小売り大手がインターネットを通じた販売を急速に拡大させている。
ネット専業への反撃、宣戦布告である。
店舗販売が縮小して苦戦を強いられるなか、ネット販売は大幅な成長が続いていた。
いつまでも指をくわえて眺めているわけにいかない。
私は、取り組みが10年遅れたと思うが…。
小売りはそもそも長年のノウハウを持っている。
その彼らがようやくネット販売に本気になった。

小売り大手は店舗のネットワークを形成しており、その活用が可能である。
例えば、イオンは店頭で売る商品を自宅に届ける「ネットスーパー」を増やす。
むろん、近隣の店舗から。
食品がそれなりのウエイトを占めるはずで、即日配達になろう。
地域量販店など小売り中堅もこの動きに追随する。
また、小売り大手ではグループのコンビニエンスストアで注文商品を受け取られるようにするところも…。

日本ではインターネットの利用者が9千万人を超えた。
全国民の4分の3に上る。
もはや暮らしのインフラだ。

大手のネット重視により、小売りは変化が加速しながら競争が激化する。
ネット専業についても優勝劣敗がはっきりしてくる。
数年後、私たちの購買行動や購買スタイルは別物になっているかもしれない。

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