NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
24日、土曜日に放送が終わった。
そして、26日、月曜日に「てっぱん」が始まった。
私は昭和26年(1951年)生まれ、古風なところがあり、しかも意固地ときている。
「ゲゲゲの女房」を心から愛した日本男児として、中1日で「てっぱん」に乗り替えたら大やけどをする。
予告編で見た、ヒロイン・村上あかりを演じる瀧本美織はとても可愛い。
老いた私でも胸がときめかないわけでない。
正直、「てっぱん」を見たい。
何せ新しい子が好きだ。
が、せめて4〜5日、松下奈緒に操(みさお)を立てると心に誓った。
そうでなければ、男がすたる…。
◇
さて、番組公式サイトに、クランクアップ前日の松下奈緒のインタビューが掲載されていた。
NHKのスタジオに通うことが“日課”になった1年近く。
それが突然、生活から消えてしまうことが不思議と語った。
私にとっても「ゲゲゲの女房」の視聴は習慣だった。
松下奈緒はクランクインした当初、ヒロイン・村井布美枝という大役を任せられ、プレッシャーに押し潰されそうだった。
ゴールまで辿りつけるかどうか不安だらけ…。
しかし、途中からプレッシャーを監督や共演者と分かち合うことを覚え、それほど苦にしなくなった。
私は、松下奈緒は肝が据わっているとの印象を持っている。
いまや「男は愛嬌、女は度胸」。
その彼女にして、大変な重圧を感じていた。
また、「ゲゲゲの女房」は、見合い直後に結婚生活に入るストーリーだ。
二人の関係は当然、手探り状態…。
そこで、松下奈緒は村井茂(水木しげる)役の向井理と距離を置いた。
それは向井理も同じだった。
実際、朝ドラでは、二人は他人行儀だった。
しかし、番組の進行につれて夫婦の距離が縮まり、向井理と距離が近づいた。
⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。
松下奈緒は主役として「ゲゲゲの女房」を引っ張っていかなくてならない立場である。
この朝ドラを盛り上げ、視聴率を伸ばす責任を負う。
が、自分が頑張ることもさることながら、スタッフを含めたキャストのチームワークが番組の成功に不可欠と気づかされた。
撮影の終了をあすに控え、周囲に対する感謝の気持ちが膨らんだ。
松下奈緒は「ゲゲゲの女房」を通じて多くを学んだ。
自分本位でなく、相手を支えることが大切だと…。
そうした気持ちはかならず自分にはね返ってくる。
また、相手に委ねることも大切だと…。
それが夫婦に限らず、人といい関係を築く秘訣と悟った。
私たちは、前者については人生のわりと早い段階で知ることがある。
しかし、後者についてはなかなか思い至らない。
仮に分かったとしても度量が小さく、怖さを拭えず、態度や行動で表せない。
私もそう。
主役を務めた松下奈緒でさえ、「ゲゲゲの女房」のエンディングのイメージが湧かなかった。
台本を手にしてみると、それはとてもほほ笑ましかった。
終わるのに、始まる…。
しかも、半年にわたる大作の着地にふさわしいと感じた。
私も秀逸だと思った。
⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。
「ゲゲゲの女房」は、朝ドラとしては久し振りに国民的な人気を得た。
ここまで成長できたのは、テレビの前の視聴者の応援があればこそ。
放送中、番組公式サイトに多くのメッセージが寄せられた。
演じる側と眺める側の観点の違いに気づかされ、大きな刺激も受けた。
松下奈緒はファンに対する感謝の言葉でインタビューを締め括った。
「ゲゲゲの女房」を通じて一番成長したのは、彼女だ。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
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24日、土曜日に放送が終わった。
そして、26日、月曜日に「てっぱん」が始まった。
私は昭和26年(1951年)生まれ、古風なところがあり、しかも意固地ときている。
「ゲゲゲの女房」を心から愛した日本男児として、中1日で「てっぱん」に乗り替えたら大やけどをする。
予告編で見た、ヒロイン・村上あかりを演じる瀧本美織はとても可愛い。
老いた私でも胸がときめかないわけでない。
正直、「てっぱん」を見たい。
何せ新しい子が好きだ。
が、せめて4〜5日、松下奈緒に操(みさお)を立てると心に誓った。
そうでなければ、男がすたる…。
◇
さて、番組公式サイトに、クランクアップ前日の松下奈緒のインタビューが掲載されていた。
NHKのスタジオに通うことが“日課”になった1年近く。
それが突然、生活から消えてしまうことが不思議と語った。
私にとっても「ゲゲゲの女房」の視聴は習慣だった。
松下奈緒はクランクインした当初、ヒロイン・村井布美枝という大役を任せられ、プレッシャーに押し潰されそうだった。
ゴールまで辿りつけるかどうか不安だらけ…。
しかし、途中からプレッシャーを監督や共演者と分かち合うことを覚え、それほど苦にしなくなった。
私は、松下奈緒は肝が据わっているとの印象を持っている。
いまや「男は愛嬌、女は度胸」。
その彼女にして、大変な重圧を感じていた。
また、「ゲゲゲの女房」は、見合い直後に結婚生活に入るストーリーだ。
二人の関係は当然、手探り状態…。
そこで、松下奈緒は村井茂(水木しげる)役の向井理と距離を置いた。
それは向井理も同じだった。
実際、朝ドラでは、二人は他人行儀だった。
しかし、番組の進行につれて夫婦の距離が縮まり、向井理と距離が近づいた。
⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。
松下奈緒は主役として「ゲゲゲの女房」を引っ張っていかなくてならない立場である。
この朝ドラを盛り上げ、視聴率を伸ばす責任を負う。
が、自分が頑張ることもさることながら、スタッフを含めたキャストのチームワークが番組の成功に不可欠と気づかされた。
撮影の終了をあすに控え、周囲に対する感謝の気持ちが膨らんだ。
松下奈緒は「ゲゲゲの女房」を通じて多くを学んだ。
自分本位でなく、相手を支えることが大切だと…。
そうした気持ちはかならず自分にはね返ってくる。
また、相手に委ねることも大切だと…。
それが夫婦に限らず、人といい関係を築く秘訣と悟った。
私たちは、前者については人生のわりと早い段階で知ることがある。
しかし、後者についてはなかなか思い至らない。
仮に分かったとしても度量が小さく、怖さを拭えず、態度や行動で表せない。
私もそう。
主役を務めた松下奈緒でさえ、「ゲゲゲの女房」のエンディングのイメージが湧かなかった。
台本を手にしてみると、それはとてもほほ笑ましかった。
終わるのに、始まる…。
しかも、半年にわたる大作の着地にふさわしいと感じた。
私も秀逸だと思った。
⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。
「ゲゲゲの女房」は、朝ドラとしては久し振りに国民的な人気を得た。
ここまで成長できたのは、テレビの前の視聴者の応援があればこそ。
放送中、番組公式サイトに多くのメッセージが寄せられた。
演じる側と眺める側の観点の違いに気づかされ、大きな刺激も受けた。
松下奈緒はファンに対する感謝の言葉でインタビューを締め括った。
「ゲゲゲの女房」を通じて一番成長したのは、彼女だ。
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