市場では供給が需要を大きく上回る。
平たく言えば、買いたい人よりも売りたい人のほうがはるかに多い。
「売れない時代」とされるゆえん。
もっとも苦しんでいるのは営業マンである。
それにより上司、さらに社長が苦しむ。
現場から上がってくる数字がどんどん落ち込むためだ。
私は財団法人九州生産性本部で「提案営業の成功条件」と題し、売れない時代の営業活動のあり方について講演(セミナー)を行う。
結論は述べるまでもなく、「売るのをやめる」。
なぜなら、売れない時代に売ろうとすると地獄を見る。
そうでなくても難しい営業活動を、成績不振者はもっと難しくしている。
せめてゼロの地点からゴールを目指せばいいのに、わざわざマイナス5やマイナス10の地点からスタートする。
これでは日々の営業活動がつらい。
私が当日の講演で参加者(受講者)に指し示す「営業変革」の枠組みはおおよそ5つだ。
1.商品推奨営業から「課題解決営業」へ。
2.モノ売り営業から「役立ち営業」へ。
3.御用聞き営業から「案件育成営業」へ。
4.価格提示営業から「価値提供営業」へ。
5.予算争奪営業から「予算創出営業」へ。
どれ一つとっても実現は容易でないが、救いは“根っこ”が共通なこと。
多くの企業が掲げる「顧客第一」の理念を営業現場で具体行動に落とし込めばよい。
「提案営業の成功条件」は1日なのでエッセンスに限られるが、私は平易な解説を心がける。
午前10時から午後5時まで、子どもでも分かる話の連続である。
だが、売れた時代の固定観念や成功体験に毒された大人は理解できない。
とくに社長や管理者、そのなかでも部長クラスが危うい。
頭と心が錆び付き、「営業観」が腐り切っている。
正味5時間半でそれを払拭させつつ、売れない時代に勝ち抜ける営業観を移植するのは骨が折れる。
どうしてこんな大変な仕事を選んでしまったのか、我ながら不思議である。
おそらく職業人生に「計画性」がなかった。
自分が悪いと、すっかり諦めている。
売れた時代の常識は売れない時代の非常識で決まり。
今日、営業の考え方も進め方もやり方も何もかも一切逆にする。
したがって、商談はやらない。
私は参加者に“真逆営業”の真髄を指導する。
◇日程:2011年(平成23年)6月9日(木)
◇時間:午前10時〜午後5時
◇会場:西鉄イン福岡Aホール(福岡・天神)
◆演題:第一人者・和田創氏の指導による
提案営業の成功条件と実践的進め方セミナー
〜値引き競争を脱却し、大口商談を成立させる極意
◇対象:営業担当者、営業マネジャー、営業所長、営業部課長
◇講師:和田創研代表/営業再建屋 和田創(わだ・そう)
◇主催:財団法人九州生産性本部
何を話すかは会場へ足を運び、参加者の顔触れを眺めてから決める。
内容の骨格は不変だが、実際の語りは即興。
当日になってみないと、自分でも予測がつかない。
受講者から突出した評価を得て、毎年恒例の人気講座に育った。
「時間が短い」という声がしばしば寄せられるが、昨今の社会・経済情勢では2日間セミナーは成り立ちにくい。
講師にとっても主催者にとってもジレンマである。
頑張っているのに成績を伸ばせない人へ。
これまでの営業活動を見直し、これからの営業活動を見出す最良のヒントを持ち帰れるはずだ。
なお、講演や公開セミナー、企業研修の冒頭で事務局から「営業分野で人気の講師」と紹介される。
私はその都度、「営業分野で日本一の講師」と訂正している。
このセミナーは名作と信じる。
⇒「講演テーマ&講演料(公開セミナー・企業研修演題一覧&料金表)」はこちら。
⇒「皆、覚悟せよ。 〜生き残りへの抜本見直し!」はこちら。
以下に、「セミナーアンケートをよくする姑息な方法」と題する2011年5月18日のブログを収める。
いくらか書き足した。
◇◆◇
私が講師としてもっとも大事にしているのは、受講者(参加者)から嫌われること。
実は、講演や公開セミナー、企業研修のアンケート評価を上げるのは簡単だ。
彼らに好かれればよい。
すなわち、講師と受講者の距離を縮める。
それに、講師は受講者から好かれると講義をやりやすいし、終了時の疲労が少なくて済む。
楽(らく)を決め込めるのだ。
人は易き(やすき)に流れる。
私は職業教育のプロフェッショナルを自負しており、そうした姑息な方法を用いない。
つまらん。
講演や公開セミナー、企業研修の会場を自分(講師)にとって居心地のいい場所にしないと戒めている。
私の代名詞となった「提案営業セミナー」は十余年にわたり膨大な回数を行っている。
公開セミナーよりもはるかに多い企業研修と合わせると無数の回数。
だが、それは私が決めるわけでない。
また、主催者や事務局が決めるわけでない。
高いアンケート評価を通じ、受講者がやりなさいと決めてくれる。
だから、今日まで延々と続けてこられた。
私の受講者に対する感謝の念は言葉に表せないほど深い。
彼らは大切な顧客なのだ。
プロ講師としてベストを尽くすことをお約束する。
日本の社長と営業関係者は一人残らず私の「提案営業セミナー」を受講すべきだ。
ビジネスセミナーの定番であり、古典落語の趣(おもむき)と新作漫談の趣を有する。
ただし、口調は激辛。
先だっても一部上場企業の社内講演で、事務局に代わり社長がそう紹介してくれた。
私が話している間、会場は凍り付いたまま・・・。
◇◆◇
「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。
⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。
⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。
⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。
⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。
⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。
⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。
⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。
⇒2010年6月18日「プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける」はこちら。
Copyright (c)2011 by Sou Wada
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「売れない時代」とされるゆえん。
もっとも苦しんでいるのは営業マンである。
それにより上司、さらに社長が苦しむ。
現場から上がってくる数字がどんどん落ち込むためだ。
私は財団法人九州生産性本部で「提案営業の成功条件」と題し、売れない時代の営業活動のあり方について講演(セミナー)を行う。
結論は述べるまでもなく、「売るのをやめる」。
なぜなら、売れない時代に売ろうとすると地獄を見る。
そうでなくても難しい営業活動を、成績不振者はもっと難しくしている。
せめてゼロの地点からゴールを目指せばいいのに、わざわざマイナス5やマイナス10の地点からスタートする。
これでは日々の営業活動がつらい。
私が当日の講演で参加者(受講者)に指し示す「営業変革」の枠組みはおおよそ5つだ。
1.商品推奨営業から「課題解決営業」へ。
2.モノ売り営業から「役立ち営業」へ。
3.御用聞き営業から「案件育成営業」へ。
4.価格提示営業から「価値提供営業」へ。
5.予算争奪営業から「予算創出営業」へ。
どれ一つとっても実現は容易でないが、救いは“根っこ”が共通なこと。
多くの企業が掲げる「顧客第一」の理念を営業現場で具体行動に落とし込めばよい。
「提案営業の成功条件」は1日なのでエッセンスに限られるが、私は平易な解説を心がける。
午前10時から午後5時まで、子どもでも分かる話の連続である。
だが、売れた時代の固定観念や成功体験に毒された大人は理解できない。
とくに社長や管理者、そのなかでも部長クラスが危うい。
頭と心が錆び付き、「営業観」が腐り切っている。
正味5時間半でそれを払拭させつつ、売れない時代に勝ち抜ける営業観を移植するのは骨が折れる。
どうしてこんな大変な仕事を選んでしまったのか、我ながら不思議である。
おそらく職業人生に「計画性」がなかった。
自分が悪いと、すっかり諦めている。
売れた時代の常識は売れない時代の非常識で決まり。
今日、営業の考え方も進め方もやり方も何もかも一切逆にする。
したがって、商談はやらない。
私は参加者に“真逆営業”の真髄を指導する。
◇日程:2011年(平成23年)6月9日(木)
◇時間:午前10時〜午後5時
◇会場:西鉄イン福岡Aホール(福岡・天神)
◆演題:第一人者・和田創氏の指導による
提案営業の成功条件と実践的進め方セミナー
〜値引き競争を脱却し、大口商談を成立させる極意
◇対象:営業担当者、営業マネジャー、営業所長、営業部課長
◇講師:和田創研代表/営業再建屋 和田創(わだ・そう)
◇主催:財団法人九州生産性本部
何を話すかは会場へ足を運び、参加者の顔触れを眺めてから決める。
内容の骨格は不変だが、実際の語りは即興。
当日になってみないと、自分でも予測がつかない。
受講者から突出した評価を得て、毎年恒例の人気講座に育った。
「時間が短い」という声がしばしば寄せられるが、昨今の社会・経済情勢では2日間セミナーは成り立ちにくい。
講師にとっても主催者にとってもジレンマである。
頑張っているのに成績を伸ばせない人へ。
これまでの営業活動を見直し、これからの営業活動を見出す最良のヒントを持ち帰れるはずだ。
なお、講演や公開セミナー、企業研修の冒頭で事務局から「営業分野で人気の講師」と紹介される。
私はその都度、「営業分野で日本一の講師」と訂正している。
このセミナーは名作と信じる。
⇒「講演テーマ&講演料(公開セミナー・企業研修演題一覧&料金表)」はこちら。
⇒「皆、覚悟せよ。 〜生き残りへの抜本見直し!」はこちら。
以下に、「セミナーアンケートをよくする姑息な方法」と題する2011年5月18日のブログを収める。
いくらか書き足した。
◇◆◇
私が講師としてもっとも大事にしているのは、受講者(参加者)から嫌われること。
実は、講演や公開セミナー、企業研修のアンケート評価を上げるのは簡単だ。
彼らに好かれればよい。
すなわち、講師と受講者の距離を縮める。
それに、講師は受講者から好かれると講義をやりやすいし、終了時の疲労が少なくて済む。
楽(らく)を決め込めるのだ。
人は易き(やすき)に流れる。
私は職業教育のプロフェッショナルを自負しており、そうした姑息な方法を用いない。
つまらん。
講演や公開セミナー、企業研修の会場を自分(講師)にとって居心地のいい場所にしないと戒めている。
私の代名詞となった「提案営業セミナー」は十余年にわたり膨大な回数を行っている。
公開セミナーよりもはるかに多い企業研修と合わせると無数の回数。
だが、それは私が決めるわけでない。
また、主催者や事務局が決めるわけでない。
高いアンケート評価を通じ、受講者がやりなさいと決めてくれる。
だから、今日まで延々と続けてこられた。
私の受講者に対する感謝の念は言葉に表せないほど深い。
彼らは大切な顧客なのだ。
プロ講師としてベストを尽くすことをお約束する。
日本の社長と営業関係者は一人残らず私の「提案営業セミナー」を受講すべきだ。
ビジネスセミナーの定番であり、古典落語の趣(おもむき)と新作漫談の趣を有する。
ただし、口調は激辛。
先だっても一部上場企業の社内講演で、事務局に代わり社長がそう紹介してくれた。
私が話している間、会場は凍り付いたまま・・・。
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「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。
⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。
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⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。
⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。
⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。
⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。
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