コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

書店倒産

本が売れない…著者は出版不況に本を出せるのか?

私は正月三が日、出版企画書の作成に打ち込んだ。
実質15年近く、本を出していない。
2001年に日本実業出版社から刊行した『提案営業成功の極意』は1998年の雑誌連載をまとめたものだ。
また、東洋経済新報社から刊行した『起業の教科書』は和田創ブログの記事をまとめたものであり、なおかつ大勢の共著である。
自分の本と呼べるわけでない。

私が新年に出版企画者をつくったのは、むろん本を出すためだ。
それを用いて出版社へ営業活動、俗に売り込みをかける。
原稿を引き受けてくれるところを探せないと、自分がどんなに意気込んでも願いは叶わない。
私は時間がきわめて限られており、先方の依頼で原稿を執筆することはしない。
「どうしても…」とこだわるテーマで原稿をまとめ、こちらから出版社へ持ち込むスタイルを貫いている。

私が遠ざかっている間に、出版業界を巡る環境は一変した。

⇒2013年1月9日「本を出せますように…杉山神社に初詣、御利益」はこちら。

⇒2013年1月5日「出版企画書作成法・・・出版社への売り込み」はこちら。

⇒2013年1月1日「和田創の挑戦、和田創研の約束」はこちら。

出版不況が叫ばれて久しい。
インターネットの情報によれば、年末に武田ランダムハウスジャパンが自己破産した。
氷山の一角にすぎないとのこと。
中小出版社の多くは経営が厳しく、資金繰りが綱渡りの状態らしい。
実は、大手出版社もギリギリの状況に追い込まれている。
赤字決算でリストラが進むところも・・・。

昨年は本の売り上げが大きく落ちた(雑誌はもっと…)。
新刊の6〜7割が返品されることも珍しくない。
それを受け、今年は出版社が出版点数を思い切って絞る。
有名人を除き、本を出そうとする著者は難しくなる。

出版社に加え、取次も窮地に陥る。
一層深刻なのが書店。
中小の地場書店を中心に閉店が相次ぎ、年間で1000店ほど減少している。
書籍(紙)がほとんど売れない時代がそこまで来ている。

私は本を出そうと自分を奮い立たせている。
しかし、思惑どおりに出版社を見つけられるのか?
私のような平凡な著者が置かれた状況も決して甘くない・・・。

                      ◇◆◇

出版不況など、出版業界やマスコミに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「著者と出版社のカモ…ご愁傷さま」はこちら。

⇒2009年12月25日「神保町「三幸園」に出版不況が直撃?」はこちら。

⇒2009年11月24日「日経BP社・日経ビジネスの行く手」はこちら。

⇒2009年11月23日「新聞・テレビ・広告は構造不況業種」はこちら。

⇒2008年6月11日「本は自費出版へ」はこちら。

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書店倒産急増…街の本屋が消える

出版業界が危うい。
1997年以降、市場規模は年々縮小し、この傾向は一段と加速している。
結果、出版社と書店の倒産が止まらない。
瀕死の状態といえる。

⇒2009年11月23日「新聞・テレビ・広告は構造不況業種」はこちら。

出版社は、書籍と雑誌のいずれも悪い。
インターネットでほとんどの情報が瞬時に無料で得られる。
わざわざ書籍や雑誌を買い求める人が劇的に減った。

出版社の買収では、中央公論社、婦人画報社、プレジデント社、立風書房、山と溪谷社、中経出版ほか。
出版社の倒産や破産では、柴田書店、勁文社、同朋舎、社会思想社、婦人生活社、山海堂、草思社、雄鶏社、ゴマブックス、理論社ほか。
このなかには形を変えたり、規模を小さくしたりして営業を継続しているところもある。

⇒2009年11月20日「書籍・雑誌・新聞、紙媒体消滅へ」はこちら。

書店は、1日1店の割合で消える。
オンライン書店の利用が当たり前になり、わざわざ街の本屋へ足を運ばない。
新古書店などのライバルも現れた。
また、万引きの被害を食い止められない。
待ち合わせや暇つぶしの利用も少なくなった。

零細書店は、品ぞろえの豊富な大型書店に客を奪われ、収入の柱の雑誌販売でコンビニエンスストアに客を奪われ、経営が厳しいと指摘されてきた。
が、書籍や雑誌の購買意欲そのものが大幅に落ち込んだ。

書店の倒産や破産では、福岡の積文館書店、関西の駸々堂書店、青山ブックセンターほか。
このなかには形を変えたり、規模を小さくしたりして営業を継続しているところもある。

今後ますますインターネットを通じた情報提供と情報摂取が普及する。
紙媒体は歴史上の使命を終えようとしている。
大手出版社や大手書店といえども、大規模な再編が避けられない。
そうでなくては生き残れないはずだ。

                      ◇◆◇

出版業界に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年9月8日「日経電子版、突出した利便性と使い勝手!」はこちら。

⇒2010年9月7日「電子辞書の利便性…紙の辞典・事典は不要?」はこちら。

⇒2010年1月25日「付録は雑誌を救わない…不振は深刻」はこちら。

⇒2009年12月25日「神保町・三幸園に出版不況が直撃?」はこちら。

⇒2009年11月23日「新聞・テレビ・広告は構造不況業種」はこちら。

⇒2009年11月20日「書籍・雑誌・新聞、紙媒体消滅へ」はこちら。

⇒2009年11月11日「ファッション誌、付録バブル終焉?」はこちら。

⇒2009年10月14日「凄い! 日経が電子版で読める!」はこちら。

⇒2008年6月23日「電子辞書に驚き!」はこちら。

⇒2008年6月12日「部数減少に苦しむ雑誌」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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