コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

朝ドラ人気

カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?

NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
尾野真千子がヒロイン・小原糸子を演じている。
落ちる一方だった朝ドラ人気に歯止めをかけた「ゲゲゲの女房」「てっぱん」「おひさま」「カーネーション」。
私は、この4作品のなかでドラマとしての出来が一番いいのは「カーネーション」だと思う。
インターネットで調べたら、“面白さ”のわりに視聴率が伸びていなかった。
もちろん、悪い視聴率でない。
実は、それほどの数字にならないと踏んでいた。

「カーネーション」はいかにもNHK大阪放送局の制作という作品であり、上方喜劇の流れを引いている。
いまは脚本も演出も抑えめだが、やがて小原糸子が働きながら3人の娘を育てる“大阪のおかあちゃん”の奮闘記になるはずなので、ドタバタ調の度合いが増していく(?)。
「カーネーション」の平均視聴率は、首都圏を中心に東日本の視聴者がどう受け止めるかによりかなり左右されるだろう。
岸和田と言えば「だんじり祭」。
血の気の多い博多(福岡)を含む北部九州地区の視聴率がいいのはうなずける。
また、なぜか名古屋地区の視聴率が非常にいい。

「カーネーション」は傑作であり、それ以前の朝ドラ3作品の平均視聴率を大きく超えてもおかしくない。
しかし、視聴者が頭を働かせないと、よさをつかみにくい。
描かれている世界が深いのだ。
なかでもネックになっているのは、「カーネーション」の敷居の高いつくりでないか・・・。
制作陣は、ドラマの入口にちょっとした壁を設けた?
食わず嫌いが多いと、「カーネーション」の平均視聴率は振るわない。

具体的には、オープニングの“格調”の高さだ。
哲学的な雰囲気さえ漂う。
タイトル映像と主題歌が、ドラマのイメージや内容とストレートに結びつかない。
記憶が曖昧ながら脚本家が口にした「下品」と無縁であり、俗っぽさを消している。

「カーネーション」のオープニングには、「ゲゲゲの女房」のたわいなさ、「てっぱん」の楽しさ、「おひさま」の美しさのような“分かりやすさ”が欠ける。
朝から小難しく感じ、このドラマを敬遠する人がいても不思議でない。
高い平均視聴率を取るうえで、私は「カーネーション」の秀逸なオープニングが邪魔をしそうな気がする。

初回放送の冒頭で、ヒロイン・小原糸子を演じる子役・二宮星(にのみや・あかり)と尾野真千子がデュエットしたのも、この朝ドラに対する“親しみ”を醸成するためだろう。
制作陣は、「カーネーション」が難解な印象を与えることを避けたかったに違いない。
このプレミアムシーン(映像)は番組公式サイトに掲載されていた。

ちなみに、私が一番好きなオープニングは「カーネーション」である。

                      ◇◆◇

尾野真千子と朝ドラ「カーネーション」に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年10月31日「威張る小林薫、とぼける麻生祐未…朝ドラ・カーネーション」はこちら。

⇒2011年10月28日「尾野真千子がコシノ三姉妹に対面、夢中のオーラを感じる」はこちら。

⇒2011年10月24日「カーネーション・ヒロイン小原糸子のモデル…小篠綾子」はこちら。

⇒2011年10月21日「尾野真千子・小原糸子の演技、朝ドラ・カーネーションの評判」はこちら。

⇒2011年10月18日「松下奈緒・瀧本美織・井上真央・尾野真千子…朝ドラヒロイン素顔」はこちら。

⇒2011年10月12日「松下奈緒、朝ドラ視聴率・朝ドラ人気回復に最大の貢献!」はこちら。

⇒2011年10月8日「二宮星お多福の演技力…カーネーション・朝ドラヒロイン」はこちら。

⇒2011年10月5日「尾野真千子カーネーション視聴率…井上真央おひさまに及ばず」はこちら。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

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中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
ヒロイン・村上あかり役を生き生きと演じる瀧本美織が、ベテランを含めた出演者を最後まで引っ張った。

この朝ドラの盛り上げに一役買っているのが、中村玉緒のナレーションである。
とくに2月頃から話し方もトーンも変わり、エンジン全開になってきた。
私は、中村玉緒が「てっぱん」のシナリオの破綻というか無理難題に“ツッコミ”を入れ、かなりカバーしていると感じた。
さすが・・・。

以下は、「てっぱん」公式サイトによる。

中村玉緒は、ナレーションは初経験とのこと。
ずっと前からやってみたかった。
ときにドラマや出演者に話しかけるが、出しゃばりすぎてはいけないと戒めた。
あくまで「黒子」を自覚し、全体の邪魔にならないように“さじ加減”に気を配った。
ナレーターと役者の距離感を大切にするため、「てっぱん」の撮影スタジオにほとんど顔を出さなかったようだ。

視聴者はもちろん、出演者の感想が耳に入ってくることがある。
評価が高い。
この朝ドラの人気に貢献している。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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