コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

授業

SBI大学院大学で授業を収録

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私は先週、関内のSBI大学院大学(MBA)「実践営業論」の授業の収録を行った。
1時間の講義にすぎないが、なぜだろう、くたくたになる。
カメラが回っているだけなので、とてもやりにくい。
生身の受講者を前にして行うときのような調子が出ない。
全15時限の収録が終わるのはいつになるやら…。

                       ◇

世の中、営業の仕事に携わっている人は決して少なくない。
なのに、4年制大学の経営学部などで「営業学」が正規の授業として組み込まれていない。
異常な事態といえよう。

ビジネスのグローバル化が進んでいる。
契約という概念が重視されるなか、旧来型の営業活動では通用しないと思うのだが…。
日本と日本企業の地盤沈下が止まらないわけである。
また、営業職を志望する学生が増えない道理である。

大学は現在の産業経済社会への貢献という観点をもっと大切にすべきだ。
ぜひ営業を教えよ。
どこも似たような授業では、少子化が進む今後、学生集めで苦戦を強いられる。

Copyright ©2008 by Sou Wada

MBAの授業の準備に目が回る

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私は、起業家養成のSBI大学院大学(MBA)での「実践営業論」のレクチャーに備え、目が回るほどの忙しさ。
同校の設立趣旨に共感して講師を引き受けたものの、いよいよ授業が始まるとなると準備が非常に大変なことが分かってきた。
火曜日に横浜・関内の同校で打ち合わせを行った。
正直、とても気が重い。

長らく講師として経験を積んできたので、コンテンツのベースはある。
定番の「提案営業研修8日間コース」
ソリューション研修の最高峰と自負している。
したがって、ゼロからカリキュラムをつくるわけでない。
しかし、SBI大学院大学はインターネットを通じて授業を進めるため、教材をきちんと用意しなければならない。
私は企業研修公開セミナーで板書を多用しているが、これをすべて図版に起こす。
殴り書きと異なり、内容の詰めを欠かせない。
かなりの時間がかかりそう。
さらに、放送大学みたいな収録に15日ほど取られる。
8月から10月まで、文字どおり寝る間を惜しむ状態か…。

大学などで講師を務めた経験を持つ方なら分かると思うが、名誉職のようなもの。
したがって、ビジネスでなくボランティアになる。
こんなことを言うと、事務局から報酬を支払っていると叱られそうだが、これに要する一切の時間で割ると、マクドナルドの時給よりはるかに安い。
一足早く短大の講師になった知人が同じことを言っていた。笑いながら…。

                       ◇

MBAで営業が通年のしかも正規の授業に組み込まれたのは、恐らく日本初!
そのうえ2倍の時間、それゆえ2倍の単位が与えられる。
そして、講師にほかならぬこのが選ばれた。
頑張ってきた甲斐があった。
心より感謝したい。

私が使命としてきたのは、わずか2つである。
第1に、営業変革
第2に、営業の地位向上
これは企業勝ち残りの条件と考えているからだ。

今回のMBAの授業への採用は、この第2にいくらか貢献するだろう。
弱音を吐いている場合でない。

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大学は営業を教えよ

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先進国と比べ、日本では「営業」の社会地位、さらに社内地位が非常に低い。
それが災いしているのか、「営業職」を希望する学生はきわめて少ない。
営業コンサルタントの私としてはさみしい限り。
また、己の力不足を痛感する。
私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学を含め、和田創研は十余年いったい何をやっていたのだろう。

さて、問題の本質は、営業の仕事に対する世間の偏見にあるのでなく、当事者の誤解にある。
だから、厄介なのだ。
戦後長らく続いた売り手優位の市場環境下での営業思想を引きずり、その営業手法から抜け出すことができない。
「売る」のが目的というより、「売りつける」のが使命だと勘違いする人がいまだに大勢いる。
この仕事に価値と誇りを見出しにくくしている張本人は、残念ながら営業自身である。

そこで、こうした頑固な思い込みを根絶やしにすることが、営業の社会地位と社内地位を向上させ、ひいては若者の営業志願を増加させる出発点となる。
実は、私が提案営業研修で最重視してきたのは、当事者に営業の仕事を正しく理解してもらうことだった。
それなしに世間の間違った認識を改められるはずがない。
気の遠くなる戦い…。

                      ◇

とはいえ、営業職を希望する学生が皆無というわけでない。
そこで、からの提案―。
「大学は営業を教えよ」。
経営学部などの授業に「営業」を組み込むべきである。
それも営業を狭い概念に閉じ込めるのでなく、学生が実社会へ出てから活路を切り開く基礎的な行為と位置づけて…。

実際、職業人生とは自分という商品の営業活動の歴史であり、その結果にほかならない。
就職や転職、昇進や昇給、独立や起業など、私たちのステップアップの局面で深く関わる。
私は、営業力の有無が当人の成功をもっとも左右するのではないかと考えている。
燃えるような向上意欲や自己実現欲求を持つ学生にはどうしても身につけておいてほしい。
また、それはビジネスがグローバル化するなかで、日本の経済と企業が勝ち抜いていくうえで不可欠のインフラになると思うのだが…。

大学で「営業」が正規の課程として認められ、4単位が与えられるのはいつの日か。
なお、起業家育成の最高峰機関「SBI大学院大学」では一足早く採用されている。
実学を重んじるMBAならでは。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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