コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

宮原知子五輪代表

宮原知子といえば練習の虫、辛抱の天才

宮原知子は練習の虫

宮原知子といえば「練習の虫」です。
私は子ども向けの昆虫図鑑で調べましたが、見つかりませんでした。
(発行年が古くて新種が載っていないのかもしれません。)
人間が虫になるのはよくよくのことです。

宮原知子は辛抱の天才

彼女を指導する濱田美栄コーチは「辛抱の天才」と評しました。
66年生きてきた私は世の中にいろいろなタイプの天才がいることを知っていますが、これも新種といえます。
辛抱といえばNHK朝ドラ「おしん」を思い浮かべますが、天才と呼ぶのは違和感があります。
宮原知子はついに「おしん超え」を果たしました。

不器用な努力家

宮原知子が注目されるようになった頃、私は不器用な努力家だと思いました。
正確に滑り、正確に跳びますので、得点は悪くありません。
しかし、懸命な練習の積み重ねにより「技術」を伸ばしたとしても、一流のフィギュアスケーターになれない・・・。

ところが、その後の成長と活躍は知られるところです。
全日本選手権で3連覇を飾り、世界選手権で銀メダルをつかんでいます。

私は、フィギュアスケートの「表現」は生まれつきの資質がかなり影響すると考えていました。
なのに、その表現さえ練習の積み重ねにより着実に高めました。
復帰後は表情も含めて心のこもった演技を行えるようになり、「演技構成点」が劣ることはありません(むしろハイスコアです)。

けがを好機に変える

練習漬けの宮原知子はけがをし、適度に休養を取ることの大切さに気づきました。
治療中はとくにフィギュアスケート以外の領域や事柄に積極的に触れ、親しみました。
東京のリハビリ・トレーニング施設でけがの苦しみと戦い、早期の復帰を目指すさまざまな競技の選手とも交わりました。
こうした経験が内に向きがちだった視線を外へ向かわせ、人間の幅を広げました。
アスリートとして最大のピンチ(苦境)をチャンス(好機)に変えています。
この子はおそらく頭もいい。

ミス・パーフェクト

宮原知子は復帰後、短期間で3戦をこなしました。
GPファイナルの後にオフを2回取って体を休め、温泉でリフレッシュしたそうです。
私はもともとメンタルが強い宮原知子がリラックスして五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権で滑ったらミスをするはずがないと思っていました。
あまり知られていませんが、ミスをしないから「ミス・パーフェクト」と呼ばれているのです。
本人はこれまでで一番緊張したと語っていますが、はた目にはとても冷静でした。

SPは宮原さゆりへ

宮原知子はピンク色の衣装を着てショートプログラム(SP)を舞いました。
感情移入を含めた表現が素晴らしく、いつのまにか「宮原さゆり」になりきっていました。
回転不足を取られて得点は僅差の2位に留まりましたが、私は「勝ったな」と思いました。

私はこの選手が大崩れした演技を思い出せません。
五輪代表切符がかかる大一番というのに呆れるほどの落ち着きです。
動きや仕草にも細やかな神経が行き届いています。
フリースケーティング(FS)はさらに安心して見ていられました。
合計 220点台は見事でした。

宮原知子のジャンプ

正直に述べれば、2〜3年前より改善された気がしますが、ジャンプにもうちょっと高さと幅があれば見るほうは一層楽しめます。
(跳躍力のある若手が多くなりました。)
美しさの備わったジャンプのはずですが、先に「正確さ」を感じてしまいます。
が、私はもう宮原知子に求めないことにしました。
選手にはそれぞれ自分が跳ぶタイミングやリズムがあるのでしょう。

宮原知子のコメント

宮原知子は平昌五輪へ向けて体力が増し、調子が上がり、滑りがさらに力強くなっていくことでしょう。
「ようやくこれで世界のトップと戦うためのスタート地点にたどり着きました」とあくまで謙虚に語っています。
このコメントも好感が持てます。

宮原知子も焼肉怪獣へ

その宮原知子が全日本選手権4連覇を叶え、焼肉で祝ったそうです。
あの坂本花織に続いて宮原知子も「焼肉怪獣」と化し、平昌五輪で戦います。
フィギュア女子シングルの選手の間にカルビ肉によるエネルギーチャージが流行りはじめています。

⇒2017年12月27日「焼肉怪獣坂本花織は韓国平昌で勝てるのか?」はこちら。

私はピョンチャンオリンピックでの二人の活躍がとても楽しみです。
待ち遠しい・・・。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月25日「エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表」はこちら。

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

⇒2017年12月18日「宮原知子は引っ込み思案なのに閉店しない」はこちら。

⇒2017年12月13日「宮原知子が五輪代表選考レースから抜け出す」はこちら。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

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エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表

樋口新葉は世界選手権2018出場
三原舞依は四大陸選手権2018出場
失いかけた自信を取り戻せる演技を期待!


フィギュアスケート平昌五輪代表が昨夜10時30分頃に発表されています。
注目の女子シングルの出場2枠には1位の宮原知子に加え、やはり2位の坂本花織が選ばれました。
順当な判断でした。

宮原知子はエース

宮原知子は全日本フィギュアスケート選手権で懸命に滑ったはずですが、余裕を持った4連覇に見えました。
女子では2006〜2009年の浅田真央以来、8人目の4連覇以上の達成者となっています。

ショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)も丁寧に確実に滑っていました。
安定感はさすがであり、日本女子のエースにふさわしいと思います。
それだけでなく心が伝わってくる演技でした。
(文字どおり「怪我の功名」です。)

私がもっとも驚いたのは超速の復調を遂げたこと!
奇跡的でした。
スケート、とくに得点源となるジャンプの練習を積めない期間も、肉体の強化や体力の増強などのトレーニングを地道に重ねるという土台があったからでしょう。

宮原知子はちょっぴり心身を休めてからオリンピックへ向けて調子を上げていきます。
全日本選手権ではそれなりのスピードが出ており、これからは力強さが増してきます。
セルフコントロールをきちんと行える選手ですので、まだ得点を伸ばせると思います。

初の五輪出場というのが不思議なくらいの落ち着きを感じさせます。

坂本花織は伸び盛り

坂本花織はGPシリーズ最終戦「スケートアメリカ」で宮原知子に次いで2位になり、いくらか注目を集めたばかりの伏兵でした。
マスコミやファンの関心が復帰2戦目の宮原知子に向かっていたおかげで、彼女も知られるところとなりました。
ここにも強い運を感じます。

全日本選手権ではSP1位で迎えたFSが最終滑走となりましたが、そのプレッシャーをはねのけて練習どおりの演技を披露しました。
本人は追いかける立場で今大会に参加していましたので戸惑いつつも、あくまでもチャレンジャーとしてFSに臨んだのが好成績につながりました。
大舞台で戦ううえで欠かせないメンタルの強さも備えているように見えます。

この高校生ヒーローは演技前に指をばきばきと鳴らしました(←ヒロインの間違い)。
全身からパワーとエネルギーがあふれ、ジャンプは伊藤みどりを彷彿とさせます。
高さも幅もすごい。

坂本花織はとくにFSで演技のブラッシュアップの余地が相当あります。
平昌五輪までにおそらく 220点前後まで得点を伸ばします。
勢いを大切にし、宮原知子とともに表彰台を狙ってほしい。

無心・無欲に近い状態で滑れた全日本選手権と異なり、平昌五輪では国民の期待を背負います。
何せ本人が今シーズンにここまで来られると考えていませんでした。
メンタルの強さが問われるのはこれからでしょう。

世代交代が一気に進む

日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュアスケート委員長は私見としながらも「基準を満たす項目が多いから勝ちではない。全日本選手権の内容は重視される。五輪に出していい成績が取れるかというところを踏まえて判断する」と語っていました。
選考結果を見ても全日本選手権の順位がそのまま適用されています。
また、選手の世代交代が一気に進んだことを実感させられる顔ぶれです。

ちなみに、男子シングルは宇野昌磨、田中刑事、羽生結弦(救済措置)です。
こちらもすんなりと決まったはずですが、最大の焦点は羽生結弦が間に合わせられるかどうかです。
補欠とはそういうものとはいえ、準備が大変です。

それにしても、男子シングルFSの終了後1時間が経ってもほとんどのファンが会場に残っていました。
あすは平日勤務と思われる人も大勢いました。

平昌五輪と合わせ、世界選手権と四大陸選手権の代表も発表されました。
オリンピック出場を目指して必死の努力を続けてきた選手に対し、相応の配慮が感じられます(なかでも女子)。

◆2018年平昌五輪日本代表
男子 宇野昌磨 田中刑事 羽生結弦
女子 宮原知子 坂本花織


◆世界フィギュアスケート選手権2018日本代表
男子 宇野昌磨 田中刑事 羽生結弦
女子 宮原知子 樋口新葉


有力選手がひしめく女子シングルの現状を考えると、ぜひとも「3枠」を確保したい。
私は「失った1枠を取り返してきなさい」という日本スケート連盟のメッセージと受け取りました。
欠場した宮原知子と惨敗した樋口新葉は発奮しないとね・・・。

◆四大陸フィギュアスケート選手権2018日本代表
男子 宇野昌磨 田中刑事 無良崇人
女子 宮原知子 坂本花織 三原舞依


(3文字の私はいずれにも選ばれませんでした。)

私は、宮原知子が全大会に出場することに驚きました。
試合勘は戻っているように思いますが、四大陸選手権は滑っておきたいのでしょうか。

樋口新葉と三原舞依には失いかけた「自信」を取り戻せる演技を期待します。
どちらも2022年北京五輪への出場を目指すはずですので・・・。

◆書き加え(12月25日)

宮原知子は復帰後、7週間で4大会に出る強行スケジュールでした。
それでも四大陸選手権を挟んで五輪へ向かいたかったようです。
あくまで実戦のなかで滑りの完成度を高めていきます。
慎重に調整を進めてほしい。

◆書き加え(12月25日)

日本スケート連盟の小林芳子強化部長は高校2年生同士が争った2枠目は白熱した議論の末に坂本花織に決まったと語っています。
このコメントは実績で上回った樋口新葉への配慮だと思います。
揉めようがありません。
選考は総合的な観点で行ったとしたうえで、「全日本選手権の成績とパフォーマンス。ジャンプに出来栄え点(GOE)がつき、伸び代があること」を付け加えています。

坂本花織はシニアの試合に慣れて状態が上がったタイミングで全日本選手権を迎えられました。
樋口新葉はGPシリーズ第3戦「中国杯」から調子が下がったタイミングで全日本選手権を迎えることになりました。

とりわけデリケートなフィギュアスケートでは、結果を出さなければならない大会にピークを合わせるのが至難なのだと思います。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

⇒2017年12月18日「宮原知子は引っ込み思案なのに閉店しない」はこちら。

⇒2017年12月13日「宮原知子が五輪代表選考レースから抜け出す」はこちら。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

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坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

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フィギュア平昌五輪代表発表は大波乱か

坂本花織は緊張の最終滑走へ
本田真凜と三原舞依は奇跡を起こす?

午後1時にアップした記事「全日本フィギュア女子はドラマチックな幕切れ」の書き加えです。

⇒2017年12月23日「全日本フィギュア女子はドラマチックな幕切れ」はこちら。

平昌五輪代表発表は12月24日午後10時30分頃!
(日時は公式サイトでかならずご確認ください。)

全日本フィギュアスケート選手権女子シングルのフリースケーティング(FS)。
当日午前の公式練習が行われました。

白岩優奈「展覧会の絵」17番滑走
SP8位/63.33点
白岩優奈はむろんオリンピック出場を目指して厳しい練習を積んできました。
が、本人の気持ちのなかで平昌五輪の一点にフォーカスしていたかどうかは分かりません。
北京五輪を目指すうえでも今大会の大激戦の当事者となることは貴重な経験です。
ひりひりするような緊張感を楽しんでほしい。

三原舞依「ガブリエルのオーボエ」18番滑走
SP7位/64.27点
三原舞依はシニアデビューの昨シーズンの目覚ましい活躍により大きな脚光を浴びました。
しかし、五輪代表選考レースで最終グループに入れず、とても厳しい立場に置かれました。
開き直って挑むしかありません。

《最終グループ》

樋口新葉「007 スカイフォール」19番滑走
SP4位/68.93点
樋口新葉は精神的に追い詰められているせいか、ジャンプがやや不安定です。
得意とする全日本選手権で五輪代表切符をつかめるかどうか微妙な位置にいます。
いくらかアドバンテージを持ちますが、世界フィギュアスケート選手権などの大舞台での印象がよくありません。
最終組のトップバッターで高得点を叩き出すと、後に滑る選手にプレッシャーをかけられます。

紀平梨花「道」20番滑走
SP5位/66.74点
紀平梨花はトリプルアクセル−3回転トウループ、単発のトリプルアクセルを決めました。
きのうの公式練習でも安定していました。
本番で成功させれば、バンクーバー五輪の浅田真央以来となるSPとFSで計3度となります。
ただし、浅田真央は2回転トウループに留まっていました。
高難度ジャンパーです。
紀平梨花は五輪出場資格がありませんので気楽に挑めます。
高得点を叩き出すようだと、五輪代表選考レースにいくらか影響を与えるかもしれません。

本田真凜「トゥーランドット」21番滑走
SP6位/66.65点
本田真凜はシニアデビューで伸び悩みました。
優勝が条件になりますのでコンビネーションジャンプを後半に置くようです。
が、調子はいま一つであり、ジャンプもかなり不安定です。
失うものは何もないので「一か八か」で臨むほかにありません。
三原舞依と同様、奇跡を起こさなければならない立場です。

宮原知子「蝶々夫人」22番滑走
SP2位/73.23点
宮原知子は2日連続で安定していました。
本人はチャレンジャーの気持ちで臨むと語っていましたが、エースの貫録を感じさせます。
4連覇を狙っていますが、今大会の最大の目標はオリンピック出場です。
大きなアドバンテージを持ちますので、落ち着いて滑れるはずです。
日頃の行いがいいせいか、滑走順の収まりが有利だと思います。

本郷理華「フリーダ」23番滑走
SP3位/70.48点
とくにきのうはジャンプが不安定でした。
SPで自身初の70点超えを果たしていますが、FSでも感動を再現できるでしょうか。
全日本選手権へ向けて調子をだいぶ上げてきたようなので、渾身の演技を見せてくれるかもしれません。

坂本花織「アメリ」24番滑走
SP1位/73.59点
坂本花織は高さと幅のあるジャンプを余裕で跳んでいます。
調子がよく、それ以前に強い勢いを感じさせます。
この子が今年の全日本選手権を思い切り面白くしてくれました。
ただし、本番では恐ろしく緊張の高まる最終滑走になりました。
(「22番がよかった」とこぼしました。)
本人はSPでは平常心で滑れたと語りましたが、FSでもそれができれば逃げ切りは固いでしょう。
(SPを終えた夜は10時間半も眠ったそうです。)

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

◇◆◇

どの選手もきのうときょうの公式練習の出来をそのまま本番へ持ち込めるとは限りません。
大逆転がほとんど見られない全日本選手権ですが、今年は大波乱が起こる予感もあります。
私が記憶する範囲で一番エキサイティングな大会です。
見るほうは面白くても選手やその家族、友人、スタッフはたまりません。
命が縮む思いでしょう。

フィギュア平昌五輪代表発表はあすですが、きょうの成績で決まります。

有力選手は緊張というより「恐怖」と闘っているはずです。
このなかにメンタルの弱い選手は一人もいません。


こうした頂上決戦ではメンタルが強い選手同士がぶつかるわけで、「メンタルが弱い」とはあくまでも相対的なものです。
ちょっとした違いが勝敗を分けます。
また、きわめてデリケートなフィギュアスケートは選手のそのときどきの心理状態や精神状態が演技の出来を左右します。
不安が募ったり、弱気になったり・・・。

私なら絶対に会場から逃げ出しています。
逃げ足の速さで負けることはありません。
これまで後ろ向きの人生を送ってきましたので、とくに背走には自信があります。
背走の和田創」と覚えていただければ幸いです。

己に負けるな! みんな頑張れ!

◆書き加え(12月23日)

FSが終わり、順位が決まりました。

1位 宮原知子 220.39点 ◎
2位 坂本花織 213.51点 ◎
3位 紀平梨花 208.03点
4位 樋口新葉 206.96点
5位 三原舞依 204.67点
6位 本郷理華 197.62点


悔いを残した選手もいたでしょうが、私はそれぞれが精一杯頑張ったと思います。
お疲れさまでした。

今年の全日本選手権でもFSで大逆転劇は起こりませんでした。

宮原知子が見事に滑り終えた後の濱田美栄コーチの涙がとても印象的でした。
嬉し涙ですが、選手はもとよりコーチも苦しかったのだと思います。
キスアンドクライで高得点を見て、再び顔を覆っています。
このコーチは当然ですが厳しいだけでないのです。
4連覇の宮原知子は気丈でした。

⇒2017年12月18日「宮原知子は引っ込み思案なのに閉店しない」はこちら。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

坂本花織はSP1位、最終滑走の重圧に打ち克っています。
精神力もなかなかです。
まだ得点を伸ばせそうです。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

坂本花織は会心の演技後や高得点後のはしゃぎっぷりを抑えられるようになりました。
日本女子を代表する選手になったことを忘れないでほしい。

2位が坂本花織、3位が樋口新葉ならば、平昌五輪代表選考はいくらか揉めたかもしれません。
しかし、二人に6点以上の得点差があります。
しかも、紀平梨花が3位に割り込んでいます。
樋口新葉が表彰台を逃したことで、すんなりと坂本花織が選ばれるでしょう。
だれも異は唱えません。
(世界フィギュアスケート選手権で3枠を確保していたら樋口新葉も選ばれましたが、致し方ありません。)

三原舞依もいい演技でした。

オリンピックの大舞台での活躍を心より祈ります。
宮原知子には適度な休養を挟みながら練習に励んでほしい。

⇒2017年12月23日「全日本フィギュア女子はドラマチックな幕切れ」はこちら。

◆書き加え(12月24日)

私が今年の全日本選手権でもっとも印象に残った選手は「本田真凜」でした。
ポスト浅田真央」になれるとしたら、彼女を置いてほかにいないと再認識しました。
このブログで詳しく述べたいと思います。

⇒2017年12月15日「残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂」はこちら。

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【全日本フィギュア選手権】平昌五輪代表決定へ

平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権が行われます。
オリンピックシーズンはとくに盛り上がりますが、今年のファンの関心は女子シングルに集中するはずです。
わずか2枠に有力選手がひしめく大混戦です。
観戦・応援する側もわくわくどきどき、手に汗を握ります。

◆第86回全日本フィギュアスケート選手権大会出場選手

◇男子シングル有力選手(3枠)
宇野昌磨

私は1名しか思い浮かべられません。
残念ながら男子シングルには五輪代表選考レースとしての興味はあまり大きくありません。
昨年に続いて欠場する羽生結弦とその背中を追いかけてきた宇野昌磨に続く選手が現れません。
二人がオリンピックで金メダルを狙えるトップ選手ということもありますが、数年後が心配になります。

残り1枠の候補として名前が挙がるのが、田中刑事、無良崇人、村上大介、友野一希です。
私は得点差がそれほど大きくないなら若い選手を選んでほしいと思いますが、おそらく最上位の選手に落ち着くでしょう。

なお、GPファイナルで振るわなかった宇野昌磨には得点でぶっちぎってほしい。
採点の甘い国内大会ですから、 320点は軽いでしょう。

⇒2017年12月17日「宇野昌磨はそろそろ羽生結弦から独り立ちせよ」はこちら。

◇女子シングル有力選手(2枠)
宮原知子
樋口新葉
坂本花織
三原舞依
本田真凜

けがから復帰したエース・宮原知子はすでに当確でしょう。
4位でも2位と僅差なら選ばれると思います。
この選手の安定した成績もさることながら豊富な経験が日本女子に欠かせません。
(本番へ向けてコンディションも上がっていくはずです。)
宮原知子を外すというのは私にはちょっと考えられません。

⇒2017年12月13日「宮原知子が平昌五輪代表選考レースから抜け出す」はこちら。

代表選考という観点から述べれば、宮原知子が2位に収まってくれるのがもめません。
しかし、本人は勝とうとしています。

宮原知子を代表内定にしておけば、それ以外の最上位の選手にするだけで済みました。
樋口新葉がかすかにリードしていますが、決め手に欠けているからです。
私は緊張が極限まで高まる一発勝負でライバルを制した選手を代表にしてほしい。
オリンピックで力を発揮するには、メンタルの強さというか「勝負度胸」が必須です。

残り1枠の候補として名前が挙がるのが、海外の大舞台で結果を出せない樋口新葉、シニア2年目で壁にぶつかった三原舞依、シニア1年目で全日本選手権の直前に自己ベストを大幅に更新した坂本花織、シニア1年目であまり成長を果たせない本田真凜です。
いずれの選手も優勝しないかぎりは当確となりません。

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

女子シングルは十代半ばを過ぎた若手の台頭により、壮絶な戦いになります。
選手と個々のファンにとっては大変です。
66歳の私の記憶にないくらいの大激戦を望みます。

◆第86回全日本フィギュアスケート選手権大会概要

◇日程
2017年12月20日(水)〜24日(日)

◇会場
武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)

◇放送(いずれも予定)
フジテレビ
12月21日(木)午後6時30分〜9時 女子SP
12月22日(金)午後6時30分〜9時 男子SP
12月23日(土)午後7時〜9時15分 女子FS
12月24日(日)午後7時〜9時30分 男子FS

12月25日(月)午後7時〜9時   オールジャパンメダリスト・オン・アイス2017

男女ともに実質残り1枚の五輪代表切符をつかむのはだれでしょう。

◆書き加え(12月20日)

公式練習が行われ、女子の有力選手はいずれも調整がうまくいったようです。
素晴らしい演技に期待が高まります。

宮原知子はとても落ち着いています。
けがを乗り越えて全日本選手権に出られる喜びを表したいと語りました。

樋口新葉は相当な緊張を感じているようです。
全日本選手権で結果を出したいと語りました。

坂本花織はシニアデビューの今シーズンに日本勢で3番手となる 210点台をマークし、勢いがついています。
「やったるぞ」と、語りました。

三原舞依はGPシリーズで表彰台を逃して落ち込みましたが、いまは吹っ切れたそうです。
笑顔の演技を見せたいと語りました。

本田真凜は自らデザインした紫の新衣装で公式練習に臨んでいます。
SP「ザ・ギビング」の曲をかけ、3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションジャンプなどを確かめています。

有力選手は滑りたいという気持ちと逃げ出したい気持ちが入り交ざっているのでしょうか。

◆書き加え(12月21日)

当日午前の公式練習が行われました。
すでに有力選手の緊張が高まっています。
ジャンプの回転が抜けるなどのミスが出ています。
戦いは始まっているのです。

やはり宮原知子は落ち着いています。
SP「SAYURI」の曲をかけ、3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプ、3回転ループ、ダブルアクセルをきちんと跳んでいます。
コンディションが試合ごとに上がっているせいか、日本女子のエースという風格がよみがえっています。

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残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂

アスリートよりアクトレスの志向が強い
好きなように滑っているときが一番美しい

フィギュアスケート女子シングルの平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権が来週に迫っています。
代表枠が「2」という狭き門に十代後半の有力選手がひしめいています。
長期のけがから復帰した宮原知子はすでに結果を出しており、「当確」です。
残り枠の「1」がだれになるかは下記のブログで記しています?

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

「あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ」というご意見もあるかと存じます。

普通に考えれば、有力候補は樋口新葉、坂本花織、三原舞依、本田真凜の4選手です。
ほかの選手が表彰台に上ることは現時点で考えにくい。
得点の水準は 220点台を期待しますが、 210点台後半での決着でしょう。
緊張が高まればミスが出て、 210点を挟んだ展開になるかもしれません。
(が、国内大会なので採点がかなり甘くなることもあります。)

坂本花織はあまり知名度が高くありませんでしたが、GPシリーズ第6戦(最終戦)「スケートアメリカ」で自己ベストを15点以上も更新して2位に入り、代表選考レースに割り込んできました。
高難度ジャンプを得意としており、シニア1年目で成長を続けています。
荒削りですが、とてもダイナミックです。
(いい演技ができると、キスアンドクライでおばちゃんみたいにはしゃぐ選手です。)

さて、私はウェブ上でたまたま街頭インタビューの動画を見ました。
平昌五輪で期待する選手として「本田真凜」の名前が上がっていました。
むろん、そうした回答者ばかりをピックアップして編集しています。
せめてどれくらいの比率かを明らかにしてほしかった。
一番多かったのは確かでしょうが・・・。

シニアデビューの今シーズンは「ポスト浅田真央」として爆発的な注目を集め、メディアに大量に露出しました。
スーパースターがいなくなれば、その登場を待ち望むのは大衆心理です。
表情の愛らしさ、スタイルのよさ、演技の可憐さが際立ちます。
オーラに近い「」は後天的に身につけたものでないでしょう。
人気があり、CM契約でも群を抜いています。
低迷するフィギュアスケート女子シングルのテレビ視聴率をいくらか上昇させられるとしたら彼女です。

その本田真凜は代表選考レースでもっとも厳しい状況に置かれています。
才能に恵まれているはずですが、「練習嫌い」を公言している間に、同年代の日本勢が追いつき、ロシア勢が引き離しました。
実際これまでのところ、ほとんど成長が見られません。
彼女が呑気に語っていたオリンピック出場や金メダル獲得は遠のいています。

私はこの子のしなやかで伸びやな演技を見ているとほっとさせられます。
不思議なくらい癒されるのです。
気質や性格と一体になったものでしょう。
画面に釘づけになり、競技ということを忘れてしまいそうです。
おそらくこの子は「戦い」に向きません。
自分が好きなように滑っているときが一番美しい。

ジュニア時代からそこそこ結果(実績)を残しているだけに、選手を勝たせるのが務めのコーチとしては扱いづらい選手です。
同じリンクで練習に励む他の選手に好ましくない影響も及ぼします。
コーチはいらいらを抑えなくてはなりません。

私も「精鋭(社長・幹部)」を対象とした教育指導が本職ですが、一人ひとりで異なる持ち味をどう伸ばすかで迷います。
概して、優秀な人材ほど個性的です。
育成のプロとしての信念は持っていますが、自分の価値観に染めてしまわないように、何より自分のコピーを創らないように戒めています。
それでも、一流になってほしいとの思いから、期待する選手ほど厳しく叱ってしまいます。
我慢、我慢、我慢・・・。

私のこれまでの経験に照らせば、本田真凜のようなタイプは論理的な指摘だけでは育成できません。
合理性で思いどおりに動かせる相手でないのです。
情緒的な動機づけが不可欠でしょう。
手間がかかりますが、「部下もおだてりゃ木に登る」を織り交ぜるわけです。
本質的にアスリートよりアクトレスの志向が強い選手ということも踏まえなければなりません。

とはいえ、私は本田真凜の平昌五輪出場をまったく諦めたわけでありません。
フィギュアスケーターとして限界まで頑張った経験のない選手のはずで、勝利に執念を燃やすとどれくらい得点を伸ばせるかが予想できません。
コーチに「練習しなさい」と言われるようでは問題外です。
浅田真央がそうだったように、練習を止められるのが一流選手です。

本田真凜は、GPシリーズ第3戦「中国杯」から全日本選手権まで1か月半がありました。
短くもあり長くもあります。
この期間における練習の覚悟が得点に表れるでしょう。
「 210点台半ばに絶対に届かない」と言い切れません。
(3月の世界ジュニア選手権では自己ベストを更新して201.61点で2位になっています。)

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

あとはライバルの得点次第で「奇跡」が起こるかもしれません。

◆書き加え(12月14日)

NHK総合『アスリートの魂』で本田真凜が取り上げられます。
日曜日の深夜に放送されるようです(予定をご確認ください)。
平昌五輪出場へ向けた8か月の苦闘に密着取材しています。
このところ音信を聞かなくなりましたが、近況が分かるかもしれません。

私は土曜日と日曜日に合宿セミナーで疲れ切っているはずですが、持ち堪えられるようならば視聴したいと思います。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

⇒2017年11月4日「本田真凜、中国杯は全日本五輪選考前哨戦」はこちら。

⇒2017年11月3日「本田真凜に手を焼く濱田美栄コーチ」はこちら。

⇒2017年11月1日「本田真凜は三原舞依と樋口新葉と戦う・・・五輪代表」はこちら。

⇒2017年10月30日「本田真凜のメンタル、濱田美栄コーチの苦言」はこちら。

⇒2017年10月28日「本田真凜GPシリーズ「スケートカナダ」へ挑戦」はこちら。

⇒2017年10月15日「本田真凜は最高難度のジャンプ構成でGPシリーズへ」はこちら。

⇒2017年10月14日「本田真凜は2022年北京五輪代表でいいのか」はこちら。

⇒2017年10月10日「本田真凜、身に染みる五輪代表2枠の厳しさ」はこちら。

⇒2017年10月7日「本田真凜SPザ・ギビング(The Giving)」はこちら。

⇒2017年9月26日「本田真凜、浅田真央後継認定試験をパス」はこちら。

⇒2017年9月20日「天真爛漫な本田真凜に気合のスイッチ」はこちら。

⇒2017年9月17日「本田真凜の名言・・・シニアデビューで連発」はこちら。

⇒2017年5月5日「本田真凜はなぜうずうずしているのか」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月5日「華のある本田真凜の3姉妹と兄の競演」はこちら。

⇒2017年3月26日「本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点」はこちら。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!

フィギュアスケート女子シングルの平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権が来週に迫っています。
代表枠が「2」という狭き門に十代後半の有力選手がひしめいています。

⇒2017年11月6日「次回の五輪出場はないフィギュア女子シングルの現実」はこちら。

GPシリーズ最終戦「スケートアメリカ」で優勝を飾り、GPファイナルで健闘を見せた宮原知子が明らかにリードしました。
順位は5位と振るいませんでしたが、2位と僅差の 210点台は立派です。
得点の伸び悩みの原因となったジャンプの踏み切りは難なく修正できるでしょう。

⇒2017年12月13日「宮原知子が五輪代表選考レースから抜け出す」はこちら。

しかも、1年近くのけがから復帰後も目に見える復調を果たしています。
それと、表現はむしろよくなっています。
全日本選手権でよほど低い得点に留まらない限り、順位に関わらず選ばれることでしょう。
私は積極的にそうすべきと考えます。

宮原知子は過去の実績が抜群であり、大舞台の経験が豊富です。
もう一人はおそらく高校生になるだけに彼女の存在はきわめて貴重です。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

夢も希望もないことを言うようでファンに叱られますが、平昌五輪では異次元の強さを誇るロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ、アリーナ・ザギトワに次いで3位に入ってほしい。
日本女子で表彰台に上れる可能性のある選手は宮原知子のほかに見当たりません。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

宮原知子が事実上の「当確」ですので残り枠は「1」です。
それがだれかと問われれば、私は「あの子」としか答えられません。
大混戦につき皆目、予想をつけられないのです(←ごめんなさい)。

GPシリーズで2戦とも表彰台に立った樋口新葉はGPファイナルで力を出していません。
大舞台で滑る前に重圧と緊張に負けています。
(私は今年の世界選手権の記憶がよみがえりました。)
6位ですので宮原知子と順位は一つしか変わりませんが、得点は開きがあります。
五輪代表選考レースでアドバンテージを握り損ないました。
が、樋口新葉は全日本選手権で3年間、3位、2位、2位と結果を残しています。
ストレスの小さい国内大会が得意なのかもしれません。

⇒2017年12月9日「樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない」はこちら。

スケートアメリカで自己ベストを15点以上も更新して2位に入った坂本花織は代表選考レースに割り込んできました。
シニア1年目ですが、得意の高難度ジャンプを大舞台で決められるようになりました。
いまも成長を続けており、伸び代を残しています。
この勢いを保てば、全日本選手権で 210点台後半の得点も絶対に不可能でありません。
とても面白い存在です。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

シニア2年目で伸び悩む三原舞依は第3戦「中国杯」と第5戦「フランス杯」でともに4位と表彰台を逃しています。
ファンの期待とオリンピックシーズンの緊張に苦しめられているのか、デビューシーズンの伸びやかさが失われています。
4月くらいまでは喜びや楽しさを感じながら、無心に滑っているようでした。
このところ、重圧が持ち味の安定感を奪いました。
しかし、強い精神力で巻き返しを狙っているはずです。
三原舞依は闘病生活を克服しており、このまま終わることはよもやないでしょう。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

そして、最後の一人が本田真凜です。
シニア1年目の成長がおおいに期待されましたが、成績をまったく残せませんでした。
生まれ持った才能で滑るだけでは戦えないという現実を突きつけられました。
表現力に定評がありますがジャンプに強いわけでないので、もっとも厳しい状況に置かれています。
演技の完成度を高めるのは当然として、プログラムの基礎点をいくらか引き上げ、全日本選手権で一か八かの勝負に出るしかないでしょう。
私は個人的に、この選手の持つ「華」と表現の「美しさ」がとても好きです。
それと勝負度胸もあります。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

本田真凜は第2戦「スケートカナダ」の試合後に濱田美栄コーチにこっぴどく叱られています。
確かに、シニアの選手と戦うには勝負に対する貪欲さも足りません。
それは練習姿勢に反映されます。

中国杯以降はあまり音信を聞くことがなくなりました。
オリンピックへの出場を諦めず、練習に励んでいることを願います。
つい最近までジュニアで戦ったロシアのアリーナ・ザギトワが平昌五輪の金メダルの有力候補に成長しています。
それをどうか発奮材料にしてほしい。
全日本選手権はジャンプの難度だけで代表が決まらないと思います。

⇒2017年11月3日「本田真凜に手を焼く濱田美栄コーチ」はこちら。

以上。
ただし、この4人がもう1枠に確実に入るには「優勝」が条件です。
かすかにリードしているのは樋口新葉のはずですが、勝負弱いとの印象がつきまといます。
宮原知子がきれいに2位に収まってくれると代表選考はもめることがありません。
日本スケート連盟から表彰されるかもしれませんが、彼女はあくまでも4連覇を狙っています。
私はほとほと困りました・・・。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

どうしてもオリンピックに出たいというだれかが宮原知子を上回るほかにありません。
2017年全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルは壮絶な戦いになります。
(私が知らないだけかもしれませんが、とくに三原舞依と本田真凜に関する情報がまるでありません。)

ちなみに、男子シングルは代表枠が「3」であり、全日本選手権の結果に関わらず羽生結弦と宇野昌磨は選ばれます。
欠場の羽生結弦には救済措置が適用されます。
そうなると残り枠は「1」ということになります。
二人との差が開きすぎていますので、私としてはこれからの選手になるべく入ってほしい。

◆書き加え(12月13日)

羽生結弦が近日中に練習を再開するという報道を見つけました。
まずは一安心です。

ところが、いまだに全日本選手権への出場を諦めていないそうです。
長距離の移動も必要となりますし、1週間足らずの練習で復帰するのは無茶です。
今度傷めたら、それこそオリンピックに間に合わせられません。
(患部をかばって他の箇所を痛めることもあります。)
コーチや連盟が首に縄をつけてでも出場を止めなければなりません。

羽生結弦は北京五輪でも金メダルの最有力候補の一人です。
私はそう思っています。

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宮原知子が平昌五輪代表選考レースから抜け出す

高橋大輔と浅田真央が引退してさみしいかぎりですが、スポーツ音痴の私でもほぼ唯一楽しめるのが「フィギュアスケート」です。
仕事をやらないわけにいかないので、この時期は毎年、猛烈な寝不足になります。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルよりもっとへとへとになるのが、全日本フィギュアスケート選手権です。
今年は平昌五輪代表最終選考会を兼ねるのでなおさらです。



宮原知子はGPファイナルで5位に終わって3年連続の表彰台を逃していますが、2位と2.79点差です。
フリースケーティング(FS)で得点を伸ばせなかった原因は緊張もさることながら、過密スケジュールによる蓄積疲労でしょう。
体をかばっているせいか滑りが慎重すぎるようにも映りました。
が、出来としては決して悪くなく、持ち味の安定感も十分です。

繰り上げ出場で肉体的な負担は重かったはずですが、世界の大舞台で戦えるという手応えをつかめ、試合勘を取り戻せたのは収穫でしょう。

私はわりと最近まで五輪代表選考レースは横一線だと考えていましたが、復帰2戦目と3戦目で宮原知子が完全に抜け出したと思いました。
いくらかリードしている樋口若葉もそうですが、三原舞依や本田真凜は1位を取らないかぎり「当確」となりません。
宮原知子は全日本選手権で4連覇を成し遂げて文句なく選ばれようとしています。
しかし、これまでの実績に照らせば、表彰台を逃しても選ばれるかもしれません。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

全日本選手権までの約10日間でジャンプの回転不足を修正してくるでしょう。
頑張りすぎないように気をつければ宮原知子は大丈夫です。
(動けるようになったときが危ないのです。)



それにしても、宮原知子は成長しました。
個人的には今シーズンの演技がもっとも好きです。
ショートプログラム(SP)もFSも「和」ですが、とても似合っています。

不器用な選手がひたむきな練習を積み重ね、一段ずつ階段を上ってきました。
濱田美栄コーチが宮原知子を「辛抱の天才」と評しました。
地道な「努力」でつながったコンビです。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

私が驚くのは、その効果が滑りの「技術」だけでなく、演技の「表現」にまで及んだことです。
先天的な資質や感性に負うところが大きいと思っていた「表現力」を著しく高めています。
見ていて「感動」を覚えますものね。

彼女なりの律儀な「美しさ」を手に入れ、表現世界を築きあげつつあります。
美しさも選手それぞれです。
私の実感レベルでようやく日本女子のエースになりました。
この選手を平昌五輪に送り出してほしい(2枠しかないからほとほと困ります)。

彼女は自力で切符をもぎ取りますけれどね・・・。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルの女子シングルが終わりました。
宮原知子はショートプログラム(SP)もそうでしたが、時間の長いフリースケーティング(FS)も丁寧に滑り切りました。
熱烈なファンの妻のうれしそうなこと・・・。

宮原知子は 210点台に乗せましたが、残念ながら表彰台に届きませんでした。
(とはいえ、別格のアリーナ・ザギトワを除けば、2位とわずか2.79点差です。)
FSでジャンプに回転不足などが出て、得点を伸ばせませんでした。
五輪代表選考レースで優位に立ちたいとの欲が出て、いくらか緊張が高まったのでしょう。
無意識のうちにけがの再発を恐れ、慎重になっていたのかもしれません。
私は、最大の原因は疲労の蓄積だと考えます。
復帰後はGPファイナルへの繰り上げ出場など、スケジュールが過密でした。
踏み切りの弱さや動きの切れのなさにそれが表れています。

しかし、いったん心身を休ませればこれらは解消できます。
平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までにきちんと調子を立て直してくるでしょう。
私は何の心配もしていません・・・。



宮原知子が短期間でここまで調子を取り戻すとは驚きです。
「この子は地道な練習を積み重ねて地味に開花したけれど、一番の目標だったオリンピック出場を果たせない」。
よくよく運のない選手だと気の毒に思っていたのです。
ところが、復帰わずか2戦目と3戦目で日本女子のエースということを再認識させました。

私がGPファイナルの演技を見て改めて感じたのは、1年弱のブランクがプラスになっているということでした。
SPも得点の伸びなかったFSもかちっと美しい。
(これなら舞妓としても十分にやっていけます。)

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

人間的な成熟がもたらされたのか、全体的な印象が明るく開放的になり、表情が生き生きとしています。
自分と向かい合えた時間、スケート以外と触れ合えた時間が一回りも二回りも大きくしました。
(内向的で神経質な優等生という雰囲気が消えています。)
精神力の強さとそれを反映した演技の安定感にさらに磨きがかかっています。



宮原知子は「練習の虫」と評されてきました。
肝心のオリンピックシーズンにその練習を行えない状況に陥りました。
苦悩と焦りに押し潰されても不思議でありません。

むろん本人も大変でしたが、濱田美栄コーチも大変だったでしょう。
「何とか全日本選手権に間に合わせてやりたい」と願ったはずです。
おそらく互いに、はやる気持ちを抑え、辛抱を重ねました。

濱田美栄コーチは宮原知子の心の状態を前向きに保ち、体の状態を冷静に判断しながら、徐々に体力を取り戻させ、慎重に練習を積ませました。
その結果がぎりぎりのタイミングでの再生につながっています。



私は尊敬と親しみ込め、あえて「濱田美栄コーチをハマちゃん」「宮原知子選手をサーさん」と呼ばせていただきます(映画『釣りバカ日誌18』より)。

釣りの師匠・ハマちゃんと弟子・スーさんの信頼で結ばれたコンビは絶妙でした。
濱田美栄コーチと宮原知子選手の「努力」に対する信念で結ばれたコンビはとても堅固でした。
二人にとり最大の難局に直面しても揺らぐことはありませんでした。
気概と情熱を持って立ち向かっています。

1年近くの困難を乗り越えてつかんだGPファイナルでの手応えには、言い尽くせない感懐と価値があったことでしょう。
この二人の間に言葉は不要です。
(試合後の薄暗い通路で目を見て話さなくても通じるのです。)

「何にも言わなくていいです。何にも言わなくてもお気持ちはよ〜く分かります」(映画『釣りバカ日誌18』より)。

ハマちゃんとサーさん、ほんとうにお疲れさまでした。
感動をありがとう!!!
私はGPファイナルの演技に溢れ出た「生きざま」に胸が一杯になりました。
内面に、生きるひたむきさが詰まっています。

きょうだけは軽い祝杯を挙げ、全日本選手権へ向けて英気を養ってほしい・・・。
(おっと、宮原知子は19歳でした。ジュースにしてください。)
(落ち着いているので未成年ということを忘れてしまいます。)

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
最終戦でした。

宮原知子は復帰2戦目でしたが、第4戦「NHK杯」から2週間でかなり状態を上向かせています。
現時点で完璧に近い滑りだったのではないでしょうか。
持ち味の安定感も戻りつつあります。
苦しいけがとの格闘が強い「メンタル」をさらに強くしたようです。
何より大きな自信を取り戻したことでしょう。

彼女の熱烈なファンである妻は自分のことのように完全復活を喜んでいます(←おそらくこっそりと泣いています)。

宮原知子は懸念された体力の不安もフリースケーティング(FS)で吹き飛ばしてみせました。
復帰へ向けた練習ではジャンプをかなり抑えましたが、基礎的な滑りやステップ、スピンを繰り返しました。
地道な努力が今大会の正確なスケーティングにはっきりと表れています。
「つらい時期を乗り越えてよかった」と語っています。

大混戦が予想される平昌五輪代表選考レースですが、私が宮原知子の演技を見て思ったのは五輪代表に送り出したいということでした。
全日本フィギュアスケート選手権で宮原知子が2位と僅差の4位までならば、五輪代表に選んでほしい。
ここでいう僅差とは、5点以内です。
むろん、1位か2位なら無条件です。
(本人もそれを狙っています。)

宮原知子は練習を積んでいく過程で、けがが再発することがないとはいえません。
しかし、アクシデントが起こらなければ、調子はよくなる一方です。
オリンピックを迎える頃にちょうどピークに達するのでないでしょうか。

宮原知子は五輪代表有力候補のなかで最年長になりました。
経験と実績に裏打ちされた落ち着いた演技は見事です。
けががなければ日本女子のエースでした。
大舞台で力を発揮してくれると思います。

◆書き加え(11月29日)

このブログは書き溜め記事です。

私はGPシリーズを第5戦まで見て、日本の女子シングルの選手に伸び悩みを感じました。
平昌五輪の代表2枠の選考は、全日本選手権での一発勝負しかないと思いました。

⇒2017年11月21日「平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい」はこちら。

ところが、宮原知子が最終戦で復活を遂げました。
私はここまでの演技と得点は予想していませんでした。
やはりエースと呼べるのは宮原知子のほかにいません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

全日本選手権は当初考えていた 210点台後半から 220点台前半のハイレベルな戦いになりそうです。
エースが復活を遂げ、代表選考レースがぐっと引き締まります。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子がグランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」でほぼ完璧な演技を見せ、優勝を飾っています。
休養明け2戦目で当然のように勝ってしまうとは驚きです。
(本人もここまでの出来は想像していなかったでしょう。)
2週間前に行われた第4戦「NHK杯」から階段を2つほど上りました。

宮原知子は体型的には身長が低く、骨格ががっちりしていましたが、体重の増加を懸念していたのでしょう、がりがりという印象でした。
しかし、けがから復帰した宮原知子は体つきがふっくらとし、女性らしさが出てきました。
顔もふくよかになり、表情を含めた「表現力」がずいぶん豊かになりました。
(体全体も大きく感じられました。)

宮原知子は今大会後に痛みが出なければ、平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権へ向け、トレーニングの強度を上げていきます。
体力を養いながら調子を整えていくわけですが、彼女のことですから落ち着いて取り組むことでしょう。
考え方がしっかりしており、焦りもコントロールできます。

宮原知子は全日本選手権3連覇の実績を持ちます。
もちろん4連覇を成し遂げていいのですが、オリンピック代表選考の観点からいえば宮原知子が全日本選手権で2位になるのが一番もめません。
この結果なら、だれもが納得しますし、日本スケート連盟も胸をなでおろします。

宮原知子は試合に戻ってこられたことを何より喜んでいるはずです。
そもそも最大の目標はオリンピックに出場することでした。
全日本選手権4連覇にこだわりすぎると、けがの再発などのアクシデントが起こりかねません。
私は今シーズンの宮原知子に余裕の「2位狙い」をすすめます。
夢の大舞台で滑る自分の姿を思い描きながら慎重に、慎重に練習を積んでほしい。
実力からして、おのずと結果はついてきます。

◆書き加え(11月27日)

宮原知子は優勝を収め、結果として平昌五輪代表候補のライバルの樋口新葉のGPファイナル出場を支援する形になりました。
もっともそんなことを気にするような彼女でないでしょう。
日本女子のGPファイナル進出ゼロを防ぎました。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子は左股関節疲労骨折の回復に手間取り、長期にわたって休養せざるをえませんでした。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」で約11か月振りに実戦に復帰したばかりです。
それもけがの再発を恐れ、高難度ジャンプの練習を積めない状態で臨んでいます。
が、この大会で 190点強、5位というまずまずの成績を収めました。

宮原知子は第6戦「スケートアメリカ」のショートプログラム(SP)で首位に立っています。
予想より高得点だったのでしょう、濱田美栄コーチと目を合わせ、ちょっと驚いた表情を見せています。

冒頭の連続3回転ジャンプの後半でステップアウトしています。
が、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)はきれいに決めました。
スピンも正確にこなし、持ち味の安定感がかなり戻っています。

私はスケートアメリカで 210点台に届けば十分だと考えていました。
目安としてはSPで70点、フリースケーティング(FS)で 140点です。
今大会で 70.72点でしたので、得点から眺めれば至って順調といえます。
必死に滑っているはずですが、表情も柔和になっています。
(神経質そうな印象が薄らいでいます。)

宮原知子が大変なのはSP1位で迎えるFSです。
いくら平常心で臨もうと努めても、アスリートですから勝ちたいという「欲」が出てくるのは当然でしょう。
また、2018年平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権2017へ向けて復活をアピールしたいでしょう。
それと、FSは演技時間が長くなり、高難度ジャンプの本数も増えますので、はたして体力が持つかどうか心配です。

FSでも狙いどおりの得点を出せるなら、わずか2週間で20点高めたことになります。
全日本選手権で 220点に届くかもしれません。

◆書き加え(11月27日)

これは書き溜め記事ですが、FSが終わりました。
宮原知子がFSでも143.31点で1位となり、214.03点で2015年NHK杯以来の通算2勝目を挙げました。
体力の不安を感じさせない素晴らしい出来でした。

ジャンプを次々に決め、観客がステップを手拍子で盛り立てました。
コンディションが上がっただけでなく「実戦感覚」が戻ってきたのでしょう。
あまり危なげがありません。

得点が表示されると、右手で不自然にガッツポーズをしました。
惜しい、この辺りはもうちょっと精進が必要でしょう。
(自分に似合わないことをむりにやるのはやめましょう。)
大丈夫、はにかんだ表情をしているだけで気持ちは伝わってきます。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
試合会場で公式練習が行われ、宮原知子は3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを跳ぶなど、入念に調整しました。
左股関節の疲労骨折から復帰した第4戦「NHK杯」は5位に終わりました。
しかし、痛みの再発はなかったとかで本人も濱田美栄コーチも胸をなでおろしました。

宮原知子は「NHK杯よりいい演技をしたい」と控えめに語っています。
全日本フィギュアスケート選手権で平昌五輪の代表切符をつかむために、とりあえず 210点を念頭に置いているはずです。
NHK杯後に練習を積めていれば、いくらか体力が戻り、ジャンプもよくなっているでしょう。
本来の実力に照らし、スケートアメリカで 210点に手が届いても不思議でありません。

平昌五輪代表選考レースは大混戦なので全日本選手権での一発勝負になると私は思います。
しかし、宮原知子に関しては同大会3連覇の実績があるのでGPシリーズの成績が加味される可能性がないわけでありません。
本人は口に出しませんが、スケートアメリカで表彰台に立っておきたいと考えているはずです。
復活を印象づけられ、関係者の不安を払拭することができます。
(けががなければ、本命でしたので・・・。)

⇒2017年11月21日「平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい」はこちら。

また、全日本選手権では代表2枠を争う有力選手が極度の緊張から得点をあまり伸ばせない展開になりそうです。
最悪だと 210点を挟んだ低調な戦いになることもあります。
むろん、この得点ではオリンピックで表彰台に立つのは到底不可能です。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

スケートアメリカでは男子シングルに第1戦「ロシア杯」を制した米国の4回転ジャンパー、ネイサン・チェンが登場します。
おそらく基礎点の高い攻めのプログラムで圧勝を収めようとしています。
オリンピックは神経戦でもあり、それまでに強さをライバルに印象づけたいはずです。
今大会で高難度ジャンプの成功率を高められるなら、有力な金メダル候補に浮上するでしょう。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年5月17日「宮原知子はメドベージェワを超えたのか」はこちら。

⇒2017年4月29日「宮原知子、五輪代表への試行錯誤」はこちら。

⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

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宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル第4戦「NHK杯」の女子シングル。
宮原知子がついに11か月ぶりに復帰しました。
これにより、2018年平昌五輪代表2枠を争う選手が揃いました。
実績が抜群の宮原知子、成長が著しい三原舞依と樋口新葉、そしてシニアデビューを果たした本田真凜です。

宮原知子は当初から五輪代表選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権に照準を絞っていたようです。
NHK杯5位という結果にショックを受けていると思っていましたが、本人は計画よりも早めに仕上がっていると語りました。
ジャンプの練習に取り組めたのは10月とのことですから、あの出来で十分だったのかもしれません。

昨シーズンに躍進した三原舞依はGPシリーズ第3戦「中国杯」で4位に終わっています。
GPファイナル進出には第5戦「フランス杯」で1位を取ることが絶対条件です。
頑張ってほしいと思っていますが、厳しそうです。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

樋口新葉は第1戦「ロシア杯」で3位、第3戦「中国杯」で2位となり、GP進出を果たせそうです。
とくにロシア杯では素晴らしい演技を見せました。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

本田真凜はGPシリーズ第2戦「スケートカナダ」で5位、第3戦「中国杯」で5位に沈みました。
短期間で得点を大幅に上積みするのは現実的に難しそうです。
他の3選手に後れを取りました。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

GPファイナルで樋口新葉が表彰台に上れば、いくらか有利になります。
が、決め手になるわけでありません。
女子シングルの代表争いは大混戦で予想がつきません。
全日本選手権での「一発勝負」になると思います。
おそらく1位と2位がそのまま代表切符をつかみます。

◆書き加え(11月14日)

宮原知子がGPシリーズ第6戦「スケートアメリカ」の後に北米に残り、振付師の指導のもとで完成度を高めるようです。
ショートプログラム(SP)「SAYURI」はカナダのローリー・ニコル、フリースケーティング(FS)「蝶々夫人」は米国のトム・ディクソンになります。
治療が最優先だったためにブラッシュアップが必要なのでしょう。

宮原知子はGPシリーズ「NHK杯」の後に五輪出場を絶対に諦めないと語りました。
このときは191.80点でしたので、全日本選手権までに30点前後を積み上げなければなりません。
はたして間に合わせられるのでしょうか。

◇◆◇

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⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

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宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
「派手さ」はありませんが、これほど着実に成長を遂げた選手はほかに思い当たりません。
一つずつステップを上ってきました。

演技の正確さとジャンプの安定感が際立ちました。

2013年シーズン、15歳でシニアデビューを果たし、五輪代表選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権でショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)でノーミスの演技を見せて4位になりました。

鈴木明子が引退し、浅田真央が休養した2014年シーズン、全日本選手権でSP2位から逆転優勝を遂げています。
そして、世界フィギュアスケート選手権でいきなり銀メダルをつかみました。
宮原知子はこれ以降、日本女子を牽引する活躍を見せ、「エース」と呼ばれるまでになります。

2015年シーズン、フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ「NHK杯」を制し、その勢いでGPファイナルで2位に入りました。
全日本選手権で2連覇、四大陸フィギュアスケート選手権で優勝を飾っています。

この間、課題とされた「表現」も徐々に改善されています。

2016年シーズン、GPファイナルでSPとFSの自己ベストを塗り替え、2年連続で2位に入りました。
全日本選手権で2位の樋口新葉に15点差をつける圧勝で3連覇を成し遂げました。
ここまでの歩みは至って順調でした。

しかし、アスリートとして最大の目標としていたオリンピック出場まで後1年というところで暗転しました。
年明けに左股関節の疲労骨折が判明しました。
実は、GPファイナルや全日本選手権で痛みを感じていました。
当初はその現実を受け入れられず、呆然自失の状態でした。

そして、治療とリハビリに専念するためにすべての試合を欠場しました。
休養中はスケートのことを考えないようにし、映画や音楽に親しむように努めたそうです。
練習漬けだった宮原知子にとり、もっともつらい日々を過ごしたことになります。

宮原知子はGPシリーズ第4戦「NHK杯」で11か月ぶりに復帰し、5位に留まりました。
この時点でGPファイナル出場は絶望的になりました。
第6戦「スケートアメリカ」でジャンプを戻すことを課題に挙げました。
しかし、焦りを抑え、全日本選手権に照準を合わせると語りました。

宮原知子はSP70点台、FS 140点台が必須と考えているようです。
私の推察では、三原舞依と樋口新葉の出来にもよりますが、全日本選手権は 210点代後半から 220点代前半の戦いになります。
また、そうでなくてはオリンピックで表彰台に立てません。
調整の不足や実戦感覚の欠如が案じられますが、「五輪を諦めない」と語っています。

宮原知子が欠場した世界選手権で日本勢は振るわず、平昌五輪の出場枠が「2」に減りました。
その後、三原舞依や樋口新葉が世界の舞台を経験して目覚ましい成長を遂げています。
同じリンクで練習する本田真凜もシニアデビューを果たしています。

代表選考レースは熾烈を極めるはずですが、大きな試練を乗り越えた宮原知子にはさらなる「強さ」が備わっていることでしょう。

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宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」。
女子シングルでは宮原知子が11か月近いブランクを経て出場しています。
3連覇を成し遂げた昨年の全日本フィギュアスケート選手権後に判明した左股関節の疲労骨折の治療休養からの復帰です。

宮原知子がリンクに姿を現すと地元の関西ということもあり、会場は一段と大きな歓声に包まれました。
「この舞台にやっと戻ってこられた」と感無量だったようです。

「想像していたよりは緊張しなかった」とのことですが、実戦から遠ざかっていましたのでわりと好調だった練習のような演技はできませんでした。
やむをえないことです。

ショートプログラム(SP)では冒頭の3回転ルッツ+3回転トウループのコンビネーションジャンプがルッツは回転不足、トウループは2回転になっています。
その後の3回転ループ、ダブルアクセルは決めました。
スピンはレベル4を得ています。
演技構成点も8点台を取っています。
が、自己ベストにまるで及ばない 65.05点の6位です。

フリースケーティング(FS)では前半の3回転フリップ、後半の3回転サルコウがともに2回転になるほか、ジャンプにミスが相次ぎました。
126.75点で合計191.80点の5位に終わっています。

宮原知子がけがの回復に努めている間に、三原舞依や樋口新葉、本田真凜などの十代半ば過ぎの選手が台頭しました。
しかし、復帰戦のNHK杯でとりあえず滑ることができて安堵の表情を浮かべました。
それなりの手応えをつかめたということでしょう。

私が演技を通じて感じたのは、苦悩を乗り越えた宮原知子の人間的な成長でした。
音楽や映画に親しんで刺激を受け、アイスショーの衣装もデザインしたそうです。
復帰戦ですから緊張があって当然なのですが、柔和な印象です。
優等生一辺倒の正確な滑りから、表情が豊かになり、表現が磨かれています。
演技に深みが増したのでないでしょうか。
私はFSを見ていて胸が熱くなりました。

宮原知子は今後、ジャンプの精度と演技の完成度を高めていきます。
それ以前に、プログラム全体を滑り切る体力をつけていきます。
2週後のGPシリーズ第6戦「スケートアメリカ」に出場しますが、いくらか得点を伸ばせるはずです。

そして、その先にあるのは、念願の平昌五輪への出場です。
年末の全日本選手権での2枠の代表争いはいったいどうなるのでしょう。
私は皆を応援していますが、弾かれる選手が心配になってきました。
凄まじく厳しい戦いになります。

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宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」女子シングル。
ついに日本女子のエース・宮原知子が登場します。
昨年12月の全日本フィギュアスケート選手権で3連覇を達成した直後に左股関節疲労骨折が判明し、戦線を離脱していました。
けがの回復が思わしくなかったのか、それとも調整が間に合わなかったのか、今シーズンの初戦に予定していた10月の「フィンランディア杯」を回避しています。
万全を期すために下した判断だったはずです。

「練習の虫」と呼ばれてきた宮原知子にとり、それを思いどおりに積めない期間は言葉に表せないほどのつらさ、そして焦りと向かい合ったのでないでしょうか。
私が妻から聞いた情報によれば、その代わりにトレーニングを(しっかりと)積み、でん部(の周辺)に相当な筋肉がついたようです。
ならば、高難度ジャンプを跳ぶ際に安定感が一段と増すことになります。

しかし、体が大丈夫だとしても大会から1年近く遠ざかっており、実戦感覚が鈍っているはずです。

宮原知子は昨年の全日本選手権で2位の樋口新葉に15点以上の大差をつける214.87点を叩き出しました。
濱田美栄コーチに優勝を狙いなさいとリンクに送り出され、見事に勝ち切っています。
宮原知子が治療休養中に三原舞依や樋口新葉が得点を伸ばしたといっても、本来の実力を発揮するならば優勝候補の筆頭でしょう。
ただし、3人が得点上でほぼ並んでおり、今年の全日本選手権は余裕がないはずです。

4年に一度のオリンピックへの出場はトップクラスのアスリートにとって最大の目標です。
はたして五輪代表選考会を兼ねる全日本選手権で2枚しかない切符を手にすることができるのでしょうか。
コンディションがどこまで上がっているかもNHK杯でおおよそ判明します。
国内では無敵だった昨シーズンの強さを取り戻しているのかどうか。

宮原知子は苦しみを乗り越えた分、人間的にさらに成長を遂げているかもしれません。
もともと何事においても自らを律することのできる選手でした。
全日本選手権では1年弱のブランクを感じさせない滑りを見せてほしい。
こちらがはらはらすることもなく高難度ジャンプを正確に跳びそうな気もします。

宮原知子と同じマネジメント会社に所属する卓球の石川佳純が「自分のために頑張って」とエールを送りました。
私も同感です。
二人は10月に初めて食事をともにする機会を持っています。
「真面目でこつこつというのをテレビを通じて知っていたので刺激を受けました」と語っています。

なお、NHK杯には男子シングルの羽生結弦も出場しますが、こちらは何の不安もなく、私の関心はそれほど高くありません。
平昌五輪の本番にピークを持っていけるなら、おのずと連覇を成し遂げると考えています。
GPファイナルも全日本選手権も羽生結弦にとって通過点にすぎません。
12月の2大会で頑張りすぎないことです。

◆書き加え(11月8日)

このブログは書き溜め記事を家族にアップしてもらっています。

宮原知子が公式ブログで、復帰戦へ向けた練習を続けるホームリンクにファンから届けられたメッセージブックの写真を掲載しました。
多くの応援メッセージが一冊にまとめられています。
「皆さまの応援を力に頑張ります」と綴っています。

宮原知子が非公式練習に参加しています。
「調子はまあまあです。自分ができることをやりたいです」と笑顔で語りました。
長い間休んでいましたので、いまは楽しみという気持ちのほうが大きいでしょう。
公式練習、そして直前練習と徐々に緊張が高まっていくかもしれません。

◆書き加え(11月9日)

宮原知子がピンクの衣装をまとい、公式練習に登場しています。

ショートプログラム(SP)「SAYURI」の曲をかけ、冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めました。
続く3回転ループは着氷がやや乱れましたが、最後のダブルアクセルは成功しました。

調子は戻りつつあるようですが、ぶっつけ本番に不安を感じていることでしょう。

世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワがいますので、宮原知子としては何とか2位に食い込みたいところです。
ロシア杯でエフゲニア・メドベージェワに次ぐ2位となったイタリアのカロリーナ・コストナーを上回ることができるでしょうか。
回復具合を推察するバロメーターとなります。

◇◆◇

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⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ

私が最新情報を持っていないだけのことかもしれませんが、宮原知子はどうしているでしょう。
練習を続けられる状態まで回復しているのでしょうか。

振り返れば、宮原知子は2013年末の全日本フィギュアスケート選手権でノーミスの演技を披露しましたが4位に留まり、ソチ五輪出場を逃しました。
2014年シーズン、「練習の虫」は地道な努力を開花させました。
2014年末の全日本選手権でショートプログラム(SP)2位から初優勝を収めました。
2015年世界フィギュアスケート選手権で銀メダルに輝き、トップスケーターの仲間入りを果たしました。

その後、課題とされた「表現力」の向上に取り組み、その成果が表れていました。
自信をつけるにつれて情感を出せるようになり、演技の魅力が高まりました。

スーパースターの浅田真央が休養や不調の間、日本女子シングルを支えつづけ、全日本選手権で3連覇を成し遂げました。
国内では「勝ちにいって勝つ」ことができるまでになりました。
派手さはありませんが、至って順調に成長の階段を上ってきました。
しかし、名実ともにエースとなり、出場を目標としていたオリンピックシーズンに一転して苦境に陥ります。

2016年の終わりに感じていた痛みが左股関節の疲労骨折と判明しました。
2017年の四大陸フィギュアスケート選手権や世界選手権などを欠場するはめになりました。
とりわけ世界選手権で平昌五輪の代表枠が「2」に減ったことは残念だったでしょう。
それ以前に責任も痛感したでしょう。

宮原知子といえども全日本選手権で結果を出さなくては五輪代表に選ばれません。
三原舞依や本田真凜といった若手が一気に力をつけました。

・・・現状、宮原知子は練習が足りず、コンディションが整っていないようです。
初戦はいつになるのでしょうか。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズの「NHK杯」という情報もあります。
間に合わせられるのでしょうか。

年末まで時間がありません。
厳しい試練と熾烈な競争を乗り越え、五輪出場を叶えてほしい。

◆書き加え(10月8日)

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズに出場する選手が記者会見に出席しました。
けがからの復活を目指す宮原知子も含まれていました。

フリップに手書きした今シーズンのテーマは「初志貫徹」。
平昌五輪に絶対に出場するとの決意を表しました。
いよいよ代表選考レースの本命の登場となります。
全日本女王としてのプライドもあり、三原舞依や本田真凜に負けるわけにいきません。

練習で自分ができるすべてのジャンプを跳んでおり、プログラムを通して演じられるようになりました。
復帰戦は「NHK杯」とか。
元気な滑りを見せてくれることでしょう。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

⇒2017年3月16日「宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア」はこちら。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

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⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

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宮原知子、五輪代表への試行錯誤

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子が久しぶりに人前に姿を現しました。
日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会です。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル2位、全日本フィギュアスケート選手権3連覇などが評価されています。

宮原知子は左股関節の疲労骨折の影響で4大陸フィギュアスケート選手権、世界フィギュアスケート選手権を欠場しています。
公の場に出るのは全日本選手権以来です。

ヘアスタイルを変えたせいか元気そうに見えます。
自身をリフレッシュしたかったのかもしれません。
休養を余儀なくされ、焦りを抑え込むのは大変だったでしょう。

試合に出られなかった日々はテレビで応援したり、リハビリに励んだりしていました。
リハビリが順調に進み、かなり回復してきたようです。
陸上で走り込みやジャンプなどを行ってきましたが、5月から氷上練習を始める予定です。
「みんなと会うことができ、頑張りたいという気持ちが強くなりました」と語っています。



宮原知子は全日本選手権で危なげなく3連覇を飾りました。
しかし、3か月ほどの休養の間に三原舞依や樋口新葉が急成長を遂げました。
さらに、オリンピックシーズンには本田真凜などの十代半ばの有力選手がシニアデビューを果たします。

宮原知子は五輪代表が確実という状況でなくなっています。
若い選手は伸び代を残しており、短期間で劇的に伸びるかもしれません。
(宮原知子も19歳なので若いですが・・・。)

宮原知子はずっと「練習の虫」とされてきました。
それにより自信と安心を得てきたところもあったはずです。
試合に出られなかったことはつらかったでしょう。
が、練習を積めなかったことはもっとつらかったでしょう。
戸惑いやら不安やらに苦しみました。

宮原知子は例年よりスタートが遅れますので、オリンピックシーズンにハンディを負うことになります。
新しいプログラムをつくるのは6〜7月とか。
演技の完成度を高めていくには決して時間が十分といえません。

それ以前に、自分の体調に応じた新しい練習のペースを築くまでが試行錯誤の連続になるでしょう。
これまでより練習の「量」を減らしながら、いかに練習の「質」を高めていくか。
オリンピックで表彰台に立つためにジャンプの基礎点を引き上げることも考えなければなりません。
大変です。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

⇒2017年3月16日「宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア」はこちら。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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