日本航空(日航。JAL)は、政府が設立した「企業再生支援機構」を活用して再建を目指すことになった。
西松遥社長が同機構に対して正式に支援を要請し、事前相談を開始した。
再建屋雑記帳0899これを指示した前原誠司国土交通相前原誠司国土交通相は、「国の管理下で…」と語ったが、結局は“救済”。
日航問題はその解決を先送りしてきた自民党政権のツケなのだから、そう宣言してばっさりと切り捨てればよかった。

前原国交相直属の「JAL再生タスクフォース」は解散。
主要メンバーは自ら乗り込んで再建に取り組む意欲を示していたが、精査した財務状況は手遅れに近く、金融機関や財務省などと調整をつけられなかった。
再建屋雑記帳0900というわけで、土壇場で再建主体が変わった。
今後は企業再生支援機構が独自に資産査定を行い、再建計画を練り直す。
日本航空の資金ショートが懸念される11月に間に合いそうもない。
政府保証付きの“つなぎ融資”で乗り切ることになる?
最悪だ。

このブログで日本航空の危機を幾度も取りあげてきたが、私はいったん潰すべきだと思う。
債務超過、経営破綻の状態なのだから、潰れて当然…。
再建屋雑記帳0901責任がうやむやなまま巨額の公的資金が投入されることが我慢ならない。
借金まみれの日本が、一企業に税金を注ぎ込むなどということが許されるのか。
しかも、国民の多くは生活費を切り詰め、ぎりぎりの暮らしを強いられている。
この期に及んで高額の年金の削減にOBが猛反発しているらしい。
噂では月額50万円。
鳩山内閣は友愛の精神に基づき、そのカネを困窮者対策などに回したらよい。

日本航空は、国有化時代を含めて政官との癒着に由来する驕りと慢心が染み付いている。
高コスト体質もほっぽらかし。
関係者のインタビューが流れたが、権利を主張するばかり。
再建屋雑記帳0902だれも責任を取ろうとしない。
むろん、詫びはなし。
会社が腐っており、再生は至難だ。
どうせ潰せるはずがないと踏んでいるようだとしたら、私たちは舐められたものだ。
日本航空に、大きな犠牲を払ってまで残す価値はないのでは…。
労務コストにメスを入れられないなら、捨て金!
国民感情はいかに?

やはりこのブログで述べたとおり、日本航空は法的整理を潜らせたうえで、全日本空輸(全日空。ANA)にお願いして骨を拾ってもらうしかないのだ。
全日空にとり迷惑以外の何物でもないが、力を貸してもらわなくてはなるまい。
鳩山内閣は毅然とした態度を取り、一日も早く決着を図ってほしい。
再建屋雑記帳0903ただし、年金債務は優先債権に当たるかもしれないとのことで、倒産させるのも簡単でない。
関係者の強気の背景となっているのか。
年金削減の動きについても「訴訟」をちらつかせて牽制する向きもある。
私の率直な気持ちを述べれば、愚かな会社に1円の税金も使ってほしくない(すでにいっぱい使われている)。

迷走する日航問題…。
次元の低すぎる話で、私は悲しい。
この先、もう一波乱ある?

いま知ったのだが、鳩山内閣は日本航空の企業年金を強制的に減額する特別立法を検討しているようだ。
再建屋雑記帳0904膨大な税金を注入するなら、絶対条件!
私はずっとハラワタが煮えくり返っていた。
新政権にぜひとも頑張ってもらいたい。

以下は、私の一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。
⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。
⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。
⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。
⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。
⇒10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。

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