日本女子フィギュアスケート界の至宝・浅田真央。
彼女が通った道をなぞっているのが、期待の星・村上佳菜子である。
ジュニアからの経歴と実績で「浅田真央二世」と呼ばれる資格を十分に備えている。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

二人は好対照に見える。
おおざっぱに言えば、ストイックな浅田真央に対し、開放的な村上佳菜子。
外面の印象にすぎないが…。
これには年齢的な側面も影響しており、気質や性格の違いと決めつけるのは早計か。
浅田真央と村上佳菜子の共通点は、「笑顔」がとびきり似合うことだ。
村上佳菜子のベストスマイルは、眺めるアングルにより、どなたかにとてもよく似ていると思う。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

さて、きょうから中国・北京でグランプリ(GP)ファイナルが行われる。
男女各6選手しか進出できない決勝で、日本勢は各3選手が出場する。
史上最多。
村上佳菜子もその一人。

実は、浅田真央はGPファイナル初出場の2005年、キム・ヨナはGPファイナル初出場の2006年、それぞれ金メダルを獲得している。
村上佳菜子はそのことをおそらく知っている。

ついでに記せば、2006年、銀メダルは浅田真央。
2007年、金メダルはキム・ヨナ、銀メダルは浅田真央。
2008年、金メダルは浅田真央、銀メダルはキム・ヨナ。
2009年、金メダルはキム・ヨナ。
浅田真央は出場を逃した。

そう、5年間、二人で金メダルを独占してきた。
2010年、浅田真央は出場を逃した。
キム・ヨナは参加を避けた。

                       ◇

私は、GPファイナルに浅田真央の姿がないのがさみしい。
このブログでずっと述べてきたことと矛盾していると理解している。
いまは滑りとジャンプの修正期間なので無理と分かっていても、それがファンの心理でなかろうか。

というわけで、私はどうしても「真央二世」に気持ちがなびいてしまう。
16歳になったばかりなので、演技に磨きをかけるのはむろんこれから。
村上佳菜子は注目を浴びるプレッシャーが実感としてようやく分かってきたところだ。
しかし、まだシニアに転向したばかりで、怖いもの知らず。
何よりも勢いがある。
先輩・安藤美姫の胸を借りるつもりで、ぶつかっていってほしい。
「頂点に立つのは、絶対に私!」という気迫を忘れるな。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

村上佳菜子は調子が上向いているのか、出発前の中部国際空港ロビーで、「るんるんで帰ってこられたら、いいと思います」(言葉は不確か)と、屈託がない。
持ち前の明るさで、やってくれるかもしれない。
可愛らしいこと・・・。

安藤美姫と村上佳菜子がショートプログラム(SP)で好位置につけ、フリースケーティングを僅差で競う展開になると、日本中が盛りあがるだろう。
ここに鈴木明子が食い込む。

鈴木明子は2年連続ファイナル進出で自信を深めている。
今季は演技構成点が大幅に伸びたらしい。
彼女も当然、金メダルを狙う。
大きな目を武器に、「目線で魅せたい」と抱負を語った。

2009年、銀メダルは安藤美姫、銅メダルは鈴木明子。
2010年、日本女子は表彰台を独占する?
私は、3選手の快挙を期待したい。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

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