コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

村上佳菜子

浅田真央に続き、村上佳菜子が現役引退

フィギュアスケートの女子シングル。
26歳の浅田真央に続いて、22歳の村上佳菜子が現役を引退しました。
世界国別対抗戦のエキシビションのリンクで花束を受け取りました。
その後に取材に応じ、自らを幸せものだと称しました。

私は正直、ちょっと早いかなと思う気持ちがないわけでありません。
しかし、本人としてはこれが精一杯だったのでしょう。

現役引退は2016年全日本フィギュアスケート選手権でフリースケーティング(FS)を滑り終えた直後に決めたそうです。
自分が理想とする演技を見せ、山田満知子コーチ、樋口美穂子コーチと抱き合って涙を流しました。

そうなると、浅田真央と同じタイミングです。
ただし、浅田真央は多くの関係者と調整を行う必要がありましたので、最終決断はもっと遅くなったのでないでしょうか。
浅田真央が「お互い頑張ったよね」と声をかけたそうです。



村上佳菜子のデビューは鮮烈でした。
私は才能に恵まれた女子選手が現れたものだと驚きました。
笑顔が屈託なく、表現が豊か、動きが弾けるように大きかった。
同年齢の羽生結弦とともに日本のフィギュア界を背負う存在になると思いました。

中学3年生で出場した2010年世界ジュニア選手権で金メダルを獲得しました。
シニアデビューを果たした2010年シーズンにフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカで優勝を収めています。
さらに、グランプリ(GP)ファイナルに進出して表彰台に上りました(3位)。

村上佳菜子は一躍脚光を浴び、この頃はまぶしいくらいの輝きを放っていました。
世界フィギュアスケート選手権は2011年(2010年シーズン)から5年連続で代表に選ばれています。

2014年ソチ冬季五輪でイタリアのカロリーナ・コストナーの演技に改めて魅せられ、これ以降はそれをイメージしながら練習に励みました。

が、ソチ五輪後の世界選手権が終わり、鈴木明子が現役を退き、浅田真央が休養に入りました。
二人の先輩が消え、村上佳菜子は引っ張っていかなければならない立場になりました。
ファンの期待も集中し、重圧がのしかかりました。

2014年全日本選手権ではショートプログラム(SP)のジャンプで回転不足を取られ、9位に留まりました。
総合でも5位と表彰台を逃しました。
精神的なダメージは相当大きかったようです。
懸命にジャンプの修正に努めましたが、大会での得点も順位も低迷から抜け出せませんでした。
(女性特有の体のバランスの変化に苦しんでいるようにも見えました。)
2016年(2015年シーズン)についに世界選手権への連続出場が途絶えました。

村上佳菜子は結果を残せず、試合も練習も怖いと感じた時期がずっと続きました。
自分とぎりぎりのところで戦っていたのでしょう。
「ここで逃げ出したら何も乗り越えられない」と言い聞かせ、全日本選手権に臨んだそうです。

村上佳菜子は緊張しやすく、大舞台に強いという印象がありません。
しかし、最後の試合で力を出し尽くしました。

今後は、プロスケーターとしてアイスショーに出演します。
また、いつかは指導者になりたいという夢を持っています。

選手としての才能を存分に開花できなかったのは残念です。

◇◆◇

村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年11月4日「村上佳菜子、スランプから復調か…ソチ代表」はこちら。

⇒2013年10月15日「村上佳菜子、ソチ五輪代表3枠入り」はこちら。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

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浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルの浅田真央が出場することになりました。
フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズでの惨敗後、佐藤信夫コーチがコンディションの悪さを明かした際に「病院」という言葉を使っていました。
今大会のための練習は何とか積めたようです。

さて、その公式練習が行われました。
浅田真央は代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に4度挑みましたが、どれも失敗しました。
ただし、3回転のコンビネーションジャンプは成功させたようです。

⇒2016年12月22日「浅3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。

マスコミ報道によれば、大技解禁の可能性が高まってきたとのこと。
本番でスイッチが入れば跳べるかもしれないという意見があります。
しかし、平昌五輪のプレシーズンに大きなリスクを取ることにどれくらいの意味があるのでしょう。
ここで体をさらに痛めると、オリンピック出場を諦めざるをえなくなります。
休養後の現役復帰の目標はそこにあったはずです。

私自身は全日本選手権での美しい演技を望んでいます。
ミスや転倒のない浅田真央をもう長い期間にわたって見ていません。
難度、したがって得点を落としてもそうしてほしいと思いますが・・・。

⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。

本人によれば、今シーズンで一番調子がいいとのこと。
トリプルアクセルを入れたがっています。

浅田真央の全日本選手権出場に胸をなでおろしているのは、フジテレビとスポンサーでしょう。
浅田真央と羽生結弦の二人のスーパースターが不在ではテレビ視聴率は目も当てられないところでした。

⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。

いまだに圧倒的な人気を持つ浅田真央がテレビ視聴率を救った格好です。

私は、26歳の浅田真央がベテランらしい円熟の演技を見せられれば、いくらか優勝争いに絡めると思います。
何年も苦しむ村上佳菜子にも復活を遂げてほしい。
この子はまだ22歳です。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月22日「浅田真央と宇野昌磨、二人の全日本フィギュア」はこちら。

⇒2016年12月22日「浅3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。

⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。

⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。

⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。

⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。

⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。

⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。

⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。

⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。

⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。

⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。

⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。

⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。

⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。

⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。

⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。

⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。

⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。

⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。

⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。

⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。

⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。

⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。

⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。

⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。

⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。

⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。

⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。

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ソチオリンピックの開幕が近づく

皆さま。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

いよいよソチオリンピックの開幕が近づいてきました。
フィギュアスケートは、女子シングルが鈴木明子、浅田真央、村上佳菜子、男子シングルが羽生結弦、町田樹、高橋大輔が出場します。
団体戦も行われます。
フィギュアスケートのほかにも、高梨沙羅が出場する女子スキージャンプなど、楽しみな種目がたくさんあります。
日本勢の活躍を祈っています。

私は仕事を回し切れなくなり、11月下旬頃からブログの更新が滞っています。
日々の励みにしていましたので、早く元の状態に戻したいと思います。
以下は、私のバタバタの年末です。

◇12月26日
家族と「クリスマス・イブ」を楽しみました。
焼肉をいただきました。
世間より2日遅れてしまいました。

◇12月27日
家族と「クリスマス・イブ」を楽しみました。
ケーキをいただきました。
世間より3日遅れてしまいました。

印刷会社から1冊目の営業本『社長虎の巻 結果を出せない営業はこう立て直す』の校正があがってきました。
シンプルですが、書体とレイアウトにこだわりましたので、美しいと思います。
肝心の中身(内容)も30回、40回は練り直しを行いましたので、まあまあだと思います。
5〜6年前から十年ほど前にできた叩き台の原稿に、しつこく手を加えて2010年終わりに完成させました。
そこから3年間、さらにいやというほど手を加えました。

私は、年内は2冊目の営業本『御社の営業をよくするヒント』の編集と装丁に追われます。
ほかにも仕事が溜まっていますので、1冊目の校正を行えるのは、1月3日〜5日になります。
むろん、著者は著者校正しか行えませんので、私以外に校正をやってもらっています。
書いた本人はそれが正しいと思い込んでいると、間違いを見つけられません。
仕事始めの1月6日朝一に印刷会社に戻します。
発売日が次第に迫ってきました。

2冊目は読み物ですので、実務書の1冊目の半分から3分の1程度の手間しかかかっていません。
それでも十数回は練り直しを行いましたので、こちらもまあままだと思います。
激辛のアドバイスを期待していた友人から「圧巻!」という予想外の感想をもらいました。
私の40年以上の「営業哲学」が詰まっています。
おもに社長などの取締役に「営業を語らせたら天下一品」「理詰めなのに感動がある」といった過分の賛辞をいただいた、私の営業・経営講演集です。

20年弱でこつこつと書き溜めてきた原稿が山のようにありますので、東京オリンピックの開催までに20冊前後は世の中に送り出したいと考えています。
いくらかボケ防止にもなるでしょう。

◇12月31日
完成していたはずの原稿がそうでなく、手を入れはじめたら滅茶苦茶に壊れた・・・。
そんな悪夢にうなされ、今朝は目覚めました。
かなりの大声を出したようです。
本を出そうと決めた今年は夢のなかでもブラッシュアップの作業と苦闘し、8月下旬頃から次第にひどくなりました。
11月と12月は連日のようにうなされ、そうでなくても短い睡眠が幾度も中断されました。

今夕、予定どおり、2冊目の営業本『御社の営業をよくするヒント』の編集と装丁を終えました。
印刷会社にいつでも入稿できる状態になり、感無量。
装丁は超シンプルですが、美しいと思います。
正直に言うと、素人なので簡単なデザインしかできません。
何せワードでつくっています。

1冊目の営業本『結果を出せない営業はこう立て直す』は完成度が高い実務書ですが、読んでいて自分でも胸が苦しくなり、息が詰まります。
それに対し、2冊目は読んでいて自分でも面白いし、ときに感動したりする読み物です。
会場が凍りつき、参加者が減っていく、楽しい講演集がベースなので、強烈な刺激が満載です。

1冊目との兼ね合いもあり、いつ刊行するかはこれから考えます。
ソチオリンピックとぶつかるのを避けたい気持ちもあります。
国民の関心が五輪に集中しますので…。
ひょっとすると3月上旬に先延ばしするかもしれません。

私にとり実質15年ぶりの出版の前祝いを兼ね、大晦日恒例のすき焼きを、例年よりはずみました。
夕食後に疲れが一気に出て、うとうとして目覚めると午後11時半になっていました。
私は「紅白歌合戦」を見る習慣がまったくありません。
自宅でのデスクワークの際につけっ放しにしていた書斎のテレビも、本を出すと決めた昨年2〜3月頃に、知的生産性を高めるために処分しました。
そうでなければ、昨年中に1冊目の原稿を終えるのが精一杯だったかもしれません。

私は満腹でしたが、やはり毎年恒例の年越しそばをいただきました。

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浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権

来年1冊目の営業本『結果を出せない営業はこう立て直す』は、年内に印刷会社から校正が出てきます。
正月休みが長いので(9連休)、本になるまでもう少し時間がかかりますが、間もなくです。
二転、三転し、紙の本だけにしました。

また、2冊目の営業本『御社の営業をよくするヒント』は、原稿が終わりました。
ソチオリンピック出場にかけるフィギュアスケートの選手たちの頑張りに刺激されながら、何とか仕上げました。
予定より早く進み、自分でも驚いています。
信じられないくらいの集中力を保てました。

ブラッシュアップをかけたのは、1冊目が30〜40回、2冊目が十数回です。
これは、力の入れ具合の差でなく、前者が実務書系、後者が読み物系という性格の違いです。
2冊目は年内に編集と装丁が終わり、いつでも印刷会社に入稿できる状態になります。
が、1冊目との兼ね合いもあり、どうしたものかと迷っています。
正月にじっくりと結論を出します。
もう1回くらい原稿に手を入れるかもしれません。

また、『営業に関する最高の教え』(営業マン向け)と『御社の営業が強くならないワケ』(経営者向け)の原稿もおおよそできています。
こちらはそれぞれ後6〜7回手を入れようと考えており、そうなると3〜4月に原稿が終わるでしょうか。
6〜7月に刊行することになると思います。

話は変わります。
「全日本フィギュアスケート選手権2013」。
エキシビションが火曜日に行われました。
私は仕事に猛烈に追われ、手を止めてテレビを見たのは浅田真央だけです。
演技もさることながら、全身からあふれる美しさに感嘆しました。
大人の女性になり、それに一段と磨きがかかりました。
オリンピックの舞台で、この天使を戦わせていけないのでないかと思えるほどでした。

また、私は織田信成の現役引退発表に感動しました。
高橋大輔とともに長く男子シングルを盛りあげてきました。
彼は激情家であり、競技上ではときにマイナスになったかもしれません。
しかし、他人にも我がことのように感情移入ができ、周囲から愛されてきました。
鈴木明子や村上佳菜子にねぎらわれ、大勢のファンに見守られての引退は幸せだったでしょう。
お疲れさまでした。

おそらくフィギュアスケートと何らかの関わりを持つことになると思いますが、第二の人生をしっかりと歩んでください。

◆書き加え1(12月26日)

私は、ソチ代表選考漏れの小塚崇彦について思うところがあった。
25日のブログでそれを取りあげる予定だったが、仕事に追われて時間を割けない。
日を改めて・・・。

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高橋大輔はなぜ人騒がせなのか?

きのうのブログ「高橋大輔をソチ代表から外すべきでない」に続いて・・・。

⇒2013年12月23日「高橋大輔をソチ代表から外すべきでない」はこちら。

「2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)」の日本代表最終選考会を兼ねる「全日本フィギュアスケート選手権2013」が終わった。
私は仕事の都合で、きのうの女子フリースケーティング(FS)と選考結果発表を見られなかった。

ネット情報で知り、驚いたのは女子シングルの順位だった。
そして、もっと驚いたのは鈴木明子の得点だった。
村上佳菜子の得点もかなり高い。
国内大会なので甘めの採点になるのかもしれないが、それにしてもすごい。

妻によれば、鈴木明子の演技は競技人生最高の出来栄えらしい。
現役最後のシーズンに初の全日本制覇を飾った。
28歳の快挙。
気が遠くなるほど長い摂生と精進、鍛練の賜物である。
素晴らしい! おめでとう!

また、村上佳菜子の号泣はなかったそうだ。
どうやらショートプログラム(SP)で水が枯れた。
ソチでは感情の起伏を抑え、落ち着いて滑ってほしい。

ところで、男子シングルのソチ代表。
私は、高橋大輔が選ばれることを望んでいたので、フリーでは4位確保に徹してほしかった。
ならば、代表選考がややこしくならない。
しかし、高橋大輔は3位狙いに挑み、5位に落ちた。

⇒2013年12月20日「高橋大輔は4位でもソチ代表…全日本フィギュア」はこちら。

この順位だと、さすがに選ぶ連盟にもためらいが生じる。
私は、肝を冷やした。

が、この挑戦こそ、高橋大輔たるゆえん。
また、そうした気概を持ちつづけたからこそ、今日まで世界のトップクラスとして戦ってこられた。
フリーの選曲「ビートルズ・メドレー」もその一つ。
彼の持ち味が詰まっており、ファンへの大きなホスピタリティ(おもてなし)と深い感謝が感じられる。
経験が豊富なので(←年寄りのこと)、SPを含め、かつてのプログラムを再生する選択もあったのに・・・。

我らが高橋大輔は人騒がせである。

⇒2013年12月22日「羽生結弦、ソチ金メダルの演技…全日本フィギュア」はこちら。

惜しくも代表切符を逃した小塚崇彦には、心から「お疲れさま」と言いたい。
全日本フィギュアでは、このところの不振を吹き飛ばすプライドに満ちた演技を示した。
選考漏れの痛手から立ち直り、4年後の平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)で悔しさを晴らしてほしい。
すでに24歳。
現役引退が頭をかすめて不思議でないが、私はまだ十分にやれると思っている。

⇒2013年12月23日「高橋大輔をソチ代表から外すべきでない」はこちら。

代表切符に手が届きそうだった織田信成にも「お疲れさま」と言いたい。
夫として父として、愛する妻と子どもに希望に満ちた演技を見せられた。
立派だった。

やはり代表切符に手が届きそうだった宮原知子にも「よく頑張った」と言いたい。
これから難しい時期を迎えるのかもしれないが、4年後に日本の女子シングルをけん引している可能性がある。
これからだ。

私は、出場全選手に敬意を表する。

いざ、ソチオリンピックへ!
大所帯の日本勢には、まとめ役が必要だ。
まして「団体戦」が行われる。
私は、高橋大輔が選ばれて当然と考えている。
(後で、満場一致での選出だったと知った。)

なお、「世界フィギュアスケート選手権2014」も同じメンバーが選ばれた。
全日本フィギュアと同じ「さいたまスーパーアリーナ」で行われる。

私は、深夜1時前後にスポーツニュースでダイジェストを見た。
会場は大変な盛りあがりだった。
印象的な映像が流れたので、あすのブログで触れたい。

◆書き加え1(12月26)

私は、ソチ代表選考漏れの小塚崇彦について思うところがあった。
25日のブログでそれを取りあげる予定だったが、仕事に追われて時間を割けない。
日を改めて・・・。

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安藤美姫よ、ここでやめたら悔いを残す

「全日本フィギュアスケート選手権2013」。
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われた。

私の最大の注目は安藤美姫。
一言でいえば、彼女自身に感動した。
表情から、全日本の大舞台で演技を行える喜び、そして自分を応援してくれたファンへの感謝がこぼれていた。
彼女は、本来の滑りが戻っていない。動きが鈍いし、切れが悪い。
しかし、私はよくぞここまで演技を高めたと感心した。
ジャンプを含め、素晴らしかった。

浅田真央は、演技はもちろん、表情と全身に大人の女性らしい美しさがあふれていた。
とてもきれい。
私の最大の関心は、先日のブログで述べたとおり、彼女がどれくらいの合計得点を叩き出すかである。
それにより「2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)」における韓国のキム・ヨナ(金妍児)との一騎打ちの行方もおおよそ予想できる。
女子シングルのトリプルアクセルは、せめて皆が当たり前のように跳ぶ男子シングルの4回転ジャンプ並みに基礎点を引きあげてほしい。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

鈴木明子と村上佳菜子の二人の実力者は、ソチオリンピックへの最大関門に調子のピークを合わせてきた。
これも先日のブログで述べたとおり、女子シングルの日本代表は3選手で決まりそうだ。
宮原知子が得意のフリースケーティング(FS)で得意のジャンプをことごとく成功させ、かつ鈴木明子と村上佳菜子に大きなミスが出れば話は別だが・・・。
村上佳菜子には、号泣はフリーの後まで取っておいてほしかった。
愛嬌があり、彼女らしいといえば彼女らしい。

安藤美姫について・・・。
「今シーズンでやめると、かならず悔いを残す」と言いたい。
私はSPを見て、彼女の類まれな才能と体力を改めて感じた。
出産して1年も経っておらず、信じられない。

私はこのブログで、「2018年平昌冬季五輪(オリンピック)」に出場すべきだと述べた。
半分は本気でそう願い、半分は正直難しいと思う。また、本人に酷だとも思う。
しかし、安藤美姫は後1〜2シーズンならトップクラスの選手としてやっていける。
私は素晴らしい成績を残せると考えている。

アスリートにとりオリンピックが最大の目標というのは理解できるが、毎シーズン「世界フィギュア選手権」が行われる。
その年の世界一(世界王者・女王)を決める大会である。

一流の選手には、実績にふさわしい幕引きがある。
安藤美姫は、日本でも世界でも頂点を極めている。
このまま引退しては、物足りなさや後味の悪さを覚えるフィギュアファンも出てくるはずだ。

安藤美姫はおもに個人的な事情が原因で、長く滑れない期間が続いた。
自分自身と冷静に向かい合うことができ、フィギュアスケートへの愛情と情熱を取り戻した。
彼女は心底、好きなのだ。

私は、安藤美姫が全日本フィギュアを最後の舞台にするのは中途半端だし、もったいないと思う。
来シーズンは今シーズンより調子が上がるのは間違いない。その次はもっと上がるかもしれない。

安藤美姫には、大勢のファンに深い感動を与えらるだけの十分な余力が残されている。

               ◇◆◇

安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年11月21日「安藤美姫、さみしすぎる引退…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年10月25日「安藤美姫、平昌五輪でキム・ヨナと戦え!」はこちら。

⇒2013年10月21日「安藤美姫は平昌オリンピックを狙える!」はこちら。

⇒2013年10月19日「安藤美姫、全日本選手権3位以内への課題」はこちら。

⇒2013年10月6日「フィギュア日本女子代表選考レースは混戦」はこちら。

⇒2013年9月28日「安藤美姫、SPマイウェイとFS火の鳥でソチへ」はこちら。

⇒2013年8月18日「華原朋美と安藤美姫…行方不明の噂」はこちら。

⇒2013年7月21日「安藤美姫、人はつまずくために人生を歩む」はこちら。

⇒2013年7月12日「安藤美姫演技…優しく豊かな情感で包み込む」はこちら。

⇒2013年7月7日「安藤美姫、出産・子育て・未婚でソチ表彰台へ」はこちら。

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浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!

きのうのブログ「高橋大輔は4位でもソチ代表…全日本フィギュア」はこちら。

⇒2013年12月20日「高橋大輔は4位でもソチ代表…全日本フィギュア」はこちら。

「全日本フィギュアスケート選手権2013」が行われる。
「2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)」の日本代表選考会を兼ねている。
日本のシングルは、男女それぞれ3枠である。
だれが代表切符をつかむのか、国民の関心が爆発的に盛りあがっている(おそらく)。
私は、この1カ月弱、新聞もテレビもまったくと言っていいほど見ていない。ネット情報もほとんど…。
世相や社会の出来事にうとくなり、怖い。

きょうのブログは、ソチ代表選考レースについて綴ってみたい。
ネット情報に当たる時間がなかった。

女子シングルは、浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子の3選手で決まりだろう。
未曽有の混戦模様の男子シングルと比べれば予想しやすい。
といって、日本代表になるのが楽だとはむろん思っていない。

村上佳菜子は昨シーズンから不調が目立ちはじめた。
私は、女性に特有の体の変化が原因かと思っていたが、それに加えて本人の体質も原因かもしれないと感じた。
高難度ジャンプが壊れて得点を出せないと自信を失い、演技全体に悪影響が及ぶ。
ここまでは技術も表現も精彩を欠いている。
彼女がシニアデビューして1〜2年、私は素晴らしい才能が現れたと思った。
天真爛漫な笑顔が強い輝きを放っていた。
演技後の泣き出しそうな表情を見ると、こちらがつらくなる。
何とかソチへ行ってほしい。

米国選手だが、私が成長を期待した長洲未来の伸び悩みに通じるところがあるのだろうか。
体のバランスがちょっと変わるだけで滑りに大きな影響が出るフィギュアスケートでは、大人になる壁を乗り越えなければならない女子選手がとくに大変そうだ。

現役引退確実の鈴木明子は円熟の演技を見せている。
やわらかな安定感もある。
彼女がごく普通に実力を出せれば、代表切符は間違いない。
しかし、緊張がひどいのか、ほんとうの勝負どころで落胆する表情を見せてきた。
競技人生の集大成として、ぜひソチへ行ってほしい。

代表選考レースの台風の目になるとしたら、宮原知子(みやはら・さとこ)である。
得意の高難度ジャンプをほとんど決め、しかも村上佳菜子や鈴木明子が不本意な得点に留まれば、表彰台にのぼるかもしれない。
2位ならソチ代表に選ばれると思うが、3位だとどうなるのだろう。

浅田真央は全日本フィギュアに関してはゆうゆう1位になる。
が、彼女の場合は、オリンピックの舞台で韓国のキム・ヨナ(金妍児)に勝てるかどうかだ。
私は浅田真央を応援しており、本人が金メダルを望んでいるので、ぜひ獲ってもらいたい。
全日本フィギュアでトリプルアクセル(3回転半)を3回跳ぶのだろうか。
私の最大の関心は、彼女がどれくらいの合計得点を叩き出すかである。
個人的には、女子シングルのトリプルアクセルの基礎点を引きあげてほしい。

オリンピックでは地元の応援に背中を押されるロシア選手を侮れないとしても、私は実質二人の優勝争いになると思っている。

浅田真央は現時点の高難度ジャンプの成功率を考えると、それがいくらか高まったとしても、厳しい戦いになりそうだ。
むろん、キム・ヨナの調子次第だが、そこそこ好調な状態で臨むときわめて手ごわい。
主要大会に出ていないので、コンディションは不明だ。

安藤美姫は、体力と筋力、調子の回復が間に合わない。
出産後たいした時間が経っていない。
しかし、このブログで幾度か述べたとおり、2018年平昌冬季五輪(オリンピック)がある。
彼女に失礼な言い方になるが、失うものは何もない。
開き直り、貪欲に目指してほしい。
図抜けた才能と強い体力に恵まれており、子どもを授かって精神面が安定してきたので、私は4年後も十分にやれると思っている。
奇跡に近い演技を行い、2位に入るようなことがあればソチ代表に選ばれるのだろうか。
1位に限定されると、絶望的である。
いまできる最高の演技を見せてほしい。

私は、ほぼ同時期に刊行する2冊目の営業本『御社の営業をよくするヒント』の原稿の最終仕上げに追われている。
しかし、全日本フィギュアの主要選手の演技だけは仕事の手を休め、かならず見る。
出場全選手の健闘を祈る。

                      ◇◆◇

フィギュア女子シングルに関するブログは以下のとおり。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

⇒2013年11月20日「浅田真央、ボクサー転向で東京五輪出場か」はこちら。

⇒2013年11月10日「浅田真央は金妍児を上回れるか…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月26日「浅田真央、現役引退から現役続行へ!」はこちら。

⇒2013年10月20日「浅田真央、GPシリーズ&ファイナルは無敵」はこちら。

⇒2013年10月13日「浅田真央の人気、高橋大輔の人気」はこちら。

⇒2013年10月12日「浅田真央の伸び代…キム・ヨナの高得点」はこちら。

⇒2013年10月10日「浅田真央調子…ソチ五輪へ開き直りと悟り」はこちら。

⇒2013年10月8日「浅田真央、ソチで高得点へ…タラソワ振り付け」はこちら。

⇒2013年10月6日「フィギュア日本女子代表選考レースは混戦」はこちら。

⇒2013年11月4日「村上佳菜子、スランプから復調か…ソチ代表」はこちら。

⇒2013年10月15日「村上佳菜子、ソチ五輪代表3枠入り」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2013年11月21日「安藤美姫、さみしすぎる引退…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年10月25日「安藤美姫、平昌五輪でキム・ヨナと戦え!」はこちら。

⇒2013年10月21日「安藤美姫は平昌オリンピックを狙える!」はこちら。

⇒2013年10月19日「安藤美姫、全日本選手権3位以内への課題」はこちら。

⇒2013年10月6日「フィギュア日本女子代表選考レースは混戦」はこちら。

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村上佳菜子、スランプから復調か…ソチ代表

フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)第3戦「中国杯(中国大会)」が行われている。
女子シングルに、18歳の村上佳菜子(むらかみ・かなこ)が出場している。
今シーズンの初戦だ。

村上佳菜子は3年前、グランプリファイナル(GPファイナル)で銅メダルに輝いた。
無邪気な笑顔がまぶしかった。
が、ここ2シーズンはGPファイナル進出を逃した。

思春期の体の変化が、村上佳菜子の滑りのバランスを崩したのかもしれない。
長いスランプに陥った。
村上佳菜子は全日本フィギュア選手権2012で復調の兆しを見せ、浅田真央に次ぐ2位となった。

村上佳菜子は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)に年齢制限で弾かれた。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)に出るとの強い決意で中国杯に臨んでいる。
ショートプログラム(SP)が「スウィング・メドレー」。
フリースケーティング(FS)が映画「愛のイエントル」より。

そのSPが行われた。
村上佳菜子は冒頭、2回転半ジャンプを決めた。
後半、2連続3回転トゥーループで2つ目が回転不足になった。
3回転フリップも回転不足に…。
減点が響き、4位と大きく出遅れた。
ミスの続いた練習の不安が的中した。

村上佳菜子は、感情を出せるように練習してきたというフリーでの巻き返しを誓った。

                       ◇

安藤美姫は、全日本フィギュア選手権2013に間に合わせるのが厳しそうだ。
また、表彰台にのぼっても、ソチオリンピックの代表切符が保証されるわけでない。

そうなると、女子シングルはおおよそ無風状態になる。
(私は、すべての選手が必死に練習に取り組んでいることは承知している。)
ソチ代表は、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子の3選手で決まりか。

もしも後を追いかけてくる選手がいるとしたら、今シーズンにシニアデビューを果たした宮原知子(みやはら・さとこ)だろう。
彼女は強気の高難度ジャンプが決まると、得点を伸ばせる。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

◆書き加え1(11月3日)

フリーが行われた。
村上佳菜子は得点を伸ばせず、4位に終わった。
SPとイメージを変え、大人のしっとりとした演技を見せた。
後半、2つのジャンプで回転が抜けるミスが出た。
自信をほのめかせていたが、これだと世界の上位を狙うのはきわめて厳しい。

                      ◇◆◇

村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年10月15日「村上佳菜子、ソチ五輪代表3枠入り」はこちら。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

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村上佳菜子、ソチ五輪代表3枠入り

先だって、村上佳菜子がフリースケーティング(FS)のみの団体戦「ジャパンオープン2013」に登場した。
曲は、映画「愛のイエントル」である。

村上佳菜子は冒頭の2連続3回転ジャンプなど、ジャンプにミスが相次いだ。
踏み切りのタイミングをつかめない。
演技中は表情が硬く、演技後は表情が険しかった。
日本チームが待つキス&クライに戻ると、悔し涙をこらえられなかった。

本人によれば、滑りとジャンプは昨シーズンと比べてよくなっている。
失敗の動揺を抑え、すぐに立て直せるようにしたいとも…。
唯一の収穫は、めげそうになりながらも最後まで滑りきったことくらい…。
まったく納得がいかなかった。

村上佳菜子は、五輪本番ではジャンプを決めるのは当然として、迫力やアピール力を増し、観客に鳥肌が立つような演技を見せたいと語った。

初のオリンピックシーズンを迎えた彼女のこの発言はすごい。
女子シングルの日本代表3枠入りを前提としている。
自信の表れか、それとも自らに活を入れているのか。

村上佳菜子はどうやら年齢的なものだけでなく、体質的に太りやすいようだ。
私は、滑りも動きも重そうな印象を受けた。
体重のコントロールもソチへの課題になりそう。

村上佳菜子は、今シーズンの運命が決まる年末の「全日本フィギュア選手権2013」へ向け、緊張感が増していく。
期待の星なのだから心をもっと強く持ってほしいと、私は思う。

本人によれば、練習の段階からかなりの汗をかいた。
ほとんどの選手がこの会場を暑いと感じた。
全日本選手権は、この大会と同じ「さいたまスーパーアリーナ」で行われる。
暑さは冬場もそれほど変わらず、体力をかなり奪われる。
体をいくらか絞りたいところ・・・。

                      ◇◆◇

村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

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浅田真央の人気、高橋大輔の人気

いよいよ「フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)2013」が開幕する。

日本の出場選手は以下のとおり(不確か)。
女子シングルは、浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子、宮原知子、今井遥の5選手。
男子シングルは、盒饗臺紂羽生結弦、小塚崇彦、町田樹、織田信成、無良崇人の6選手。

それぞれが目標を持って臨むはずであり、私は健闘を祈る。
なお、全6戦の上位6選手は、12月上旬に福岡で行われる「グランプリファイナル(GPファイナル)2013」に進出できる。

                       ◇

すべての選手、なかでもトップクラスの選手はファンを大切にしている。
だから、過酷な練習を乗り越えられるという見方も成り立つ。
人は、自分のためだけに頑張るのはとてもつらい。

それを承知のうえで述べれば、浅田真央と高橋大輔はファンを大切にする気持ちがとくに強いと、私は思う。
それが伝わるから、二人の人気が突出するのだ。
日本フィギュアスケート界最大のスター(ヒーロー&ヒロイン)である。

私は今シーズン、浅田真央と高橋大輔には競技人生の有終の美を飾ってほしい。
2014年ソチオリンピック(冬季五輪)で金メダルを獲ってくれれば、もちろん無条件でうれしい。
が、私は正直、メダルの色はそれほど問わない。
二人が自ら納得のいく演技を行えることが第一である。
そのうえで、表彰台に上ってくれることを願っている。

「やり残したことはない」。
そうした心の底からの笑顔を見たい。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。

⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。

⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。

⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。

⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。

⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。

⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。

⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。

⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。

⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。

⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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フィギュア日本女子代表選考レースは混戦

2014年ソチオリンピック(冬季五輪)のフィギュアスケート女子シングル。
日本勢は、浅田真央と村上佳菜子と鈴木明子の3選手で決まり。
私はそう思っていたが、安藤美姫が3季ぶりに復帰し、にわかに分からなくなった。
4選手ともに世界トップクラスの実力者であり、最有力の浅田真央とて安泰とは言い切れない。

安藤美姫が出産のわずか半年後に、国際大会でそれなりの演技を見せた。
ネーベルホルン杯だ。
ショートプログラム(SP。マイウェイ)を無難にまとめ、フリースケーティング(FS。火の鳥)を何とか乗り切った。
いくらかミスは出たものの、難しいジャンプを跳んだ。
上々の出来映えだった。

本人は、期待よりも不安のほうがはるかに大きかったはずだが、大会終了後に「世界と戦えると感じた」と手応えを語った。
また、大きな懸念材料だったコーチも決まった。
同大会でコーチを務めたイタリア人のボルター・リッツオである。

安藤美姫は体のバランスの補正が進み、スタミナの回復が叶えば、滑りと動きのスピードも切れも増していく。
私は、全日本フィギュア選手権優勝が絶対条件でなければ、ソチオリンピック日本代表に入ると考える。
彼女の選出を意図的に避けることはあるまい。
そうなると、4選手のうちだれかが弾かれる。
フィギュアスケート女子シングルの日本代表選考レースは一気に混戦模様になった・・・。

                      ◇◆◇

安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年9月28日「安藤美姫、SPマイウェイとFS火の鳥でソチへ」はこちら。

⇒2013年8月18日「華原朋美と安藤美姫…行方不明の噂」はこちら。

⇒2013年7月21日「安藤美姫、人はつまずくために人生を歩む」はこちら。

⇒2013年7月12日「安藤美姫演技…優しく豊かな情感で包み込む」はこちら。

⇒2013年7月7日「安藤美姫、出産・子育て・未婚でソチ表彰台へ」はこちら。

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日本は「フィギュア王国」の看板を下ろす

フィギュアスケートシングル。
日本勢は男女ともに世界最強と呼ばれる絶頂期がしばらく続いている。
しかし、オリンピックシーズンの今季終了後に転換期を迎える。

2014年のソチ冬季五輪(オリンピック)と世界選手権を最後に、主力選手の大半が現役を引退する。
男子では、高橋大輔、織田信成。
小塚崇彦もその可能性がある。
女子では、浅田真央、安藤美姫、鈴木明子。
いずれも主要大会で表彰台にのぼって不思議でない、世界トップクラスの実力の持ち主である。

日本は戦力の大幅な低下に直面するだけでなく、「フィギュア王国」の看板を下ろすことになりそうだ。
荒川静香が2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)で金メダルに輝いてから盛りあがる一方だったフィギュア人気も急速に冷めていく。

ここ数年、国内で開催された主要大会は満員だった。
大勢のファンを魅了し、熱狂させたスター選手が同時に去っていく。
たいていプロスケーターに転向するはずなので、演技を見られなくなるわけでない。
が、さみしさは否めない。
選手として残るのは、羽生結弦と村上佳菜子の二人だろう。
その下の世代は、実力で大きな開きがある。

先に名前を挙げた選手は、スケート人生の集大成として今季の主要大会にのぞむ。
全員がメダル、それもいい色のメダルを目指している。
全日本選手権と世界選手権は、巨大な収容人員を誇る「さいたまスーパーアリーナ」で行われる。
彼らの引退試合の様相を呈する。
むろん、会場はファンで埋まる。

続きは、あすのブログ「浅田真央、現役引退へ最高の演技を誓う」にて・・・。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年3月17日「浅田真央とキム・ヨナ、演技と得点に大差がつく」はこちら。

⇒2013年3月15日「浅田真央の調子はどうか…フィギュア世界選手権」はこちら。

⇒2013年3月14日「浅田真央、金妍児の順位予想…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年3月12日「浅田真央と***、だれも知らない二人のつながり」はこちら。

⇒2013年3月10日「浅田真央の彼氏を占う・・・相性がいい男性は?」はこちら。

⇒2013年3月2日「浅田真央と金妍児への期待…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2013年2月26日「浅田真央、大技と得点…世界選手権2013放送予定」はこちら。

⇒2013年2月23日「浅田真央は何もしないほど美しい・・・採点の限界」はこちら。

⇒2013年2月15日「佐藤信夫が浅田真央に勝った…世界フィギュア予想」はこちら。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月24日「浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

⇒2012年12月15日「浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

⇒2012年11月25日「浅田真央、天性の清楚さ」はこちら。

⇒2012年11月23日「浅田真央、ソチGPファイナル進出…NHK杯」はこちら。

⇒2012年11月9日「浅田真央は年頃の女性、和田創は還暦の男性」はこちら。

⇒2012年7月4日「キム・ヨナ、ソチ五輪で浅田真央と再び激突!」はこちら。

⇒2012年6月23日「浅田真央と弥勒菩薩、清楚な慈愛…心の平安への祈り」はこちら。

⇒2012年6月17日「浅田真央は佐々木健介に家庭的なぬくもりを求める」はこちら。

⇒2012年6月13日「浅田真央の寝心地を初体験」はこちら。

⇒2012年5月31日「浅田真央、SPもフリーもエキシビションも新プログラム」はこちら。

⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、金妍児の順位予想…世界フィギュア

カナダ・ロンドンで14日(日本時間)に「世界フィギュアスケート選手権2013」が開幕する。
女子シングルは、日本の浅田真央と韓国の金妍児(キム・ヨナ)が2年ぶりに激突する。
二人はスーパースターだ。
それぞれの母国はもとより、世界中のフィギュアファンの関心が盛り上がっている。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

二人が競うのは、世界フィギュア選手権2011以来である。
このときは浅田真央が6位、金妍児が2位。

その前年の世界フィギュア選手権2010は浅田真央が優勝を収めた。
が、表彰台の頂点に立つ顔は険しかった。
2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で金メダルを獲り、燃え尽きた状態の金妍児を倒したとしても、勝利の実感も手応えも得られなかった。
ファンに笑顔を見せなければという思いからか、表情が引きつっていた。
私は、彼女の痛々しい姿に、テレビの画面から目をそらした。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

                       ◇

浅田真央は長らく封印していた代名詞「トリプルアクセル」を四大陸フィギュア選手権2013でプログラムに入れた。
そして、ショートプログラム(SP)で2季ぶりに成功させ、優勝を飾った。
それまでの4戦4勝と異なり、心の底から喜びを表した。
本人によれば、トリプルアクセルはバンクーバーオリンピックよりも質がよくなっている。

トリプルアクセルは浅田真央の得点源である。
しかし、失敗のリスクも高く、敗因にもなる。
演技全体が狂いやすい。
実際、世界フィギュア2012で、フリーはトリプルアクセルを含めた7つのジャンプのうち、6つでミスを犯した。
総崩れの惨敗だった。

⇒2013年2月15日「佐藤信夫が浅田真央に勝った…世界フィギュア予想」はこちら。

浅田真央は世界フィギュア2013で、現時点の最高のプログラムを組んでいる。
今季6戦全勝を目指す。
過去2大会連続で6位に沈んだ悔しさも晴らしたいはずだ。

かたや、約2年ぶりに復帰した金妍児は国際B級大会のNRW杯、韓国選手権であっさりと2百点を超えた。
滑りもジャンプも衰えを感じさせない。
女優顔負けの表現力も失われていない。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら。

なお、私の順位予想は以下のとおり。
といっても、直観にすぎない。

浅田真央が優勝を飾る。
村上佳菜子が前回王者のイタリアのカロリーナ・コストナー、米国のアシュリー・ワグナーと2位か3位を争う。

金妍児は表彰台を逃す。
そうなってほしいということでなく、2年間のブランクを取り戻せる状態になっていないのでないか。
オリンピックを除き、国際大会の最高の舞台である。
金妍児は試合勘が鈍っている。
緊張が強く、体力の消耗が大きい。

⇒2013年3月2日「浅田真央と金妍児への期待…世界フィギュア選手権」はこちら。

私としては、二人が素晴らしい演技を行ったうえで、浅田真央が金メダルを手にするのが理想である。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年3月12日「浅田真央と***、だれも知らない二人のつながり」はこちら。

⇒2013年3月10日「浅田真央の彼氏を占う・・・相性がいい男性は?」はこちら。

⇒2013年3月2日「浅田真央と金妍児への期待…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2013年2月26日「浅田真央、大技と得点…世界選手権2013放送予定」はこちら。

⇒2013年2月23日「浅田真央は何もしないほど美しい・・・採点の限界」はこちら。

⇒2013年2月15日「佐藤信夫が浅田真央に勝った…世界フィギュア予想」はこちら。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月24日「浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

⇒2012年12月15日「浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

⇒2012年11月25日「浅田真央、天性の清楚さ」はこちら。

⇒2012年11月23日「浅田真央、ソチGPファイナル進出…NHK杯」はこちら。

⇒2012年11月9日「浅田真央は年頃の女性、和田創は還暦の男性」はこちら。

⇒2012年7月4日「キム・ヨナ、ソチ五輪で浅田真央と再び激突!」はこちら。

⇒2012年6月23日「浅田真央と弥勒菩薩、清楚な慈愛…心の平安への祈り」はこちら。

⇒2012年6月17日「浅田真央は佐々木健介に家庭的なぬくもりを求める」はこちら。

⇒2012年6月13日「浅田真央の寝心地を初体験」はこちら。

⇒2012年5月31日「浅田真央、SPもフリーもエキシビションも新プログラム」はこちら。

⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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本郷理華…浅田真央、村上佳菜子に続けるか?

私は日曜日の深夜(正確には月曜日の早朝)、締め切り目前のクライアント仕事に追われていた。
業績好調の中堅企業から、2013年度の営業戦略と営業計画の最終仕上げを請け負った。
オーナー社長が飛躍の年にしたいとの意向を持っており、かなり攻撃的な内容である。
いまどき珍しい、大胆なストレッチ目標を設定している。

さて、つけっ放しのフジテレビからイタリア・ミラノ開催の「フィギュアスケート世界ジュニア選手権2013」の映像(録画?)が流れていた。
私はときどき手を止めて画面を見てしまった。

ショートプログラム(SP)6位の14歳、宮原知子(みやはら・さとこ)はフリーでジャンプの回転不足などがあって得点を伸ばせず、7位に留まった。
中学生最後の演技は会心の出来とならなかった。
表情は硬いままだった。

SP7位の16歳、本郷理華はやはり得点を伸ばせず、9位に終わった。
キス&クライで採点結果を待つ間、悔し涙を流した。
納得のいかない出来に終わった。
本郷理華は荒川静香が絶賛しているようだ。

日本ジュニア勢は、安藤美姫、浅田真央、村上佳菜子に続けない。
フィギュア王国の次世代はかならずしも順調に育っていない。
私はそれが気がかり・・・。

ロシアは新鋭がどんどん現れている。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)は伏兵が表彰台にのぼる可能性もある。
現時点で、金メダルを獲得する選手はいないように思うが、どうだろう。

結局、フィギュア世界ジュニアはロシア勢が表彰台を独占した。
優勝を飾ったのは14歳、エレーナ・ラジオノワ(ラディオノワ)。

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佐藤信夫が浅田真央に勝った…世界フィギュア予想

「四大陸フィギュア選手権2013」。
女子シングルで表彰台の一番高いところに当然のように立ったのが浅田真央だった。
2位の鈴木明子に大差をつける圧勝劇だった。
今季5戦5勝。

試合後、「2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)」より質は上がっていると力強く語った。
演技全体を指すが、とくに意識しているのは代名詞「トリプルアクセル」だろう。
これまでは得点と順位を落とし、自信を失わせる元凶になっており、佐藤信夫コーチがなだめて封印させていた。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

それと、「3回転フリップ−3回転ループ」。
浅田真央はフリーに2種類の大技を組み込んだが、どちらも回転不足の判定を受けた・・・。

しかし、トリプルアクセルのほうはSPで鮮やかに決めた。
浅田真央はスピーディな流れのなかで跳んだ。
言い換えれば、それほど構えずに跳んだ。
だから、1.57点の加点がついた。

浅田真央はトリプルアクセルなど難しいジャンプがうまくいかなくなった理由として「悪い癖」を口にしてきた。
備えようとの意識が強くてタメをつくりすぎるとともに、前傾が深くなる。
それ以前に、滑りに勢いがなく、体の上下動を大きくせざるをえない。
少女から女性へ変化するなか、かつてのようにくるくる回ることができなくなり、その焦りからジャンプが狂い、壊れはじめたのか・・・。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

SPでのトリプルアクセルの成功は、佐藤信夫のもとでジャンプを含めたスケーティングの基礎を見直し、強化に努めた2年半の歳月がベースとなった。
さらに、トリプルアクセルを長く封印したことが幸いした。
悪い癖が次第に消えていったのだ。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

浅田真央は得意のダブルアクセルと同じ入り方とタイミングで力まずに跳べるようになりつつある。
あとはプラス1回、回る切ること!

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。


佐藤信夫は浅田真央が大技に挑むチャンスが訪れることを、本人に負けない我慢強さで待ちつづけた。
作戦勝ち!
この間、二人で課題を一つずつ着実にクリアしていった。

⇒2011年6月20日「浅田真央、看板を引っ込める勇気…トリプルアクセル」はこちら。

来月の世界選手権、そして来年の「ソチ冬季五輪(オリンピック)」における難敵はだれか?
新星が現れるかもしれないが、韓国のキム・ヨナ(金妍児)はその一人になるはずだ。

浅田真央が宿命のライバルを倒すには大技の精度を高め、さらに加点をもらわなくてならない。

その世界選手権はソチオリンピックの日本代表枠が決まる大会でもある。
男女各3人の出場選手には自分の出来に加え、絶対に3枠を取らなければという重圧もかかる。

「世界フィギュア選手権2013」の日程・概要は以下のとおり。

◆出場選手(シングル)
◇男子:高橋大輔、羽生結弦、無良崇人
◇女子:浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子

◆開催地・会場
カナダ・オンタリオ州ロンドン「バドワイザー・ガーデンズ」

◆日程・時間(予定。日本時間はカッコ内)
◇3月13日(水) 15:45(翌5:45)
男子SP(ショートプログラム)
◇3月14日(木) 10:30(翌0:30)
女子SP
◇3月15日(金) 17:45(翌7:45)
男子FS(フリースケーティング)
◇3月16日(土) 19:00(翌9:00)
女子FS
◇3月17日(日) 14:00(翌4:00)
エキシビション

四大陸選手権では日本の女子が表彰台を独占した。
世界選手権でその再現を願うのは私だけでないだろう。
私はもちろん男子にもおおいに期待を寄せている。

女子は浅田真央、男子は羽生結弦が優勝すると考えている。
四大陸選手権で惨敗を喫した高橋大輔が巻き返す?
キム・ヨナは万全の調子に遠いと見るが、どうか。

以下に、「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」と題する2013年2月13日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

私は先週、企業での教育(研修)と指導(コンサル)、公開の講演が続いた。
当然、昼間は立ちっ放し・しゃべりっ放しになる。
加えて、夜間はクライアントの納品仕事に追われる。
平均睡眠時間が3時間を大きく割り込んだ。
画期的な寝不足だった。
先の長い若い世代はこうした無茶をすべきでない。
命を失う。

とくに木曜夜は1時間半、金曜夜は0時間。
土曜日の研修ではふらふらし、ユンケルを開始前に1本、途中で1本飲み、何とか乗り切った。
会場の「堂島アバンザ」は室温が高く、換気もあまりよくなかった。
体力が低下していた私は酸欠になりそうだった。
しかし、3連休を利用して研修を実施する企業に、営業再建や生き残りにかける決意と本気を感じ、おおいに燃えた。
声がガラガラだったので、受講者はさぞかし聞き取りにくかっただろう。

私は、トップが変わらずに営業が変わった事例を一度も見ていない。
そこで、教育指導を引き受ける条件として、上層部(経営層)の立ち会いを義務づけている。
企業規模を問わず、社長や取締役が立ち会ってくれた。
心より感謝したい。

私はこの間、東京駅近くの「ホテル龍名館東京」、大阪駅近くの「ウェスティンホテル大阪」、新大阪駅近くの「新大阪ワシントンホテルプラザ」に滞在した。
贅沢をしようと思ったわけでないが、大阪で行われた「四大陸フィギュア選手権2013」とぶつかったせいか、宿泊予約が取れなくて「ウェスティンホテル大阪」に世話になった。
しかも、ホテル側の事情で部屋が最上階になり、さらにグレードアップされた。
30階からの眺望は素晴らしかった。
大阪駅周辺は劇的に変化しつつある。
部屋もよく、貧乏性の私は落ち着かなかった。

出張中のご馳走で腹回りは脂肪がつき、極度の疲労と睡眠不足で顔はほおがこけた。
とてもアンバランス・・・。
いまは思い切った食事制限に入っている。

というわけで、私が四大陸選手権を楽しめたのは女子のフリーに限られた。
ほかはスポーツニュース。

浅田真央は今シーズン5戦5勝。
私は、表彰台で日の丸を見詰めて「君が代」を歌う様子がとても印象的だった。
これまでの4勝はまったく納得しておらず、表情がきわめて硬かった。
四大陸選手権でも自分の出来に満足していない。
が、内面の充実がはっきりと伝わってきた。
同時に、挫折と失意の連続だった2シーズンをようやく乗り越えられたという安堵も感じられた。
生々しい苦悩の記憶がやさしくてあたたかい回想へ、少しずつ変わっていったのでないか。
真剣な眼差しに万感の思いが込められていた。

私は浅田真央の表情に心を揺さぶられ、涙を堪えるのが大変だった(ちょびっと泣いた)。

⇒2013年2月10日「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」はこちら。

しかし、フリーではプログラムに組み込んだ「トリプルアクセル」「3回転フリップ−3回転ループ」がいずれも回転不足の判定を受けた。
高難度ジャンプは成功率が低く、強豪が揃う「世界フィギュア選手権2013」で勝利を収めるのは難しい。

浅田真央にとって最大の収穫は、大技に挑める状態に戻りつつあるとの手応えをつかめたことだろう。
スケーティングの矯正中は「攻めの姿勢」が失敗を広げて自信を失わせる悪循環に陥っていた。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

ただし、浅田真央は「2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)」より演技の質が上がっていると語った。
おそらく本人の感じ方がもっとも正しい。
試合後に失敗を振り返り、「まだ伸びしろがたくさんある」と前向きに捉えた。
浅田真央は元気な顔で、リスクを承知のうえで世界選手権でも跳びたいと語った。
勢いが余り、フリーでトリプルアクセルを2つなどと恐ろしいことを言う。
いくらか余裕が出てきた証拠である。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

佐藤信夫コーチの指導を受けながら粘り強く積み重ねてきた練習が今シーズン、成果として表れはじめた。
何せ全勝!
「2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)」まで残り1年を切った時点で、完全復活への展望を持てるようになった。
苦難の道は長かった・・・。

以下に、「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」と題する2013年2月10日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

「四大陸フィギュア選手権2013」。
女子シングルはFSが終わり、日本勢がSPの順位のまま表彰台を独占した。
おめでとう!!!(3人分)

浅田真央は圧倒的な演技で3度目の優勝を飾った。
冒頭にトリプルループを難なく決めた。
続くトリプルアクセルは回転不足、両足着氷になった。
注目の2連続3回転ジャンプ(フリップ−ループ)は何とかこらえたが、ループが回転不足になった。
途中、ジャンプが抜けるなどした。
スピンはよし。
得意のステップでは観客を総立ちにさせた。

浅田真央は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で記録した自己ベスト205.50点にわずか0.05点及ばなかった。
とはいえ、それ以来、自身初の2百点超えを果たした。
むろん、今季世界最高。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

浅田真央は今シーズン5戦全勝である。
しかし、これまでの4勝は大技を封印した“安全運転”により手にした。
同じ1勝でも価値というか重みがまったく違う。
キム・ヨナが出場する「世界フィギュア選手権2013」が迫り、スイッチが入った。

浅田真央は難度を上げたプログラムを少ないミスで滑り切った。
体力も持った。
無理に痩せようとしないほうがよい。
昨シーズンよりふっくらとして女性らしい。
美しさにさらに磨きがかかった。

ただし、得点を戻したにすぎないということは本人が分かっている。
世界フィギュアへ向け、トリプルアクセルと3回転−3回転ジャンプの確実性を高めていくだろう。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

表彰台の頂点に立つ浅田真央・・・。
日の丸を仰ぎ、「君が代」を歌う。
その表情には万感の思いがこもっており、私は胸が熱くなった。
やはり彼女が勝たないと盛り上がらない。

                       ◇

鈴木明子は2位だった。
冒頭にトリプルフリップからの3連続ジャンプを決めた。
ダブルアクセルがシングルになった。
ほかは大きなミスを犯さなかった。
滑り終え、ちょっと残念そうな表情を浮かべた。
が、190.08点は自己ベスト。
観客は大きな声援で称えた。
復調の手応えをつかんだのでないか。

                       ◇

村上佳菜子は3位だった。
出だしのジャンプはよかったが、エッジエラーの判定を受けた。
トリプルフリップ、トリプルループ、トリプルサルコウからの3連続ジャンプの最後、ダブルループなど、回転不足の判定を受けた(不確か)。
が、目立つミスを抑えた。
181.03点は自己ベスト。
失いかけた自信を取り戻したのでないか。

村上佳菜子はメドレーに乗り、多彩な表情で観客を魅了した。
私は、口紅の塗り方をもうちょっと考えてほしかった。
抑え気味のほうが彼女のよさが映えるように思う。
もっとも、部屋のテレビと大きな会場では見え方が違うのかもしれないが・・・。

日本開催だけに3選手の活躍は痛快だった。
世界フィギュアに大きな弾みをつけた。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年2月13日「浅田真央は恐ろしいことを言う…世界選手権2013」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動」はこちら。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月24日「浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

⇒2012年12月15日「浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

⇒2012年11月25日「浅田真央、天性の清楚さ」はこちら。

⇒2012年11月23日「浅田真央、ソチGPファイナル進出…NHK杯」はこちら。

⇒2012年11月9日「浅田真央は年頃の女性、和田創は還暦の男性」はこちら。

⇒2012年7月4日「キム・ヨナ、ソチ五輪で浅田真央と再び激突!」はこちら。

⇒2012年6月23日「浅田真央と弥勒菩薩、清楚な慈愛…心の平安への祈り」はこちら。

⇒2012年6月17日「浅田真央は佐々木健介に家庭的なぬくもりを求める」はこちら。

⇒2012年6月13日「浅田真央の寝心地を初体験」はこちら。

⇒2012年5月31日「浅田真央、SPもフリーもエキシビションも新プログラム」はこちら。

⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、万感の思い・・・表彰台の表情に感動

「四大陸フィギュア選手権2013」。
女子シングルはFSが終わり、日本勢がSPの順位のまま表彰台を独占した。
おめでとう!!!(3人分)

浅田真央は圧倒的な演技で3度目の優勝を飾った。
冒頭にトリプルループを難なく決めた。
続くトリプルアクセルは回転不足、両足着氷になった。
注目の2連続3回転ジャンプ(フリップ−ループ)は何とかこらえたが、ループが回転不足になった。
途中、ジャンプが抜けるなどした。
スピンはよし。
得意のステップでは観客を総立ちにさせた。

浅田真央は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で記録した自己ベスト205.50点にわずか0.05点及ばなかった。
とはいえ、それ以来、自身初の2百点超えを果たした。
むろん、今季世界最高。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

浅田真央は今シーズン5戦全勝である。
しかし、これまでの4勝は大技を封印した“安全運転”により手にした。
同じ1勝でも価値というか重みがまったく違う。
キム・ヨナが出場する「世界フィギュア選手権2013」が迫り、スイッチが入った。

浅田真央は難度を上げたプログラムを少ないミスで滑り切った。
体力も持った。
無理に痩せようとしないほうがよい。
昨シーズンよりふっくらとして女性らしい。
美しさにさらに磨きがかかった。

ただし、得点を戻したにすぎないということは本人が分かっている。
世界フィギュアへ向け、トリプルアクセルと3回転−3回転ジャンプの確実性を高めていくだろう。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

表彰台の頂点に立つ浅田真央・・・。
日の丸を仰ぎ、「君が代」を歌う。
その表情には万感の思いがこもっており、私は胸が熱くなった。
やはり彼女が勝たないと盛り上がらない。

                       ◇

鈴木明子は2位だった。
冒頭にトリプルフリップからの3連続ジャンプを決めた。
ダブルアクセルがシングルになった。
ほかは大きなミスを犯さなかった。
滑り終え、ちょっと残念そうな表情を浮かべた。
が、190.08点は自己ベスト。
観客は大きな声援で称えた。
復調の手応えをつかんだのでないか。

                       ◇

村上佳菜子は3位だった。
出だしのジャンプはよかったが、エッジエラーの判定を受けた。
トリプルフリップ、トリプルループ、トリプルサルコウからの3連続ジャンプの最後、ダブルループなど、回転不足の判定を受けた(不確か)。
が、目立つミスを抑えた。
181.03点は自己ベスト。
失いかけた自信を取り戻したのでないか。

村上佳菜子はメドレーに乗り、多彩な表情で観客を魅了した。
私は、口紅の塗り方をもうちょっと考えてほしかった。
抑え気味のほうが彼女のよさが映えるように思う。
もっとも、部屋のテレビと大きな会場では見え方が違うのかもしれないが・・・。

日本開催だけに3選手の活躍は痛快だった。
世界フィギュアに大きな弾みをつけた。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年2月10日「浅田真央、3回転−3回転で金妍児に勝つ…世界フィギュア」はこちら。

⇒2013年2月7日「浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月24日「浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

⇒2012年12月15日「浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

⇒2012年11月25日「浅田真央、天性の清楚さ」はこちら。

⇒2012年11月23日「浅田真央、ソチGPファイナル進出…NHK杯」はこちら。

⇒2012年11月9日「浅田真央は年頃の女性、和田創は還暦の男性」はこちら。

⇒2012年7月4日「キム・ヨナ、ソチ五輪で浅田真央と再び激突!」はこちら。

⇒2012年6月23日「浅田真央と弥勒菩薩、清楚な慈愛…心の平安への祈り」はこちら。

⇒2012年6月17日「浅田真央は佐々木健介に家庭的なぬくもりを求める」はこちら。

⇒2012年6月13日「浅田真央の寝心地を初体験」はこちら。

⇒2012年5月31日「浅田真央、SPもフリーもエキシビションも新プログラム」はこちら。

⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、トリプルアクセル解禁か…四大陸フィギュア

アジア、アメリカ、アフリカ、オセアニアの四大陸。
その一流選手たちが頂点を競う「四大陸フィギュア選手権2013」が2月8日から11日まで大阪市中央体育館で開催される。
ヨーロッパ勢は出場しないものの、3月にカナダ・ロンドンで開催される「世界フィギュア選手権2013」を占う前哨戦となる。
ISUランキングではオリンピック、世界選手権に次ぐポイントが設定されている。

日本勢の出場は、男子シングルが高橋大輔、羽生結弦、無良崇人、女子シングルが浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子。

羽生結は昨年末に「全日本フィギュア選手権2012」を初制覇し、成長が著しい。
高橋大輔は第一人者の座の巻き返しを狙う。
実質、二人の激突か。

浅田真央はGPシリーズ(2試合)、GPファイナル、全日本フィギュアで連続優勝し、いくらか自信を取り戻した。
村上佳菜子は長い不調に陥っていたが、全日本フィギュアのフリーで立ち直りを見せた。

四大陸フィギュアで日本勢は男女ともに表彰台を独占する可能性がある。
とりわけ男子は・・・。
さみしいのは、前回チャンピオンのパトリック・チャンが出場しないこと。
世界フィギュアに備えるためらしい。

浅田真央はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を解禁するという噂もある。
世界フィギュアに出場するキム・ヨナとの対決を念頭に置いたものだろう。
プログラムに取り入れるからには、きれいに決めてもらいたい。
年頃の女性らしく、ふっくらと丸みを帯びた印象を受けるが・・・。
はたして成功させられるか。
ならば、圧勝だ。

なお、四大陸フィギュア2013はフジテレビで放送される(予定)。
メインキャスターは国分太一。

◆2月8日(金)
◇男子ショート 午後7時57分〜10時52分

◆2月9日(土)
◇女子ショート&男子フリー 午後7時57分〜11時10分

◆2月10日(日)
◇女子フリー 午後7時00分〜9時30分

◆2月15日(金)
◇エキシビション 深夜2時17分〜3時17分
※関東ローカル放送。

◆書き加え1(2月8日)

スポーツ報知によれば、浅田真央はSPで冒頭の2回転半を3回転半に変えると、基礎点が5.2点上がる。
フリーで3回転半、2連続3回転を決めると、全日本フィギュア2012までの構成と比べて6.43点上がる。
結局、ジャンプの基礎点は合計で11.63点のプラスとなる。

◆書き加え2(2月9日)

女子シングルはSPが終わった。
浅田真央は2シーズンぶりにトリプルアクセルを決めた。
ほぼノーミスの演技で今季世界最高得点を出し、2位と大差の首位に立った。
浅田真央は演技を終え、自らに拍手を送った。
さらに、両手でガッツポーズを繰り返した。

かなり調子が上がっていたようだ。
佐藤信夫コーチから「守りに入らないように」と送り出された。
決意のトリプルアクセルは素晴らしい出来となり、勢いに乗った。
「いまの自分ができる最高のレベル」と自画自賛・・・。

FSではトリプルアクセルに加え、2連続3回転ジャンプ(フリップ−ループ)の大技に挑む。

鈴木明子は今季自己最高得点で2位、村上佳菜子は自己ベストで3位に入った。

私は表彰台を独占してほしい。

                      ◇◆◇

2012年12月以降のフィギュアスケートに関するブログは以下のとおり。

⇒2013年1月19日「安藤美姫演技…力強さと優雅さを兼ね備える」はこちら。

⇒2013年1月2日「浅田真央、金妍児を倒し、悲願の五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2012年12月31日「村上佳菜子、笑顔で山田満知子コーチと抱擁」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年12月29日「小塚崇彦不調、ジャンプ崩壊…佐藤信夫コーチ怖い?」はこちら。

⇒2012年12月28日「羽生結弦は世界フィギュア2013金メダルへ」はこちら。

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⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。

⇒2012年12月22日「羽生結弦は華がある…全日本フィギュア初優勝へ」はこちら。

⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

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⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。

⇒2012年12月1日「浅田真央、GPファイナル2012制覇へ…ソチ五輪会場」はこちら。

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村上佳菜子、笑顔で山田満知子コーチと抱擁

全日本フィギュア2012(フィギュア全日本選手権2012)女子シングル。
村上佳菜子はそれまで2年連続3位。
今シーズンはグランプリシリーズ(GPシリーズ)「スケートカナダ」3位、「ロシア杯」4位に終わり、グランプリファイナル2012(GPファイナル2012)に進めなかった。

村上佳菜子はシーズン前半に結果を残せなかった悔しさを全日本フィギュア2012にぶつけた。
しかし、ショートプログラム(SP)ではそれが気負いに変わり、空回りした。
コンビネーションジャンプで失敗し、5位と出遅れた。

村上佳菜子は気持ちを切り替え、フリーにのぞんだ。
そして、小さなミスに留めて滑り終えた。
久しぶりの高得点にキス&クライで喜びを爆発させた。
隣の山田満知子コーチと抱擁。
2位で表彰台に立ち、世界フィギュア2013(フィギュア世界選手権2013)の代表切符をつかみ取った。

村上佳菜子は全日本フィギュア2011ではSPで首位の重圧からかフリーで失速した。
今回はSPでミスを犯したが、フリーで演技に集中して観客を魅了した。
技術点では浅田真央を超えた。
この子は口が大きく開き、会心の笑顔がとても似合う。

                       ◇

村上佳菜子は世界フィギュア2012で5位に終わっている。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の出場枠がかかる大会で、選ばれた責任を果たしたいと力強く語った。
期待しよう!

                      ◇◆◇

村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

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浅田真央、金妍児、ソチ金メダルへのシナリオ

全日本フィギュア2012(フィギュア全日本選手権2012)はすべての競技が終わり、世界フィギュア2013(フィギュア世界選手権2013)の日本代表が決まった。
時期は、2013年3月14日〜17日。
場所は、カナダ・ロンドン(オンタリオ州)。

原則、全日本フィギュア2012の表彰台にのぼった上位3選手が選ばれた。
男子シングルは、1位の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)、2位の高橋大輔、3位の無良崇人(むら・たかひと)。
女子シングルは、1位の浅田真央、2位の村上佳菜子、4位の鈴木明子。

3位の宮原知子(みやはら・さとこ)は14歳。
年齢制限でフィギュア世界ジュニア選手権2013に回る。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)については年齢制限をクリアできる。
村上佳菜子とともに、「鈴木明子・安藤美姫・浅田真央」の次の日本女子シングルを引っ張っていく。
女性特有の難しい時期を乗り越え、順調に育ってほしい。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

◆世界選手権 競技日程
2013年3月14日(木) 男子SP 女子SP
2013年3月15日(金) 男子フリー
2013年3月17日(日) 女子フリー

世界フィギュア2013はソチオリンピックの出場枠がかかるので、選手の責任は重大だ。
日本のためはもとより、自分のためにも最大枠(3枠)を確保したいところ。

なお、四大陸フィギュア2013(フィギュア四大陸選手権2013)もメンバーは同じ。
時期は、2月8日〜10日。
場所は、日本・大阪。

◆四大陸選手権 競技日程
2013年2月8日(金) 男子SP
2013年2月9日(土) 女子SP 男子フリー
2013年2月10日(日) 女子フリー

ところで、全日本フィギュア2012のフリーを滑り終えた浅田真央に笑顔はなかった。
腰痛が収まり、練習での好調ぶりが伝えられていた。
しかし、フリーは棄権も考えたというグランプリファイナル2012(GPファイナル2012)より得点を落とした。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

テレビだったか、「トリプルアクセルを封印しても勝利」という声があった。
これは間違い。
「トリプルアクセルを封印したから勝利」と考えるのが妥当。
浅田真央は本調子から遠い。

宿命のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍児)は世界フィギュア2013に出てくる?
同国もやはり出場枠がかかる。
もしそうなら浅田真央がどのように滑るのか、私は興味深い。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んで勝つという発想はすでに余裕(冷静さ)を失っている。
ファンや関係者の期待が高まろうと、二人の主戦場はあくまで五輪。

私はソチオリンピックで表彰台の一番高いところに立つ浅田真央の笑顔を見たい。
地道な練習だけでなく、そこへ至るまでの明確なシナリオが絶対不可欠。
しかし、戦略や作戦が見えてこない。
だから、演技や成績に一喜一憂し、不安に苦しむ。

私は、オリンピックは練習によって勝てる舞台でないと思う。
勝つために勝つための環境・体制を築くのが先決だろう。
来シーズンをどうするか、浅田真央に残された時間は多くない・・・。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年12月16日「浅田真央とキム・ヨナの戦い…全日本フィギュア2012」はこちら。

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浅田真央、全日本フィギュア⇒世界フィギュア

「第81回全日本フィギュアスケート選手権大会2012(全日本フィギュア2012)」がいよいよ行われる。
日程は、2012年12月20日(木)〜24日(月)。
会場は、北海道札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ。
競技は、2012年12月21日(金)〜23日(日)。

昨年の「第80回全日本フィギュアスケート選手権大会2011」は、ショートプログラム(SP)2位の浅田真央がフリーで1位となり、逆転優勝を遂げた。
SP3位の鈴木明子は2位、SP首位の村上佳菜子は転倒などの失敗で3位だった。

今年の大会は、体調不良などがなければ、浅田真央の優位は動かない。
円熟の鈴木明子がそれに続く。
おそらく過剰な緊張もなく、安定した力を発揮するはずだ。
今季は調子の上がらない村上佳菜子が表彰台に絡んでくるか。
昨季から伸び悩み、低迷が深刻だ。
女性特有の年齢的というか肉体的な要因があるのかもしれない。
長期休養中の安藤美姫が昨年に続いて欠場し、激突が予想される男子シングルと比べ、女子シングルは若干盛り上がりに欠ける。

⇒2012年11月26日「安藤美姫はソチ五輪で頂点に立てる…荒川静香超え」はこちら。

男子シングルは、高橋大輔、小塚崇彦、羽生結弦(はにゅう・ゆづる)、織田信成に、「グランプリファイナル2012(GPファイナル2012)」に出場した町田樹(まちだ・たつき)が加わる。
なかでも羽生結弦は成長が目覚ましく、表彰台の頂点に立てる実力を備えている。
競技人生のピークが2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)と重なる可能性もある。

昨年の「第80回全日本フィギュアスケート選手権大会2011」は、SP1位の高橋大輔がそのまま優勝を飾った。
SP2位の小塚崇彦は2位、SP4位の羽生結弦は逆転で3位だった。

「フィギュアスケート全日本選手権2012」の結果により、「フィギュアスケート世界選手権2013(世界フィギュア2013)」の代表選手が決まる。
合わせて「フィギュアスケート四大陸選手権2013」「フィギュアスケート世界ジュニア選手権2013」の代表選手も…。

順当ならば、女子は浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子、男子は高橋大輔、小塚崇彦、羽生結弦が代表切符をつかむ。

ところで、競技生活に復帰した韓国のキム・ヨナは「世界フィギュア2013」に出場するのだろうか。

フジテレビでの放送予定は以下のとおり。

◆男子ショートプログラム
2012年12月21日(金)午後7時〜8時54分

◆女子ショートプログラム/男子フリー
2012年12月22日(土)午後7時〜11時10分

◆女子フリー
2012年12月23日(日)午後7時〜9時45分

◆ALL JAPAN メダリスト・オン・アイス2012
2012年12月24日(月・祝)
午後7時〜9時
メインキャスターは、国分太一(TOKIO)。
解説は、八木沼純子、本田武史、荒川静香、宮本賢二。

◆関連番組1「愛するアイス」
2012年12月16日(日)深夜2時5分〜3時5分(関東ローカル)
出演は、浅田舞、鈴木奈々、アジアン。

◆関連番組2「Present on Ice 〜全日本フィギュア開幕SP〜」
2012年12月22日(土)午前10時50分〜11時45分(関東ローカル)
出演は、国分太一、荒川静香、本田望結。

                      ◇◆◇

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⇒2012年5月30日「浅田真央、顔も体もふっくら…美しくセクシー」はこちら。

⇒2012年4月5日「溺れる浅田真央は内村航平をもつかむ…立て直しのヒント」はこちら。

⇒2012年4月4日「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」はこちら。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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安藤美姫はソチ五輪で頂点に立てる…荒川静香超え

私はフィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPシリーズ)最終戦「NHK杯」で、浅田真央の愛らしいSP、羽生結弦の完璧なSP、鈴木明子の円熟のフリーに見入った。
もちろん、高橋大輔の進化する表現力にも・・・。

それはそれとして、私は安藤美姫の姿がなかったのがさみしい。
力強さと優雅さを兼ね備えた演技を見たかった。
休養前、スケート人生を凝縮したかのような素晴らしい華を咲かせた。
私は、2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)金メダリストの荒川静香を超えたと感じた。
浅田真央が滑りの矯正に苦しみ、キム・ヨナが休養するなか、安藤美姫が世界一だと思っていたので、残念・・・。

安藤美姫は2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)出場を断念し、来季限りで現役を引退する。
来年のどこかで最後の演技を披露し、アマチュア生活に幕を下ろす。
あまりにもったいない。

安藤美姫は2010年〜2011年シーズン、比類なく美しい演技で私たちを魅了した。
全日本選手権で 200点を越える得点を出し、6年ぶり3度目の優勝を飾った。
そして、世界選手権で2度目の優勝を遂げた。
このシーズンのフリーはすべての試合で1位となった。
彼女が出場した国際大会と全日本選手権を合わせた6戦で5勝を収めた。
向かうところ敵なしの状態であり、競技人生で最高の成績を残した。

2011年〜2012年シーズン、原則として競技生活を休養した。

2012〜2013年シーズン、現役への復帰を発表した。
しかし、後任のコーチを見つけられず、調整が間に合わないことから休養を表明した。

スポーツ界では、選手とコーチが交際することは珍しくない。
安藤美姫はニコライ・モロゾフとの恋人関係を2011年世界選手権後に精算した。
私は事情を知らないが、その後の落ち込みはひどかったようだ。
傷心を立て直せなかったのか。
安藤美姫はもともと精神面の波が競技にまともに影響しやすかった。
2012年3月、悩んだ末にモロゾフにコーチを依頼したものの、断られた。

安藤美姫はコンビネーションジャンプが多彩であり、しかも安定している。
女性としては体力もあるほうだ。
フリー後半の5本のジャンプで加点し、大きく得点を伸ばせる。
まして、日本女子は期待の村上佳菜子が伸び悩んでいる。
浅田真央も本調子を取り戻したとはとても言えない。
合わせて、世界の女子シングルが停滞している。
安藤美姫が2010年〜2011年シーズンの調子に戻れば、ソチオリンピックで表彰台の頂点に立てる可能性は十分にあった。

フィギュアスケートファンは大変な才能を失った。
私は、鳥肌が立つほど美しい演技をもう見られないと思うとホント、さみしい。
実は、いまからでも間に合うのでないかと思っている。
安藤美姫が私(わたくし)を棚上げし、フィギュアスケートの興隆と発展に身を捧げるという気持ちになれるなら、コーチは探せるはずだ。
真っ白な状態で考えてほしい。

                      ◇◆◇

安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年10月2日「安藤美姫、完全休養宣言…現役引退かソチ続行か結論」はこちら。

⇒10月1日「なぜ? 浅田真央ジャパンオープン、安藤美姫グランプリシリーズ欠場」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年5月28日「安藤美姫とモロゾフコーチ、キスクラの歓喜とハグ」はこちら。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

⇒2011年4月30日「安藤美姫、逆転世界女王!…審査員の粋な計らい」はこちら。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

⇒2011年2月25日「安藤美姫、世界王者返り咲きへ…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月22日「安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・」はこちら。

⇒2011年1月20日「安藤美姫に乗り移る金・荒川静香の優雅」はこちら。

⇒2011年1月18日「安藤美姫とニコライコーチ、ガッツポーズと涙」はこちら。

⇒2011年1月14日「安藤美姫は精神的に安定、元気と明るさが復活」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

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高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ

私は今週、都心のホテル暮らし。
公開セミナーが3本、企業講演・研修が2本。
それに加え、営業活動など。
文字どおりグロッキー。

公開セミナーは、SBIビジネス・ソリューションズ「数字を伸ばす真逆営業」、SMBCコンサルティング「新任・若手営業ステップアップ」、みずほ総合研究所「提案営業」。
いずれも受講者からきわめて高い評価が得られた。

うれしいのはもちろんだが、私がもっとうれしいのは事務局からかけられた言葉だ。
さまざまな講師のセミナーを知る立場にある彼らは客観的な評価を下せる。
プロなので、シビアだ。
SBIビジネス・ソリューションズは「次回は値段(セミナー参加費)を上げようかと…」。
価格を上回る価値を認めてくれたのだ。
SMBCコンサルティングは「先生、聞き惚れてしまいました」。
最高の褒め言葉だろう。
みずほ総合研究所は「このところの営業セミナーで断トツの集客(参加者数)です」。
追加開催が決まりそうだ。

私は極度の疲労で頭がぼーっとしている。
腰痛と背筋痛もひどい。
湿布だらけ。
土日も仕事がびっしり・・・。

                       ◇

ところで、私が仕事に忙殺されている間に、「世界フィギュアスケート国別対抗戦2012」が行われていた。
とくに悔しいのは、男子シングルがショートプログラム(SP)もフリースケーティング(FS)も終わっていたこと。
もっと悔しいのは、高橋大輔がカナダのパトリック・チャンを倒したこと。
見逃したのが残念という意味・・・。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

私はスポーツニュースで、高橋大輔が圧巻の演技で世界王者を破ったことを知った。
インターネットで調べたら、木曜日のSPで世界歴代最高得点となる94.00点を記録していた。
夏季五輪(オリンピック)4冠の北島康介に劣らず、成長途上のベテランである。
素晴らしい!!!(特別に3個)

⇒2012年4月8日「北島康介、無類の勝負強さ、怪物から化け物へ…ロンドン五輪」はこちら。

そして、金曜日のフリーで自己ベストを4年ぶりに更新し、世界歴代2位の合計276.72点を記録していた。
冒頭の4回転トゥループを決めた。
トリプルアクセル、トリプルサルコウを決め、後半の連続3回転ジャンプ(トリプルアクセル−トリプルトゥループ)、トリプルフリップ−ダブルトゥループ、トリプルループ、トリプルルッツ−ダブルトゥループ、トリプルフリップを決めた。
どうやら連続3回転ジャンプの後半は回転不足を取られた?

高橋大輔は得意のステップで歓声が沸き、最後のスピンで場内が総立ちになった。
演技で魅了するという点において、男子シングル史上最高峰である。
ロシアのエフゲニー・プルシェンコやカナダのパトリック・チャンを問題にしない。
独自の世界観(高橋大輔ワールド)に観衆を引き込んだ。
完成度が上がり、円熟味が増し、「氷上舞台芸術」の域に達している。
リンクに投げ入れられた花束は半端な数でなかった。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

会心の演技に対し、他国(ライバル)チームの選手が惜しみない拍手を送ったらしい。
出来のよさはもちろん、人間性の高さゆえ。
高橋大輔は、度量も愛も大きい。
海外のファンや選手を含め、大勢に愛されている。

余談ながら、私は羽生結弦が順調に成長すれば、やはり海外でもおおいに愛されると考えている。

⇒2011年12月25日「羽生結弦、気迫の表情、渾身の演技…全日本フリー最高得点!」はこちら。

話を戻す。
今季のフリーの選曲(使用曲)は高橋大輔の持ち味を最大限に引き出し、際立たせるように、私は思う。
だれも彼ほどブルースの魅力を表現できない。
大人の男の「官能」が漂う。
とはいえ、あくまでスポーツ競技として、危うさを押さえて健全性と積極性を、けだるさを押さえてキレやメリハリを大切にしている。
高揚と弛緩、躍動と退廃、挑発と脱力…。
変化がしなやかで、動きが美しい。
本大会での演技点の「音楽の解釈」の項目は驚異的な9.50点。
「イメージを変えたい」と挑戦したブルースは、自慢の表現力に一層の幅と深さ(奥行き)をもたらした。

日本開催の大会とはいえ、高橋大輔はこのところ無敵だった世界王者に16点以上の大差をつけた。
おめでとう!!!!!(特別に5個)

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

私は高橋大輔の最高の演技を見逃したことになる。
SPもフリーもほぼ完璧だった。
彼の人柄からすれば、日本チームの主将としての責任感が味方したかもしれない。

こんなことを言うと、必死に努力している本人、懸命に応援しているファンに叱られそうだが、高橋大輔はオンリーワンであれば十分だ。
順位は採点方法で変わる。
競技(大会)の記録に残るより、私たちの記憶に残る道をさらに究めてほしい。

なお、小塚崇彦はSP8位から6位に順位を上げた。
1本目の4回転ジャンプで転ぶと、2本目の4回転ジャンプをトリプルルッツ−トリプルトゥループに変えた。
団体戦だからか。
後半のトリプルアクセルが1回転に抜けた。
本調子から程遠かった。
が、何とか滑りきった。

フィギュア国別対抗戦は参加が6カ国。
男女シングルに各2人、ペアとアイスダンスに各1組が出場し、順位得点(ポイント)の合計を競う。
前回3位の日本チームは暫定順位ながら59ポイントでトップに立つ。
初優勝が近づいた?

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

きょうは女子シングルのフリー。
SP2位の鈴木明子と3位の村上佳菜子がやってくれるだろう。
緊張に極端に弱い村上佳菜子はフリーにトップで臨むよりも追い上げる展開のほうがよい。
いつ頂点を取っても不思議でない。

どちらかがイタリアのカロリナ・コストナーを逆転してほしい。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

◆書き加え1(4月21日)

先ほど高橋大輔のフリーを通して見た。
私は言葉がない・・・。
スポーツニュースなどでダイジェストを見ても感激が薄い。

女子シングルのフリーが終わった。
イタリアのカロリナ・コストナーは今季の疲れが出たのか、転倒などのミスが目立ち、精彩を欠いた。
鈴木明子は後半のジャンプでミスが出たが、何とかまとめた。
SP2位から逆転したというより、カロリナ・コストナーが落ちた。
村上佳菜子は後半のジャンプでミスが出た。
フリーが鬼門になっている。

1位:鈴木明子 187.79点
2位:カロリナ・コストナー 185.72点
3位:アシュリー・ワグナー(米国) 179.81点
4位:アデリナ・ソトニコワ(ロシア) 169.69点
5位:グレイシー・ゴールド(米国) 169.65点
6位:村上佳菜子 159.62点
7位:アリョーナ・レオノワ(ロシア) 153.71点

なお、ペアフリーで高橋成美&マービン・トラン組はジャンプにミスが出るなどし、3位に下げた。

が、日本チームは優勝を決めた。
おめでとう!
高橋大輔と鈴木明子のベテランの頑張りが光った。

以下に、「浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定」と題する2012年4月4日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

「世界フィギュアスケート国別対抗戦2012」が4月19〜22日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される。
世界フィギュアスケート選手権など今季の主要国際大会の成績を得点化し、その上位6カ国が出場する。
で、日本、カナダ、ロシア、米国、イタリア、フランス。
日本は1位。

シングルは各国2選手。
他国は分からないが、世界ランクの上位2選手が選出される(不確か)。
となると、男子は高橋大輔と羽生結弦、女子は鈴木明子と村上佳菜子。
世界ランク8位の浅田真央は日本人4番手なので代表から漏れる。
本人にいまもっとも必要なのは休養・・・。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

が、断トツの人気者を欠き、主催者やテレビ局などは頭を抱えていることだろう。
事前の盛りあがりとチケット販売、当日の平均視聴率にかなりの影響が出る?

きょう、代表選手発表記者会見が生中継されるようだ。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2011年12月4日「鈴木明子、フィギュア人生の仕上げ…摂食障害が彼女を強くした」はこちら。

フィギュア国別対抗戦の参加者は、男子シングルが各国2名、合計12名。
女子シングルが各国2名、合計12名。
ペアとアイスダンスが各国1組、合計6組。
各カテゴリーの優勝者は12ポイント。
最下位の男女シングルは1ポイント、ペアとアイスダンスは7ポイント。
カテゴリーで得たポイントの合計でチーム(国)の順位を決定する。

フィギュアスケートの団体戦は、2年後のソチ冬季五輪(オリンピック)で初めて採用される。
日本勢には大きなチャンスだ。
個人戦で敗れても団体戦でメダルを獲れる可能性がある。

◆世界フィギュアスケート国別対抗戦2012放送予定

テレビ朝日が地上波放送。おそらく録画。
変更の可能性があり、事前に確認のこと。

4月19日(木) 夜7時〜 男子SP、女子SP、アイスダンスSP
4月20日(金) 夜7時〜 男子フリー、アイスダンスフリー、ペアSP
4月21日(土) 夜6時30分〜 女子フリー、ペアフリー
4月22日(日) 夜6時56分〜 エキシビション

第1回は2009年に東京で開催され、米国が初代王者になった。
第2回は横浜で予定されたが、東日本大震災の影響で中止。
したがって、本大会が第2回。
日本は2代目王者になれるか。

◆書き加え1(4月4日)

男子シングルは、羽生結弦が世界選手権で負った右足首ねんざのため、出場を回避した。
代わりに小塚崇彦が選出された。
今季不完全燃焼だったが、名誉挽回のチャンスを与えられた格好だ。

ペアは高橋成美&マービン・トラン組、アイスダンスはキャシー・リード&クリス・リード組が選出された。

高橋大輔が日本の主将に任命された。
チームをまとめ、優勝へ引っ張っていくはずだ。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。

⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。

⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。

⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。

⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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浅田真央抜き視聴率…フィギュア国別対抗戦放送予定

「世界フィギュアスケート国別対抗戦2012」が4月19〜22日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される。
世界フィギュアスケート選手権など今季の主要国際大会の成績を得点化し、その上位6カ国が出場する。
で、日本、カナダ、ロシア、米国、イタリア、フランス。
日本は1位。

シングルは各国2選手。
他国は分からないが、世界ランクの上位2選手が選出される(不確か)。
となると、男子は高橋大輔と羽生結弦、女子は鈴木明子と村上佳菜子。
世界ランク8位の浅田真央は日本人4番手なので代表から漏れる。
本人にいまもっとも必要なのは休養・・・。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

が、断トツの人気者を欠き、主催者やテレビ局などは頭を抱えていることだろう。
事前の盛りあがりとチケット販売、当日の平均視聴率にかなりの影響が出る?

きょう、代表選手発表記者会見が生中継されるようだ。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2011年12月4日「鈴木明子、フィギュア人生の仕上げ…摂食障害が彼女を強くした」はこちら。

フィギュア国別対抗戦の参加者は、男子シングルが各国2名、合計12名。
女子シングルが各国2名、合計12名。
ペアとアイスダンスが各国1組、合計6組。
各カテゴリーの優勝者は12ポイント。
最下位の男女シングルは1ポイント、ペアとアイスダンスは7ポイント。
カテゴリーで得たポイントの合計でチーム(国)の順位を決定する。

フィギュアスケートの団体戦は、2年後のソチ冬季五輪(オリンピック)で初めて採用される。
日本勢には大きなチャンスだ。
個人戦で敗れても団体戦でメダルを獲れる可能性がある。

◆世界フィギュアスケート国別対抗戦2012放送予定

テレビ朝日が地上波放送。おそらく録画。
変更の可能性があり、事前に確認のこと。

4月19日(木) 夜7時〜 男子SP、女子SP、アイスダンスSP
4月20日(金) 夜7時〜 男子フリー、アイスダンスフリー、ペアSP
4月21日(土) 夜6時30分〜 女子フリー、ペアフリー
4月22日(日) 夜6時56分〜 エキシビション

第1回は2009年に東京で開催され、米国が初代王者になった。
第2回は横浜で予定されたが、東日本大震災の影響で中止。
したがって、本大会が第2回。
日本は2代目王者になれるか。

◆書き加え1(4月4日)

男子シングルは、羽生結弦が世界選手権で負った右足首ねんざのため、出場を回避した。
代わりに小塚崇彦が選出された。
今季不完全燃焼だったが、名誉挽回のチャンスを与えられた格好だ。

ペアは高橋成美&マービン・トラン組、アイスダンスはキャシー・リード&クリス・リード組が選出された。

高橋大輔が日本の主将に任命された。
チームをまとめ、優勝へ引っ張っていくはずだ。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月1日「浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権」はこちら。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、ライバルと戦う前に自分に負ける…世界選手権

きのうのブログ「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」、きょうのブログ「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」に続いて・・・。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

きょうのブログは男子シングルのフリーの直後にまとめた。
女子シングルのフリーは終わっている。

■女子シングル最終結果
1位:カロリナ・コストナー(イタリア) 189.94点
2位:アリョーナ・レオノワ(ロシア) 184.28点
3位:鈴木明子 180.68点
4位:アシュリー・ワグナー(米国) 176.77点
5位:村上佳菜子 175.41点
6位:浅田真央 164.52点

浅田真央は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半になった。
ほかのジャンプも1回転や2回転に抜けるなど、ミスを連発した。
ジャンプのタイミングがまったく合わない。
前回と同じ6位に沈んだ。
浅田真央はさすがに落ち込んだ。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

冒頭の大技の失敗は心の動揺を誘い、滑りの流れを壊す。
技術点だけでなく演技点を押し下げる。
練習での成功率がゼロに等しくては、本番で跳ぶか跳ばないか迷うまでもない。
トリプルアクセルにこだわるほど得点を落とし、順位を厳しくする。
そもそも2シーズン連続でフリーを「愛の夢」としたのは、演技の完成度を願ったからでなかったか。

浅田真央はトリプルアクセルを跳びたいという気持ちを抑えられない。
ライバルと戦う前に自分に負けている。
主要大会で勝つには、コンディションと相談しながら判断を下さなくてならない。
スケーティングやジャンプの技術もさることながら、柔軟性を失ったメンタルの再生が大きな課題になってきた。
これを克服できないと、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)での金メダルは遠ざかるばかり・・・。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

浅田真央は、限界努力に対する意志の強さにおいてオリンピック4冠の北島康介に劣らない。
が、彼に備わる冷静さが乏しく、自己分析が不得手だ。
結果として“勝つ戦略”を描けず、不安に駆られやすい。
情緒が安定しない。

世界のトップクラスの選手はもちろん主要大会での優勝を目指して厳しい練習を積んでいる。
それはそうなのだが、浅田真央と小塚崇彦はフィギュアスケートで勝ちたいのか、フィギュアスケートで魅せたいのか、気持ちの整理をつけられない。
勝つために魅せるわけでない。

スケーターは資質の違いがあるにしろ、二人には村上佳菜子や羽生結弦のような表現の自由奔放な発露を感じにくい。
表現の結果が勝利。
そう、意識や発想を変えられないだろうか。
でないと、スケートをやっていても自分が楽しくない。
それゆえ、観衆も楽しめない。
演技の楽しさを伝えることが大切でなかろうか。
それ以前に、演技を楽しむ、幸せな自分が伝わることが大切でなかろうか。
二人は窮屈で、悲愴だ。

私はフィギュアスケートに、純粋なスポーツ競技と違った魅力と奥深さを感じる。
きょうのブログで書いたが、フランス・ニースの観衆は羽生結弦、高橋大輔、パトリック・チャンの順に拍手を送った。
彼らの感動評価と審査員の採点評価は別だ。
それをだれよりも知るのが、高橋大輔である。
彼の演技からは大勢の前で滑れることの喜びがあふれ出る。
競技の「記録」に残ることも大事だが、ファンの「記憶」に残る道もあってよい。

不世出の浅田真央。
彼女は幸せを届けることを第一にすべきだ。
まず自分がスケートを楽しむ。
世の中、毎日を練習に当てられる人はほとんどいない。
その幸せを噛みしめてほしい。

⇒2012年4月1日「羽生結弦と村上佳菜子の表現力と躍動感…類まれな才能」はこちら。

浅田真央にとってトリプルアクセルがモチベーションというのは変な話だ。
勝とうとするあまり、目的と手段が引っ繰り返っている。
演技をやりたいのか、トリプルアクセルをやりたいのか、はたから見ていても分からない。
実績は十分なのに、浅田真央はフィギュアスケートをどんどん難しくしてしまった・・・。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

村上佳菜子はアクセル2つがシングルになるなどのミスが出たが、後半の3回転−3回転や苦手のトリプルループを決めた。
前回の8位から5位に順位を上げた。
優勝を手にしても不思議でない実力の持ち主だと思うが、緊張に恐ろしく弱い。
がちがち。
世界選手権やオリンピックで結果を残すうえで大きな課題である。

日本勢の最後に登場した鈴木明子は、トリプルルッツが1回転になったほかは確実に決め、初の銅メダルを手にした。
27歳の大ベテランは前回の世界選手権に出られなかった悔しさを晴らすとともに、日本女子の世界選手権連続表彰台を7大会に伸ばした。
3選手の頑張りにより、2013年にカナダ・ロンドンで開催される世界選手権で最大出場枠の「3」を保った。

結局、今季もっとも安定していたカロリナ・コストナーがフリーで自己ベストを更新し、3位からの逆転で初の世界女王に輝いた。
ロシアの新星、アリョーナ・レオノワは2位に下がった。

男子シングルに比べ、女子シングルは低調期に入っている。
国際大会から遠ざかっている韓国のキム・ヨナ(金妍児)にチャンスが生まれるかもしれない。

浅田真央には心身を休める時間、そして空っぽの頭で考える時間を取ってほしい。
自分を静かに見つめることだ。
メンタルは強いが、幼い。
子どもの強さの域を抜け出していない。
人に深さを与えるため、人生は思いどおりにならないようになっている。
オリンピックまで2年近くが残されている。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年3月29日「浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権」はこちら。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、半伽思惟像のほほえみ…世界フィギュア選手権

フランス・ニースで「世界フィギュアスケート選手権2012」が開かれている。
日本勢は公式練習をすでに行っている。
女子シングルのショートプログラム(SP)は29日。

鈴木明子は2連続3回転ジャンプを軽やかに着氷した。
好調を維持している。
緊張の高まる本番でどうか。

村上佳菜子はジャンプを中心に確認した。
が、回転が抜けるミスが目立った。
タイミングをつかめていないようだ。

浅田真央は2年ぶり3度目の優勝を狙う。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を精力的に試みるが、両足着氷や回転不足が目立った。
本番で取り入れられる成功率に達していない。
浅田真央が直前にその気になったとしても、おそらく佐藤信夫コーチがブレーキをかける。

が、2回転半−3回転ジャンプに加え、2連続3回転ジャンプ(3回転フリップ−3回転ループ)を着氷した。
いけると判断すれば、後者の高難度コンビネーションをフリースケーティング(FS)に取り入れる。
大会で決めると、2009年3月の世界選手権SP以来3年ぶり。
「3回転フリップ−2回転ループ」よりも基礎点が 3.3点上がるので、大きな武器になる。

出場選手は世界選手権で頂点を目指して当然だ。
しかし、私はこのブログで述べたとおり、トリプルアクセルを跳ばない浅田真央がどの位置につけるかを見たい。
フリー「愛の夢」をせっかく2シーズン連続で滑るわけだから、完璧な演技を心がけるべきだろう。
オリンピックはまだ先のこと。

浅田真央は佐藤信夫コーチの指導を仰ぎながらスケーティングとジャンプを見直しはじめて1年半が過ぎた。
四大陸フィギュアスケート選手権2012直後、回転不足を取られたトリプルアクセルについて「手応えをつかんだ」と語っていた。
安定感は増してきたが、まだまだ・・・。

浅田真央は人間的な成熟につれ、トリプルアクセルへの姿勢が攻撃的な固執からおおらかな積極性へ変わった。
同じ挑むのでも、内面は大きく違う。
もしも取り入れるのなら、楽しむ気持ちで十分・・・。
本番までにどこまで調整が進むか。

                       ◇

自ら進んで飛び込んだ昨シーズンのどん底を、ようやくくぐり抜けた浅田真央。
いくらか自信を取り戻し、全体の印象が柔和になった。
おだやかな笑みをたたえた、ちょっとうつむき加減の横顔は、例の国宝第1号を彷彿させる。

京都・広隆寺に置かれる飛鳥時代、7世紀前半の弥勒菩薩半伽(思惟)像である。
芸術作品では、世界でもっとも美しいほほえみを持つ。
悟りを開いた表情だ。
私は仏の顔を拝んだことがないが、おそらくこんな感じでなかろうか。
その姿と合わせ、ため息が出るほど美しい。
さらに、ほっそりとした指のそれぞれの表情も・・・。

私の結論。
浅田真央は美しい。

なお、アリョーナ・レオノワなどロシア勢は2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)へ向け、世界の強豪のなかでの自分の位置を確認しようとする。

以下に、「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」と題する2012年3月25日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

私は公開セミナーの休憩時間に喫煙ルームで受講者から尋ねられた。
「なぜ営業の仕事を選んだのですか?」。
「うまくいかないからでしょうか」。

私にとり、仕事とは苦労してつくり出すものだ。
実際、必需性も消耗性もない商品を販売してきた(業務を受託してきた)ので、仕事を得るとは予算を手当てすることだ。
顧客が予算を用意していることはなく、たいていゼロ。

別の公開セミナーで。
「なぜ新規開拓が好きなのですか?」。
「ルーティンほどうまくいかないからでしょうか」。

私は既存顧客へのルートセールスよりも飛び込みなどの新規開拓のほうが断然好きだった(後年、テルアポを絡めた)。
企業研修や公開セミナーの冒頭でしばしば述べている。

別の公開セミナーで。
「なぜこの仕事をやっているのですか」。
「もっともうまくいかないからでしょうか」。

私は教育(講師)主体ながら、いまは再建系のコンサルタントとして生計を立てている。
営業の立て直しを通じて業績のテコ入れを図る。
体で覚え、体に染みついたやり方を変えさせるのは至難だ。
平たく言えば、結果を出せない営業を全否定する仕事である。
煙たがられるならまだしも、あからさまに嫌われる。
ところが、セミナー会場には憧れる人も少なくなく、あれこれ質問を受ける。
講師やコンサルタントという得体の知れない言葉の響きに惹かれるのだろう。
私は、この仕事は間違ってもやってはいけないと述べている。

営業も経営も人生もうまくいかない。
私はそれが楽しくて気に入っている。

・・・ふと、浅田真央の転倒する姿が脳裏に浮かんだ。
彼女がトリプルアクセルをやる気持ちがいくらか分かった。
案外、「うまくいかないから」ではなかろうかと・・・。

                       ◇

優勝どころか出場さえ危ぶまれた全日本フィギュアスケート選手権2011。
佐藤信夫コーチがマスコミの矢面に立ってガードしたとはいえ、浅田真央は自分の意思でリンクに立ち、自分の演技に花を咲かせてみせた。
21歳の女性の強じんなメンタリティに、私は圧倒された。

今週、世界フィギュアスケート選手権2012が始まる。
2月の四大陸フィギュアスケート選手権2012で2位に終わった浅田真央は、ジャンプの調子を上げているらしい。
このときはショートプログラム(SP)、フリースケーティングともにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を解禁した。
惜しくも回転不足の判定を受けた。
が、ずいぶん安定してきた。
世界フィギュアではトリプルアクセルに加え、連続3回転ジャンプを跳ぶだろう。

昨年の世界女王・安藤美姫、前回の五輪女王・金妍児(キム・ヨナ)は休養中。
女子シングルは、今季5戦3勝のカロリナ・コストナー(イタリア)と浅田真央が優勝を争う。
ソチ冬季五輪(オリンピック)2014へのロシアの新鋭は割って入り込めるか・・・。

なお、男子シングルは絶対王者・パトリック・チャン(カナダ)に高橋大輔と小塚崇彦、そして羽生結弦が挑む。
ただ、チャンの驚異的な得点に迫るのは容易でない。
いまは手がつけられない強さである。

フジテレビでは、世界フィギュアを5夜連続で放送する(予定)。
浅田真央が表彰台の頂点で会心の笑みをこぼすのか。

◆女子ショートプログラム
3月29日(木)午後9時30分〜0時8分

◆男子ショートプログラム
3月30日(金)午後9時30分〜0時7分

◆男子フリースケーティング
3月31日(土)午後9時30分〜0時25分

◆女子フリースケーティング
4月1日(日)午後7時〜9時54分

◆エキシビション
4月2日(月)午後8時〜9時54分

私は仕事の締め切りに追われているはずだが、各放送の後半の時間帯はテレビを見られるかもしれない。
といっても、単につけっ放し・・・。
浅田真央と高橋大輔を筆頭とした日本勢の活躍がおおいに楽しみだ。

以下に、「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」と題する2012年1月11日のブログをそのまま収める。
出場選手は公式サイトで確かめてほしい。

                      ◇◆◇

3月、フランス・ニースで「世界フィギュアスケート選手権2012」が開催される。
注目の浅田真央は6大会連続の出場となる。
これ自体が凄い。
2年ぶり3度目の世界女王を目指す。

浅田真央は昨年末に最愛の母の死に見舞われた。
が、悲嘆のなかでも信念を貫いて全日本フィギュアスケート選手権2011に出場し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。
そして、世界選手権への切符を手にした。

浅田真央は今季前半、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印し、演技の安定感を大切に総合力で戦った。
コンディションを考慮して滑るということは、それまでの浅田真央では考えられない姿勢だった。
何が何でもトリプルアクセルを跳んできた。
心の迷いと自信のなさを振り切るかのように・・・。

浅田真央は、信頼関係が育まれた佐藤信夫コーチの助言に耳を傾けはじめた。
年齢とともに人間として成長を遂げた。
それなりに冷静で柔軟な判断が行える。
練習の状態を無視した看板技への執着は消えた。

浅田真央は全日本選手権で女王に返り咲いた。
しかし、ライバルを突き放した勝利といえない。
得意のフリーは鈴木明子に次ぐ2位だった。
まして、今季は安藤美姫が完全休養中である。

浅田真央はフリー当日の公式練習でトリプルアクセルを4回跳び、3回きれいに着氷した。
演技前の6分間練習で一回跳び、きれいに着氷した。
本人によれば、ジャンプの回転が急によくなった。
完璧に跳べる一歩手前まで来ていたようだ。
しかし、佐藤信夫になだめられ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に思いとどまった。

浅田真央は上にジャンプする癖が抜けず、着氷から次の動作へ流れるように移れない。
これだと加点が厳しい。
その弱点の克服のために気の遠くなるほど地道な練習を繰り返している。

浅田真央は世界選手権で表彰台の頂点に立つためのシナリオを描いているはずだ。
2シーズン連続でフリーを「愛の夢」としたにもかかわらず、完璧に滑っていない。
今季前半はダブルアクセルに留めた。
また、どこかでミスを犯した。
世界選手権では単に跳ぶのでなく、レベルアップしたトリプルアクセルを見せようとしている。
ならば、世界女王復活は間違いない。

                       ◇

私自身は、浅田真央が世界選手権でトリプルアクセルを外し、どの順位に立てるかを見てみたい。
図抜けた選手が出てこないからだ。
しかし、オリンピックシーズンにはかならず難敵が現れる。

浅田真央が獲得していないタイトルは、ごく一部の競技を除き、すべてのアスリートにとり最大の目標となる五輪での金メダルだけだ。
浅田真央の課題は得点源の開発と得点力の強化である。

◆世界フィギュアスケート選手権2012
開催日程:2012年3月26日(月)〜4月1日(日)
開催場所:フランス・ニース
出場選手:
男子シングルは、高橋大輔、小塚崇彦、羽生結弦
女子シングルは、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子
ペアは、高橋成美/マーヴィン・トラン組
アイスダンスは、キャシー・リード/クリス・リード組

私の注目は、悲願の初出場を叶えた羽生結弦である。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年3月25日「浅田真央は頂点へ…世界フィギュア選手権2012放送予定」はこちら。

⇒2012年2月12日「浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・」はこちら。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

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⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

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浅田真央、ソチオリンピックで金メダルはムリ・・・

「四大陸フィギュアスケート選手権2012」がアメリカ・コロラドスプリングスで行われた。
標高約1800mの高地。
酸素が薄く、体力的にきつい。
日本から、男子シングルは高橋大輔、町田樹、無良崇人、女子シングルは浅田真央、村上佳菜子、今井遥が出場した。
ペアは高橋成美/マーヴィン・トラン組、アイスダンスはキャシー・リード/クリス・リード組が出場した。

さて、浅田真央は優勝を逃し、2位に留まった。
ショートプログラム(SP)の冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳び、回転不足の判定。
が、僅差で首位に立った。
フリーの冒頭でトリプルアクセルを跳び、回転不足の判定。
先に演技を終えた全米女王、SP2位のアシュリー・ワグナー(192.41点)を超えられなかった。
188.62点で、昨年に続く2位。

SP3位の村上佳菜子はジャンプでミスが相次ぎ、4位(169.32点)に落ちた。
「最後は疲れちゃいました」。
9日の公式練習中に腹痛と貧血を訴えていた。
コンディションが悪かったようだ。
山田満知子コーチも渋い表情。

また、今シーズンからアメリカへ渡り、佐藤有香夫妻の指導を受ける今井遥(いまい・はるか)は9位(134.49点)に終わった。
大会直前に右足のけががひどくなったようだ。

                       ◇

2位に留まった浅田真央だが、昨シーズン直前から取り組んできた滑りの矯正が一定の成果を上げている。
代名詞のトリプルアクセルも全日本選手権の公式練習以降、成功率が高まってきた。
本人もそれなりの手応えを感じている。

しかし、浅田真央は本大会で優勝を収めたとしても、いまの滑りでは2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で金メダルを獲れないことをだれよりもよく分かっている。
早くも3月にフランス・ニースで行われる「世界フィギュアスケート選手権2012」へ思いを馳せた。
本大会でトリプルアクセルに挑戦したことはプラスと語っており、世界フィギュアでも取り入れるはずだ。

                       ◇

この世にも「天国」と「地獄」があるとすれば、それぞれに入口があるわけでない。
地獄の扉のずっと先に天国の扉がある。
地獄をくぐり抜けないと、天国の扉にたどり着けない。
スポーツ競技に限らず、仕事でも経営でも人生でも同じだ。

そのことを一番よく知るアスリートが北島康介だろう。
平泳ぎの同一種目で連覇を成し遂げた競泳選手はオリンピック史上、彼のほかにいない。
しかも、北島康介は百メートルと2百メートルの2種目で達成した。
年齢的に厳しい2012年ロンドン五輪(オリンピック)は、表彰台はもちろん出場さえ容易でない。
結果はどうなるか分からないが、北島康介が2008年北京五輪(オリンピック)後の4年間にやってきたことは、自らを地獄に突き落とすことだった。
いや、その前の五輪後もそうだった。

強じんなメンタリティが備わる浅田真央。
彼女はソチオリンピックで頂点に立つため、再び自ら進んで地獄に身を投じるのでなかろうか・・・。
トリプルアクセルに加え、新たな得点源がほしい。

                       ◇

ところで、試合会場で小塚崇彦と浅田真央を指導する名伯楽・佐藤信夫の世界殿堂入りの表彰が行われた。
70歳。
教え子の顔ぶれは素晴らしい。
2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)金メダリストの荒川静香もその一人である。
日本人の殿堂入りは、伊藤みどりに続いて2人目。

佐藤信夫は1965年にコロラドスプリングズで行われた世界フィギュアスケート選手権で日本人として初めて3回転サルコウを跳び、4位になった。

実は、一昨年2月に殿堂入りが決まり、昨年に東京で行われるはずの世界フィギュアで表彰されることになっていた。
しかし、東日本大震災の影響で開催地がモスクワに変更となり、延期されていた。

私は、日本人選手を最初に金メダルへ導く日本人コーチはだれかに関心がある。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年1月11日「浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012」はこちら。

⇒2011年12月28日「浅田真央、視聴率の化け物…日本唯一のスーパースター」はこちら。

⇒2011年12月26日「浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント」はこちら。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、女王復活のシナリオ…世界フィギュア選手権2012

来年3月、フランス・ニースで「世界フィギュアスケート選手権2012」が開催される。
注目の浅田真央は6大会連続の出場となる。
これ自体が凄い。
2年ぶり3度目の世界女王を目指す。

浅田真央は昨年末に最愛の母の死に見舞われた。
が、悲嘆のなかでも信念を貫いて全日本フィギュアスケート選手権2011に出場し、2年ぶり5度目の優勝を飾った。
そして、世界選手権への切符を手にした。

浅田真央は今季前半、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印し、演技の安定感を大切に総合力で戦った。
コンディションを考慮して滑るということは、それまでの浅田真央では考えられない姿勢だった。
何が何でもトリプルアクセルを跳んできた。
心の迷いと自信のなさを振り切るかのように・・・。

浅田真央は、信頼関係が育まれた佐藤信夫コーチの助言に耳を傾けはじめた。
年齢とともに人間として成長を遂げた。
それなりに冷静で柔軟な判断が行える。
練習の状態を無視した看板技への執着は消えた。

浅田真央は全日本選手権で女王に返り咲いた。
しかし、ライバルを突き放した勝利といえない。
得意のフリーは鈴木明子に次ぐ2位だった。
まして、今季は安藤美姫が完全休養中である。

浅田真央はフリー当日の公式練習でトリプルアクセルを4回跳び、3回きれいに着氷した。
演技前の6分間練習で一回跳び、きれいに着氷した。
本人によれば、ジャンプの回転が急によくなった。
完璧に跳べる一歩手前まで来ていたようだ。
しかし、佐藤信夫になだめられ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に思いとどまった。

浅田真央は上にジャンプする癖が抜けず、着氷から次の動作へ流れるように移れない。
これだと加点が厳しい。
その弱点の克服のために気の遠くなるほど地道な練習を繰り返している。

浅田真央は世界選手権で表彰台の頂点に立つためのシナリオを描いているはずだ。
2シーズン連続でフリーを「愛の夢」としたにもかかわらず、完璧に滑っていない。
今季前半はダブルアクセルに留めた。
また、どこかでミスを犯した。
世界選手権では単に跳ぶのでなく、レベルアップしたトリプルアクセルを見せようとしている。
ならば、世界女王復活は間違いない。

                       ◇

私自身は、浅田真央が世界選手権でトリプルアクセルを外し、どの順位に立てるかを見てみたい。
図抜けた選手が出てこないからだ。
しかし、オリンピックシーズンにはかならず難敵が現れる。

浅田真央が獲得していないタイトルは、ごく一部の競技を除き、すべてのアスリートにとり最大の目標となる五輪での金メダルだけだ。
浅田真央の課題は得点源の開発と得点力の強化である。

◆世界フィギュアスケート選手権2012
開催日程:2012年3月26日(月)〜4月1日(日)
開催場所:フランス・ニース
出場選手:
男子シングルは、高橋大輔、小塚崇彦、羽生結弦
女子シングルは、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子
ペアは、高橋成美/マーヴィン・トラン組
アイスダンスは、キャシー・リード/クリス・リード組

私の注目は、悲願の初出場を叶えた羽生結弦である。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

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浅田真央優勝、天上の母へ金メダルのクリスマスプレゼント

きのうのブログ「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」に続いて・・・。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

「全日本フィギュアスケート選手権2011」。
来年3月にフランス・ニースで開催される「世界フィギュアスケート選手権2012」の日本代表が選出された。
やはり、波乱は起こらなかった。
しかし、ドラマは生まれた。

男子シングルは、高橋大輔、小塚崇彦、羽生結弦。
女子シングルは、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

また、第1回全日本選手権感動大賞は、男子部門が羽生結弦、女子部門が浅田真央に決定した。
選考委員長と選考委員は予算不足のため、不肖・和田創。
SPとフリーの演技を踏まえて選考する。
しかし、浅田真央については特例としてSPが終わった段階で彼女しかいないと固めた。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

羽生結弦は東日本大震災により未曾有の被害を受けた地元に大きな勇気を届けた。
彼は、長い四肢の伸びやかな動き、しなやかな滑り、情感豊かな表現が魅力だ。
そこにゆとりある4回転ジャンプが加わる。

⇒2011年12月25日「羽生結弦、気迫の表情、渾身の演技…全日本フリー最高得点!」はこちら。

浅田真央は天国の母・匡子さんに表彰台の頂点に立つ晴れやかな姿を届けた。
これ以上のものはないというクリスマスプレゼントになった。
最愛の母を亡くした悲しみを乗り越え、2年ぶり5度目の優勝で復活の一年を締め括った。

その母は自宅の隣の空き家を買い求めていたらしい。
浅田舞と浅田真央が将来結婚し、家族全員でくつろぐ場所がほしかったのかもしれない。
二人の娘に自分のすべてを捧げた人生だった。
ご冥福をお祈りする。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

全日本選手権の出場選手と大会関係者の皆さま、お疲れさまでした。
大きな感動をありがとうございました・・・。

                       ◇

女子シングルのフリースケーティング(FS)が終わった。
浅田真央が1位、鈴木明子が2位、村上佳菜子が3位だった。

1位 浅田真央 184.07点
2位 鈴木明子 179.27点
3位 村上佳菜子 172.69点

                       ◇

SP3位の鈴木明子は冒頭のトリプルルッツを伸びやかに決めた。
安定感があり、美しい。
ダブルアクセルはシングルになったが、後にトリプルトゥループをつけた。
3連続を含めてループは2つとも決めた。
後半のルッツがシングルになった。
フリップは回りすぎ?
例のステップは軽やかだった。
滑り終え、残念そうな表情を隠さなかった。
固くなったのか、演技全体がやや重い印象…。

後半にジャンプミスが続き、得点を伸ばせなかった。
調子は下降気味だった。
SPは59.60、フリーは119.67、合計は179.27。
表彰台の頂点を意識して臨んだ今回、SPでは相当な緊張を感じたようだ。
フリーの得点は浅田真央を上回ったが、優勝は叶わなかった。

鈴木明子は涙も見せたが、この出来では仕方がないと気持ちを整理し、世界選手権での活躍を誓った。

⇒2011年12月4日「鈴木明子、フィギュア人生の仕上げ…摂食障害が彼女を強くした」はこちら。

                       ◇

SP2位の浅田真央は冒頭のダブルアクセルを決めた。
ゆとりがある。
続くトリプルフリップ−ダブルループを流れるように決めた。
トリプルルッツをきれいに決めた。
後半、ダブルアクセル−トリプルトゥループを決めた。
ここまではほぼ完璧…。
が、トリプルサルコウが2回転になった。
最後の得意のトリプルループが2回転になり、しかもバランスを崩した。
ステップは楽曲にふさわしく、しなやかだった。
例のスパイラルはホント、美しい。
滑り終え、両腕で体を包み込んだフィニッシュポーズのまま、しばらく天上(天井)の一点を見詰めていた。

そして、できることはやったとでもいうかのように、ふぅーと深い息を吐いた。
非常に感動的なシーンだった。
母への約束を果たし、自らの重圧を解いた。
おめでとう!!!

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

浅田真央の表情はおだやかでやわらかだった。
なみはやドームの会場全体がみるみる安どの空気に包まれていった。
皆がほっとしたのだ。
私は彼女の人気の大きさを改めて感じさせられた。

浅田真央はブランクの影響か、終わりのほうで疲れが出た。
調子としてはいま一つだったのはムリもない。
しかし、演技全体はとても落ち着いていた。
また、スケーティングはとても伸びやかだった。
SPは65.40、フリーは118.67、合計184.07。
結局、SPでスピードを抑え、慎重に滑る作戦が功を奏した。

浅田真央は「愛の夢」を笑顔で伸びやかに華やかに滑りたいと語っていた。
そのとおりの演技を見せた。
私は彼女の精神力の強さにただただ感服するしかない。
また、普段の地道な努力の積み重ねがあればこそ…。
演技を終えた浅田真央を見守る佐藤信夫コーチは懸命に涙をこらえているようだった。
私は好々爺の様子にぐっときた・・・。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

浅田真央は練習ではトリプルアクセルを4回のうち3回決めた。
しかし、本番では避けた。
試合のたびにジャンプ全体の安定度が増している。
私としては、来年3月の世界選手権で頂点に立つために取っておくといった気持ちでいいと思っていた(実は、再来年の世界選手権でいいと考えている)。
ソチオリンピックまで間があり、トリプルアクセルを外して勝つ得点構成を追い求めてほしい。
そこに、彼女の得意技を加えるなら敵なしだ。

浅田真央は競技後の記者会見で「一番近くにいるような感じで、何も報告しなくても分かっていると思う」と語った。
母に最高の色のメダルを持ち帰った。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

                       ◇

SP1位の村上佳菜子は冒頭のトリプルルッツをきれいに決めた。
続くトリプルループは1回転に抜けた。
自分に呪文をかけるので、前日に苦手と口にすべきでない。
トリプルフリップを決めた。
後半のトリプルループからダブルアクセルを決めた。
続くトリプルフリップは両足着氷になり、ダブルアクセルにつなげられなかった。
トリプルトゥループを決めた。
が、ステップで転倒した。
これは気の毒だった。
最後の3連続ジャンプは決めた。
滑り終え、泣き出しそうな顔…。
あるいは、自分の不甲斐なさに呆れているのか。

SP1位で迎えたフリー、しかも最終滑走が影響したのだろう。
鈴木明子と浅田真央の得点は高くなかったが、それでもプレッシャーになった。
演技開始時はもちろん直前練習時、非常に緊張した面持ちだった。
SPは65.56、フリーは107.13、合計172.69。
ノドがからからだったのでないか。

確かに転倒は不運だったが、それも緊張が影響している。
「頭が真っ白になっちゃいました。どこから始めればいいか分からなかった」と振り返った。
昨季と同じ銅メダルに終わった。
しかし、序盤の不調から立ち直り、笑みを浮かべた。

私は村上佳菜子のSPの滑りに成長を感じて驚くとともに、表現を含めた演技に感動を覚えた。
天性のショーマンシップを備えており、会場を巻き込むことができる。
が、緊張に非常にもろい。
世界の大舞台で戦ううえで課題となる。

村上佳菜子は結果として、尊敬する先輩の逆転優勝を引き立てる役回りになった。
今回はよしとしよう。
来季は金メダルをつかめ。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

                       ◇

本大会で天才少女がシニアデビューを果たした。
13歳の宮原知子。
SPで緊張のあまり実力を発揮できなかったが、それがほぐれたフリーで完璧な演技を行い、潜在能力の高さを示した。
最初にトリプルルッツ−トリプルトゥループを決めた。
続いてトリプルループ、トリプルフリップ、トリプルサルコウを決めた。
後半にダブルアクセル−トリプルトゥループを決めた。
トリプルルッツからの3連続ジャンプを決めた。
高難度ジャンプをまったく苦にしない。

観客はスタンディング・オベーションで宮原知子を称えた。
SPは47.06、フリーは116.79、合計は163.85。
15位から6位へ。
フリーの得点は村上佳奈子が107.13、浅田真央が118.67、鈴木明子が119.67。
メダリストと遜色がない。

宮原知子はこれから体の成長期を迎えるので未知数だが、村上佳菜子の次世代のホープになるかもしれない。
女子シングルの新鋭、いや新星である。

きょうはエキシビション「All Japan メダリスト・オン・アイス」が行われる。

◆フジテレビ系列での放送予定は以下のとおり(確認のこと)。

◇12月26日(月) 19時〜20時54分 エキシビション(EX)
All Japan メダリスト・オン・アイス

                      ◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月25日「羽生結弦、気迫の表情、渾身の演技…全日本フリー最高得点!」はこちら。

⇒2011年12月23日「羽生結弦は強気…高橋大輔と小塚崇彦を制し全日本初優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月13日「羽生結弦トップ3波乱…全日本フィギュア選手権表彰台へ」はこちら。

⇒2011年11月27日「羽生結弦、小塚崇彦先輩を置いていく…GPファイナル2011」はこちら。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月25日「浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!」はこちら。

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浅田真央、全日本選手権感動大賞(女子部門)決定!

きのうのブログ「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」に続いて・・・。

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全日本フィギュアスケート選手権2011。
来年3月にフランス・ニースで開催される「世界フィギュアスケート選手権2012」の代表最終選考会を兼ねる。
日本は男女各3枠。

男子シングルは競技を終えた。
私がもっとも感動を受けたのは、羽生結弦のフリーだった。
もっとも凄いと思ったのは、高橋大輔のSPだった。
もっとも安心を覚えたのは、小塚崇彦のSPとフリーだった。
三者三様。

17歳の羽生結弦は開き直れたフリーで若さを爆発させた。
ボーン!
私は彼に「全日本選手権感動大賞(男子部門)」を贈りたい。

⇒2011年12月25日「羽生結弦、気迫の表情、渾身の演技…全日本フリー最高得点!」はこちら。

彼が強く願っていたように、東日本大震災の被災地と被災者に大きな勇気を届けた。
世界選手権初出場、おめでとう!

                       ◇

女子シングルのフリースケーティング(FS)がきょう行われる。
ショートプログラム(SP)の上位3選手に決定的な点差は付いていない。

1位 村上佳菜子 65.56点
2位 浅田真央 65.40点
3位 鈴木明子 59.60点

1位の村上佳菜子と3位の鈴木明子なら初優勝、浅田真央なら2年ぶり5度目の優勝となる。

滑走順は、鈴木明子が19番目、浅田真央が22番目、村上佳菜子が24番目になった。

GPシリーズで不調を極めた村上佳奈子は練習をしっかりと積んでコンディションを整えてきた。
演技後、ガッツポーズ、破顔一笑!
私は改めて思ったが、彼女はソチオリンピックにピークを持っていけそうだ。
男子シングルの羽生結弦とともに年齢的に好条件である。
課題の克服に一歩ずつ取り組み、勝てるプログラムを滑ることに尽きる。

⇒2011年12月25日「羽生結弦、気迫の表情、渾身の演技…全日本フリー最高得点!」はこちら。

村上佳菜子は3位だった昨季の全日本選手権で出した自己ベストを大きく更新した。
尊敬する中京高校の先輩・浅田真央を僅差で抑え、初の1位発進となった。

村上佳菜子はそそっかしい。
宿泊先に忘れたコスチュームが滑走前の練習が始まる直前に届いた。
滑り込みセーフ!
すっぽんぽんではアイスリンクで風邪を引く。
彼女は慌てることなく、冒頭のトリプルトゥループ−トリプルトゥループのコンビネーションジャンプをきれいに決めた。
今季序盤のトリプルフリップ−トリプルトゥループから難度を下げ、昨季と同じに戻した。
続く2つのジャンプも…。
スピンとステップもしっかりとこなした。
序盤の不調を脱した。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

村上佳奈子は昨季に銅メダルを獲得したGPファイナルへの進出を逃した。
新調したスケートシューズが合わなかったことも一因。
それを取り替え、とくにジャンプに自信を持って全日本選手権に臨んだ。

天然系の村上佳菜子は大舞台で案外、緊張しやすい。
フリーで最終滑走がメンタル面でどう影響するか。
SPで一番楽しんでいたのは彼女だが・・・。

なお、私は浅田真央が普通に滑れば勝利を収めると思う。
SPでは母親の死去により練習を中断した影響がスピードや切れにいくらか現れた。
フリーでは端からトリプルアクセルを考えないことだ。
今回ならではの重圧はあるはずだが、落ち着いて演技を行ってほしい。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

村上佳菜子と鈴木明子はやりにくさを感じるはずだが、表彰台の頂点を全力で目指してほしい。
遠慮はいらない。

⇒2011年12月4日「鈴木明子、フィギュア人生の仕上げ…摂食障害が彼女を強くした」はこちら。

なお、浅田真央に「全日本選手権感動大賞(女子部門)」を贈りたい。
すでに決定済みだ。
全日本への出場そのもの、そして全日本での笑顔そのものが選考理由である。

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                      ◇◆◇

女子シングルのSPがきのう行われた。

17歳の村上佳菜子は冒頭のトリプルトゥループ−トリプルトゥループを落ち着いて決めると勢いに乗った。
トリプルフリップを決めた。
ダブルアクセルを決めた。
全体を通じたスピード感も十分。
ノーミスで滑り終えると、例のスマイルを見せた。
表情を含め、全身表現がダイナミックだった。
バイオリンの音色に振り付けも演技もとてもよくマッチしていた。
今季の課題としてきた大人っぽさに近づけた。
力強さが備わった滑りで、自己ベストを更新した。
世界選手権で大暴れしそうだ。
浅田真央が通った道を歩む村上佳菜子だが、骨太な表現力は安藤美姫に通じる。

                       ◇

浅田真央は冒頭のダブルアクセルをきれいに決めた。
ゆとりがあった。
流れのあるトリプルフリップ−ダブルループを決めた。
トリプルループをこらえた。
スピンをやわらかく、ステップをスムーズにこなした。
スケーティングがいい。
SPでのミスをなくすことを重んじたのか、自分に落ち着けと言い聞かせるような演技だった。
すべて抑えめ。
無難に滑り終え、ほっとした笑顔を見せた。
浅田真央は、演技前にいつもと違う緊張感があったと振り返った。
首位と僅差の2位につけ、フリーで逆転を目指す。

                       ◇

鈴木明子は冒頭のトリプルトゥループの着氷が乱れ、組み合わせのジャンプがシングルになった。
2連続3回転を決められなかった。
トリプルルッツを決めた。
ダブルアクセルを決めた。
例のステップでは会場の手拍子に包まれた。
が、全体にいま一つ。
最終滑走だった。
今季は好調で、初優勝を狙っていた。
欲が出ると、緊張が膨らみやすく、ミスが出る。
フィギュアスケートはつくづく難しい。

◆書き加え1(12月25日)

女子シングルのフリーが終わった。
浅田真央が2年ぶり5度目の優勝を飾った。
鈴木明子は2位、村上佳菜子は3位だった。

1位 浅田真央 184.07点
2位 鈴木明子 179.27点
3位 村上佳菜子 172.69点

                       ◇

SP3位の鈴木明子は冒頭のトリプルルッツを伸びやかに決めた。
安定感があり美しい。
ダブルアクセルはシングルになったが、後にトリプルトゥループをつけた。
3連続を含めてループは2つとも決めた。
後半のルッツがシングルになった。
フリップは回りすぎた。
ステップは軽やかだった。
滑り終え、残念そうな表情を隠さなかった。
固くなったのか、全体にやや重い印象…。

後半にジャンプミスが続き、得点を伸ばせなかった。
SPは59.60、フリーは119.67、合計は179.27。
表彰台の頂点を意識して臨んだ今回、SPでは相当な緊張を感じたようだ。
調子は下降気味だった。

                       ◇

SP2位の浅田真央は冒頭のダブルアクセルを決めた。
やはりゆとりがある。
続くトリプルフリップ−ダブルループを流れるように決めた。
トリプルルッツをきれいに決めた。
ここまでは素晴らしい。
後半、ダブルアクセル−トリプルトゥループを決めた。
が、サルコウで2回転になった。
最後の得意のループが2回転になり、バランスを崩した。
が、ステップはしなやかにこなした。
例のスパイラルは美しい。
滑り終え、ふっと息を吐いた。
できることはやったとでもいうかのように…。
浅田真央の表情は穏やかだった。
会場全体が安ど感に包まれた。
皆がほっとしたのだ。

浅田真央はブランクの影響か、終わりに疲れが出た。
が、演技はとても落ち着いていた。
また、スケーティングは伸びた。
SPは65.40、フリーは118.67、合計184.07。
結局、SPでスピードを抑え、慎重に滑る作戦が功を奏した。

浅田真央は「愛の夢」を笑顔で伸びやかに華やかに滑りたいと語っていた。
そのとおりの演技になった。
見守る佐藤信夫コーチは涙をこらえているようだった。
私はぐっときた。

練習ではトリプルアクセルを4回のうち3回決めた。
試合のたびにジャンプ全体の安定感が増している。
私としては、来年3月の世界選手権で頂点に立つために取っておくといった気持ちでいいと思っていた(実は、再来年の世界選手権でいいと考えている)。
ソチオリンピックまで間があり、トリプルアクセルを外して勝つ得点構成を追い求めてほしい。
そこに武器を加えるなら敵なし。

                       ◇

SP1位の村上佳菜子は冒頭のトリプルルッツをきれいに決めた。
続くループは1回転に抜けた。
自分に呪文をかけるので、苦手と口にすべきでない。
トリプルフリップを決めた。
後半のトリプルループからダブルアクセルのシークエンスを決めた。
続くトリプルフリップは両足着氷になり、ダブルアクセルにつなげられなかった。
トリプルトゥループを決めた。
が、ステップで転倒した。
これは不運で気の毒だった。
最後の3連続ジャンプは決めた。
滑り終え、泣き出しそうな顔…。

SP1位で迎えたフリー、しかも最終滑走が影響したか。
鈴木明子と浅田真央の得点は高くなかったが、それでもプレッシャーになった?
演技開始時はもちろん直前練習時、非常に緊張した面持ちだった。
SPは65.56、フリーは107.13、合計172.69。
ノドがからからだったのでないか。

私は村上佳菜子のSPの滑りに成長を感じて驚くとともに、表現を含めた演技に感動を覚えた。
天性のショーマンシップを備えており、会場を巻き込むことができる。
が、緊張に非常に弱い。
世界の大舞台で戦ううえで課題となる。

                       ◇

SPで緊張のあまり実力を発揮できなかった13歳の宮原知子は完璧な演技を行い、潜在能力の高さを示した。
最初にトリプルルッツ−トリプルトゥループを決めた。
続いてトリプルループ、トリプルフリップ、トリプルサルコウを決めた。
後半にダブルアクセル−トリプルトゥループ、トリプルルッツからの3連続ジャンプを決めた。
少女ということもあり、高難度ジャンプをまったく苦にしない。

観客はスタンディング・オベーションで称えた。
SPは47.06、フリーは116.79、合計は163.85。
15位から6位へ。
これから体の成長期を迎えるので未知数だが、村上佳菜子の次世代のホープになるかもしれない。

◆フジテレビ系列での放送予定は以下のとおり(確認のこと)。

◇12月25日(日) 19時〜21時55分 女子フリー

◇12月26日(月) 19時〜20時54分 エキシビション(EX)
All Japan メダリスト・オン・アイス

メインキャスターは国分太一、高島彩、解説は八木沼純子、本田武史(男子)、荒川静香(女子)。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月24日「浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ」はこちら。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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浅田真央、明るい受け答え…笑顔に隠す深い悲しみ

全日本フィギュアスケート選手権2011が大阪・なみはやドームで行われている。
来年3月にフランス・ニースで開催される「世界フィギュアスケート選手権2012」の代表最終選考会を兼ねる。
日本は男女各3枠。

⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。

私は年明け1月5日に業績回復・拡大のための本格教材の発売が控えており、締め切りとの闘いを連日繰り広げている。
ところが、追い込み時期に全日本選手権が始まり、そわそわ・・・。
仕事に集中しきれず、困り果てている。
とくに男子シングルのショートプログラム(SP)の高橋大輔の圧巻の演技に感動した。
非公認だが、世界歴代最高得点だ。
チャンと聞いてほしい。

⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。

女子シングルは、安藤美姫が休養のため、浅田真央と鈴木明子の一騎打ちになりそうだ。

浅田真央は母・匡子さんの死去という悲嘆のなかで出場を決めた。
おそらく母の願いを汲んでアイスリンクに立つ。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

浅田真央はGPファイナルへ向け、滑りのスピードやジャンプの精度は上向きだった。
だが、フィギュアスケートは精神面が強く影響する。
また、葬儀後もバタバタして1週間ちょっとしか取れなかった練習量も不安材料である。
コンディションをどこまで立て直しているかは不明だ。
浅田真央は全日本選手権での4連覇が昨季途絶えた。
5度目の優勝で日本女王に返り咲きを果たせるか。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

記者会見では気丈に振る舞い、明るく受け答えしていた。
私はいくらか安心したが、彼女の内面までは覗けない。
それだけ悲しみは深いのかもしれない。
浅田真央は笑顔に隠す。
どうか一日も早く立ち直ってほしい。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

鈴木明子は3年連続で出場したGPファイナルで自己最高の2位に入った。
ベテランはいまなお進化を遂げ、好調を保っている。
プログラムの評価も高い。
GPシリーズ「NHK杯」で初めて決めた2連続3回転ジャンプを成功させられれば、悲願の初優勝に近づく。

⇒2011年12月4日「鈴木明子、フィギュア人生の仕上げ…摂食障害が彼女を強くした」はこちら。

村上佳菜子はシニアデビュー1年目に目覚ましい成長を遂げ、成績を残した。
2年目の今季は真正面から苦手の克服に立ち向かっている。
滑りが非常に不安定だ。
GPシリーズで表彰台に乗れず、GPファイナル進出を逃した。
2年連続の世界選手権代表へ向け、どこまで調子を上げているか。
ただし、不調の一因が小塚崇彦と同様にスケートシューズとの相性の悪さにあったようだ。
すでに靴を取り替えた。
本人は練習で思い切りやれていると口にした。

⇒2011年11月18日「村上佳菜子と山田満知子コーチ、ソチ五輪への本気」はこちら。

今井遥は今季から練習拠点を米国へ移し、佐藤有香コーチらの指導を受けている。
大人の演技への脱皮を目指して苦悩する村上佳菜子が崩れるようなことがあれば、3位に食い込むかもしれない。
となると、世界選手権に初出場する。

また、浅田真央の記録を塗り替える高得点で全日本ジュニア選手権を制した13歳の宮原知子がどの辺りの順位に食い込むか興味深い。
私は先日の深夜、つけっ放しのテレビ映像で彼女の演技を見て驚いた。
新鋭のシニアデビューだ。

◆書き加え1(12月24日)

女子シングルSPが終わった。

17歳の村上佳菜子は冒頭のトリプルトゥループ−トリプルトゥループを落ち着いて決めると勢いに乗った。
トリプルフリップを決めた。
ダブルアクセルを決めた。
全体を通じたスピード感も十分。
ノーミスで滑り終えると、例のスマイルを見せた。
表情を含め、全身表現がダイナミックだった。
バイオリンの音色に振り付けも演技もとてもよくマッチしていた。
今季の課題としてきた大人っぽさに近づけた。
力強さが備わった滑りで、自己ベストを更新した。
世界選手権で大暴れしそうだ。
浅田真央が通った道を歩む村上佳菜子だが、骨太な表現力は安藤美姫に通じる。

                       ◇

浅田真央は冒頭のダブルアクセルをきれいに決めた。
ゆとりがあった。
流れのあるトリプルフリップ−ダブルループを決めた。
トリプルループを決めた。
スピンをやわらかく、ステップをスムーズにこなした。
スケーティングがいい。
SPでのミスをなくすことを重んじたのか、自分に落ち着けと言い聞かせるような演技だった。
無難に滑り終え、ほっとした笑顔を見せた。
浅田真央は、演技前にいつもと違う緊張感があったと振り返った。
首位と僅差の2位につけ、フリーで逆転を目指す。

                       ◇

鈴木明子は冒頭のトリプルトゥループの着氷が乱れ、組み合わせのジャンプがシングルになった。
2連続3回転を決められなかった。
トリプルルッツを決めた。
ダブルアクセルを決めた。
例のステップでは会場の手拍子に包まれた。
が、全体にいま一つ。
最終滑走だった。
今季は好調で、初優勝を狙っていた。
欲が出ると、緊張が膨らみやすく、ミスが出る。
フィギュアスケートはつくづく難しい。

                       ◇

1位 村上佳菜子 65.56点
2位 浅田真央 65.40点
3位 鈴木明子 59.60点
4位 西野友毬 58.52点
5位 今井遥 57.82点
6位 村元哉中 54.20点
15位 宮原知子 47.06点

13歳の新鋭・宮原知子は極度の緊張からか、全日本ジュニアで優勝したときの面影がなかった。

◆フジテレビ系列での放送予定は以下のとおり(確認のこと)。

◇12月24日(土) 19時〜23時10分 女子SP&男子フリースケーティング(FS)

◇12月25日(日) 19時〜21時55分 女子フリー

◇12月26日(月) 19時〜20時54分 エキシビション(EX)
All Japan メダリスト・オン・アイス

メインキャスターは国分太一、高島彩、解説は八木沼純子、本田武史(男子)、荒川静香(女子)。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月23日「浅田真央の調子…全日本フィギュア選手権5度目の優勝へ」はこちら。

⇒2011年12月15日「浅田真央、全日本選手権2011出場…母・匡子さんへの供養」はこちら。

⇒2011年12月14日「浅田真央、好意に甘えるのもよし…特例で世界選手権代表選出」はこちら。

⇒2011年12月11日「鈴木明子、浅田真央の分まで頑張る…GPファイナル銀メダル」はこちら。

⇒2011年12月10日「浅田真央、母・匡子さんの願い『娘よ、悲しみを乗り越えて…』」はこちら。

⇒2011年12月9日「トゥクタミシェワは3Aを跳び、浅田真央を揺さぶる…GP決戦」はこちら。

⇒2011年12月6日「浅田真央、トリプルアクセル回避…グランプリファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月3日「浅田真央、トゥクタミシェワと激突!…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年12月2日「佐藤信夫、はれものに触る…浅田真央に遠慮と我慢」はこちら。

⇒2011年12月1日「グランプリファイナル2011…鈴木明子と浅田真央が出場」はこちら。

⇒2011年11月28日「浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月20日「浅田真央に負けるわけにいかない小塚崇彦…全日本選手権2011」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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