本田真凜とラファエル・アルトゥニアンコーチ
注目はジャンプの出来と自己ベストの得点

私はウェブで本田真凜に関する情報に触れました。
久しぶりです。

本田真凜は濱田美栄コーチのもとを去り、今春から練習拠点をロサンゼルスに移しました。
そして米国のネイサン・チェンなどを擁するラファエル・アルトゥニアンコーチに師事しています。
同コーチは世界選手権で5度の優勝を誇るミシェル・クワンも育てています。
軽井沢での強化合宿の際に、新生活について「言葉と食事のほかはすべてよかった」と語っていました。

私は本田真凜が「練習嫌い」という噂を聞いたことがあります。
しかし、たとえライバルが欠場したとはいえ、実力なしに世界ジュニア選手権で金メダルを獲れるはずがありません。
トップスケーターと比べ、いくらかは必死さに欠けているくらいだと思っていました。
その後、生まれ持った才能と感性であそこまで滑れたのだということが分かりました。
(むろん練習を積んでいることは知っています。)

本田真凜は、スケート中心の生活に変わり、朝から夕方まで氷上練習や陸上トレーニング、ダンスなどに費やしています。
しっかりと目標を持てるようになり、練習のありようが違ってきました。
オン・オフの切り替えをしやすいのも性分に合っているのでしょう。

今シーズンはショートプログラム(SP)が「セブン・ネーション・アーミー」、フリースケーティング(FS)が「ラバーズ」です。



フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ初戦「スケートアメリカ」が19日(日本時間20日)にワシントン州エバレットで行われます。
そこに、本田真凜が登場します。

「SPもフリーも自己ベストを目指す」と語った本田真凜は公式練習の3回転ジャンプで転倒する場面がありました。
ラファエル・アルトゥニアンコーチの教えでジャンプの跳び方や前後のステップを変えました。
オリンピックシーズンと重なったシニアデビューシーズンは大きな壁にぶつかり、伸び悩みました。

公式練習では2連覇を目指す宮原知子や坂本花織も滑りました。
とりわけ平昌五輪日本代表の2選手には負けたくないでしょう。
私は新生・本田真凜を見られることを楽しみにしています。

SPは20日(同21日)、FSは21日(同22日)になります。

category:本田真凜ブログはこちら。

◆書き加え(10月21日)

SPの出来は素晴らしかったと思います。
私は素人なので、どうも回転不足の判定が腑に落ちません。
得点は伸び悩みましたが、気落ちせずにFSで巻き返してください。
華があり、演技の艶(つや)に魅せられます。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年4月29日「本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化」はこちら。

⇒2017年12月21日「本田真凜は一発逆転、金の鳥と平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年12月15日「残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂」はこちら。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

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