コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

朝の連続テレビ小説

井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
きわめてオーソドックスなつくりである。
とくに面白くもなく、とくにつまらなくもない。

瀧本美織主演の「てっぱん」が唐突だったり慌ただしかったり、話の展開についていくのが大変だっただけに一層そう感じる。
奇をてらっていない。
私は「おひさま」にじわじわ興味を引かれつつある。

ヒロイン・須藤陽子役の井上真央がマイペースの演技を見せる。
テレビ画面から頑張りが伝わってこない。
現在の陽子役の若尾文子はもっと・・・。
視聴者に合わせようとせず、自分の流儀や作法を自然体で貫いている。
主演の二人に気負いがないので、私はとても楽である。
朝の忙しい時間帯や昼の緩んだ時間帯にいい加減に接することができ、ありがたい。
見なければというストレスと無縁・・・。
「おひさま」は視聴者にやさしい。

脚本は岡田惠和。
公式サイトで、「おひさま」では戦前・戦中・戦後を生きたごく普通の女性の半生を描きたいと述べている。
確かに、どのような時代であれ、人々は暮らしている。

現在の陽子の回想の形にしたのは、視聴者の不安や心配を消すためとか。
ドラマの成り行きをハラハラしながら見るのでなく、ヒロインが成長する過程そのものをじっくりと楽しんでもらう狙いだ。
それを視聴者と共有するのが原口房子役の斉藤由貴である。

岡田惠和は台本を書くにあたり、現代(後世)の観点から振り返るのでなく、当時の人々の気持ちに寄り沿うように戒めている。
ドラマに登場するキャラクターたちと“同じ時”を生きること。
視聴者の「共感」を大切にしていると述べており、その言葉どおりの出来である。

岡田惠和は放送開始時に出演者への無茶振りを予告していたが、いまのところは淡々と進行している。
ドラマで描かれているのは、あくまでもそのときどきの喜びや悲しみである。
ありふれた日常がゆるやかに流れている。

「おひさま」は明るく穏やかで温かい。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

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井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
ヒロイン・須藤陽子役の井上真央が本領を発揮しはじめた。
朝ドラ50年の節目の作品の主演に、制作陣が見込んだだけのことはある。
私は当初、彼女はエンジンのかかりが悪いと思った。
おそらく納得しないと走れないのだ。
ところが、徐々に動き出した。
いつ頃からか、私が彼女のペースに引き込まれていた。
井上真央は何が凄いというわけでない。
私は、彼女に女優としての“底力”のようなものを感じる。
子役時代からの役者経験で培われたのか・・・。

井上真央はいま、セーラー服を着た女学生の役どころだ。
24歳なのに甲高い声を出している。
目をつぶると、それがよく分かる。
相馬真知子役のマイコと筒井育子役の満島ひかりとの息もぴったり。
当時の思春期の女子、そして仲良し三人組の雰囲気が伝わってくる。
私はなるほどという感じ・・・。

井上真央は、どこか気品がある。
陽子の亡き母・紘子。
その母・桐野富士子が突然、安曇野を尋ねてきた。
陽子は初めて祖母に会い、話を聞かされた。
母は子爵家の一人娘だった。
そうか、ヒロインが“庶民顔”では困る。
「おひさま」は「おひめさま」。
現在の陽子役に若尾文子が選ばれた理由も分かった。

私は、母役の原田知世を久しぶりに見た。
祖母役の渡辺美佐子はいつ以来か思い出せない。
高齢だが、とても元気である。

私は、陽子の幼なじみ・宮本タケオ役の柄本時生がおかしい。
顔を見るだけで吹き出してしまう。
役者は凄い。

                       ◇

井上真央は明治大学文学部の出身である。
私は、卒業論文のテーマが「杉村春子」と知って驚いた。
尊敬する女優らしい。
渋すぎる!
大女優なのは確かだが…。

私には杉村春子は個性的な脇役という印象が強い。
テレビや映画では憎まれ役も多かったのでは…。
彼女の主演は記憶にない。
演劇(芝居)ではどうだった?

杉村春子は1997年に91歳で亡くなっており、井上真央は実際の彼女を知っているのか。
それとも子役時代に共演の経験を持つ?

井上真央は、役者として生きていくとの覚悟が決まっているのだろうか。
若手の人気女優としては無愛想で不器用に見えるが、それは肝が据わっている裏返しかもしれない。
だとすれば、彼女は早く年を取りたいはずだ。

井上真央は朝ドラのヒロインに選ばれ、浮かれたり入れ込んだりすることがないのでは・・・。
自分ができる範囲で着実にやっているという印象が強い。
このブログで謎めいていると述べたが、やはり不思議な女優である。

以下に、「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」と題する2011年4月9日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じる。

その彼女がきょう、「土曜スタジオパーク」に登場する。
ドラマの舞台・長野県松本市からの生放送らしい。
NHKはPRに力が入る。
信州といえば、東と西に広がる山脈(やまなみ)の美しさ、そして水の清らかさが自慢。
もちろん、空気のおいしさも…。
番組では、豊かな自然と風土を織り交ぜながら、朝ドラ「おひさま」の魅力の一端を届ける。
ロケ地も紹介されるようだ。

私は「おひさま」の初回放送(4月4日)の平均視聴率が気になり調べてみた。
18.4パーセント(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。
朝ドラ50年の節目の作品にふさわしい好調なスタートを切った。
ちなみに、瀧本美織の「てっぱん」は18.2パーセント、松下奈緒の「ゲゲゲの女房」は14.8パーセント。
井上真央は役者としての実績も知名度もこれまでの二人と比べものにならない。
初回放送で本人はちらっと登場した。
それとも、私が番宣と混同したか。
何せ“ながら視聴”で、ろくに見ていない。
プロデューサーが井上真央は9日から登場するとどこかで語っていたので、私の勘違いかもしれない(4月5日のブログで初回放送に登場したと記した)。

                       ◇

ところで、子役経験の長い俳優は、顔の雰囲気が独特だ。
とくに女優。
幼少期から活躍している子役は、顔立ちにまで影響を受けやすい。
世間や周囲、制作関係者から「かわいらしさ」を期待されつづけてきた。
いつも人目を意識して表情をつくるため、それに関わる顔筋(表情筋)が多く使われた結果だろう。
大人になると、それが邪魔をする。
表情がオーバーになったり、不自然になったり・・・。
見る側がくつろげないのだ。

私は、井上真央にもそうした傾向をいくらか感じている。
前作の瀧本美織が天然系だったので、よけいに・・・。
といっても、おもに番宣で女学生姿の彼女を見たくらい。
それと、4月2日の「連続テレビ小説50年! 〜日本の朝を彩るヒロインたち〜」のゲスト出演。
ゆえに、第一印象にすぎない。
実際は違うかもしれない。

このブログで述べたが、「おひさま」のヒロインは女学生から母まで幅広い年齢をこなさなくてならず、彼女は豊富なキャリアを買われたのだろう。
制作サイドからすれば、半世紀の節目の作品は、信頼の置ける実力派に任せたいと考えて当然である。

井上真央は女優として「将来性」が大きいのかもしれない。
シャイなのか、人見知りなのか、素っ気ないのか、マイペースなのか、どこか取っつきにくい。
それとも、極端な二面性を備えているからだろうか。
「AB型」でなく「O型」というのは意外だった。
もっとも古風(?)とされる血液型。
まあ、保守的。
あれ、特技は「日舞」。

井上真央はかわいらしいと思うが、美しいと感じる。
相当きれい?
かしこそうだが、抜けていそう。
神経質そうだが、大雑把そう。
やさしそうだが、いじわるそう。
けだるそうだが、頑張りそう。
のめり込みそうだが、さめていそう。
器用そうだが、不器用そう。
優等生みたいだが、不良みたい。

・・・と、書いてきたところで急に不安になり、妻に尋ねてみた。
そうした印象はないと、あっさり却下されてしまった。
どうやら勝手な思い込みか・・・。

あくまで私にとり、井上真央は捉えどころがない。
無愛想なのかなぁ。

言い訳がましいが、“なぞ”が残らない女優は飽きられやすい。
井上真央は目も表情も不思議。
内面が読めない怖さも・・・。
今日のように役者志望が多いと、生き残るには“違和感”をともなう個性が不可欠でなかろうか。
印象のいい子は長続きが難しい?
大勢に埋もれるし、世間に忘れられる。

井上真央は「おひさま」で多彩な側面を見せてくれそう。
また、老け役(?)に挑むらしいので、これも楽しみである。
本人は朝の連続テレビ小説のなかで唯一、貫地谷しほりがヒロイン・徒然亭若狭を演じた2007年度下期「ちりとてちん」を通して見た。
朝ドラの主役の大変さを感じたかったという。
目的意識が明確な視聴態度である。
今回抜擢(指名)され、その甲斐があった・・・。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織てっぱん続編は3年後に本放送か」はこちら。

◆書き加え1(4月9日)

「土曜スタジオパーク in松本」。
井上真央が生出演。
会場には地元の人たちが詰めかけた。
その数、千人ほど。
朝ドラも井上真央も人気が凄い・・・。
「真央ちゃ〜ん」という声が飛ぶ。

私は確信した。
井上真央は美人だ。

この子は納得しないと話さない。
よく考えながら話そうとする。
そのときに目が動く。
表情も地に戻る。
頭の回転が速そうだが、遅そう。

番組では、会場の人たちに井上真央はどんな人間か尋ねるクイズ(?)を行った。
しかも、対照的な二者択一方式である。
私はおかしくなってしまった。
なぜ、こうしたゲーム(?)が成り立つかといえば、傍から眺めて井上真央が分かりにくいからだ。

しょっちゅう転ぶというから、抜けている。
私は謎がますます深まった。

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瀧本美織、朝ドラ歴代ヒロイン第1位

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
きょう、総合テレビで最終回の放送が行われる。
ここ2週間ほどのシナリオは文字どおり“出鱈目”。
いくらドラマとはいえ、シナリオ(脚本)上で登場人物をあれほどまでに翻弄していいのか・・・。
出演者はサイコロの目に従って右へ左へ振り回され、東へ西へ動かされる。
全体を通じ、制作陣(スタッフ)が視聴率を取るために渾身のアイデアを出し合い、ぎゅうぎゅうに詰め込んだという印象が残った。
こんなに目まぐるしい日常劇は記憶にない。
私なら暮らしや人生が空中分解する。
画期的な内容だった。

ヒロイン・村上あかりを演じた19歳の新人女優、瀧本美織。
シナリオのせいか、半年間の「てっぱん」で流した涙はバケツ一杯分に達した?
感情移入が大きいにしろ、どうしたらあれほど泣けるのだろうと、私はずっと思っていた。
声を出さないので、正確には「号泣」と呼べない。
しかし、涙がボロボロこぼれる。
ときに両目が滝のもとみたいに見えた。
この辺りが命名の由来か。

瀧本美織は悲しみの涙でなく、喜びの涙、感動の涙がとてもよく似合う。
朝ドラでは笑顔と泣き顔が交互に現れた。
どちらも愛くるしい。

私は朝ドラの熱心な視聴者でない。
忙しく働いており、放送時間帯にあまりテレビの前にいない。
いま過去の朝ドラをぼんやりと振り返っているのだが、ここまで涙を流しつづけた主演(主役)を思い出せない。
瀧本美織は、「涙」の量に関しては歴代ヒロインナンバーワン(第1位)の栄冠に輝くのでなかろうか。
さらに、明るい涙を流せるという点においても・・・。
人柄を特技にしてみせた。

この子は、役者として実に達者である。
努力はもとより「資質」が欠かせない。
天性のものだ。
しかし、妻が瀧本美織は“童顔”なので20歳を過ぎてから壁にぶつかりそうと語った。
このブログで述べたが、私もそうした危惧を抱いている。
20代前半は持ち前のバイタリティでやっていけそうだが、20代半ばが近づくにつれて迷いが生じる?

が、やはりブログで述べたが、タレント(才能)の松下奈緒に対し、役者の瀧本美織という感じ。
本人は難しい時期をケロッと乗り切っていくかもしれない。
女優としての成長が楽しみである。
「てっぱん」は“素”のような役どころだった。
瀧本美織は当面、CMに引っ張り凧になるだろう。

私は数年ぶりにお好み焼きを食べてみたいと思った。
十年前とは言わないが、母が生きていた頃に大家族で楽しんだ。
ところは、横浜市営地下鉄センター北駅のモザイクモール港北5階にあったお好み焼き屋だった。
先日たまたま閉店していることを知った。
この朝ドラがスタートする前だろうか?

◆書き加え1(3月31日)

やはりブログで述べたが、ドラマだけでなく、どんなジャンルでも、つくる側は見る側の十倍、百倍は考えている。

その意味で、制作陣の事情や苦労がストレートに伝わってきた朝ドラだった。
プロデューサー(海辺潔)と演出家(井上剛)、3人の脚本家(作家)は大変だったのでは・・・。
お疲れさま、やっちゃったね、と申しあげたい。

それとも、やりたい放題で楽しかった?

◆書き加え2(4月2日)

最終回を見たら、無性にお好み焼きを食べたくなってきた。
この朝ドラというか制作陣にしてやられた感じで、ひねくれ者の私はどうも面白くない。
革命的な出来だった。

「朝ドラは爆発だ!」。

お好み焼き屋「おのみっちゃん」の店内の壁が取り払われ、かつての台所と食事場所とつながり、親子丼なども食べられる定食屋が加わっていた。
融合か対決か。
孫・村上あかり(瀧本美織)と祖母・田中初音(富司純子)が楽しそうに張り合っている。
下宿屋は廃業した?

フィナーレは、おもな出演者総出による「てっぱんダンス」で締め括った。
最高視聴率は「ゲゲゲの女房」を超えたのでなかろうか。

ちなみに、最終回のオープニングは広島県尾道市・一宮神社の奇祭「ベッチャー祭り」。
撮影のためにわざわざ行ったものでなければ、祭の3日目、11月3日の「練り歩き」だ。
調子のいい太鼓と鐘の音に乗り、鬼神「ベタ」「ソバ」「ショーキー」の面をつけた氏子たちと獅子が、神輿とともに中心街を練り歩き、子どもを追いかけ回して「ササラ」や「祝い棒」で頭を叩いたり体を突いたりする。
一年間の無病息災が叶うと、親は嫌がる幼子を無理やり連れ出す。
江戸時代に流行した疫病の厄除け祭りとして始まったとされる。

◆書き加え3(4月9日)

最終週「かならず朝は来る」の6回分が4月9日に再放送された。
定食屋の名前は「御食事処 田中荘」だった。
意味不明。
下宿屋も続けているのだろうか?

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年4月1日「富司純子と瀧本美織がてっぱん秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2011年3月29日「てっぱんテーマ曲、イタリアオペラ歌手の美声」はこちら。

⇒2011年3月28日「てっぱん・富司純子と任侠女優・藤純子」はこちら。

⇒2011年3月26日「瀧本美織、期待を上回る…てっぱん最終回」はこちら。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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富司純子と瀧本美織がてっぱん秘話…あさイチ

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
あす、総合テレビで最終回の放送が行われる。

先ほど「あさイチ プレミアムトーク」に、田中初音役を務めた富司純子(ふじ・すみこ)が出演し、秘話を披露した。
自身の半生を含めて・・・。
結婚相手の歌舞伎俳優・四代目尾上菊之助(現・七代目尾上菊五郎)とは、1966年のNHK大河ドラマ「源義経」での共演がきっかけだった。
結婚は、長い交際を経た1972年。
長女は女優・寺島しのぶ、長男は歌舞伎俳優・五代目尾上菊之助。

富司純子は「てっぱん」の仕事を引き受けるに当たり、命がけでやりますと答えた。
プロデューサーからは二人ヒロインだと思ってくださいと言われたと明かした。
私でもそう言う。

富司純子は「あさイチ」で柔和な素顔を見せた。
また、この人は話好き。
昔、ワイドショーの司会を務めたくらいだ。
私には任侠映画の看板女優のイメージが強い。
案外、涙もろいのかもしれない。
「てっぱん」の初期の印象的なシーンを振り返り、孫くらい年の離れた瀧本美織の演技に目を潤ませていた。

「あさイチ」が後半に差しかかった頃、背後から瀧本美織が現れた。
富司純子には知らされていなかったようだ。
サプライズの演出。
だいぶ前にクランクアップして以来なので、久しぶりの対面になる。

私は「てっぱん」の初期のシーンを見て、瀧本美織が演技はもちろん、すべての面において大きく成長したと感じた。
長丁場のヒロイン役に体当たりするなかで、多くを吸収していったのだ。
年齢的にもそうした時期。
「あさイチ」に登場した彼女は、立派な女優である。
また、メイクや服装を含めて洗練されてきた。
私服(?)では一層かわいらしくチャーミング。
それと、この子はきれいだと初めて思った。

瀧本美織は等身大の役しかやったことがないので、それとかけ離れた仕事に挑んでみたいと意欲を見せた。
頑張ってほしい。

                       ◇

「てっぱん」と朝ドラのファンのためにも、震災以降の放送分は再放送すべきだ。
「おひさま」の視聴率との兼ね合いがあるのは承知しているが、NHKは決断せよ。
被災地がいくらか落ち着きを取り戻し、電気が通った時期でよい。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月29日「てっぱんテーマ曲、イタリアオペラ歌手の美声」はこちら。

⇒2011年3月28日「てっぱん・富司純子と任侠女優・藤純子」はこちら。

⇒2011年3月26日「瀧本美織、期待を上回る…てっぱん最終回」はこちら。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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てっぱん瀧本美織、笑いどころと泣きどころ

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
私はそれによる仕事の遅れをなかなか取り戻せない。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。

以下に、「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」と題する2010年10月16日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
展開はドタバタ、ストーリーはドロドロ…。
目まぐるしく、暑苦しい。
制作サイドのサービス精神が旺盛であり、毎週何らかの驚きや騒ぎが仕込まれている。
笑いどころと泣きどころが交互に訪れる?

見方を変えれば、視聴者をつなぎ止めるために自転車操業のようなドラマになっている。
「泣き笑い物語」は、前輪が笑い、後輪が泣きである。
この自転車をヒロイン・村上あかり役の瀧本美織(たきもと・みおり)が懸命に漕いでいる。
弾けるような笑顔、ボロボロの泣き顔。
どちらも愛くるしい。
彼女は18歳。
ドラマなのに、どうしてあんなに涙を流せるのか。
ときにグショグショ。

あれっ、ウィキペディアによれば、きょうが誕生日。
1991年10月16日、鳥取市生まれ。
ハッピー・バースデー。19歳。

瀧本美織は非常に達者だ。
そして大変な頑張り屋だ。

昨今は早い段階から役者を目指す人が増えているのだろう。
彼女くらいの演技をこなせる若い子がかなりいるのかもしれない。
競争、そして生き残りが熾烈なわけである。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

                       ◇

村上あかりの育ての父・村上錠役の遠藤憲一がきのう「てっぱん」に続く「あさイチ・プレミアムトーク」に出演した。
うろ覚えだが、朝向きの顔でなくてすみません、のような発言があった。
確かに…。

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松下奈緒VS向井理…ゲゲゲの夫婦対決

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
ヒロイン・村井布美枝を演じた松下奈緒と村井茂を演じた向井理がフジテレビに出ていると、妻が教えてくれた。
「とんねるずのみなさんのおかげでした 超豪華食わず嫌い ゲゲゲの夫婦対決」。
向かい合った二人のゲストが交互に各4品を食べ、相手の嫌いな食べ物を当てるという番組である。
表情や会話から推察するのだが、松下奈緒が一発で当てた。
勘が鋭い。

「ゲゲゲの女房」は漫画家・水木しげる(武良茂)とその妻・武良布枝がモデルである。
松下奈緒と向井理は夫婦役が長かった。

大晦日のNHK紅白歌合戦。
向井理が紅組司会の松下奈緒の応援に駆けつけたが、ほとんど会話はなかった。
二人は久しぶりの再会である。

松下奈緒は美しく、セクシー。
魅惑の瞳だ。

紅白歌合戦では彼女のよさがいま一つ伝わってこなかった。
このブログで述べたとおり、抑えすぎだ。

以下に、「ゲゲゲの女房総集編…松下奈緒、感動を再び!」と題する2010年12月28日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげる(武良茂)の妻・武良布枝が、二人の出会いから結婚、そして最近までの半生を綴った自伝的エッセー「ゲゲゲの女房」が原案になっている。
水木しげるが売れたのはだいぶ後。
夫婦は誇りと明るさを失わず、互いを信じてゴールの見えないデコボコ道を歩みつづける。
食べるものに困るどん底でも笑いながら生きた。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂)は結婚を経て青春時代へ…。
二人は、遅れてしまった分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
この朝ドラには自由の風が吹きわたり、希望の光が満ちあふれている。
また、昭和30年代〜40年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れており、当時の世相も色濃く映し出される。

⇒2010年11月26日「貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

この朝ドラにはまったのは私だけでなかった。
多くの国民がそう…。
主演の松下奈緒と準主演の向井理という、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
それが武良布枝の自伝が醸し出す世界に呼応していた。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

私は「ゲゲゲの女房」が終わったとき、喪失感に苦しんだ。
いま放送中の「てっぱん」が軌道に乗ったら、それと3カ月ずらして再放送してもらいたいと思った。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

私の希望は叶いそうもないが、「ゲゲゲの女房」の総集編がNHK総合テレビで12月29日〜31日の3日連続、午前7時20分〜8時28分、68分間放送される。
合計3時間24分程。
本編になかった映像も収められるとのこと。
とても楽しみだ。
松下奈緒は大みそか、朝は「ゲゲゲの女房」のヒロイン、夜は「紅白歌合戦」の紅組司会と大忙し、体がいくつあっても足りない?

私は「ゲゲゲの女房」にのめり込み、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いだので、それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

NHK紅白歌合戦では、武良布枝がゲスト審査員として出場するらしい。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」とヒロイン・松下奈緒、そして「貧幸」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月27日「松下奈緒、ゲゲゲの結婚願望」はこちら。

⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。

⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。

⇒2010年12月23日「ゲゲゲの女房・総集編…大みそかは松下奈緒の日」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

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ゲゲゲの女房総集編…松下奈緒、感動を再び!

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげる(武良茂)の妻・武良布枝が、二人の出会いから結婚、そして最近までの半生を綴った自伝的エッセー「ゲゲゲの女房」が原案になっている。
水木しげるが売れたのはだいぶ後。
夫婦は誇りと明るさを失わず、互いを信じてゴールの見えないデコボコ道を歩みつづける。
食べるものに困るどん底でも笑いながら生きた。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂)は結婚を経て青春時代へ…。
二人は、遅れてしまった分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
この朝ドラには自由の風が吹きわたり、希望の光が満ちあふれている。
また、昭和30年代〜40年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れており、当時の世相も色濃く映し出される。

⇒2010年11月26日「貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

この朝ドラにはまったのは私だけでなかった。
多くの国民がそう…。
主演の松下奈緒と準主演の向井理という、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
それが武良布枝の自伝が醸し出す世界に呼応していた。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

私は「ゲゲゲの女房」が終わったとき、喪失感に苦しんだ。
いま放送中の「てっぱん」が軌道に乗ったら、それと3カ月ずらして再放送してもらいたいと思った。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

私の希望は叶いそうもないが、「ゲゲゲの女房」の総集編がNHK総合テレビで12月29日〜31日の3日連続、午前7時20分〜8時28分、68分間放送される。
合計3時間24分程。
本編になかった映像も収められるとのこと。
とても楽しみだ。
松下奈緒は大みそか、朝は「ゲゲゲの女房」のヒロイン、夜は「紅白歌合戦」の紅組司会と大忙し、体がいくつあっても足りない?

私は「ゲゲゲの女房」にのめり込み、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いだので、それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

NHK紅白歌合戦では、武良布枝がゲスト審査員として出場するらしい。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」とヒロイン・松下奈緒、そして「貧幸」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月27日「松下奈緒、ゲゲゲの結婚願望」はこちら。

⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。

⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。

⇒2010年12月23日「ゲゲゲの女房・総集編…大みそかは松下奈緒の日」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

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てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
展開はドタバタ、ストーリーはドロドロ…。
目まぐるしく、暑苦しい。
制作サイドのサービス精神が旺盛であり、毎週何らかの驚きや騒ぎが仕込まれている。
笑いどころと泣きどころが交互に訪れる?

見方を変えれば、視聴者をつなぎ止めるために自転車操業のようなドラマになっている。
「泣き笑い物語」は、前輪が笑い、後輪が泣きである。
この自転車をヒロイン・村上あかり役の瀧本美織(たきもと・みおり)が懸命に漕いでいる。
弾けるような笑顔、ボロボロの泣き顔。
どちらも愛くるしい。
彼女は18歳。
ドラマなのに、どうしてあんなに涙を流せるのか。
ときにグショグショ。

あれっ、ウィキペディアによれば、きょうが誕生日。
1991年10月16日、鳥取市生まれ。
ハッピー・バースデー。19歳。

瀧本美織は非常に達者だ。
そして大変な頑張り屋だ。

昨今は早い段階から役者を目指す人が増えているのだろう。
彼女くらいの演技をこなせる若い子がかなりいるのかもしれない。
競争、そして生き残りが熾烈なわけである。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

                       ◇

村上あかりの育ての父・村上錠役の遠藤憲一がきのう「てっぱん」に続く「あさイチ・プレミアムトーク」に出演した。
うろ覚えだが、朝向きの顔でなくてすみません、のような発言があった。
確かに…。

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松下奈緒と向井理、ゲゲゲの女房の演技に思う

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
きのうのブログで、番組公式サイトに掲載されていたクランクアップ前日の松下奈緒のインタビューを取りあげた。
きょうのブログはそれに続いて…。

⇒2010年9月27日「松下奈緒が『ゲゲゲの女房』を振り返った」はこちら。

さて、ヒロイン・村井布美枝役の松下奈緒、そして夫・村井茂(水木しげる)役の向井理。
あくまで「ゲゲゲの女房」のファンとして、二人の演技について率直に述べた。
私は素人にすぎず、「演技評価」は行えない。

先のインタビューによれば、松下奈緒は朝ドラの経験を通じて演技に対する考え方が変わった。
それまで、このシーンはこう演じると決めていた。
が、その場の空気に身を任せることがあってよい。
両方のメリハリが大切だと…。

キャリアが別次元なので当たり前とはいえ、ベテランが絡むシーンで力量の差が歴然とした。
非常に乱暴な言い方になるが、風間杜夫と古手川祐子はへたに演じた。
大杉漣と竹下景子はうまく演じた。
4人の役どころが関係しているのは承知。

風間杜夫と古手川祐子は松下奈緒を引き立てるために…。
大杉漣と竹下景子は松下奈緒を教え導くために…。
私は、若いヒロインに対するベテランの心配りを感じた。
いずれも主役を演じた実績を持つ俳優である。
やはり「へたに」「うまく」は語弊がある。
前の二人は主役を支え、後の二人は主役を励ました。

NHKの朝の顔、看板ドラマ番組「ゲゲゲの女房」において、松下奈緒と向井理は頑張った。
二人の最大の魅力は素人っぽさだった。
それが村井布美枝と村井茂のおおらかな生き方とマッチしていた。

いまや10代どころか幼少期から専門的な訓練を受け、さらに経験を積んでいる役者が珍しくない。
彼らはそれに人生をかけている。
松下奈緒も向井理も役者に憧れ、役者を目指してきた人とは明らかに違う。
松下奈緒は必死だったと振り返っており、そこにうそはない。
が、私はどこかに余裕を感じた。

私は、向井理のほうが演技としてはいくらか上だったと思う。
本人のキャラクターが水木しげるの役づくりに有効だった可能性はあるが…。
また、主役と準主役の立場や責任の違いも関係していよう。
決して気楽と言わないが、重圧は別物である。

役者は役柄と台本を与えられる。
そして、考えて演じる。
必須だ。
しかし、それが視聴者に伝わったら一流でない。
実際、考えて演じるだけだと、つくりものになってしまう。
私はときどき松下奈緒に演技を見せられている気分になった。
人は考えると、周囲に緊張感をばら撒く。
役者が考えたら、視聴者はくつろげない。

松下奈緒は“華”そのもの。
努力で身につけられるわけでなく、先天的な要素が大きい。
このブログで述べたとおり、彼女の本質はスターである。
それが「ゲゲゲの女房」で一気に開花した。

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

私は朝ドラを見て、これは大物が登場したと興奮した。
しかも、女優としては異例の長身だ。
目立つ。
さらに、役柄と演技の幅が限られる。
つくる側は今後、主役以外に松下奈緒を起用しにくい。
ところが、制作費の削減によりドラマは本数が減少し、仕事はそうそうない。
演技を究めるには場数が欠かせないし、さまざまな役柄をこなさなくてならない。
前途は多難だろう。

松下奈緒は多彩な才能を有する。
女優として大成できるかという問題もさることながら、本人がその道にエネルギーを傾けるかは微妙である。
「ゲゲゲの女房」のヒロインに対する自己評価はどうなのだろう?
彼女は聡明であり、意外な判断を下すかもしれない。
それは向井理も同じだ。

私は、彼女のいろいろな道を思い浮かべてみた。
選択肢は多いが、どれも掘り下げが大変だ。
松下奈緒は広さに対し、深さに欠ける。
自分がもっとも魅力を発揮できる領域をどうつくっていくのか、私は興味がある。
それとも持ち前の度胸と根性で切り開き、成し遂げるのか?

かたや向井理はつかみどころがない。
成り行きに任せてきたように見えなくもない。
専門的な論文を書いたり、バーテンダーや店長を務めたり、路上でスカウトされたり…。
役者へのこだわりはいかばかり。
松下奈緒ほどでないが、才能は幅広い。
が、願望と目的志向の強い彼女と対照的である。
それとも“どん欲さ”が表に現れないだけなのか?
オーケーストアのカード野菜をメーンに、ときどきカード魚を添えた食事だった(信憑性なし)。

◆書き加え1(9月29日)

「ゲゲゲの女房」は、演じる側からすれば、それほど簡単でなかろう。
高名な漫画家の妻が書いた自伝が原案だ。
しかも、健在。
また、朝ドラとしては深い内容を持つ。
夫婦と家族の成長物語であり、人生そのものに通じる。

松下奈緒も向井理も結婚を知らない。
ただ、「ゲゲゲの女房」のストーリーは、役者としての経験の浅い二人に味方した。
村井茂と村井布美枝の夫婦は、不自然でぎこちない関係からスタートしたからだ。
よそよそしく、噛み合わない。

そう演じたのか、そうなったのか…。
両方だろう。

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涙にくれた一日・・・「ゲゲゲの女房」完結

山本むつみ脚本、松下奈緒主演のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が完結した。

きょうの朝から放送はなし。
気づくともう夜。
私は一日、涙にくれていたことになる。

三度の食事を取るほかは、何もする気が起こらない。
夕食だって、いつもなら2回おかわりするイシイのミニハンバーグ入りカレーライス。
それがさっぱりノドを通らず、1回のみ。
ほおがこけてしまった。

私ははたして立ち直れるだろうか・・・。

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ありがとう「ゲゲゲの女房」アゲイン(全記事)

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
きのうが最終回、放送は終了。
私はこの朝ドラにはまっていたので、喪失感に苦しめられそう。
何とかやり繰りしながら、全体の3分の2以上は見た。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂。水木しげる)は結婚を経て青春時代へ…。
遅れた分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
ドラマには、奔放な自由の風が吹き渡り、明るい希望の光が満ち溢れていた。
また、昭和30年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れていた。

「ゲゲゲの女房」は、国民的な人気を博した。
ヒロインの松下奈緒、夫の向井理、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
私と同様、あすから気が抜けてしまう視聴者も少なくないだろう。
こうなったら二人に大晦日の紅白歌合戦の司会をやってもらうしかない。
ただし、スポーツ・芸能紙やネットでは、福山雅治といううわさもある。
正式な発表が待たれる。

私は「ゲゲゲの女房」を見ながら、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いでいる。
それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。

                       ◇

妻が先日、このブログ「和田創 講演講師の引き出し」をリニューアルしてくれた。

デザインを変更した。
「誉(ほまれ)」から「ダメージ・ペーパー」へ。
印象がシンプルになった。

それにともない、2カラムから3カラムへ。
サイドバーに2倍の情報を盛り込める。
例えば、天気予報と新聞記事はわりと便利だ。
同時に、ブログの使い勝手がよくなった。
読みたい情報を見つけやすく、そこに飛びやすい。
最新記事のタイトルが右側上方のサイドバーで一覧できるため、表示記事を3本に絞った。
これによりスクロールも楽になった。

私自身はとても気に入っている。

                       ◇

以下のブログ(最初の原稿)に手を加えた。

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

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ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理

平成22年度前期・朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
きょうが最終回。
半年に及ぶ放送を終了した。
ヒロイン・村井布美枝を演じた松下奈緒、その夫・村井茂(水木しげる)を演じた向井理など出演者にお疲れさまと申しあげたい。

私が知る朝ドラのなかで文句なくナンバーワン!
比べられるシリーズを思い浮かべられない。
還暦直前に言うのも気が引けるが、私にとり「人生の教科書」だった。
単に面白いシリーズ、気になるシリーズならいくつかあった。
しかし、内容の深さにおいて「ゲゲゲの女房」は群を抜く。
それは夫婦、そして家族が心を一つにし、力を合わせて生きていくことの意味と価値を、現在の私たちに問いかけている。
私は結婚後の半生と重ね合わせたり照らし合わせたりするうちに、すっかり番組の虜になっていた。
自分なりの学び、さらに気づきを得られた。

「ゲゲゲの女房」では、あえて年齢相応のメイクにこだわらなかった。
私は一時、若すぎるのではという印象を持った。
が、すぐに思い直した。
主役二人の役者としてのキャリア、そして持ち味を考慮して判断を下した?
視聴者の違和感がかえって大きくなっただろう。
それ以前に、「ゲゲゲの女房」は“青春物語”である。
歳月の経過ほどには出演者が老けていかなかった。
青春は年齢でない。
これでよかった。

また、終わり方は秀逸である。
感動の涙を期待した視聴者を見事に裏切った。
気合を入れて最終回に臨んだ人は拍子抜けしたはずだ。
私もその一人。

安来の父・飯田源兵衛(大杉漣)の葬儀で流された涙は描かれなかった。
代わりに、偉大な父に対する感謝の念が、久し振りに揃った家族の笑顔のなかに浮かび上がった。
脳梗塞で体が不自由になった源兵衛は生前、ラッパを吹き分けて家族に用事を伝えていた。
そのラッパは、若くして逝った次男・飯田貴司(星野源)が幼い頃親しんだものだ。
もう少し待っていろという合図だったのか。

「お父さん、みんな笑って暮らしとるよ」。
布美枝は天国の父に語りかけた。

村井茂と村井布美枝。
武良茂と武良布枝。
二人で漫画に打ち込み、妖怪とともに歩んだ半生・・・。
こんな夫婦はそうそうおらんぞ。

ラストシーンは白い光に包まれた命の森。
生と死を超越した世界。
そこには二人が育んだ鬼太郎や妖怪たちがいた。
この朝ドラのオープニングにつながる。
そう、終わりは始まり。
あすはすぐそこ…。

なお、番組の早い段階で亡くなった祖母・飯田登志(野際陽子)が最後まで「ゲゲゲの女房」の語りを担当した。
家族から「おばば」と呼ばれていた。
「おばけ」でないぞ。
天国からずっと布美枝らを見守っているかのよう…。

私は思う。
松下奈緒の本質は役者でなくスターである。
「ゲゲゲの女房」が国民的人気を博するうえで、彼女が果たした貢献は絶大だった。
武良布枝の原案、山本むつみの脚本の魅力が土台だったとしても…。

⇒2010年7月16日「木村拓哉…スターと役者の違い」はこちら。

役者が職業なのに対し、スターは存在である。
彼女が目立ちすぎるという評価は意味をなさない。
松下奈緒は当面、主役以外は務まらないだろう。
共演者を飲み込んでしまう。
放つオーラがまぶしい。

この朝ドラに関連して一つ残念なのは、山本むつみの脚本が発売されなかったこと。
私個人はノベライズ(小説化)されたものよりもシナリオのほうがほしかった。
「ゲゲゲの女房」のストーリーやシーン、出演者や演技などを思い返しながら楽しめた。
読む側のイマジネーションが膨らむ余地が断然大きい。

NHKに望みたい。
私のユーチューブの動画を著作権侵害でグーグルに通報している場合でない。
ぜひ「ゲゲゲの女房 脚本版」を刊行してもらいたい。

⇒2010年9月22日「NHKより著作権侵害の申し立て、動画消滅」はこちら。

                       ◇

以下のブログ(最初の原稿)に大幅な加筆を施した。
武良布枝は我慢の人でなく覚悟の人だった。
私はNHK「スタジオパークからこんにちは」を見て、深い感銘を受けた。

⇒2010年9月24日「水木しげる夫妻(武良茂・布枝)の自然体」はこちら。

以下のブログ(最初の原稿)にかなり手を加えた。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

「ゲゲゲの女房」の関係者全員にだんだんと申しあげたい。

来週からさみしくなるなぁ、ちょっこし、と私。
そげですね、と妻・・・。

◆書き加え1(9月25日)

私は妻に、武良家の緑色の餃子をつくってもらうことにした。
夫、そして水木プロダクションのアシスタントの激務を支えつづけた例の料理。
やり繰り上手の布美枝が編み出した。

NHK「ゲゲゲの女房」公式サイトにレシピが載っている。
「野菜たっぷり 太った餃子」。
松下奈緒の味をご家庭で! 
何を言ってるんだ。

◆書き加え2(9月25日)

私は思い出した。
いまの妻も前の妻も家計が苦しいとき、近所の八百屋で売れ残りの野菜を安く分けてもらったり、くず野菜をただでもらったりした。
店主がよけといてくれた。
妻の必死さが相手を動かし、それで家族は命をつないできた。
財布どころか小銭入れにカネがほとんど入っていなかったのだから…。

◆書き加え3(8月25日)

「ゲゲゲの女房」のオープニング。
紙芝居とそれに見入る子どもたちのモノクロ写真は毎回、懐かしさと温かさを感じる。
貧しい時代だった。
タイムスリップし、私はあのなかに溶け込みたい。

紙芝居屋が新潟・直江津の真行寺幼稚園の広場(正確には真行寺の境内)に拍子木を打ち鳴らしながらやってくるのが楽しみだった。

◆書き加え4(9月25日)

長女・村井藍子(青谷優衣)と次女・村井喜子(荒井萌)は、両親が見合いの5日後に結婚したことを親戚から聞かされ、驚いた。
子どもは親のことを何も知らない。
親はたいてい胸に収めておくから当然だ。

夫婦は不思議…。
二人にしか分からないことがある。
周りから窺い知れないことがある。
それが絆を一層強くする。

私はいまごろになって親に尋ねたいことがいっぱい出てきたが、それは叶わない。

◆書き加え5(9月25日)

エンディングの森のシーンを引き取るように、いきものがかりによる「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」が流された。
人生の希望を託して…。

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ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
放送はあすが最終回。
「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」は無事終わった。

長女・藍子と次女・喜子は、父に20周年おめでとうと花束を渡した。
茂は受け取った花束をかたわらの布美枝に渡した。
「お母ちゃんがおらんかったら、ここまでやってこれんかった」(台詞は曖昧)。
布美枝は言葉が出てこない。
私もそう思う。

⇒2010年9月23日「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」はこちら。

その翌日、近所の人たちがお祝いに駆け付けた。
極貧の貸本漫画家時代から水木しげる(村井茂。向井理)と村井布美枝(松下奈緒)の二人を応援した。
最大のプレゼントは、若い工員・小林太一(鈴木裕樹)を連れてきたこと。
布美枝が最初に出会った、夫の漫画の読者だった。
貸本屋「こみち書房」に通い、水木しげるの新作が出るのを楽しみにしていた。
いまは工場長である。

その「こみち書房」は東京オリンピックの開会式当日、ひっそりと千葉へ引っ越した。
太一は千葉に寄り道し、店を切り盛りしていた田中美智子(松坂慶子)の手紙を預かってきた。
最近店を畳んだ際、本の間から見つかった当時の貼り紙が添えられていた。
すっかり変色している。
布美枝は手に取り、感無量…。
また、亀田質店の亀田達吉(徳井優)も一緒だった。
水木しげるは当時、質札が分厚い束になった。

水木プロダクションは調布にしっかりと根を張っていた。

秋風が吹きはじめた9月末、安来から父・飯田源兵衛(大杉漣)が亡くなったという知らせが届いた。
静かに涙を流す布美枝に、水木しげるは家族全員で送ろうと伝えたのだった。

                       ◇

NHKは「ゲゲゲの女房」の高視聴率の反動を恐れているようだ。
次(平成22年度後期)の朝ドラ「てっぱん」の予告に力が入る。
きょうの放送終了後のあさイチで、ブームのホットケーキを取りあげる際に「てっぱん」とこじつけた。
かなり無理がある。
あの手この手で視聴者の期待感の高揚を図る。

番組の責任者や担当者、スタッフ、そして出演者、とりわけ主役・ヒロインの村上あかりを演じる瀧本美織は、大きなプレッシャーを感じているはずだ。
新人女優とのこと。
ベテラン共演者も同じだろう。
1週目の放送からいきなり大きな山場が訪れるようだ。
あかりが出生の秘密を知ってしまう。

収録が行われているNHK大阪放送局スタジオ。
9月17日に松下奈緒が訪れ、瀧本美織にバトンタッチが行われた。

第1回の放送は9月27日月曜日。
乞うご期待!

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長女村井藍子・青谷優衣、次女喜子・荒井萌

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
長女・村井藍子(青谷優衣)は念願が叶い、教師に…。
自宅から通える小学校で学級(クラス)担任になり張り切っていた。
自分が頑張れば、子どもたちはそれにかならず応えてくれると…。
が、実際には悩みが芽生え、膨らんでいった。
児童の気持ちをつかめなかったのだ。
藍子は、先生をやる資格がないと自信をなくしていた。

水木しげる(村井茂。向井理)は、チャンス到来と大喜び。
これで株式会社水木プロダクションを手伝ってもらえる。
村井布美枝(松下奈緒)は娘が泣くほど苦しんでいるのにと怒った。
当然だろう。

父の気持ちが痛いほど分かっている藍子は、それを理由に教員を辞めたいと言い出した。
布美枝は、「あんたがそうしたいならそうしなさい。お母ちゃんは何も言わん」と突き放した。
「でも、お父ちゃんのせいにするなんて、藍子らしくない」。

この頃、やはり年中無休で働いていた水木しげるは、姉を気づかう次女・村井喜子(荒井萌)に言った。
人生は、好きなことをやれば報われる、頑張れば報われるというものでもない。
自分もそうだったが、途中で諦めなかったのがよかったと…。

水木しげるは、藍子の心中を察して考え直した。
娘の部屋で、とことんやってみなくては、ほんとうに好きかどうかさえ分からないと諭した。
「戦わずして土俵を下りるのが、一番つまらんぞ」。
部屋の外で話を聞いた布美枝は胸をなで下ろした。
藍子はこの一言で目が覚め、立ち直った。
代わりに、喜子が短大を出たら、父を手伝いたいと布美枝に申し出た。

「ゲゲゲの女房」は夫婦の成長物語、そして家族の成長物語である。
青谷優衣と荒井萌は、性格が好対照の姉妹を精一杯演じている。

なお、台詞はいずれもうろ覚え。
私は忙しくてブログに力を入れられない。
アップにアップアップ。

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松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「・・・好きでした」。
きのうの「スタジオパークからこんにちは」で、松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた。
どのような意味合いで口にするにせよ、勇気のいる言葉だ。
私は年甲斐もなく、ドキドキ…。

さて、村井絹代(イカル。竹下景子)は夫・村井修平(イトツ。風間杜夫)が一人取り残されても生活に困らないよう、料理など家事の特訓を行った。
自分が先立つと信じて疑わなかった。
が、自分が置いていかれた。

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。

絹代は、水木しげる(村井茂)の母・飯田ミヤコ(古手川祐子)に、修平が生きているうちは文句ばかり言っていたと振り返った。
そして、夫がいなくなったさみしさは、子どもでも孫でも埋められないと涙をこぼした。
イカルの嵐みたいなエネルギーを受け止められたのは、どこか頼りないイトツゆえだ。
柳に風。

私は、前の妻も、いまの妻もそうだが、夫婦の“取り合わせ”は不思議だとつくづく思う。
それは連れ添った当人にしか分からない。

長女・村井藍子は家から通える小学校の3年生の学級担任になり、充実した日々を過ごしていた。
娘も父も大喜び。

⇒2010年9月16日「村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク」はこちら。

NHK番組「スタジオパークからこんにちは」に松下奈緒が出演した。
何度目?
高視聴率を誇るだけに、通路は大変な人だかり。
熱烈な拍手で迎えられた。

松下奈緒によれば、「ゲゲゲの女房」は8時に皆でオンエアを見てから撮影へ。
なるほど、すーっと入っていきやすい。
向井理とは、ドラマでの夫婦関係の深まりとともに親しみが増していった。
当初は、村井茂と村井布美枝が結婚に至った経緯を踏まえ、他人行儀な雰囲気が漂うよう、会話を交わすことも控えた。
二人の隔たりを大切にした。

松下奈緒は「向井さん」でなく「お父ちゃん」と呼んでいたらしい。
“収録期間”という断りがついたが、「向井さんが好きでした」。
そこまでドラマにのめり込んでいた。
また、子役を含め、ほんとうの家族のような“絆”が育まれていった。
さらに、夫婦を支えてくれた周囲の人たちとも…。
山本むつみのシナリオの魅力がそれくらい大きく、すべての出演者を虜にした。
元を辿れば、武良茂と武良布枝の半生が波乱万丈であり、しかもそれを乗り越えて漫画史上に立派な功績を残したからだ。
夫婦はどのような苦難に直面しても、決して勇気と誇りを失わなかった。

松下奈緒は視聴者の質問に答え、好きな男性のタイプも教えてくれた。
キャーッ。

なお、番組では「ゲゲゲの女房」の思い出の名場面がいくつか紹介された。
向井理も映像で出演し、松下奈緒が右腕を取った感触がいまだに残っていると明かした。
力がこもっていたのだ。
私がこの朝ドラでもっとも感動した例のシーン。
実は、向井理も感動していた。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

松下奈緒が村井布美枝と一体化し、しかも村井茂と本物の夫婦になった瞬間である。
夫を守ろうとする凄まじい気迫が伝わってきた。
交際なし、見合い直後の結婚から始まった二人だったが、互いの信頼と愛情は揺るぎないものへ…。

番組では、テーマソング(主題歌)「ありがとう」のピアノバージョンが披露された。
彼女は作曲家、ピアニストだ。
ちなみに、肩書は「女優・アーティスト」だった。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

                       ◇

「ゲゲゲの女房」が終わると、私は気が抜けてしまいそう。
毎日見られないが生活の張り、心の支えになってきた。
朝ドラに限らず、私が見たすべてのドラマのなかでもっとも印象に残っている。
私の半生の苦闘に通じるところが多く、胸に響いた。

大きな楽しみを失い、途方に暮れる人が大勢現れるのでなかろうか・・・。

◆書き加え1(9月17日)

株式会社水木プロダクションのマネジャー、村井光男(永岡佑)がくしゃみをした瞬間にぎっくり腰になった。
私は吹き出してしまった。

実は15年程前、深いソファーから立ちあがりかけた中腰の状態で大きなくしゃみをした。
直後、身動きがまったくできなくなった。
全身に激痛が走り、脂汗が流れた。
重いぎっくり腰だった。

記憶が曖昧になってきたが、1週間は寝たきり。
もちろんトイレに行けない。
また、手先にまで痛み(しびれ)が出た。
ハシを使えない。
パジャマのボタンをかけられない。
ホント、ひどかった。
確か、通常の生活に戻るのに半月近くを要した。

私は懐かしく(?)思い出した。

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松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が面白い。
世の中は戦後の高度成長に沸き立っていたが、貸本漫画は斜陽になっていた。
村井茂(水木しげる)は仕事に精を出すが、二人の生活はどん底であり、むしろ苦しくなる。
その日の食事に困ることも珍しくなかった。
私は前妻との結婚直後の生活を思い起こさずにいられない。

漫画家は収入の保障がまったくない。
その暮らし振りは、私が経験したフリーランスの駆け出し時代に近かった。
といっても、ゲゲゲの女房は私より15年程さかのぼるので、もっと貧しい。
茂は持ち家ながらマッチ箱のような2階建てで、廃屋状態。

私は借家。
国電三鷹駅から玉川上水沿いに徒歩10分少々の武蔵野市関前1丁目。
辺りは一戸建ての住宅街で、60歳くらいの夫婦が1階の半分を貸していた。
玄関は別。
かつて子ども世帯が住んでいたのだろうか。
古い家屋だった。
が、ボロボロではない。

大家と賃借人の居住スペースの中間に浴室が置かれており、それぞれの扉に引っかけるだけのカギがつけられていた。
風呂に入るときには相手のカギをかけ、出るときには外す。
お湯を替えることはなかった。
茂は、漫画家志望の男に押しかけられ、収入不足もいくらか補えることから間借りを許した。
やはり同じお湯を使った。
おおらかな時代だった…。

主役の松下奈緒は、「ウェルかめ」の倉科カナと対照的である。
眉間にできる長く深いシワが神経質そうだ。
同時に、意志と知性を感じさせる。
とにかく背が高い。
ゲゲゲの女房はそれに強いコンプレックスを持っていたらしい。

村井布美枝は見合いから5日後に結婚し、即上京して結婚生活を始めた。
交際のない男女がいきなり一つ屋根の下に暮らす。
相手のことを何も知らない。
ゆえに、他人行儀…。
そのぎこちなさと戸惑いを、松下奈緒は時代背景も踏まえながら好演している。
番組では二人の距離が少しずつ縮まり、ようやく夫婦らしくなってきたところ。

素敵な女優だ。

◇◆◇

ゲゲゲの女房に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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