鳩山由紀夫内閣の支持率が急落した。
全国紙の世論調査でも不支持が支持を上回った。
政治とカネの問題を巡る対応、マニフェスト(政権公約)の後退や撤回、米軍基地移設に関する首相のリーダーシップのなさなどに対し、国民の苛立ちが募っているのだ。
また、経済成長を推し進められず、財政悪化を加速させる。
さらに、首相は発言がコロコロ変わる。
信念を欠き、情緒に流される。

昨夏の衆院選で、多くの有権者が政権交代に期待を寄せた。
しかし、無党派層を中心に政府与党に失望が広がっている。
とはいえ、惨敗後に何の変化も改革も見られない自民党に支持が向かうはずもない。
党勢を建て直すどころか消滅が危惧される状況だ。
情けない。

今夏の参院選で、渡辺喜美代表が率いる「みんなの党」がささやかな勝利を収める?
だが、閉塞した日本にインパクトを与えるには力不足である。
4月以降、自民党を飛び出して新党を立ち上げる中堅・若手の有力議員が現れるか。
彼らがみんなの党と合流して第3極の政治勢力を形成するなら、投票がかなり集中する可能性もある。

議員により意見の違いはあって当然だが、基本路線が異なっては身動きが取れないのが政党。
大規模な政界再編を経ないと、日本再生の理念も戦略も方策も固められない。
いつになるやら…。

このままでは政治の混迷が深まり、経済の衰退、社会の沈下が進む。

2010年参院選に関する希望的な観測は以下のとおり。
⇒2010年2月2日「自民惨敗、みんな躍進…参院選予想」はこちら。

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