就職氷河期は過酷になるばかり。
4年制大学の新卒就職内定率は年明けの時点で5割程度に留まっていた。
卒業目前の2月になってもそれほど改善していないのでないか。
私自身は、新卒が宝のほうに扱われる時代はとうに終わった考えている。
大量採用の前提となる「終身雇用」が崩壊したからだ。
また、学生数がバブル絶頂期より3割以上も増加している。
労働市場を巡る加速度的な変化を踏まえ、大学も学生も意識と発想を根底から変える必要がある。
とはいえ、学生の圧倒的大多数は“就社”のほかは眼中になく、死に物狂いで就職活動、すなわち「就活」に取り組んでいる。
実は、当日の朝、家を出る前に一口食するとおおいに勇気づけられる銘菓がある。
“就活の御守”“就職の御守”の食品版だ。
その名も勇壮、「出陣餅」。
上杉謙信が武田信玄との「川中島の戦い」を前に、兵へ餅を与えて奮い立たせたとの故事に由来する。
米どころ越後(新潟県)の上越市に本社を置く「かなざわ総本舗」が製造・販売する。
私は2度いただいたが、とてもおいしい。
今日、就活そのものが社会への“出陣”といえる。
自らを鼓舞すべきだ。
その門出に幸運が訪れるように出陣餅を食べ、内定を呼び込もう。
送料がかかるが、全国どこからでも取り寄せが可能。
⇒「かなざわ総本舗」の通販サイトはこちら。
◇
夏に還暦を迎える私は教材の開発に取り組み、勝負をかけようとしている。
発売時にはかならず出陣餅を取り寄せて食べる。
底力を与えてくれそう。
以下に、「人生の出陣の御守…受験・就活・婚活」と題する2010年5月5日のブログを収める。
◇◆◇
私は直江津駅で「出陣餅」をみやげ(土産)に買った。
妻と子のリクエスト。
製造元は新潟県上越市の「かなざわ総本舗」。
中身は個別包装(個装)されており、それぞれに3切れの小さな餅が入っている。
米どころ新潟県産米を用い、しかも草餅である。
春一番の新芽のよもぎ(ヨモギ)が加えられる。
草餅のかすかな苦みが、濃厚で芳醇なきな粉(キナコ)と見事にマッチする。
酷似したみやげに「桔梗信玄餅」と「筑紫もち」がある。
製造元は前者が山梨県笛吹市の「桔梗屋」、後者が福岡県福岡市の「五十二萬石本舗(如水庵)」。
3商品はいずれも戦国時代の名将に因んでおり、筑紫もちは黒田如水。
とくに出陣餅と信玄餅は、上杉謙信と武田信玄の「川中島の戦い」になぞらえられ、どちらが本家かという話題で盛りあがる。
家族で食べた感想を話し合った結果、ぶっちぎりで「出陣餅」に軍配が上がった。
もっとも庶民的で分かりやすい“風味”のせいか…。
3商品を同時に食べられれば、違いがもっとはっきりするように思う。
さて、出陣餅はどのように食べるのか?
黒蜜のミニボトルが埋め込まれたスペースに黒蜜を流し込んできな粉を餅に絡める方法を試みたが、容器が小さくてよくかき混ぜられない。
たっぷりのきな粉が外にあふれ出てしまう。
結局、個装の風呂敷(ビニール)を開いたうえにすべてをぶちまけていただいた。
餅を転がすうちに見栄えが悪くなった。
正しい食べ方というのはないが、基本は“小皿”を使うべき。
私はせっかちで横着なのだ。
きな粉をまぶしていたら、口に唾液が溜まってきた。
黒蜜も量が多いので、好みに応じて加減した。
ところで、一悶着が起こった。
私が買い求めた出陣餅は10個入りだった。
3人家族で分けると、1個余る。
これをだれが食べるか、信玄に議論が行われた。
そして、腰痛を抱えながらみやげを持ち帰った私が食べるのがよいという判決が下された。
私だけ、オ、スマン4個。
◆かなざわ総本舗のホームページ
かなざわ総本舗「出陣餅」。
上杉謙信が川中島の戦いを前に兵へ餅を与えて奮い立たせたとの故事に由来する。
ホームページには、入学(受験)、入社(就活)、結婚(婚活)など、人生の出陣(門出)に食してほしいと記されている。
上越みやげ出陣餅は、私たちに力を授けるとともに勝利(成功)を呼び込む“御守”である。
送料がかかるが、全国どこからでも取り寄せが可能。
◆かなざわ総本舗の通販サイト
お祝い事などにお奨め。
私はとてもおいしいと思う。
◇◆◇
⇒2009年8月29日「筑紫もち、信玄餅、出陣餅、三つ巴」はこちら。
⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
◆書き加え
いま気づいた。
菓子折り(パッケージ)のなかに「出陣餅しおり」が入っていて、「御召上り方」が図版と文章で示されていた。
私の食べ方でよかったのだ。
Copyright (c)2011 by Sou Wada
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4年制大学の新卒就職内定率は年明けの時点で5割程度に留まっていた。
卒業目前の2月になってもそれほど改善していないのでないか。
私自身は、新卒が宝のほうに扱われる時代はとうに終わった考えている。
大量採用の前提となる「終身雇用」が崩壊したからだ。
また、学生数がバブル絶頂期より3割以上も増加している。
労働市場を巡る加速度的な変化を踏まえ、大学も学生も意識と発想を根底から変える必要がある。
とはいえ、学生の圧倒的大多数は“就社”のほかは眼中になく、死に物狂いで就職活動、すなわち「就活」に取り組んでいる。
実は、当日の朝、家を出る前に一口食するとおおいに勇気づけられる銘菓がある。
“就活の御守”“就職の御守”の食品版だ。
その名も勇壮、「出陣餅」。
上杉謙信が武田信玄との「川中島の戦い」を前に、兵へ餅を与えて奮い立たせたとの故事に由来する。
米どころ越後(新潟県)の上越市に本社を置く「かなざわ総本舗」が製造・販売する。
私は2度いただいたが、とてもおいしい。
今日、就活そのものが社会への“出陣”といえる。
自らを鼓舞すべきだ。
その門出に幸運が訪れるように出陣餅を食べ、内定を呼び込もう。
送料がかかるが、全国どこからでも取り寄せが可能。
⇒「かなざわ総本舗」の通販サイトはこちら。
◇
夏に還暦を迎える私は教材の開発に取り組み、勝負をかけようとしている。
発売時にはかならず出陣餅を取り寄せて食べる。
底力を与えてくれそう。
以下に、「人生の出陣の御守…受験・就活・婚活」と題する2010年5月5日のブログを収める。
◇◆◇
私は直江津駅で「出陣餅」をみやげ(土産)に買った。
妻と子のリクエスト。
製造元は新潟県上越市の「かなざわ総本舗」。
中身は個別包装(個装)されており、それぞれに3切れの小さな餅が入っている。
米どころ新潟県産米を用い、しかも草餅である。
春一番の新芽のよもぎ(ヨモギ)が加えられる。
草餅のかすかな苦みが、濃厚で芳醇なきな粉(キナコ)と見事にマッチする。
酷似したみやげに「桔梗信玄餅」と「筑紫もち」がある。
製造元は前者が山梨県笛吹市の「桔梗屋」、後者が福岡県福岡市の「五十二萬石本舗(如水庵)」。
3商品はいずれも戦国時代の名将に因んでおり、筑紫もちは黒田如水。
とくに出陣餅と信玄餅は、上杉謙信と武田信玄の「川中島の戦い」になぞらえられ、どちらが本家かという話題で盛りあがる。
家族で食べた感想を話し合った結果、ぶっちぎりで「出陣餅」に軍配が上がった。
もっとも庶民的で分かりやすい“風味”のせいか…。
3商品を同時に食べられれば、違いがもっとはっきりするように思う。
さて、出陣餅はどのように食べるのか?
黒蜜のミニボトルが埋め込まれたスペースに黒蜜を流し込んできな粉を餅に絡める方法を試みたが、容器が小さくてよくかき混ぜられない。
たっぷりのきな粉が外にあふれ出てしまう。
結局、個装の風呂敷(ビニール)を開いたうえにすべてをぶちまけていただいた。
餅を転がすうちに見栄えが悪くなった。
正しい食べ方というのはないが、基本は“小皿”を使うべき。
私はせっかちで横着なのだ。
きな粉をまぶしていたら、口に唾液が溜まってきた。
黒蜜も量が多いので、好みに応じて加減した。
ところで、一悶着が起こった。
私が買い求めた出陣餅は10個入りだった。
3人家族で分けると、1個余る。
これをだれが食べるか、信玄に議論が行われた。
そして、腰痛を抱えながらみやげを持ち帰った私が食べるのがよいという判決が下された。
私だけ、オ、スマン4個。
◆かなざわ総本舗のホームページ
かなざわ総本舗「出陣餅」。
上杉謙信が川中島の戦いを前に兵へ餅を与えて奮い立たせたとの故事に由来する。
ホームページには、入学(受験)、入社(就活)、結婚(婚活)など、人生の出陣(門出)に食してほしいと記されている。
上越みやげ出陣餅は、私たちに力を授けるとともに勝利(成功)を呼び込む“御守”である。
送料がかかるが、全国どこからでも取り寄せが可能。
◆かなざわ総本舗の通販サイト
お祝い事などにお奨め。
私はとてもおいしいと思う。
◇◆◇
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⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
◆書き加え
いま気づいた。
菓子折り(パッケージ)のなかに「出陣餅しおり」が入っていて、「御召上り方」が図版と文章で示されていた。
私の食べ方でよかったのだ。
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