コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

宮原知子GPファイナル

ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルの女子シングルが終わりました。
宮原知子はショートプログラム(SP)もそうでしたが、時間の長いフリースケーティング(FS)も丁寧に滑り切りました。
熱烈なファンの妻のうれしそうなこと・・・。

宮原知子は 210点台に乗せましたが、残念ながら表彰台に届きませんでした。
(とはいえ、別格のアリーナ・ザギトワを除けば、2位とわずか2.79点差です。)
FSでジャンプに回転不足などが出て、得点を伸ばせませんでした。
五輪代表選考レースで優位に立ちたいとの欲が出て、いくらか緊張が高まったのでしょう。
無意識のうちにけがの再発を恐れ、慎重になっていたのかもしれません。
私は、最大の原因は疲労の蓄積だと考えます。
復帰後はGPファイナルへの繰り上げ出場など、スケジュールが過密でした。
踏み切りの弱さや動きの切れのなさにそれが表れています。

しかし、いったん心身を休ませればこれらは解消できます。
平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までにきちんと調子を立て直してくるでしょう。
私は何の心配もしていません・・・。



宮原知子が短期間でここまで調子を取り戻すとは驚きです。
「この子は地道な練習を積み重ねて地味に開花したけれど、一番の目標だったオリンピック出場を果たせない」。
よくよく運のない選手だと気の毒に思っていたのです。
ところが、復帰わずか2戦目と3戦目で日本女子のエースということを再認識させました。

私がGPファイナルの演技を見て改めて感じたのは、1年弱のブランクがプラスになっているということでした。
SPも得点の伸びなかったFSもかちっと美しい。
(これなら舞妓としても十分にやっていけます。)

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

人間的な成熟がもたらされたのか、全体的な印象が明るく開放的になり、表情が生き生きとしています。
自分と向かい合えた時間、スケート以外と触れ合えた時間が一回りも二回りも大きくしました。
(内向的で神経質な優等生という雰囲気が消えています。)
精神力の強さとそれを反映した演技の安定感にさらに磨きがかかっています。



宮原知子は「練習の虫」と評されてきました。
肝心のオリンピックシーズンにその練習を行えない状況に陥りました。
苦悩と焦りに押し潰されても不思議でありません。

むろん本人も大変でしたが、濱田美栄コーチも大変だったでしょう。
「何とか全日本選手権に間に合わせてやりたい」と願ったはずです。
おそらく互いに、はやる気持ちを抑え、辛抱を重ねました。

濱田美栄コーチは宮原知子の心の状態を前向きに保ち、体の状態を冷静に判断しながら、徐々に体力を取り戻させ、慎重に練習を積ませました。
その結果がぎりぎりのタイミングでの再生につながっています。



私は尊敬と親しみ込め、あえて「濱田美栄コーチをハマちゃん」「宮原知子選手をサーさん」と呼ばせていただきます(映画『釣りバカ日誌18』より)。

釣りの師匠・ハマちゃんと弟子・スーさんの信頼で結ばれたコンビは絶妙でした。
濱田美栄コーチと宮原知子選手の「努力」に対する信念で結ばれたコンビはとても堅固でした。
二人にとり最大の難局に直面しても揺らぐことはありませんでした。
気概と情熱を持って立ち向かっています。

1年近くの困難を乗り越えてつかんだGPファイナルでの手応えには、言い尽くせない感懐と価値があったことでしょう。
この二人の間に言葉は不要です。
(試合後の薄暗い通路で目を見て話さなくても通じるのです。)

「何にも言わなくていいです。何にも言わなくてもお気持ちはよ〜く分かります」(映画『釣りバカ日誌18』より)。

ハマちゃんとサーさん、ほんとうにお疲れさまでした。
感動をありがとう!!!
私はGPファイナルの演技に溢れ出た「生きざま」に胸が一杯になりました。
内面に、生きるひたむきさが詰まっています。

きょうだけは軽い祝杯を挙げ、全日本選手権へ向けて英気を養ってほしい・・・。
(おっと、宮原知子は19歳でした。ジュースにしてください。)
(落ち着いているので未成年ということを忘れてしまいます。)

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子シングル。
樋口新葉はシニア2年目のGP第1戦「ロシア杯」で3位、第3戦「中国杯」で2位と安定した成績を残し、初のGPファイナル進出を決めました。
その自信を背景とし、大会前に「210点超え と表彰台」を目標に掲げました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

樋口新葉は公式練習では高難度ジャンプにミスが相次ぎ、調子がいま一つでした。
おそらく緊張が高まり、重圧に押し潰されそうになっています。
ショートプログラム(SP)の前はすごく緊張し、体に力が入らない感覚だったそうです。

ところが、本番では自己ベストに1点と迫る、ノーミスに近い演技を見せました。
この選手は体格的に外国勢に見劣りせず、調子に乗ると「躍動感」があふれます。

冒頭の2回転アクセルを決め、心が落ち着いたのでしょう。
後半の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決め、GOEで1点を得ました。
3回転フリップを降りましたが、軽い踏み切り違反を取られました。
が、スピンとステップでレベル4をそろえました。
ステップで手拍子も起こっています。
会場を巻き込む力を身につけてきました。

演技後は喜びを抑え、表情を変えていません。
フリースケーティング(FS)のことが念頭にあったからでしょう。
「私、この程度で浮かれるわけにいかないわ」と言ったかどうかは分かりません。

SPで樋口新葉は6人中5位に留まりました。
順位だけ眺めると落胆しますが、一人の選手もジャンプで転倒なし、全員が70点台というハイレベルな戦いとなりました。
首位から6位までの得点差は4.22点です。
3連覇のかかったロシアのエフゲニア・メドベージェワが棄権したとはいえ、世界のトップクラスが集う大会にふさわしい見応えです。

■GPファイナルSP結果
1位 ケイトリン・オズモンド(カナダ) 77.04点
2位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 76.27点
3位 宮原知子 74.61点
4位 マリア・ソツコワ(ロシア) 74.00点
5位 樋口新葉 73.26点
6位 カロリーナ・コストナー(イタリア) 72.82点

勝負はフリースケーティング(FS)へ。
樋口新葉は人間的な成長とともに精神的に強くなってきたのかもしれません。
個性的な「007」を演じ切り、表彰台に立とうとしています。

補欠出場で調整が一番難しかった宮原知子も一段と調子を上げています。
長期の治療休養がうそのような出来栄えです。
いずれかが優勝を収めれば、2013年の浅田真央以来となります。
おおいに期待できそうです。

◆書き加え(12月9日)

FSを控えた公式練習が行われています。
樋口新葉はジャンプのミスが相次ぐ、不安な最終調整となりました。

本人は、ほぼすべてのジャンプの感覚が狂っていたと語っています。
さらに、集中力と意識がなかったと自分にダメ出ししています。
私はそれを知り、心配になってきました。

樋口新葉がスケーティングの実力をつけたのは確かでしょうが、メンタルの弱さを改善できているのでしょうか。

◆書き加え(12月9日)

樋口新葉は公式練習で弱音を吐いていましたが、そのとおりの出来になりました。

転倒を避けるのが精一杯というような慎重な滑りです。
持ち味の勢いとダイナミックさが消え、演じる余裕がまるでありません。
日本女子シングルの五輪代表出場枠のかかった世界フィギュアスケート選手権でもそうでしたが、重圧と緊張に負けてしまいます。
この選手が大舞台で成績を残すのは難しそうです。
(練習環境も関わり、「内弁慶」なのでしょう。)

平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までに調子を上げてください。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

⇒2017年11月6日「樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

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宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
女子シングルで大会の直前に繰り上げ出場が決まった宮原知子が6日、会場でフリースケーティング(FS)「蝶々夫人」の曲をかけての通し練習に臨みました。
ルッツ−トウループの連続3回転ジャンプなどを決めています。
調子はかなりよさそうです。

復帰2戦目のGPシリーズ第6戦「スケートアメリカ」で素晴らしい演技を見せ、優勝を飾っています。
北米に残ってショートプログラム(SP)とFSの手直しを行い、12月4日に帰国したばかりです。

宮原知子はGPファイナルで2015年、2016年と連続で銀メダルを獲得しています。
金メダルでなかったので大きな注目を集めませんでしたが、実はこれは凄いことです。
今大会は1番手だったロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで欠場しており、優勝に色気が出ても不思議でありません。
ここで目立たなくてもいいので、私は地味に滑ってほしい。

宮原知子は平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権へ向けて、じっくりと調整を進められるはずでした。
私は「GPファイナル出場がマイナスにならなければ」と案じていますが、本人は「試合も一つの練習。場数を踏むいいチャンス」と捉えています。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

宮原知子はけがが回復し、ようやく練習を積めるようになりました。
危ないのは、体が動くようになったときでしょう。
つい無理をしてしまいます。
しかし、あくまでも五輪代表切符がかかる全日本選手権へのステップと位置づけています。
考え方がしっかりしており、大丈夫でしょう。

自分を信じ、五輪代表選考レースのライバルとなる樋口新葉の出来を気にしないことです。



この日は国際オリンピック委員会(IOC)からロシアの平昌五輪出場禁止が発表されました。

⇒2017年12月6日「平昌五輪ロシア出場禁止も五輪旗での個人出場可能」はこちら。

宮原知子は「自分のことに精一杯で考えられない。でも、どの国の選手も五輪には出場してほしい」と語っています。
おそらくエフゲニア・メドベージェワもアリーナ・ザギトワも個人として出場してきます。

◆書き加え(12月8日)

30年近く選手の指導に携わってきた濱田美栄コーチは宮原知子を「辛抱の天才」と評しました。
知り尽くしているとはいえ、何と的確な表現なのでしょう。
「あれだけ真面目にコツコツ練習する子は初めて」と語っています。

その宮原知子は8日の公式練習で3回転ルッツ―3回転トウループ、3回転ループ、ダブルアクセルを次々と決めるなどノーミスの滑りでした。
私としては抑え気味に滑ってもらいたい気持ちもありますが、これだけ調子がよさそうだと期待してしまいます。

◆書き加え(12月8日)

先ほどSPが終わりました。
宮原知子は自己ベストに迫る 74.61点でした。
とても落ち着いて丁寧に滑っており、楽しんでいるように見えたくらいです。
しかし、全員が70点を超すハイレベルな戦いとなり、3位に留まっています。
樋口新葉も素晴らしい演技で 73.26点でしたが、5位に留まっています。
表情がとても硬かったのですが、冒頭のジャンプを決めて勢いに乗りました。
日本勢は二人とも上出来でした。

首位はカナダのケイトリン・オズモンドの 77.04点、2位はロシアのアリーナ・ザギトワの76.27点 でした。
FSでの勝負でしょう。
宮原知子も樋口新葉も表彰台に上る可能性を感じさせてくれました。

気が早いですが、平昌五輪代表は二人で決まりかな・・・。

◆書き加え(12月9日)

先ほどFSが終わりました。
宮原知子は 210点台に乗せましたが、残念ながら表彰台に届きませんでした。
私には1年弱のブランクがプラスになっているように思えます。
よく頑張りました。

平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までわずかです。
復帰後はGPファイナルへの繰り上げ出場など、スケジュールが過密になって疲労が蓄積しているはずです。
実績十分のベテランらしく、うまく調子を整えてほしいですね。
(といっても、まだ19歳です。)

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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王者も女王も不在のフィギュアGPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
オリンピックシーズンの今大会は世界王者の羽生結弦も世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワも不在という異例の事態になりました。

羽生結弦はGPシリーズ第4戦「NHK杯」をけがで棄権し、5連覇のかかるGPファイナル進出を逃しました。
エフゲニア・メドベージェワは4連覇のかかるGPファイナル進出を最初に決めたものの、けがで棄権することになりました。

どちらも突出した実力の持ち主であり、GPファイナルはもちろん平昌五輪の金メダル獲得の最有力候補でした。
今大会は盛り上がりが乏しくなるのはやむをえません。

GPファイナルの優勝候補の筆頭は男子シングルでは宇野昌磨、女子シングルではアリーナ・ザギトワです。
男子シングルには対抗馬が見当たりませんが、しいて挙げるとすれば米国のネイサン・チェンです。
宇野昌磨が普通に滑れるなら、負けることはないでしょう。

女子シングルには6位通過の樋口新葉と補欠繰り上げの宮原知子の2人が出場します。
樋口新葉は第3戦「中国杯」で覚醒したかのような別人の滑りを見せました。
これが実力なのか半信半疑です。
宮原知子は長期のけがから復帰したNHK杯の2週間後の第6戦「スケートアメリカ」で一気に 210点台半ばに得点を戻しました。
これが本来の実力です。

どちらも表彰台に上る可能性があり、なかでもアリーナ・ザギトワの出来次第では頂点に届く可能性があります。
(男子シングルと異なり、女子シングルはGPシリーズでの得点差が小さいので、だれが勝っても不思議でありません。)
つい最近まで日本勢は出場がゼロかもしれないと落胆していた私ですが、女子シングルがとても楽しみになりました。
とくに思い切って挑める立場の樋口新葉に頑張ってほしい。

⇒2017年12月5日「フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定」はこちら。

それにしてもオリンピックが迫るにつれ、高難度ジャンプ競争に火がつきました。
男子は4回転ジャンプ、女子は3回転ジャンプの複合(コンビネーション)の戦いになっています。
選手が得点を引き上げようとするとプログラムにいろいろ、たくさん詰め込むのが断然有利というルールだからです。
復帰間もない宮原知子には抑え気味に滑ってほしい。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

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フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」が終わり、男女シングルのGPファイナル出場者が決定しています。

私が一番残念だったのは、世界女王でGPファイナル3連覇のかかるロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、世界王者でGPファイナル5連覇のかかる羽生結弦がけがで出場できなかったことです。
競技であり興行ではありませんが、盛り上がりに欠けるのは仕方ありません。
テレビ視聴率も相当下がることでしょう。

エフゲニア・メドベージェワは第1戦「ロシア杯」、第4戦「NHK杯」と連勝しました。
しかし、NHK杯後の検査で右足中足骨にひびが入っていることが判明しました。

羽生結弦はロシア杯で2位となりましたが、NHK杯を右足の負傷で棄権しています。
これにより、男女を通じて前人未到の5連覇の夢は消えました。

二人は平昌五輪でも金メダルの最有力候補でした。
ベストコンディションで臨めないとすると表彰台の光景も変わるかもしれません。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル出場選手

◇男子シングル6選手
ネイサン・チェン(米国)
宇野昌磨(日本)
ミハイル・コリャダ(ロシア)
セルゲイ・ボロノフ(ロシア)
アダム・リッポン(米国)
ジェイソン・ブラウン(米国)

中国の金博洋(きん・はくよう。ボーヤン・ジン)は足のけがで棄権し、米国のジェイソン・ブラウンが繰り上げで出場することになりました。
ポイントは金博洋と並んでいました。

◇女子シングル6選手
アリーナ・ザギトワ(ロシア)
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
カロリーナ・コストナー(イタリア)
マリア・ソツコワ(ロシア)
樋口新葉(日本)
宮原知子(日本)

樋口新葉は他力本願でしたが、スケートアメリカで宮原知子と坂本花織がワンツーフィニッシュを果たし、最後に出場が決まりました。
日本女子は17シーズン振りに出場ゼロという屈辱的な事態を避けられました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

また、1位、ロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、補欠の宮原知子が繰り上げで出場することになりました。
十分に予想されたこととはいえ、宮原知子は1週間で調子を整えるのは大変でしょう。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル概要

◇日程
2017年12月7日(木)〜10日(日)

◇会場
日本ガイシホール(愛知県名古屋市)

◇放送(いずれも予定)
テレビ朝日
12月7日(木)午後7時〜   男子SP
12月8日(金)午後7時〜   女子SP
男子FS
12月9日(土)午後6時56分〜 女子FS
12月10日(日)午後6時57分〜 エキシビション

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宮原知子、GPファイナル出場のマイナス

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子シングル。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワが右中足骨骨折で3連覇のかかるGPファイナルを欠場することになりました。
男子シングルでは羽生結弦がGPシリーズ第4戦「NHK杯」を棄権し、5連覇のかかるGPファイナルに進出できませんでした。

どちらも平昌五輪金メダルの最有力候補です。
GPファイナルの欠場は致し方ないとし、はたしてオリンピックの大舞台に間に合わせられるのでしょうか。

⇒2017年11月23日「ザギトワがメドベージェワに勝つGPファイナル」はこちら。

シニア1年目で劇的な成長を遂げたロシアのアリーナ・ザギトワが勝利を収めるでしょう。
いまや平昌五輪金メダルの最有力候補になったといっても過言でありません。
それくらい勢いがあります。
しかし、ロシアはドーピング問題で出場できるかどうかは微妙です。

⇒2017年11月20日「平昌五輪フィギュアはロシア不出場か」はこちら。

エフゲニア・メドベージェワの棄権により、補欠の宮原知子が繰り上がりで出場することになりました。
本来なら喜ぶべきですが、けがから復帰間もない宮原知子にとっては大きなリスクをともないます。
せめてもの救いは、GPファイナルが名古屋で開催されることです。
海外と比べ、心身の負担がかなり小さくなります。
平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権まで2週間もありませんので、コンディションを整えるのがきわめて難しくなります。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

NHK杯から2週間後の第6戦「スケートアメリカ」で 210点台半ばを記録しました。
私は「得点の伸びが急すぎる」との印象を受けました。
宮原知子は時間をかけ、慎重に練習を重ねることがベストでしょう。

私は日本女子エースとして全日本選手権で代表切符をつかんでほしいと思っていますが、GPファイナル出場がマイナスにならないように祈ります。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

五輪代表選考レースをリードする樋口新葉に勝っておきたいという気持ちはあって当然ですが、GPファイナルは通過点と位置づけ、日本選手権に照準を合わせてほしい。
宮原知子はけがの再発だけは避けなければなりません。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子、五輪代表への試行錯誤

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子が久しぶりに人前に姿を現しました。
日本スケート連盟の優秀選手表彰祝賀会です。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル2位、全日本フィギュアスケート選手権3連覇などが評価されています。

宮原知子は左股関節の疲労骨折の影響で4大陸フィギュアスケート選手権、世界フィギュアスケート選手権を欠場しています。
公の場に出るのは全日本選手権以来です。

ヘアスタイルを変えたせいか元気そうに見えます。
自身をリフレッシュしたかったのかもしれません。
休養を余儀なくされ、焦りを抑え込むのは大変だったでしょう。

試合に出られなかった日々はテレビで応援したり、リハビリに励んだりしていました。
リハビリが順調に進み、かなり回復してきたようです。
陸上で走り込みやジャンプなどを行ってきましたが、5月から氷上練習を始める予定です。
「みんなと会うことができ、頑張りたいという気持ちが強くなりました」と語っています。



宮原知子は全日本選手権で危なげなく3連覇を飾りました。
しかし、3か月ほどの休養の間に三原舞依や樋口新葉が急成長を遂げました。
さらに、オリンピックシーズンには本田真凜などの十代半ばの有力選手がシニアデビューを果たします。

宮原知子は五輪代表が確実という状況でなくなっています。
若い選手は伸び代を残しており、短期間で劇的に伸びるかもしれません。
(宮原知子も19歳なので若いですが・・・。)

宮原知子はずっと「練習の虫」とされてきました。
それにより自信と安心を得てきたところもあったはずです。
試合に出られなかったことはつらかったでしょう。
が、練習を積めなかったことはもっとつらかったでしょう。
戸惑いやら不安やらに苦しみました。

宮原知子は例年よりスタートが遅れますので、オリンピックシーズンにハンディを負うことになります。
新しいプログラムをつくるのは6〜7月とか。
演技の完成度を高めていくには決して時間が十分といえません。

それ以前に、自分の体調に応じた新しい練習のペースを築くまでが試行錯誤の連続になるでしょう。
これまでより練習の「量」を減らしながら、いかに練習の「質」を高めていくか。
オリンピックで表彰台に立つためにジャンプの基礎点を引き上げることも考えなければなりません。
大変です。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

⇒2017年3月16日「宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア」はこちら。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技

フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル。
女子シングルの宮原知子は大健闘で、2年連続の2位に食い込みました。
日本女子のエースとしてよくぞ頑張りました。
おめでとう、そしてありがとう。

女子シングルは出場6選手のうち、4選手がロシア勢になりました。
日本勢でただ一人出場したのが、とても小さな宮原知子でした。
最終戦のNHK杯で2位に入り、滑り込みの6位でGPファイナル進出を決めました。
これにより日本女子は16季連続でGPファイナル出場を果たすことになりました。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

宮原知子はGPシリーズで高難度ジャンプの回転不足を取られるなど、苦戦が続いていました。
とくにスケートカナダで厳しい判定を受けました。
それを意識するあまり、「ミス・パーフェクト」と呼ばれる彼女には滅多にないジャンプでの転倒もありました。
宮原知子は練習できちんと跳べているジャンプが、試合で縮こまってしまいます。
GPファイナルを控え、大舞台での緊張を克服したいと語っていました。

ショートプログラム(SP)。
宮原知子はパーソナルベストで3位につけました。
ジャンプを見事に決め、スピンとステップでレベル4を取りました。
開き直りが功を奏したか、ノーミスの演技でした。

フリースケーティング(FS)。
宮原知子はパーソナルベストを記録しました。
ほぼノーミスの演技でした。
ジャンプも、そしてスピンもステップもしっかりしていました。
(小柄で、もともとスタミナの不安はない選手です。)

よほどうれしかったのでしょう、控えめの彼女が演技後にガッツポーズを見せました。
合計得点でもパーソナルベストを更新し、3位から2位に順位を上げました。

1位は、ロシアの17歳、エフゲニア・メドベージェワです。
世界女王がGPファイナル2連覇を果たしました。
世界歴代2位の高得点ですが、宮原知子は10点以内につけており、立派。
オリンピックまでに絶対に引っ繰り返せない差というわけでありません。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。



宮原知子は出水慎一トレーナーに従い、体の強化に取り組んできました。
その効果が徐々に表れています。

しかし、高難度ジャンプは公式練習では高くゆったり跳べているのに、試合だと低くせわしく回ってしまいます。
失敗や減点を避けようと、余裕を失っているのが分かります。
世界フィギュアスケート選手権やオリンピックなどでのトップクラスとの戦いでは、GOE(出来栄え点)のわずかな差でも順位が変わってきます。
五輪王者の羽生結弦は、FSの汗で審判から加点を引き出しています(←ウソ)。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の汗にGOE加点せよ」はこちら。

宮原知子は多くの経験を積み、実績を残してきましたが、大舞台で本来の実力を出し切ることができません。
濱田美栄コーチは「心が弱い」と嘆きました。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

おそらく心と体の委縮が慎重さとして演技に表れます。
(持ち味の「安定感」と裏腹の関係にあるとしたら厄介です。)
それがフィギュアスケートを単純に楽しみたい私にストレスを感じさせるのでしょう。
率直に述べれば「宮原知子の演技は人工的」。

気になり、「人工的」という言葉を三省堂大辞林で調べてみました。
意味としては、「自然のままでないさま。人の手を加えたさま。」。
用例としては、「人工的な風景」「人工的に川の流れを変える」。
人間そのものに用いるわけでありません。
なのに「人工的」という言葉が私の頭に浮かんできました。

宮原知子の演技には強い「抑制」が働いているように感じます。
観る側をのめりこませてくれません。
それには資質だけでなく、メンタルの問題が関わっているのかもしれません。
全日本フィギュアスケート選手権、その先の世界選手権へ、どうか自らを解き放ってください。
もっと大きく、もっと豊かに。もっと明るく、もっと楽しく・・・。
私みたいな素人にごちゃごちゃ言われるようではだめです。

アスリートが孤独と戦い、恐怖と戦い、強敵と戦ううえで「人気」も大切な要素でしょう。
アイスリンクに心地いい“追い風”を吹かせられない選手はオリンピックで勝利を収められません。
宮原知子は、日本女子を引っ張っていかなければならない立場にいます。

◆書き加え(12月11日)

私はたったいま知りました。

演技後のガッツポーズは自然に出たものでなく、先生に言われてやったそうです。
本人によれば、FSは今シーズンで一番思い切って滑れたそうです。
引っ込み思案のはにかみ屋ですから、外見や表情、仕草から変えていくのも一法。

「思わずガッツポーズをしてしまいました」。
裏話を明かさなければ、ばれません。
どこまでも正直な子ですね。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」

宮原知子は日本のエースに上り詰め、期待される「怖さ」を感じるようになりました。
これから世界選手権や冬季五輪(冬季オリンピック)の大舞台が迫るにつれ、幾度も重圧に押しつぶされそうになるでしょう。

宮原知子は世界のトップクラスに勝つために、プログラムの難度を上げています。
GPシリーズ最終戦「NHK杯」に限らず、今シーズンは演技前に緊張が伝わってきます。
とくに高難度ジャンプの前に体と動きが硬くなっています。

ショートプログラム(SP)で転倒した翌日のフリースケーティング(FS)では気持ちを奮い立たせて臨んだようです。
ぎりぎりでGPファイナル進出を決めましたが、私は世界選手権ましてオリンピックでは勝利を収められないと思っています。
超一流選手に交じると、すべてにおいて見劣りします。

宮原知子は「ミス・パーフェクト」と呼ばれています。
(完璧なミスという意味でありません。)
デビュー当初から、演技の安定感に定評がありました。
難しいジャンプも落ち着きを失わず着実に跳んでいました。

しかし、フィギュアスケートファンの関心と注目が、けがで不調の浅田真央から自分に集まるようになり、「心の弱さ」を露呈しはじめました。
私は、はにかみ屋だけれども「芯」が強くて動じない女の子と感じていましたので意外でした。
このところの高難度ジャンプでの「回転不足」も緊張による心身の委縮が影響しています。
かならずしもメンタルが強いといえないようです。

NHK杯のFSの前に濱田美栄コーチや出水慎一トレーナーが「いつやるか? いまでしょ!」と言ったかどうかは不明です。
しかし、周囲に思いきり渇を入れられたのは確かです。
練習でできたことを本番でできないと「練習の虫」は報われません。

宮原知子の目標はあくまで2018年平昌五輪でのメダルにあり、国内勝利でありません。
表彰台の天辺(てっぺん)を取ってほしいと願わずにいられません。

あっ、それと演技のなかで「笑顔」を見せるべきところが弱すぎる。
もっと笑って。
あれじゃ、笑顔になっていない。
これも「表現」と考えてほしい。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの最終戦「NHK杯」。
女子シングルの宮原知子がかろうじてGPファイナルへの切符をもぎ取りました。
ほっとした気持ちのなかには、自分のことよりも日本女子の16季連続出場のほうが大きかったはずです。

宮原知子は浅田真央に代わり、エースの重責を背負う立場になりました。
全日本選手権で連覇するとは、そういうこと。

私は絶頂期の浅田真央、まして男子の羽生結弦と比べる気はありません。
選手はそれぞれ自分の演技を磨いていけばいいのですから。
しかし、「まだまだだなぁ」と思います。

宮原知子は得意のジャンプに加え、ステップやスピンでも得点を稼げるようになりました。
さらに、苦手の表現でも得点を上乗せできるようになりました。
世界的に有名な吉田都にバレエのレッスンを受けるなどの努力が実ったようです。

小柄で、しかもジャンプの高さがないので、小さくまとまっているという印象を受けます。
それをカバーするために上半身を大きく使い、四肢を伸びやかに動かすようにしています。

宮原知子は昨シーズンくらいまでは滑るたびによくなっていました。
至って順調な成長を遂げてきましたが、このところはちょっと伸び悩んでいるのでないでしょうか。
それとも若い世代が台頭しているせいで、相対的にそう感じるのでしょうか。
とはいえ、彼女自身もまだ18歳ですが・・・。

宮原知子は「ミス・パーフェクト」と呼ばれています。
演技が安定しており、とくに得点源の高難度ジャンプで大きな失敗を犯しません。

では、いまのままで世界選手権やオリンピックで勝利を収められるかというと、私は表彰台に上るのも容易でないと思います。
とくにロシアの10代には名前を覚えきれないほど多くの有力選手が現れています。

宮原知子が大舞台で勝とうとすると、もっと高難度のプログラムに変えることになります。
しかし、すでにGPシリーズでジャンプの回転不足による減点がありました。
これを克服しようと焦るとタイミングを狂わせ、ジャンプが壊れる恐れも出てきます。

さらに厄介なのは、浅田真央に集中していた重圧が自分にのしかかってくることです。
2018年平昌五輪が近づくにつれ、宮原知子はこれまで感じたことのないプレッシャーに苦しむことになるかもしれません。
もともと才能というより努力でトップアスリートになりました。
表現力は養われましたが、今後は得意のジャンプで苦労しそうな気がします。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

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エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの最終戦「NHK杯」。
女子シングルの宮原知子がフリースケーティング(FS)に臨みました。
昨年はNHK杯で優勝を飾り、シリーズ上位6選手によるGPファイナル進出を決めています。
ところが、今年は「スケートカナダ」で3位に留まり、2位以下なら他の選手の成績次第という予断を許さない状況で本大会を迎えました。

宮原知子は、NHK杯連覇を逃したものの、ぎりぎりでGPファイナルの切符をつかみました。
彼女の頑張りは自分のためだけでありません。
女子は昨年まで荒川静香や浅田真央らが15大会連続でGPファイナルに出場してきました。
日本選手権連覇のエースとして、その歴史を途切れさせるわけにいかなかったのです。

宮原知子は前日のショートプログラム(SP)でミスを犯しました。
冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は決めました。
しかし、3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションのルッツが回転不足と転倒になりました。
私は彼女が転んだ記憶が残っておらず、とても驚きました。
さすがに緊張感が高まり、慎重になりすぎたのでしょうか。
が、最後の3回転ループに2回転トウループをつけてカバーしたのはさすがです。

宮原知子は気持ちを切り替え、FSで安定感を取り戻しました。
目立ったミスが許されない大一番でメンタルの強さを発揮しました。
序盤の3つの3回転ジャンプを着氷し、勢いに乗りました。
スケートカナダで0点とされたステップも修正しています。

SP3位から合計2位に巻き返し、インタビューで安堵の表情を見せました。
大きなプレッシャーに押しつぶされずに乗り切ったことは今後の自信になることでしょう。
浅田真央が不調のどん底で苦しんでおり、宮原知子が女子を引っ張っていかなくてなりません。
「ぐりんこ」はもはや許されないのです。

◇◆◇

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宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権

2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」に続いて・・・。

宮原知子は昨シーズン、「フィギュアスケートGPファイナル」で2位になりました。
「全日本フィギュアスケート選手権」で2連覇を果たしました。
「四大陸フィギュアスケート選手権」で1位になりました。
世界のトップクラスに仲間入りし、2018年平昌五輪を前に日本のエース格に育っています。
総得点では元世界女王の浅田真央が持つ日本女子歴代最高得点にほぼ並びました。

宮原知子は「練習の虫」らしく、当然の基本についても高い集中力を保って繰り返しています。
ノーミスに近い演技はそうした堅実な努力から生み出されるのでしょう。
立派です。

今シーズンの初戦となる「USインターナショナルクラシック」でショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で1位となり優勝を飾りました。
ジャンプで回転不足を取られましたが、無難に滑り終えました。
心の成長もあり、表現力を示す演技構成点が大きく伸びました。

しかし、実績を残せば人気が上がるという単純な話でもありません。
興行でなく競技としてのフィギュアスケートには「面白さ」はいらないとしても、宮原知子は観客を魅了するうえで何かが足りません。
また、小柄なので装飾的なコスチュームに負けやすく、肝心の本人が埋もれてしまいます。
(ショーマンシップが求められるエキシビションで取りを務めるのは荷が重い。)

見る側は贅沢ですから、順位だけで満足しません。
大勢のファンをつくってきた浅田真央に続くスターの座を目指してください。
日本スケート連盟としても視聴率の取れる選手の登場を願っていることでしょう。

エースという自覚の芽生えた宮原知子は、会場全体を自分の世界に染めあげられるような演技を心がけています。
観客を引き込んでこそのスターです。
少女から大人へ移ろうにつれ、そして実績を加えるにともない、女性スケーターに特有の「華」が感じられるように変わっていくことでしょう。
「オーラ」は先天的な資質と深く関わりますが、徐々に備わった後天的な自信により増すのも確かです。
(自信に満ちているアスリートがもっとも輝いています。)

浅田真央は故障の影響で年内は調子が上がりそうにありません。
おそらく2016年全日本選手権は大崩れのない宮原知子が勝利を収めます。
そうなると3連覇ということになります。

◇◆◇

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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