コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

本田真凜平昌

平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい

フィギュアスケート女子シングル平昌五輪代表にだれが選ばれるのでしょう。
オリンピックシーズン、それも本番が近づくにつれて日本勢の伸び悩みが目立ちはじめました。

女子シングルは日本で行われるフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルにだれも出場できない事態もありえます。
一番結果を残したのは、ロシア杯3位、中国杯2位の樋口新葉です。

エース・宮原知子はけがの回復が相当遅れました。
浅田真央が不在や不調のときに女子シングルを牽引してきましたので、気の毒でした。
この選手が練習に取り組む姿勢は素晴らしい。
が、最近になって復帰したばかりですので体力が戻らず、調子が整いません。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

三原舞依は昨シーズンの躍進に急ブレーキがかかりました。
むしろ得点を下げているように感じます。
ノーミスで滑ったNHK杯のフリースケーティングでさえ得点を伸ばせませんでした。
重圧(プレッシャー)と緊張から持ち味の安定感が消えました。
動きでも衣装でも海外勢に埋没気味です。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

樋口新葉は突如成長を遂げたように見えます。
しかし、これまでを振り返ると、期待の高まりに押しつぶされるような演技に終わっています。
正直、いま一つ活躍に信頼を置けません。
ただし、パワーがあり、演技の力強さは海外勢にあまり見劣りしません。
中国杯での覚醒は、はたして本物でしょうか。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

シニアデビュー、資質に恵まれた本田真凜は私が期待したような成長が見られません。
業を煮やした濱田美栄コーチから「練習が足りない」といった厳しい叱責を受けています。
シニアのトップクラスで戦う覚悟が決まっていないのでしょう。
ジュニアで1年前はそれなりの勝負を挑めたロシアのアリーナ・ザギトワが劇的に得点を伸ばしたことを考えると、本田真凜にその可能性がまるでないと言い切れません。
スイッチが入っているといいのですが・・・。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権2017は、このブログで幾度か述べたように有力候補が低得点に留まるかもしれません。
採点が甘くても 210点台がやっという争いになりそうです。
平昌五輪の表彰台に立てません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

今回は全日本選手権の一発勝負がいいと思います。
それがもっとも公平な選考になると思います。
過去の実績もほとんど参考になりません。
1位と2位がそのまま平昌五輪に出場するのが揉めません。

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本田真凜の名言・・・シニアデビューで連発

ソルトレークシティーで開催されるフィギュアスケート・USインターナショナルクラシック。
本田真凜が出場します。

最終調整ではフリースケーティング(FS)で滑る「トゥーランドット」の曲を流し、3回転の連続ジャンプなどを確認しました。
その際に、酸素が薄い高地の試合では「気合が大事」と語りました。
「シニアデビューは1回しかない」。
どちらも「なるほどなぁ」と感心させられる名言です。

女子ショートプログラム(SP)が行われました。
本田真凜は昨シーズンの曲「スマイル」をノーミスで滑り、自己ベストに近い得点で首位に立ちました。
すべてのジャンプに加点がついています。

彼女の実力に照らせば驚くほどのことでありませんが、とんでもない失態を犯しています。
何と6分間練習が始まる15分前に衣装をホテルに忘れたと気づきました。
届いたのは直前の3分前でした。
したがって、カップラーメンをつくるくらいの時間しか残されていませんでした。

焦ったお蔭でしょうか。
「体力面の不安も吹っ飛んで自分が納得のいく演技ができた」。
大物という言葉は彼女のためにあります。

ハプニングで緊張がほぐれたとのことですから、代表として臨む可能性の高い平昌五輪でもどうか衣装を忘れてください。

◆書き加え(9月17日)

本田真凜がFSでもジャンプを次々と決め、圧勝を収めました。
(1つのトリプルジャンプがダブルジャンプになったほかはきちんとまとめました。)
2百点に届かなかったとはいえ、2位に約15点差をつけました。
おめでとう。

会場は標高1300メートルにあります。
フィニッシュポーズを解くとふらつき、かろうじて笑みを浮かべました。
しかし、リンクを降りた途端に椅子に座り込み、キス&クライにたどり着けませんでした。
私は講師稼業で幾度も経験しましたが、酸欠状態でしょう。
(機関銃のように言葉を発していた頃は酸素ボンベを持ち歩いていました。)

本田真凜は最高の形でシニアデビューシーズン、そしてオリンピックシーズンのスタートを切りました。
ファンどころか国民の期待がどんどん高まっていきます・・・。

⇒2017年9月12日「本田真凜は表現の天才、即興も自在」はこちら。

⇒2017年5月5日「本田真凜はなぜうずうずしているのか」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月5日「華のある本田真凜の3姉妹と兄の競演」はこちら。

⇒2017年3月26日「本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点」はこちら。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点

15歳の本田真凜はつねに心が開いていて、とても素直です。
しかし、濱田美栄コーチの指導については鵜吞みにするのでなく自分なりに翻訳し、どうするかを判断しているようです。
こんなことを言ってしまっていいかどうか、本田真凜がいくらか濱田美栄コーチをコントロールしているように思えてきます。

例えば、日本企業では部下は上司に従い、プロ野球では選手はコーチに従うことが謙虚であり美徳とされてきました。

しかし、本田真凜は練習でも調整でも「マイペース」を崩しません。
自分の心の状態を見つめながら、あくまでも自分の頭で練習を組み立てています。
「我流」を貫きますが、かたくなでなく柔軟性があります。
日本の選手にありがちな窮屈な真面目さを感じさせません。

本田真凜は春から高校に入学し、シニアに転向します。
十代後半に入り、女性のフィギュアスケーターとしては難しい時期に差しかかります。
そこを乗り越えられるなら、本田真凜は次世代のスターになる実力、そして聡明さを持っています。
もともと浅田真央に劣らない天性の「華」を備えています。

本田真凜がシニアでの戦いの厳しさを感じるのはこれからです。
ファンどころか国民の期待の高まりを感じるのもこれからです。
オリンピックが迫るにつれ、緊張と重圧がどんどん増していきます。

そのときにいまのままでいられるかどうかは分かりません。
本田真凜は「危うさ」と紙一重ですが、勢いと自由奔放さにあふれ、とても気持ちがいい。
大一番で勝ってしまいそうな予感もあります。

この選手はコメントを発して自らを解放し、「楽」にしているように見受けます。
国民の熱狂度が日本と比較にならない韓国の金妍児(キム・ヨナ)もそうでした。
オリンピックで勝利を収める選手にかなり共通しています。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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