リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイル63キロ級の決勝で21歳の川井梨紗子(かわい・りさこ)がベラルーシのマリア・ママシュクを6−0で下しました。
相手が攻め込む機会をほぼ与えない完勝でした。
初出場の五輪で金メダルに輝きました。
この階級では日本勢が4大会連続で金メダルをつかみました。
前日に日本勢は3人全員が金メダルを獲りました。
川井梨紗子はそれを見て、自分も絶対に欲しいと決勝に臨んだそうです。
終了直後、栄和人チームリーダーを投げ飛ばし、感謝の気持ちを表しました。
川井梨紗子は初戦から攻めつづけていました。
私は、ポイント差があるのだがら体力を残してほしいと思ったくらいです。
猛烈な攻撃性です。
試合後のインタビューで「ずっと攻めつづけるのが、自分が教えてもらったレスリングです」と答えました。
ところで、川井梨紗子がリオ五輪に出場するまでには大きな決断を要しました。
階級変更にともなって選んだ58キロ級に伊調馨がいました。
五輪4連覇のかかる絶対王者が従来の63キロ級から最適な58キロ級に下げたのです。
栄和人は川井梨紗子が伊調馨に次ぐ実力者と認めていて、階級を63キロ級に上げるように奨めました。
川井梨紗子は周囲の説得も受け入れて2015年6月の全日本選抜で優勝を飾り、同9月の世界選手権で準優勝を果たし、五輪代表に決まりました。
川井梨紗子は伊調馨との戦いから逃げたわけでありません。
負けん気が恐ろしく強く、金メダルを獲得した後に「63キロ級は終わり。58キロ級に戻す」と語り、伊調馨を倒して東京五輪に出ると言い放ちました。
63キロ級での出場がよほどの屈辱だったようで、絶対王者に挑戦状を突きつけました。
栄和人によれば、タックルの鋭さは吉田沙保里、防御のしぶとさは伊調馨、駆け引きのうまさは登坂絵莉に近づいているそうです。
ならば、滅茶苦茶強くなります。
女子レスリングは2004年アテネ五輪で競技種目になって以来、日本のお家芸となりました。
2012年ロンドン五輪で4階級中の3階級を制しました。
リオ五輪で6階級になり、これまで以上の成果が求められていました。
日本勢は金メダル4個、銀メダル1個なので立派です。
余談ですが、リオ五輪代表は全員、至学館大学(旧・中京女子大学)とか。
吉田沙保里、伊調馨、渡利璃穏、登坂絵莉の卒業生4人、川井梨紗子と同じく4年生の土性沙羅。
オリンピックでよく肩車される栄和人は同大学レスリング部監督です。
Copyright (c)2016 by Sou Wada
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相手が攻め込む機会をほぼ与えない完勝でした。
初出場の五輪で金メダルに輝きました。
この階級では日本勢が4大会連続で金メダルをつかみました。
前日に日本勢は3人全員が金メダルを獲りました。
川井梨紗子はそれを見て、自分も絶対に欲しいと決勝に臨んだそうです。
終了直後、栄和人チームリーダーを投げ飛ばし、感謝の気持ちを表しました。
川井梨紗子は初戦から攻めつづけていました。
私は、ポイント差があるのだがら体力を残してほしいと思ったくらいです。
猛烈な攻撃性です。
試合後のインタビューで「ずっと攻めつづけるのが、自分が教えてもらったレスリングです」と答えました。
ところで、川井梨紗子がリオ五輪に出場するまでには大きな決断を要しました。
階級変更にともなって選んだ58キロ級に伊調馨がいました。
五輪4連覇のかかる絶対王者が従来の63キロ級から最適な58キロ級に下げたのです。
栄和人は川井梨紗子が伊調馨に次ぐ実力者と認めていて、階級を63キロ級に上げるように奨めました。
川井梨紗子は周囲の説得も受け入れて2015年6月の全日本選抜で優勝を飾り、同9月の世界選手権で準優勝を果たし、五輪代表に決まりました。
川井梨紗子は伊調馨との戦いから逃げたわけでありません。
負けん気が恐ろしく強く、金メダルを獲得した後に「63キロ級は終わり。58キロ級に戻す」と語り、伊調馨を倒して東京五輪に出ると言い放ちました。
63キロ級での出場がよほどの屈辱だったようで、絶対王者に挑戦状を突きつけました。
栄和人によれば、タックルの鋭さは吉田沙保里、防御のしぶとさは伊調馨、駆け引きのうまさは登坂絵莉に近づいているそうです。
ならば、滅茶苦茶強くなります。
女子レスリングは2004年アテネ五輪で競技種目になって以来、日本のお家芸となりました。
2012年ロンドン五輪で4階級中の3階級を制しました。
リオ五輪で6階級になり、これまで以上の成果が求められていました。
日本勢は金メダル4個、銀メダル1個なので立派です。
余談ですが、リオ五輪代表は全員、至学館大学(旧・中京女子大学)とか。
吉田沙保里、伊調馨、渡利璃穏、登坂絵莉の卒業生4人、川井梨紗子と同じく4年生の土性沙羅。
オリンピックでよく肩車される栄和人は同大学レスリング部監督です。
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