、苦戦が続いていました。
とくにスケートカナダで厳しい判定を受けました。
それを意識するあまり、「ミス・パーフェクト」と呼ばれる彼女には滅多にないジャンプでの転倒もありました。
宮原知子は練習できちんと跳べているジャンプが、試合で縮こまってしまいます。
GPファイナルを控え、大舞台での緊張を克服したいと語っていました。

ショートプログラム(SP)。
宮原知子はパーソナルベストで3位につけました。
ジャンプを見事に決め、スピンとステップでレベル4を取りました。
開き直りが功を奏したか、ノーミスの演技でした。

フリースケーティング(FS)。
宮原知子はパーソナルベストを記録しました。
ほぼノーミスの演技でした。
ジャンプも、そしてスピンもステップもしっかりしていました。
(小柄で、もともとスタミナの不安はない選手です。)

よほどうれしかったのでしょう、控えめの彼女が演技後にガッツポーズを見せました。
合計得点でもパーソナルベストを更新し、3位から2位に順位を上げました。

1位は、ロシアの17歳、エフゲニア・メドベージェワです。
世界女王がGPファイナル2連覇を果たしました。
世界歴代2位の高得点ですが、宮原知子は10点以内につけており、立派。
オリンピックまでに絶対に引っ繰り返せない差というわけでありません。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。



宮原知子は出水慎一トレーナーに従い、体の強化に取り組んできました。
その効果が徐々に表れています。

しかし、高難度ジャンプは公式練習では高くゆったり跳べているのに、試合だと低くせわしく回ってしまいます。
失敗や減点を避けようと、余裕を失っているのが分かります。
世界フィギュアスケート選手権やオリンピックなどでのトップクラスとの戦いでは、GOE(出来栄え点)のわずかな差でも順位が変わってきます。
五輪王者の羽生結弦は、FSの汗で審判から加点を引き出しています(←ウソ)。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の汗にGOE加点せよ」はこちら。

宮原知子は多くの経験を積み、実績を残してきましたが、大舞台で本来の実力を出し切ることができません。
濱田美栄コーチは「心が弱い」と嘆きました。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

おそらく心と体の委縮が慎重さとして演技に表れます。
(持ち味の「安定感」と裏腹の関係にあるとしたら厄介です。)
それがフィギュアスケートを単純に楽しみたい私にストレスを感じさせるのでしょう。
率直に述べれば「宮原知子の演技は人工的」。

気になり、「人工的」という言葉を三省堂大辞林で調べてみました。
意味としては、「自然のままでないさま。人の手を加えたさま。」。
用例としては、「人工的な風景」「人工的に川の流れを変える」。
人間そのものに用いるわけでありません。
なのに「人工的」という言葉が私の頭に浮かんできました。

宮原知子の演技には強い「抑制」が働いているように感じます。
観る側をのめりこませてくれません。
それには資質だけでなく、メンタルの問題が関わっているのかもしれません。
全日本フィギュアスケート選手権、その先の世界選手権へ、どうか自らを解き放ってください。
もっと大きく、もっと豊かに。もっと明るく、もっと楽しく・・・。
私みたいな素人にごちゃごちゃ言われるようではだめです。

アスリートが孤独と戦い、恐怖と戦い、強敵と戦ううえで「人気」も大切な要素でしょう。
アイスリンクに心地いい“追い風”を吹かせられない選手はオリンピックで勝利を収められません。
宮原知子は、日本女子を引っ張っていかなければならない立場にいます。

◆書き加え(12月11日)

私はたったいま知りました。

演技後のガッツポーズは自然に出たものでなく、先生に言われてやったそうです。
本人によれば、FSは今シーズンで一番思い切って滑れたそうです。
引っ込み思案のはにかみ屋ですから、外見や表情、仕草から変えていくのも一法。

「思わずガッツポーズをしてしまいました」。
裏話を明かさなければ、ばれません。
どこまでも正直な子ですね。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

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私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ

私は「浅田真央」に魅せられ、フィギュアスケートの世界を楽しむようになりました。
やがて日本は男女ともに素晴らしい実績を残し、「フィギュア王国」と称されました。
その流れというか歴史はいまも続いています。
選手とコーチなど関係者の尽力に敬意を表します。

私は思い入れの強い何人かがいないわけでありませんが、すべての日本選手を応援しています。
彼らが世界で活躍する姿を見るのは、私の喜びであり誇りです。

男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨が世界選手権と冬季五輪(冬季オリンピック)の表彰台の1位と2位を占めても不思議でないレベルに届いています。
現時点で羽生結弦がモンスターなら、宇野昌磨はプチ・モンスターです。
近い将来、地位が逆転する可能性もないわけでありません。

⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の汗にGOE加点せよ」はこちら。

ところが、女子シングルは低迷が長引いています。
日本の10代半ばの選手はマスコミやファンに騒がれるほどには台頭していません。
「どんぐりの背比べ」の状態に留まり、すーっと抜け出す選手がなかなか現れないのです。
皆、シニアデビュー前後に伸び悩んでいます。
彼女らが世界の大舞台に上れるようになるのには、いくらか歳月を要します。

私は、実力から眺めても宮原知子が日本女子フィギュアを引っ張っていくのが一番いいと考えます。
そのために、彼女の奮起というより「脱皮」を心から望みます。
おそらくいまのままでは金メダルの候補にさえ入ってきません。

あくまでも専門知識を持たない私の感想です。
宮原知子は得意とされるジャンプに美しさをあまり感じません。
ここでいう「美しさ」は、得点に反映されない類のものかもしれませんが・・・。
ならば競技では意味を持たないことになりますが、私はとても大切だと思います。
これと指摘できませんが、何か、あるいはどこか魅力に欠ける。

それとスケーティングに体の硬さが表れていて、演技全体にしなやかさを感じません。
背が低いというハンディを負うとしても、観客が受ける印象をもっとよくしたい。
海外の大舞台では、美しさをアピールできないと評価(得点)で損をします。
それ以前に、選手本人が会場の盛りあがりのなかで気持ちよく滑ることができません。
審判も人の子なので、会場の雰囲気で採点が左右されます。

そして、私が宮原知子に感じる最大のストレスは、「努力」を確かめながら演技を見なければならないことです。
「おっ、しっかり練習している」「ここはちゃんとやれた」など・・・。
小さく納得しながら「動き」を追う羽目になり、興趣がそがれます。
コーチや解説者じゃあるまいし。

試合の本番で、練習の努力が伝わるようでは未熟でしょう。
超一流のフィギュアスケーターと呼べません。
かつての荒川静香や安藤美姫、浅田真央にそうしたことはありませんでした。
うっとり見入ってしまいました。

私のような素人は余計なことを忘れ、演技をピュアに楽しみたいのです。
宮原知子には、一日も早くその域に達してほしい。
ならば、大舞台の表彰台への道はおのずと開けるでしょう。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」

宮原知子は日本のエースに上り詰め、期待される「怖さ」を感じるようになりました。
これから世界選手権や冬季五輪(冬季オリンピック)の大舞台が迫るにつれ、幾度も重圧に押しつぶされそうになるでしょう。

宮原知子は世界のトップクラスに勝つために、プログラムの難度を上げています。
GPシリーズ最終戦「NHK杯」に限らず、今シーズンは演技前に緊張が伝わってきます。
とくに高難度ジャンプの前に体と動きが硬くなっています。

ショートプログラム(SP)で転倒した翌日のフリースケーティング(FS)では気持ちを奮い立たせて臨んだようです。
ぎりぎりでGPファイナル進出を決めましたが、私は世界選手権ましてオリンピックでは勝利を収められないと思っています。
超一流選手に交じると、すべてにおいて見劣りします。

宮原知子は「ミス・パーフェクト」と呼ばれています。
(完璧なミスという意味でありません。)
デビュー当初から、演技の安定感に定評がありました。
難しいジャンプも落ち着きを失わず着実に跳んでいました。

しかし、フィギュアスケートファンの関心と注目が、けがで不調の浅田真央から自分に集まるようになり、「心の弱さ」を露呈しはじめました。
私は、はにかみ屋だけれども「芯」が強くて動じない女の子と感じていましたので意外でした。
このところの高難度ジャンプでの「回転不足」も緊張による心身の委縮が影響しています。
かならずしもメンタルが強いといえないようです。

NHK杯のFSの前に濱田美栄コーチや出水慎一トレーナーが「いつやるか? いまでしょ!」と言ったかどうかは不明です。
しかし、周囲に思いきり渇を入れられたのは確かです。
練習でできたことを本番でできないと「練習の虫」は報われません。

宮原知子の目標はあくまで2018年平昌五輪でのメダルにあり、国内勝利でありません。
表彰台の天辺(てっぺん)を取ってほしいと願わずにいられません。

あっ、それと演技のなかで「笑顔」を見せるべきところが弱すぎる。
もっと笑って。
あれじゃ、笑顔になっていない。
これも「表現」と考えてほしい。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの最終戦「NHK杯」。
女子シングルの宮原知子がかろうじてGPファイナルへの切符をもぎ取りました。
ほっとした気持ちのなかには、自分のことよりも日本女子の16季連続出場のほうが大きかったはずです。

宮原知子は浅田真央に代わり、エースの重責を背負う立場になりました。
全日本選手権で連覇するとは、そういうこと。

私は絶頂期の浅田真央、まして男子の羽生結弦と比べる気はありません。
選手はそれぞれ自分の演技を磨いていけばいいのですから。
しかし、「まだまだだなぁ」と思います。

宮原知子は得意のジャンプに加え、ステップやスピンでも得点を稼げるようになりました。
さらに、苦手の表現でも得点を上乗せできるようになりました。
世界的に有名な吉田都にバレエのレッスンを受けるなどの努力が実ったようです。

小柄で、しかもジャンプの高さがないので、小さくまとまっているという印象を受けます。
それをカバーするために上半身を大きく使い、四肢を伸びやかに動かすようにしています。

宮原知子は昨シーズンくらいまでは滑るたびによくなっていました。
至って順調な成長を遂げてきましたが、このところはちょっと伸び悩んでいるのでないでしょうか。
それとも若い世代が台頭しているせいで、相対的にそう感じるのでしょうか。
とはいえ、彼女自身もまだ18歳ですが・・・。

宮原知子は「ミス・パーフェクト」と呼ばれています。
演技が安定しており、とくに得点源の高難度ジャンプで大きな失敗を犯しません。

では、いまのままで世界選手権やオリンピックで勝利を収められるかというと、私は表彰台に上るのも容易でないと思います。
とくにロシアの10代には名前を覚えきれないほど多くの有力選手が現れています。

宮原知子が大舞台で勝とうとすると、もっと高難度のプログラムに変えることになります。
しかし、すでにGPシリーズでジャンプの回転不足による減点がありました。
これを克服しようと焦るとタイミングを狂わせ、ジャンプが壊れる恐れも出てきます。

さらに厄介なのは、浅田真央に集中していた重圧が自分にのしかかってくることです。
2018年平昌五輪が近づくにつれ、宮原知子はこれまで感じたことのないプレッシャーに苦しむことになるかもしれません。
もともと才能というより努力でトップアスリートになりました。
表現力は養われましたが、今後は得意のジャンプで苦労しそうな気がします。

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宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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