コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

宮原知子視聴率

宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権

2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」に続いて・・・。

宮原知子は昨シーズン、「フィギュアスケートGPファイナル」で2位になりました。
「全日本フィギュアスケート選手権」で2連覇を果たしました。
「四大陸フィギュアスケート選手権」で1位になりました。
世界のトップクラスに仲間入りし、2018年平昌五輪を前に日本のエース格に育っています。
総得点では元世界女王の浅田真央が持つ日本女子歴代最高得点にほぼ並びました。

宮原知子は「練習の虫」らしく、当然の基本についても高い集中力を保って繰り返しています。
ノーミスに近い演技はそうした堅実な努力から生み出されるのでしょう。
立派です。

今シーズンの初戦となる「USインターナショナルクラシック」でショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で1位となり優勝を飾りました。
ジャンプで回転不足を取られましたが、無難に滑り終えました。
心の成長もあり、表現力を示す演技構成点が大きく伸びました。

しかし、実績を残せば人気が上がるという単純な話でもありません。
興行でなく競技としてのフィギュアスケートには「面白さ」はいらないとしても、宮原知子は観客を魅了するうえで何かが足りません。
また、小柄なので装飾的なコスチュームに負けやすく、肝心の本人が埋もれてしまいます。
(ショーマンシップが求められるエキシビションで取りを務めるのは荷が重い。)

見る側は贅沢ですから、順位だけで満足しません。
大勢のファンをつくってきた浅田真央に続くスターの座を目指してください。
日本スケート連盟としても視聴率の取れる選手の登場を願っていることでしょう。

エースという自覚の芽生えた宮原知子は、会場全体を自分の世界に染めあげられるような演技を心がけています。
観客を引き込んでこそのスターです。
少女から大人へ移ろうにつれ、そして実績を加えるにともない、女性スケーターに特有の「華」が感じられるように変わっていくことでしょう。
「オーラ」は先天的な資質と深く関わりますが、徐々に備わった後天的な自信により増すのも確かです。
(自信に満ちているアスリートがもっとも輝いています。)

浅田真央は故障の影響で年内は調子が上がりそうにありません。
おそらく2016年全日本選手権は大崩れのない宮原知子が勝利を収めます。
そうなると3連覇ということになります。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子はスターになれるか…視聴率

四大陸フィギュアスケート選手権2016が台湾・台北で行われた。
女子シングルで宮原知子が初優勝を飾り、2年連続で2位に留まった悔しさを晴らした。

ショートプログラム(SP)で自己ベスト 72.48点をマークし、1位。
フリースケーティング(FS)で自己ベスト142.43点をマークし、1位。
合計で自己ベスト214.91点をマークした。
この得点は世界歴代6位である。
2014年の村上佳菜子以来2年ぶり、日本勢として通算10度目の頂点に立った。

宮原知子は、去年もSPで首位に立っていた。
苦い経験が頭の隅にあり、最後まで緊張したようだ。
しかし、はた目には危なげがなく、ノーミスで滑りきった。
至極当然のようにすべてのジャンプをきっちりと着氷した。
演技後は例により、はにかみながら笑顔を見せた。
3〜4月に米国・ボストンで行われる世界フィギュアスケート選手権2016に弾みをつけられた。

宮原知子はこのところ成績がとても安定している。
しかも滑るたびに着実に得点を伸ばしている。
得意のジャンプに加えてステップとスピン、さらに表現力においても…。
宮原知子は自分の努力を信じられるせいか、演技がとにかく落ち着いており、大きな失敗をあまり犯さない。
メンタルが強い。

しかし、実績と人気はそれほど連動しない。
「華」は天性のものであり、身につけるのはたやすくない。
興行でなく競技なので面白さはいらないとしても、宮原知子は観客を惹きつけたり燃えさせたりする何かが足りない。
せっかくだから女子フィギュアを長年盛り立ててきた浅田真央に続くスターを目指してほしい。
日本スケート連盟としては視聴率の取れる選手の登場を願っているはずだ。

なお、辞退した浅田真央に代わって出場し、SP2位の村上佳菜子はフリー13位の合計175.12点で7位に終わった。
調整期間が足らなかったのか、ジャンプにミスが相次いだ。
SP4位の本郷理華はフリー5位の合計181.78点で3位に入った。
SP3位の米国・長洲未来はフリー2位の合計193.86点で2位に入った。

私は四大陸フィギュア2016女子シングルの表彰台の写真を見て、日本選手が独占した気分になった。

               ◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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