新潟県勢としては初の決勝進出を果たした日本文理。
実は、春夏通じ、ベスト4(準決勝進出)も初。
同県出身の私は仕事が手につかず、小さなテレビ画面に釘付け。
ところが、初回、中京大中京に先制の2ランが飛び出した。
私は一瞬、一方的な試合展開になるのではと、いやな予感。
何せ、相手は夏最多タイの6度優勝を誇る古豪である。
決勝戦らしくない大差がついてしまうと、選手が可哀想…。
しかし、日本文理は2回にヒットで1点、3回にソロで1点を返し、勝負を振り出しに戻した。
その後、相手の強打に押され、大ピンチの連続。
それを何とか投手が凌ぐ。
また、日本文理も塁を賑わすが、あと1本が出ず、チャンスを潰す。
相手の守備も鉄壁。
ただし、エースをマウンドから引きずり下ろす(逆に言えば、選手層が厚く、控えの投手に任せられる)。
6回裏、1アウト満塁。
3番を三振に抑えたが、4番にヒットを打たれて2点。
その後は守備の乱れなどが絡み、この回一挙に6点を失った。
投手も選手もどうしていいか分からない状態…。
私はもう見ていられない。
その後も押され気味。
中京大中京は、打球のスピードが速い。
スキがあれば、すかさず盗塁。
走・攻・守のバランスが取れていた。
やはり相手の実力を認めざるをえない。
中京大中京は、夏の甲子園で最多の7度目の優勝を飾った。
おめでとう。
惜しくも敗れた日本文理だが、最後まで諦めずに戦った。
とんでもないドラマが…。
9回表2アウト、走者なし。
だれもが勝負は決したと思った。
が、そこから驚異的な粘りを発揮した。
私は胸が熱くなった…。
5点を返し、なお1・3塁。
あっという間の1点差。
私は体が震える…。
火の出るようなライナーがサードの正面を突き、グラブにすっぽりと収まった。
奇跡の大逆転は夢と消えた。
還暦間近で涙腺が緩くなった私は、鼻水がぐしょぐしょ。
よくやった。
地元は温かく選手らを迎え入れるだろう。
次は「優勝」という目標を持てたことが素晴らしい。
新潟県のプライド、コシヒカリパワーも見せつけた。
何といっても4千校強の準優勝。
胸を張れ!
感動をありがとう。
敗れた日本文理の選手が笑い、勝った中京大中京の選手が泣く。
両校、ホームベースの辺りでがっちり握手、抱擁…。
高校野球の歴史に残る決勝戦だった。
Copyright (c)2009 by Sou Wada
←応援、よろしく!
実は、春夏通じ、ベスト4(準決勝進出)も初。
同県出身の私は仕事が手につかず、小さなテレビ画面に釘付け。
ところが、初回、中京大中京に先制の2ランが飛び出した。
私は一瞬、一方的な試合展開になるのではと、いやな予感。
何せ、相手は夏最多タイの6度優勝を誇る古豪である。
決勝戦らしくない大差がついてしまうと、選手が可哀想…。
しかし、日本文理は2回にヒットで1点、3回にソロで1点を返し、勝負を振り出しに戻した。
その後、相手の強打に押され、大ピンチの連続。
それを何とか投手が凌ぐ。
また、日本文理も塁を賑わすが、あと1本が出ず、チャンスを潰す。
相手の守備も鉄壁。
ただし、エースをマウンドから引きずり下ろす(逆に言えば、選手層が厚く、控えの投手に任せられる)。
6回裏、1アウト満塁。
3番を三振に抑えたが、4番にヒットを打たれて2点。
その後は守備の乱れなどが絡み、この回一挙に6点を失った。
投手も選手もどうしていいか分からない状態…。
私はもう見ていられない。
その後も押され気味。
中京大中京は、打球のスピードが速い。
スキがあれば、すかさず盗塁。
走・攻・守のバランスが取れていた。
やはり相手の実力を認めざるをえない。
中京大中京は、夏の甲子園で最多の7度目の優勝を飾った。
おめでとう。
惜しくも敗れた日本文理だが、最後まで諦めずに戦った。
とんでもないドラマが…。
9回表2アウト、走者なし。
だれもが勝負は決したと思った。
が、そこから驚異的な粘りを発揮した。
私は胸が熱くなった…。
5点を返し、なお1・3塁。
あっという間の1点差。
私は体が震える…。
火の出るようなライナーがサードの正面を突き、グラブにすっぽりと収まった。
奇跡の大逆転は夢と消えた。
還暦間近で涙腺が緩くなった私は、鼻水がぐしょぐしょ。
よくやった。
地元は温かく選手らを迎え入れるだろう。
次は「優勝」という目標を持てたことが素晴らしい。
新潟県のプライド、コシヒカリパワーも見せつけた。
何といっても4千校強の準優勝。
胸を張れ!
感動をありがとう。
敗れた日本文理の選手が笑い、勝った中京大中京の選手が泣く。
両校、ホームベースの辺りでがっちり握手、抱擁…。
高校野球の歴史に残る決勝戦だった。
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