コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

日本航空つなぎ融資

もう空を飛べない…日本航空消滅

政府は日本政策投資銀行を通じ、日本航空が債務不履行に陥りそうな今月末に資金繰りの支援を行う?
再建屋雑記帳0970「企業再生支援機構」が日航問題に取りかかるまでの時間稼ぎだ。
何もかもうやむやなまま、「つなぎ融資」という名目で公的資金が注入されようとしている。
再建策らしきものは幾度か示されたが、効果が上がるかどうかという以前に、実行に移されるかどうかさえ不透明である。
建て直しの道筋が明確になっていないのにつなぎ融資に踏み切れば、日航問題はまたしても根本的な解決が先送りされる。
明日へのヒント 土光敏夫とりわけ手厚い年金が保たれた状態で税金を投じるのは、国民感情が許さない。
財務省などが年金減額を支援の前提とするのは当然だ。

ところが、日本航空の経営陣は受給者の猛烈な反対に合い、すぐに腰が引けてしまった。
マスコミの取材に対し、西松遥社長は緊迫感のない表情で他人事みたいなコメントを繰り返してきた。
世間の批判を浴び、ようやく説明と説得を試みた。
再建屋雑記帳0971しかし、現行法ではOBの3分の2以上の同意を得ることが条件であり、それが難しそうな情勢だ。
そこで、不甲斐ない経営陣に代わり、政府が年金の強制減額へ向けた特別立法を検討している。
国にここまでやらせるとは、日本航空の関係者は猛省しなくてはなるまい。
憲政の恥、国会の汚点。
権利を主張するばかりで、本来なら国民に謝罪すべき。

再建屋ノート4日本航空は深刻な危機に陥ってからも、年金に限らず従業員や給与などの厳しいリストラを推し進められなかった。
経営陣は責任感も気迫も実行力も欠き、真剣に難題と向かい合わなかった。
会社が腐っている。

再建屋雑記帳0972日本航空は元国有企業。
政治家や官僚との癒着は根が深い。
自民党政権により、地元への利権の誘導と絡み合った空港・航空行政が長く続けられた。
採算が取れないのを承知で、利用客の見込めない地方空港をつくり、路線を設ける。
どっちもどっち。
不毛のもたれあいの構図のなかで、赤字が雪だるま式に膨らんだ。

再建屋雑記帳0973日本航空の再生には、社内のリストラに加え、しがらみの断ち切りが絶対不可欠である。
そして、こうした問題を一掃するには「法的整理」を潜らせるのが確かで早い。
私は、日本航空はさっさと倒産させるべきだと思う。
思い切ったメスを入れられない状態で税金を使うと、大半は捨て金になる。
救済でなく延命にしかならない。
迷惑千万。

再建屋雑記帳0974自民党政権の罪は重い。
だが、幸い、日本の航空行政を見直し、日本の航空産業を国際競争に伍していけるように再構築できるチャンスを迎えた。
民主党政権の英断を期待したい。

                       ◇

日本航空は重い借金を背負う。
それ以上に重いのはOBを含めた企業体質である。
こんな重石を背負っていたら、もう空を飛べない。
再建屋雑記帳0975おのずと消滅へ…。

日本を代表する企業だから救済せよ、という声も聞こえる。
確かに「日本」+「航空」。
これが消えると、ちょっとさみしい?
ならば、この名前をほかの航空会社に付け替えよ。

余談…。
日本郵政を国有化してもろくなことはない。
再建屋雑記帳0976民主党政権は少なくとも事業仕分け作業にかけよ。
聖域なき見直し。

                       ◇

以下は、日航問題に関する一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。
⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。
⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。
⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。
⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。
⇒10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。
⇒10月30日「税金注入、日航救済に国民感情は?」こちら。

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無料個別相談会20091204

税金注入、日航救済に国民感情は?

日本航空(日航。JAL)は、政府が設立した「企業再生支援機構」を活用して再建を目指すことになった。
西松遥社長が同機構に対して正式に支援を要請し、事前相談を開始した。
再建屋雑記帳0899これを指示した前原誠司国土交通相前原誠司国土交通相は、「国の管理下で…」と語ったが、結局は“救済”。
日航問題はその解決を先送りしてきた自民党政権のツケなのだから、そう宣言してばっさりと切り捨てればよかった。

前原国交相直属の「JAL再生タスクフォース」は解散。
主要メンバーは自ら乗り込んで再建に取り組む意欲を示していたが、精査した財務状況は手遅れに近く、金融機関や財務省などと調整をつけられなかった。
再建屋雑記帳0900というわけで、土壇場で再建主体が変わった。
今後は企業再生支援機構が独自に資産査定を行い、再建計画を練り直す。
日本航空の資金ショートが懸念される11月に間に合いそうもない。
政府保証付きの“つなぎ融資”で乗り切ることになる?
最悪だ。

このブログで日本航空の危機を幾度も取りあげてきたが、私はいったん潰すべきだと思う。
債務超過、経営破綻の状態なのだから、潰れて当然…。
再建屋雑記帳0901責任がうやむやなまま巨額の公的資金が投入されることが我慢ならない。
借金まみれの日本が、一企業に税金を注ぎ込むなどということが許されるのか。
しかも、国民の多くは生活費を切り詰め、ぎりぎりの暮らしを強いられている。
この期に及んで高額の年金の削減にOBが猛反発しているらしい。
噂では月額50万円。
鳩山内閣は友愛の精神に基づき、そのカネを困窮者対策などに回したらよい。

日本航空は、国有化時代を含めて政官との癒着に由来する驕りと慢心が染み付いている。
高コスト体質もほっぽらかし。
関係者のインタビューが流れたが、権利を主張するばかり。
再建屋雑記帳0902だれも責任を取ろうとしない。
むろん、詫びはなし。
会社が腐っており、再生は至難だ。
どうせ潰せるはずがないと踏んでいるようだとしたら、私たちは舐められたものだ。
日本航空に、大きな犠牲を払ってまで残す価値はないのでは…。
労務コストにメスを入れられないなら、捨て金!
国民感情はいかに?

やはりこのブログで述べたとおり、日本航空は法的整理を潜らせたうえで、全日本空輸(全日空。ANA)にお願いして骨を拾ってもらうしかないのだ。
全日空にとり迷惑以外の何物でもないが、力を貸してもらわなくてはなるまい。
鳩山内閣は毅然とした態度を取り、一日も早く決着を図ってほしい。
再建屋雑記帳0903ただし、年金債務は優先債権に当たるかもしれないとのことで、倒産させるのも簡単でない。
関係者の強気の背景となっているのか。
年金削減の動きについても「訴訟」をちらつかせて牽制する向きもある。
私の率直な気持ちを述べれば、愚かな会社に1円の税金も使ってほしくない(すでにいっぱい使われている)。

迷走する日航問題…。
次元の低すぎる話で、私は悲しい。
この先、もう一波乱ある?

いま知ったのだが、鳩山内閣は日本航空の企業年金を強制的に減額する特別立法を検討しているようだ。
再建屋雑記帳0904膨大な税金を注入するなら、絶対条件!
私はずっとハラワタが煮えくり返っていた。
新政権にぜひとも頑張ってもらいたい。

以下は、私の一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。
⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。
⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。
⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。
⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。
⇒10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
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