コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

村井布美枝

松下奈緒、「青空」をしっとりとセクシーに歌う

私は企業での教育指導などが続く都心出張中、疲労がどんどん溜まってきた。
連日、午前9〜10時から午後5〜6時まで立ちっ放し、しゃべりっ放し。
かなりの大声を出すので、腰から背中にかけて重い負荷がかかる。
ちょっとした動作にも支障を来すほど腰痛と背筋痛が悪化していた。

水曜日、丸の内の業界最大手企業で「提案営業研修(ソリューション研修)」を行った。
途中、痛みが高じ、生ゴムの腰痛ベルトをスーツ(スラックス)の上から巻いた。
見てくれなどかまっていられない。
寅さん講師。
そして、ヘロヘロになりながら乗り切った。
東京駅至近のホテルの自室に這うように戻り(身をかがめられず、タクシーに乗るのが怖い)、体を休めようと仮眠を取った。

1時間ほど経った午後8時頃、腰に激痛が走って目が覚めた。
どうやら寝返りを打ったようだ。
ベッドで体を起こすことはもちろん、体の向きを変えることもできない。
私はこれまでに幾度かひどいぎっくり腰を経験してきたので、事の重大さが分かった。
来週一杯、講演やセミナー、研修のスケジュールがびっしりで、絶対に休むわけにいかない。

おそらく蓄積疲労によるぎっくり腰。
私はまったく動けず、トイレにも行けない。
木曜日の朝はクライアントまでたどり着けない。
介護が必要な状態・・・。

そこで、枕元のケータイ(スマホ)を探り、妻に電話をかけた。
幸いベッドが広くて二人眠れるので、泊まってもらうことにした。
午後11時頃、到着。
中山式のコルセットと痛み止めをもってきてくれた。
医者の薬が残っていたのだ。
私はあまりの痛みで、夕食も翌日の朝食も口にできない。

結局、木曜日はバンテリンをあちこちに貼り、痛み止めを多めに飲み、さらにコルセットできつく締め、その上に生ゴムベルトをきつく巻いて出かけた。
腰回りをがちがち(二重)に固めると、痛みがいくらか和らいだ。
結局、立ちっ放し、しゃべりっ放し。

来週は5日間の福岡出張も含まれるので、大変・・・。

                       ◇

NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)の視聴率復活の立役者となった松下奈緒。
彼女主演の「ゲゲゲの女房」が2012年4月2日(月)からBSプレミアムで再放送されている。
全156回。
本放送そのままというのは、NHKの英断だ。
何せグループ会社(?)でDVDを販売している。
毎週月曜日〜土曜日、午前7時15分〜30分。

「ゲゲゲの女房」は、漫画家の夫・村井茂をひたむきに支える妻・村井布美枝の奮闘記である。
山本むつみ脚本(武良布枝原作)が面白かったし、松下奈緒が素敵だった。
向井理との長身コンビも新鮮だった。

私は再放送を見たかったが、朝の時間帯は絶望的だ。
また、BSプレミアムはホテルのテレビで映らない(おそらく)。
自宅にいたとしても、自室のテレビで映らない。
NHK総合の深夜の時間帯は難しかったのかなぁ…。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

このブログで取りあげたが、私が先だって見たNHK総合「SONGS」に松下奈緒が出演していた。

3歳でピアノを始め、東京音楽大学で腕を磨いた。
作曲家として映画音楽のプロデュースも手がけた。
近年は歌手として活動の幅を広げている。

SONGSでは、デビュー後初めて故郷・兵庫県川西市を訪ねた。
母校の小学校で、「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」を弾き、児童を喜ばせた。

⇒2012年6月1日「松下奈緒『ありがとう』ピアノソロ演奏…SONGS」はこちら。

私は番組で松下奈緒が歌ったのにはびっくりした。
SONGSなので当たり前か。
しかも、うまい。
さらに、声も歌唱も魅力的である。
しゃべりの声とかなり印象が違う。

いまネットで調べたら、「青空」。
作詞・作曲は彼女でなく、川村結花。
楽曲のせいだろうが、しっとりとしてセクシー。
富士通ゼネラル「nocria」CMソングになっているようだ。
2月発表のアルバム「for me」に収録されている。

松下奈緒は多才だ。

                      ◇◆◇

松下奈緒と朝ドラ「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。

⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。

⇒2010年9月6日「水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出」はこちら。

⇒2010年9月7日「水木しげるの漫画家魂、妖怪研究家の名声」はこちら。

⇒2010年9月8日「水木しげる渾身妖怪画、点々アシスタント万歳!」はこちら。

⇒2010年9月9日「水木プロダクション爆笑アシスタント募集広告」はこちら。

⇒2010年9月10日「調布・水木プロダクション社長…家族経営の幸せ」はこちら。

⇒2010年9月11日「鳥取境港と島根安来…ゲゲゲの女房観光ブーム」はこちら。

⇒2010年9月12日「水木しげる、フリーランスの恐怖…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年9月16日「村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク」はこちら。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

⇒2010年9月19日「大杉漣プロフィール…小松島中学・城北高校出身」はこちら。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

⇒2010年9月21日「長女村井藍子・青谷優衣、次女喜子・荒井萌」はこちら。

⇒2010年9月22日「大杉漣に感動…松下奈緒と向井理の教育係」はこちら。

⇒2010年9月23日「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」はこちら。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

⇒2010年9月24日「水木しげる夫妻(武良茂・布枝)の自然体」はこちら。

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

⇒2010年9月26日「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(全記事)」はこちら。

⇒2010年9月27日「涙にくれた一日・・・『ゲゲゲの女房』完結」はこちら。

⇒2010年9月28日「松下奈緒が『ゲゲゲの女房』を振り返った」はこちら。

⇒2010年9月29日「松下奈緒と向井理、ゲゲゲの女房の演技に思う」はこちら。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

⇒2010年11月2日「吉岡聖恵・ありがとう…いきものがかりライブ」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年11月13日「大杉漣、演技への怒涛の情熱とエネルギー」はこちら。

⇒2011年7月18日「井上真央と松下奈緒、プライド激突、視聴率一騎討ち!」はこちら。

⇒2011年10月12日「松下奈緒、朝ドラ視聴率・朝ドラ人気回復に最大の貢献!」はこちら。

⇒2011年10月18日「松下奈緒・瀧本美織・井上真央・尾野真千子…朝ドラヒロイン素顔」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年6月1日「松下奈緒『ありがとう』ピアノソロ演奏…SONGS」はこちら。

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松下奈緒、男5人と同居…早海さんと呼ばれる日

松下奈緒が2012年1月にスタートするフジテレビ「早海さんと呼ばれる日(仮題)」でヒロイン・優梨子を演じる。
日曜日午後9時放送。
彼女は聡明でセクシーだ。
背が高くて目立つこともあり、主役が続いている。

松下奈緒はこのドラマで、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」以来約2年ぶりに貧乏女房に返り咲く(?)。
舞台は現代。
優梨子は4人兄弟の長男に嫁ぐ。
夫の母親が失跡し、義理の父親を含めた男5人と同居するはめになる。
家事もできない専業主婦が、男だらけの所帯で成長していくホームドラマである。
いくつもの困難を一つひとつ夫婦や家族で乗り越えるストーリー。
優梨子は「早海さんちの奥さん」と呼ばれたいと奮闘し、ダメ嫁から一家の大黒柱みたいな最強の嫁に変わる。

なお、松下奈緒はきょう午後9時放送のフジテレビ「マルモのおきて スペシャル」に出演する。
結婚して早海優梨子になる前のOL役らしい。

                       ◇

思い返せば、松下奈緒の2010年は朝ドラ史上最低の視聴率から始まった。
ヒロイン・村井布美枝を演じた「ゲゲゲの女房」だ。
が、日々の食事に困る極貧生活のなかでも明るさと希望を失わずに夫を支える姿が共感を呼び、視聴率はうなぎのぼりに・・・。
第1回は14.8%、最終回は23.6%(いずれも関東地区。ビデオリサーチ調べ)。
「ゲゲゲの女房」は国民的な人気を博し、社会現象になった。

結局、「ゲゲゲの〜」は流行語大賞の年間大賞に輝き、松下奈緒は紅白歌合戦の紅組の司会に選ばれた。
大ブレイクの一年だった。

◆松下奈緒プロフィール
1985年2月8日、兵庫県生まれ。
26歳。
血液型はAB。身長は 174cm。
3歳でピアノを始め、東京音楽大学へ進む。
女優活動と音楽活動(ピアニスト、作曲家、歌手)に励む才女。

                      ◇◆◇

松下奈緒に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年8月23日「松下奈緒「胡桃の部屋」横目でちらっ…向田邦子原作」はこちら。

⇒2011年7月18日「井上真央と松下奈緒、プライド激突、視聴率一騎討ち!」はこちら。

⇒2011年7月17日「松下奈緒と瀧本美織、相次ぐ主役抜擢の裏事情」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演「ゲゲゲの女房」完全再放送を望む」はこちら。

⇒2010年9月29日「松下奈緒と向井理、ゲゲゲの女房の演技に思う」はこちら。

⇒2010年9月28日「松下奈緒が「ゲゲゲの女房」を振り返った

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

⇒2010年9月22日「大杉漣に感動…松下奈緒と向井理の教育係」はこちら。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所?」はこちら。

⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

⇒2010年9月16日「村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

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松下奈緒と瀧本美織、相次ぐ主役抜擢の裏事情

私はあまりの忙しさに、火曜日から土曜日までブログを休止した。
ストックが底を突き、しかもこのところ時間をまったく割くことができない。
極度の睡眠不足と疲労に、猛暑と節電のWパンチが加わり、ヘロヘロの状態・・・。
ブログの更新が大変なのは確かだが、私自身の日課というか生活習慣になっていたので、それを果たせないのは寂しいし悔しい。
今年度の下期に新テーマの講演(セミナー・研修)が続々とデビューするため、コンテンツの作成とブラッシュアップに膨大な手間を取られる。
来年2月まで毎月3本のペースで締め切りを迎える。
その後も講演や収録(撮影)が詰まっており、来年8月くらいまで戦闘が続く。
この間、1年以上・・・。

                       ◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」でヒロイン・村上あかりを演じた瀧本美織。
彼女が7月15日にスタートした大ヒット韓流ドラマ「美男(イケメン)ですね」のリメイク版に登場したらしい。
私は仕事に追われて番組を見ていないが…。

放送は、TBSで金曜日午後10時。
瀧本美織の民放連続ドラマ初主演は“男装”だった。
役づくりのため、「てっぱん」の撮影が終わってから伸ばしていた髪を36cm切り、しかも茶色に染めた。
ボーイッシュということか?
私は、女の子っぽい瀧本美織の変身振りを見てみたかった。
おそらく、それはそれで似合うはずだ。

朝ドラのヒロインには魅力的な女優が大勢いたと思うが、放送終了後はそれほど役に恵まれていない。
昨今は民放の台所事情によりテレビドラマそのものが大幅に減少している。
瀧本美織はオーディションで選ばれた実質新人にもかかわらず、とても達者だった。
また、体当たりの演技が好感を呼んだ。
「ゲゲゲの女房」でヒロイン・村井布美枝(飯田布美枝)を演じた松下奈緒もそうだったが、放送終了後に即主演を射止めた。

「美男(イケメン)ですね」は、双子の兄の代わりに、女だということを隠しながら人気バンドに加わったヒロインの恋の行方を描いたラブコメディとか…。
いかにも韓流ドラマ。
瀧本美織は、妹の桜庭美子(みこ)と兄の桜庭美男(みお)の一人二役。
簡単な役どころでなく、そのうえ性別が異なる。
本人は、周囲の男性の仕草を観察しながらイケメンになり切ろうと懸命だ。

瀧本美織は「てっぱん」での人気と実力を買われ、次なる一歩を踏み出した。
はたして「美男(イケメン)ですね」は成功を収められるだろうか。
初回放送の視聴率が気になる・・・。

新人が芸能界になだれ込んでいる。
かたや、活躍の場は狭まっている。
数年やっていくだけでも大変だ。
大多数は表舞台からすぐに消える。
役者はほとんど食べていけない商売に逆戻りした。

松下奈緒と瀧本美織の相次ぐ主役抜擢。
民放が自局のドラマでスターを育成できなくなっている裏事情がある。
視聴率を手堅く稼ぐには、復調気配の朝ドラのヒロイン(主演)にすがるしかないようだ。

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松下奈緒VS向井理…ゲゲゲの夫婦対決

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
ヒロイン・村井布美枝を演じた松下奈緒と村井茂を演じた向井理がフジテレビに出ていると、妻が教えてくれた。
「とんねるずのみなさんのおかげでした 超豪華食わず嫌い ゲゲゲの夫婦対決」。
向かい合った二人のゲストが交互に各4品を食べ、相手の嫌いな食べ物を当てるという番組である。
表情や会話から推察するのだが、松下奈緒が一発で当てた。
勘が鋭い。

「ゲゲゲの女房」は漫画家・水木しげる(武良茂)とその妻・武良布枝がモデルである。
松下奈緒と向井理は夫婦役が長かった。

大晦日のNHK紅白歌合戦。
向井理が紅組司会の松下奈緒の応援に駆けつけたが、ほとんど会話はなかった。
二人は久しぶりの再会である。

松下奈緒は美しく、セクシー。
魅惑の瞳だ。

紅白歌合戦では彼女のよさがいま一つ伝わってこなかった。
このブログで述べたとおり、抑えすぎだ。

以下に、「ゲゲゲの女房総集編…松下奈緒、感動を再び!」と題する2010年12月28日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげる(武良茂)の妻・武良布枝が、二人の出会いから結婚、そして最近までの半生を綴った自伝的エッセー「ゲゲゲの女房」が原案になっている。
水木しげるが売れたのはだいぶ後。
夫婦は誇りと明るさを失わず、互いを信じてゴールの見えないデコボコ道を歩みつづける。
食べるものに困るどん底でも笑いながら生きた。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂)は結婚を経て青春時代へ…。
二人は、遅れてしまった分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
この朝ドラには自由の風が吹きわたり、希望の光が満ちあふれている。
また、昭和30年代〜40年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れており、当時の世相も色濃く映し出される。

⇒2010年11月26日「貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

この朝ドラにはまったのは私だけでなかった。
多くの国民がそう…。
主演の松下奈緒と準主演の向井理という、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
それが武良布枝の自伝が醸し出す世界に呼応していた。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

私は「ゲゲゲの女房」が終わったとき、喪失感に苦しんだ。
いま放送中の「てっぱん」が軌道に乗ったら、それと3カ月ずらして再放送してもらいたいと思った。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

私の希望は叶いそうもないが、「ゲゲゲの女房」の総集編がNHK総合テレビで12月29日〜31日の3日連続、午前7時20分〜8時28分、68分間放送される。
合計3時間24分程。
本編になかった映像も収められるとのこと。
とても楽しみだ。
松下奈緒は大みそか、朝は「ゲゲゲの女房」のヒロイン、夜は「紅白歌合戦」の紅組司会と大忙し、体がいくつあっても足りない?

私は「ゲゲゲの女房」にのめり込み、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いだので、それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

NHK紅白歌合戦では、武良布枝がゲスト審査員として出場するらしい。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」とヒロイン・松下奈緒、そして「貧幸」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月27日「松下奈緒、ゲゲゲの結婚願望」はこちら。

⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。

⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。

⇒2010年12月23日「ゲゲゲの女房・総集編…大みそかは松下奈緒の日」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

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ゲゲゲの女房総集編…松下奈緒、感動を再び!

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげる(武良茂)の妻・武良布枝が、二人の出会いから結婚、そして最近までの半生を綴った自伝的エッセー「ゲゲゲの女房」が原案になっている。
水木しげるが売れたのはだいぶ後。
夫婦は誇りと明るさを失わず、互いを信じてゴールの見えないデコボコ道を歩みつづける。
食べるものに困るどん底でも笑いながら生きた。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂)は結婚を経て青春時代へ…。
二人は、遅れてしまった分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
この朝ドラには自由の風が吹きわたり、希望の光が満ちあふれている。
また、昭和30年代〜40年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れており、当時の世相も色濃く映し出される。

⇒2010年11月26日「貧しさのなかに幸せが息づく…昭和30〜40年代」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

この朝ドラにはまったのは私だけでなかった。
多くの国民がそう…。
主演の松下奈緒と準主演の向井理という、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
それが武良布枝の自伝が醸し出す世界に呼応していた。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

私は「ゲゲゲの女房」が終わったとき、喪失感に苦しんだ。
いま放送中の「てっぱん」が軌道に乗ったら、それと3カ月ずらして再放送してもらいたいと思った。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演『ゲゲゲの女房』完全再放送を望む」はこちら。

私の希望は叶いそうもないが、「ゲゲゲの女房」の総集編がNHK総合テレビで12月29日〜31日の3日連続、午前7時20分〜8時28分、68分間放送される。
合計3時間24分程。
本編になかった映像も収められるとのこと。
とても楽しみだ。
松下奈緒は大みそか、朝は「ゲゲゲの女房」のヒロイン、夜は「紅白歌合戦」の紅組司会と大忙し、体がいくつあっても足りない?

私は「ゲゲゲの女房」にのめり込み、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いだので、それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

NHK紅白歌合戦では、武良布枝がゲスト審査員として出場するらしい。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」とヒロイン・松下奈緒、そして「貧幸」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月27日「松下奈緒、ゲゲゲの結婚願望」はこちら。

⇒2010年12月26日「松下奈緒…第61回NHK紅白歌合戦紅組司会」はこちら。

⇒2010年12月25日「松下奈緒の謎、目と表情に違和感…紅白司会」はこちら。

⇒2010年12月23日「ゲゲゲの女房・総集編…大みそかは松下奈緒の日」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

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松下奈緒、ゲゲゲの結婚願望

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
ヒロインの松下奈緒が9月16日に「スタジオパークからこんにちは」に出演した。
この朝ドラが終わりかけていた頃。
たったいま、そのアンコール特集が放送された。
私は当日の様子と内容をこのブログに綴った。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

松下奈緒(村井布美枝)は向井理(村井茂)と夫婦生活を演じるなかで「結婚願望」が強まった。
向井理に対する、ということでなかろう(おそらく)。
夫婦のよさ、さらに家族のよさが実感として分かったのだ。
「ゲゲゲの女房」では二人のかわいい娘を授かった。

松下奈緒は10カ月間、朝から深夜まで撮影が続いたため、NHKの職員食堂のメニューを食べ尽くしたらしい。

松下奈緒は「スタジオパーク」に出演した当時、クランクアップ直後の興奮が残っており、雄弁だった。
私にとり懐かしい再放送だ。

そこで、「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」と題する2010年9月17日のブログから一部分を以下に抜き出した。

                       ◇

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「・・・好きでした」。
きのうの「スタジオパークからこんにちは」で、松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた。
どのような意味合いで口にするにせよ、勇気のいる言葉だ。
私は年甲斐もなく、ドキドキ…。

高視聴率を誇るだけに、通路は大変な人だかり。
熱烈な拍手で迎えられた。

松下奈緒によれば、「ゲゲゲの女房」は8時に皆でオンエアを見てから撮影へ。
なるほど、すーっと入っていきやすい。
向井理とは、ドラマでの夫婦関係の深まりとともに親しみが増していった。
当初は、村井茂と村井布美枝が結婚に至った経緯を踏まえ、他人行儀な雰囲気が漂うよう、会話を交わすことも控えた。
二人の隔たりを大切にした。

松下奈緒は「向井さん」でなく「お父ちゃん」と呼んでいたらしい。
収録期間という断りがついたが、「向井さんが好きでした」。
そこまでこのドラマにのめり込んでいた。
また、子役を含め、ほんとうの家族のような“絆”が育まれていった。
さらに、夫婦を支えてくれた周囲の人たちとも…。
山本むつみのシナリオ(脚本)の魅力がそれくらい大きく、すべての出演者を虜にした。
元をたどれば、武良茂と武良布枝の半生が波乱万丈であり、しかもそれを乗り越えて漫画史上に立派な功績を残したからだ。
夫婦はどのような苦難に直面しても、決して勇気と誇りを失わなかった。

松下奈緒は視聴者の質問に答え、好きな男性のタイプも教えてくれた。
「とにかく、らくな人がいいですね」。

なお、番組では「ゲゲゲの女房」の思い出の名場面がいくつか紹介された。
向井理も映像で出演し、松下奈緒が右腕を取った感触がいまだに残っていると明かした。
力がこもっていたのだ。
私がこの朝ドラでもっとも感動した例のシーン。
実は、向井理も感動していた。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

松下奈緒が村井布美枝と一体化し、しかも村井茂と本物の夫婦になった瞬間である。
夫を守ろうとする凄まじい気迫が画面から伝わってきた。
交際なし、見合い直後の結婚から始まった二人だったが、互いの信頼と愛情は揺るぎないものへ…。

番組では、テーマソング(主題歌)「ありがとう」のピアノバージョンが披露された。
松下奈緒は作曲家、ピアニストだ。
ちなみに、肩書は「女優・アーティスト」。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

「ゲゲゲの女房」が終わると、私は気が抜けてしまいそう。
毎日見られないが生活の張り、心の支えになってきた。
朝ドラに限らず、私が見たすべてのドラマのなかでもっとも印象に残っている。
自分の半生の苦闘に通じるところが多く、胸に響いた。

大きな楽しみを失い、途方に暮れる人が大勢現れるのでなかろうか・・・。

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松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
放送が終わって1カ月半が経った。
ネット上でも同番組や同キャストに触れた情報が新たに出てくることがなくなった。
国民的な人気を博した朝ドラだったが…。
大衆の関心が瞬時に移ろうネット社会を実感させられる。
それが現代。

「ゲゲゲの女房」は、ドラマのない専業主婦がドラマのヒロインになった。
歴代の朝ドラとの決定的な違い。
原案では、水木しげる(武良茂)の妻、武良布枝。
ドラマでは、村井茂の妻、村井布美枝。
シナリオはよくても、ヒロインが“日常性”に埋没しかねない。

せめてという制作陣の配慮なのか、とびきり華のある「松下奈緒」を主役に起用した。
恒例のオーディションはなし。
美しく、長身。
背筋を伸ばし、顔を上げると、強いオーラを放つ。
非常にきれいな才媛。

それが図星!
「ゲゲゲの女房」は高い平均視聴率を残した。
著しかった“朝ドラ離れ”にそれなりの歯止めをかけた。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

さて、布美枝は性格がおとなしく、万事控え目。
島根の実家(飯田家)は家族仲がよく、それなりに豊かで、戦争の痛手もない。
苦労らしい苦労を知らない。

ところが、布美枝は人生の一大転機を迎える。
戦争で左腕を失った40歳間近の貸本漫画家・村井茂と見合い直後に結婚して上京した。
住まいは東京都調布市のボロ屋。
無収入状態に絶句!
先はまったく見えなかったが、布美枝は茂を懸命に支えつづける。
生まれた子どものミルク代にも困った。
「ゲゲゲの女房」は、苦しみを喜びに変えて生きていく夫婦の半生の軌跡を描いた。
そこに、昭和の東京の世相が絡まる。
温かく懐かしい。

私は完全にはまった。
結婚後、フリーランスの私がたどった道を再現してくれている錯覚に陥った。

専業主婦がヒロインのドラマが高視聴率を上げられたのは、水木しげるの功績が偉大だったことがあるにせよ、やはり武良布枝の生き方が見事だったから…。
地味な存在が、愛する夫を売れっ子漫画家に押しあげた。

                       ◇

放送が終わってしょんぼりしている方へ。

「ゲゲゲの女房のふるさと展」が開催されている。
主催は、島根県安来市とNHK松江放送局(不確か)。
場所は、朝ドラの原案者、武良布枝の故郷・安来市大塚町。
会場には、彼女にゆかりの写真や品物、町内に呼びかけて集めた昭和当時の写真や生活用品などが展示されている。
ほかに、「ゲゲゲの女房」の撮影関連。
パネル、台本、小道具などが展示されている。

会期は2010年12月末日(予定)。
途中、リニューアルのための閉館あり。
開館は午前9時〜午後5時。
会場は大塚夢芝居事務所。
入場料金は無料。
駐車場あり。

山陰はもちろん日本海を知らない方は一度どうぞ。
事前に問い合わせのこと。

◆書き加え1(11月4日)

「ゲゲゲの女房」の記憶が薄れ、松下奈緒に関する話題も乏しくなった。
と思ったら、11月3日に紅白歌合戦の司会が発表された。
やはり松下奈緒。
「ゲゲゲの家族」が応援に現れるというから、再び注目が集まりそうだ。

◆書き加え2(11月4日)

先頃「文化功労者」に選ばれた水木しげるが都内のホテルで行われた顕彰式に出席した。
記念撮影では、水木しげるは最前列の椅子に武良布枝とともに座った。
そして脚を組もうとした。
それを夫人がたしなめた(正式な写真は本人のみか)。

やんちゃな子どもみたいな水木しげるを、10歳年下の武良布枝がいつも見守っている感じ。
二人を眺めていると、私は微笑ましくなる。

両者のやり取りは「夫婦(めおと)漫才」のようだ。

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三菱UFJ20101116

ありがとう「ゲゲゲの女房」アゲイン(全記事)

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
きのうが最終回、放送は終了。
私はこの朝ドラにはまっていたので、喪失感に苦しめられそう。
何とかやり繰りしながら、全体の3分の2以上は見た。

青春時代を経て結婚へ…。
これが一般的な流れだろう。
しかし、村井布美枝(武良布枝)と村井茂(武良茂。水木しげる)は結婚を経て青春時代へ…。
遅れた分だけ喜びが大きく、それを大切にする気持ちが働いた。

「ゲゲゲの女房」は夫婦が成長し、家族が成長していく物語である。
ドラマには、奔放な自由の風が吹き渡り、明るい希望の光が満ち溢れていた。
また、昭和30年代の東京暮らしのあたたかさが通奏低音のように流れていた。

「ゲゲゲの女房」は、国民的な人気を博した。
ヒロインの松下奈緒、夫の向井理、どこか素人っぽい二人の演技が新鮮な魅力だった。
私と同様、あすから気が抜けてしまう視聴者も少なくないだろう。
こうなったら二人に大晦日の紅白歌合戦の司会をやってもらうしかない。
ただし、スポーツ・芸能紙やネットでは、福山雅治といううわさもある。
正式な発表が待たれる。

私は「ゲゲゲの女房」を見ながら、心に残った事柄を綴ってきた。
かなりのエネルギーを注いでいる。
それぞれの記事がわりと長く、また本数も多い。
折に触れ、この朝ドラの感動を振り返っていただければ幸いである。

実は、妻の提案により「ありがとう『ゲゲゲの女房』アゲイン(記事一覧)」をサイドバーに設けた。
ストーリーもいくらか追えるよう、古い日付順に記事を並べた。

                       ◇

妻が先日、このブログ「和田創 講演講師の引き出し」をリニューアルしてくれた。

デザインを変更した。
「誉(ほまれ)」から「ダメージ・ペーパー」へ。
印象がシンプルになった。

それにともない、2カラムから3カラムへ。
サイドバーに2倍の情報を盛り込める。
例えば、天気予報と新聞記事はわりと便利だ。
同時に、ブログの使い勝手がよくなった。
読みたい情報を見つけやすく、そこに飛びやすい。
最新記事のタイトルが右側上方のサイドバーで一覧できるため、表示記事を3本に絞った。
これによりスクロールも楽になった。

私自身はとても気に入っている。

                       ◇

以下のブログ(最初の原稿)に手を加えた。

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

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ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理

平成22年度前期・朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
きょうが最終回。
半年に及ぶ放送を終了した。
ヒロイン・村井布美枝を演じた松下奈緒、その夫・村井茂(水木しげる)を演じた向井理など出演者にお疲れさまと申しあげたい。

私が知る朝ドラのなかで文句なくナンバーワン!
比べられるシリーズを思い浮かべられない。
還暦直前に言うのも気が引けるが、私にとり「人生の教科書」だった。
単に面白いシリーズ、気になるシリーズならいくつかあった。
しかし、内容の深さにおいて「ゲゲゲの女房」は群を抜く。
それは夫婦、そして家族が心を一つにし、力を合わせて生きていくことの意味と価値を、現在の私たちに問いかけている。
私は結婚後の半生と重ね合わせたり照らし合わせたりするうちに、すっかり番組の虜になっていた。
自分なりの学び、さらに気づきを得られた。

「ゲゲゲの女房」では、あえて年齢相応のメイクにこだわらなかった。
私は一時、若すぎるのではという印象を持った。
が、すぐに思い直した。
主役二人の役者としてのキャリア、そして持ち味を考慮して判断を下した?
視聴者の違和感がかえって大きくなっただろう。
それ以前に、「ゲゲゲの女房」は“青春物語”である。
歳月の経過ほどには出演者が老けていかなかった。
青春は年齢でない。
これでよかった。

また、終わり方は秀逸である。
感動の涙を期待した視聴者を見事に裏切った。
気合を入れて最終回に臨んだ人は拍子抜けしたはずだ。
私もその一人。

安来の父・飯田源兵衛(大杉漣)の葬儀で流された涙は描かれなかった。
代わりに、偉大な父に対する感謝の念が、久し振りに揃った家族の笑顔のなかに浮かび上がった。
脳梗塞で体が不自由になった源兵衛は生前、ラッパを吹き分けて家族に用事を伝えていた。
そのラッパは、若くして逝った次男・飯田貴司(星野源)が幼い頃親しんだものだ。
もう少し待っていろという合図だったのか。

「お父さん、みんな笑って暮らしとるよ」。
布美枝は天国の父に語りかけた。

村井茂と村井布美枝。
武良茂と武良布枝。
二人で漫画に打ち込み、妖怪とともに歩んだ半生・・・。
こんな夫婦はそうそうおらんぞ。

ラストシーンは白い光に包まれた命の森。
生と死を超越した世界。
そこには二人が育んだ鬼太郎や妖怪たちがいた。
この朝ドラのオープニングにつながる。
そう、終わりは始まり。
あすはすぐそこ…。

なお、番組の早い段階で亡くなった祖母・飯田登志(野際陽子)が最後まで「ゲゲゲの女房」の語りを担当した。
家族から「おばば」と呼ばれていた。
「おばけ」でないぞ。
天国からずっと布美枝らを見守っているかのよう…。

私は思う。
松下奈緒の本質は役者でなくスターである。
「ゲゲゲの女房」が国民的人気を博するうえで、彼女が果たした貢献は絶大だった。
武良布枝の原案、山本むつみの脚本の魅力が土台だったとしても…。

⇒2010年7月16日「木村拓哉…スターと役者の違い」はこちら。

役者が職業なのに対し、スターは存在である。
彼女が目立ちすぎるという評価は意味をなさない。
松下奈緒は当面、主役以外は務まらないだろう。
共演者を飲み込んでしまう。
放つオーラがまぶしい。

この朝ドラに関連して一つ残念なのは、山本むつみの脚本が発売されなかったこと。
私個人はノベライズ(小説化)されたものよりもシナリオのほうがほしかった。
「ゲゲゲの女房」のストーリーやシーン、出演者や演技などを思い返しながら楽しめた。
読む側のイマジネーションが膨らむ余地が断然大きい。

NHKに望みたい。
私のユーチューブの動画を著作権侵害でグーグルに通報している場合でない。
ぜひ「ゲゲゲの女房 脚本版」を刊行してもらいたい。

⇒2010年9月22日「NHKより著作権侵害の申し立て、動画消滅」はこちら。

                       ◇

以下のブログ(最初の原稿)に大幅な加筆を施した。
武良布枝は我慢の人でなく覚悟の人だった。
私はNHK「スタジオパークからこんにちは」を見て、深い感銘を受けた。

⇒2010年9月24日「水木しげる夫妻(武良茂・布枝)の自然体」はこちら。

以下のブログ(最初の原稿)にかなり手を加えた。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

「ゲゲゲの女房」の関係者全員にだんだんと申しあげたい。

来週からさみしくなるなぁ、ちょっこし、と私。
そげですね、と妻・・・。

◆書き加え1(9月25日)

私は妻に、武良家の緑色の餃子をつくってもらうことにした。
夫、そして水木プロダクションのアシスタントの激務を支えつづけた例の料理。
やり繰り上手の布美枝が編み出した。

NHK「ゲゲゲの女房」公式サイトにレシピが載っている。
「野菜たっぷり 太った餃子」。
松下奈緒の味をご家庭で! 
何を言ってるんだ。

◆書き加え2(9月25日)

私は思い出した。
いまの妻も前の妻も家計が苦しいとき、近所の八百屋で売れ残りの野菜を安く分けてもらったり、くず野菜をただでもらったりした。
店主がよけといてくれた。
妻の必死さが相手を動かし、それで家族は命をつないできた。
財布どころか小銭入れにカネがほとんど入っていなかったのだから…。

◆書き加え3(8月25日)

「ゲゲゲの女房」のオープニング。
紙芝居とそれに見入る子どもたちのモノクロ写真は毎回、懐かしさと温かさを感じる。
貧しい時代だった。
タイムスリップし、私はあのなかに溶け込みたい。

紙芝居屋が新潟・直江津の真行寺幼稚園の広場(正確には真行寺の境内)に拍子木を打ち鳴らしながらやってくるのが楽しみだった。

◆書き加え4(9月25日)

長女・村井藍子(青谷優衣)と次女・村井喜子(荒井萌)は、両親が見合いの5日後に結婚したことを親戚から聞かされ、驚いた。
子どもは親のことを何も知らない。
親はたいてい胸に収めておくから当然だ。

夫婦は不思議…。
二人にしか分からないことがある。
周りから窺い知れないことがある。
それが絆を一層強くする。

私はいまごろになって親に尋ねたいことがいっぱい出てきたが、それは叶わない。

◆書き加え5(9月25日)

エンディングの森のシーンを引き取るように、いきものがかりによる「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」が流された。
人生の希望を託して…。

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松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
「・・・好きでした」。
きのうの「スタジオパークからこんにちは」で、松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた。
どのような意味合いで口にするにせよ、勇気のいる言葉だ。
私は年甲斐もなく、ドキドキ…。

さて、村井絹代(イカル。竹下景子)は夫・村井修平(イトツ。風間杜夫)が一人取り残されても生活に困らないよう、料理など家事の特訓を行った。
自分が先立つと信じて疑わなかった。
が、自分が置いていかれた。

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。

絹代は、水木しげる(村井茂)の母・飯田ミヤコ(古手川祐子)に、修平が生きているうちは文句ばかり言っていたと振り返った。
そして、夫がいなくなったさみしさは、子どもでも孫でも埋められないと涙をこぼした。
イカルの嵐みたいなエネルギーを受け止められたのは、どこか頼りないイトツゆえだ。
柳に風。

私は、前の妻も、いまの妻もそうだが、夫婦の“取り合わせ”は不思議だとつくづく思う。
それは連れ添った当人にしか分からない。

長女・村井藍子は家から通える小学校の3年生の学級担任になり、充実した日々を過ごしていた。
娘も父も大喜び。

⇒2010年9月16日「村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク」はこちら。

NHK番組「スタジオパークからこんにちは」に松下奈緒が出演した。
何度目?
高視聴率を誇るだけに、通路は大変な人だかり。
熱烈な拍手で迎えられた。

松下奈緒によれば、「ゲゲゲの女房」は8時に皆でオンエアを見てから撮影へ。
なるほど、すーっと入っていきやすい。
向井理とは、ドラマでの夫婦関係の深まりとともに親しみが増していった。
当初は、村井茂と村井布美枝が結婚に至った経緯を踏まえ、他人行儀な雰囲気が漂うよう、会話を交わすことも控えた。
二人の隔たりを大切にした。

松下奈緒は「向井さん」でなく「お父ちゃん」と呼んでいたらしい。
“収録期間”という断りがついたが、「向井さんが好きでした」。
そこまでドラマにのめり込んでいた。
また、子役を含め、ほんとうの家族のような“絆”が育まれていった。
さらに、夫婦を支えてくれた周囲の人たちとも…。
山本むつみのシナリオの魅力がそれくらい大きく、すべての出演者を虜にした。
元を辿れば、武良茂と武良布枝の半生が波乱万丈であり、しかもそれを乗り越えて漫画史上に立派な功績を残したからだ。
夫婦はどのような苦難に直面しても、決して勇気と誇りを失わなかった。

松下奈緒は視聴者の質問に答え、好きな男性のタイプも教えてくれた。
キャーッ。

なお、番組では「ゲゲゲの女房」の思い出の名場面がいくつか紹介された。
向井理も映像で出演し、松下奈緒が右腕を取った感触がいまだに残っていると明かした。
力がこもっていたのだ。
私がこの朝ドラでもっとも感動した例のシーン。
実は、向井理も感動していた。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

松下奈緒が村井布美枝と一体化し、しかも村井茂と本物の夫婦になった瞬間である。
夫を守ろうとする凄まじい気迫が伝わってきた。
交際なし、見合い直後の結婚から始まった二人だったが、互いの信頼と愛情は揺るぎないものへ…。

番組では、テーマソング(主題歌)「ありがとう」のピアノバージョンが披露された。
彼女は作曲家、ピアニストだ。
ちなみに、肩書は「女優・アーティスト」だった。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

                       ◇

「ゲゲゲの女房」が終わると、私は気が抜けてしまいそう。
毎日見られないが生活の張り、心の支えになってきた。
朝ドラに限らず、私が見たすべてのドラマのなかでもっとも印象に残っている。
私の半生の苦闘に通じるところが多く、胸に響いた。

大きな楽しみを失い、途方に暮れる人が大勢現れるのでなかろうか・・・。

◆書き加え1(9月17日)

株式会社水木プロダクションのマネジャー、村井光男(永岡佑)がくしゃみをした瞬間にぎっくり腰になった。
私は吹き出してしまった。

実は15年程前、深いソファーから立ちあがりかけた中腰の状態で大きなくしゃみをした。
直後、身動きがまったくできなくなった。
全身に激痛が走り、脂汗が流れた。
重いぎっくり腰だった。

記憶が曖昧になってきたが、1週間は寝たきり。
もちろんトイレに行けない。
また、手先にまで痛み(しびれ)が出た。
ハシを使えない。
パジャマのボタンをかけられない。
ホント、ひどかった。
確か、通常の生活に戻るのに半月近くを要した。

私は懐かしく(?)思い出した。

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水木しげる、フリーランスの恐怖…ゲゲゲの女房

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
私はこのところ体調不良や出張などで、ときどき見られない。

水木しげる(村井茂。向井理)は、1980年代初頭に大スランプに陥った。
当然、株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)も存続の危機に瀕した。

長く続いた売れない時代には食べるために必死で働いた。
売れた時代には押し寄せる注文をこなすために、またアシスタントなど社員を養うために懸命に働いた。
立ち止まって考える余裕はなく、しゃにむに突っ走ってきた。
が、仕事がパタッと途絶えた。

朝ドラでは、母・村井絹代(竹下景子)が嫁・村井布美枝(松下奈緒)に、「苦しいのは走るのを急にやめたとき。がっくりせんように…」と、息子への言葉を託した。

親の心配が的中した。
水木しげるは自信を失った。
大切にしてきた宝物をガラクタと呼んだり、世の中に妖怪はいないと言ったり…。
表情から生気が消え、しょぼしょぼ歩きに変わった。
軽い「うつ病」だったのでは?
長女・藍子も次女・喜子も父に“異変”を感じていた。

水木しげるは、売れた時代に仕事をセーブすべきだった。
しかし、収入の保障のないフリーランスは食べられなくなる恐怖が染みついており、それができない。
私は、水木しげるの気持ちが痛いほど分かる。

                       ◇

私は、水木しげるのような大スランプを経験していない。
講師は、企業研修にしろ公開セミナーにしろ既存顧客との関係がわりと継続するので、仕事がパタッと途絶えることはない。

記憶が曖昧だが、1998年〜2004年の7年間は超人。
なかでも1999年〜2001年の3年間はクレージー。
この頃と同じ頑張りをもう一度と思っても、絶対に不可能である。
とくに21世紀の初頭まで大家族と社員とNPO法人を、ほぼ私一人の売り上げで支えた。
それを可能にするエネルギーがどこに潜んでいたのか不思議だ。

働こうとしても働けない…。
私が職業人生でそうした感覚を初めて持ったのが2006年以降だった。
2008年以降、それを自覚するに至った。
すでに5年、もしくは3年…。
体の内部から頑張ろうという「力」がどうしても湧いてこないのだ。
ゲゲゲの女房の水木しげるのありさまと照らし、これは世間で言う「スランプ」でないかと…。

私は高校時代に父の転落に接し、社会に対する不信、会社に対する不信、そして人間に対する不信が募った。
もともとそうした気質を有していたのかもしれないが、心に「虚無感」が巣食った。
自分のために頑張るということが難しくなった。
受験勉強にまったく取り組めず、明治大学を5年間で出られなかった。
また、どのような仕事もつまらなかった。

私が死に物狂いで働いたのは結婚後である。
家族ができた。
そして、従業員が増えた。
頑張ろうと努めたわけでなく、おのずとそうなった。
自分でも驚く変化だった。

しかし、ここ数年は家族や従業員のために頑張ることもできなくなっていた。
蓄積疲労か、老いか。
いずれにしろ生命力の低下が関係していよう。
私はずっとトンネルのなかを歩いている気分・・・。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

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⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

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⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

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松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
おとといの放送後の「あさイチ・プレミアムトーク」に、主役(ヒロイン)の松下奈緒が登場した。
撮影が終わり、裏話が明かされた。
また、村井布美枝(武良布枝)の実家がある島根県安来市の人たちとの交流が映し出された。
興味深く、かつ心温まる内容だった。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

                       ◇

さて、ゲゲゲの女房は、初回放送分は平均視聴率がシリーズ史上最低だった(ビデオリサーチの調べ)。
関東地区で14.8%、関西地区で10.1%。
いずれも集計を取りはじめた昭和39年以来もっとも悪い。
今シリーズから放送開始が15分繰り上がったことも影響したはずだ。

ところが、視聴率はうなぎ上りになった。
20%をうかがう勢いである。
松下奈緒、そして村井茂(武良茂。水木しげる)を演じる向井理の熱演が大きい。
長身コンビであり、松下奈緒が174cm、向井理は182cm。
松下奈緒はもう少し高い印象を受けるが…。

むろん、山本むつみのシナリオ(脚本)の魅力が人気の土台になっている。
それとても、武良布枝の自伝『ゲゲゲの女房』という原作があればこそ。
この朝ドラにとっては「原案」と呼ぶべきかもしれない。
脚本家のイマジネーションが強く働いており、フィクションの要素が多分に含まれているからだ。
ストーリーも登場人物も出来事もそのままの事実と限らない。

NHK朝の連続テレビ小説は、視聴率が低迷していた。
このところ最低を更新してきた。
それをテコ入れするため、オープニングの前に毎回60〜90秒程のイントロダクション(導入部)を置くようにした。
「序」に相当し、本番(中身)への期待感を高めながら、チャンネルの切り替えを思い留まらせる狙いがある。

また、放送時刻を8時に変更した。
背景には総合テレビ自体の不振もあったようだ。
同時間帯の民放のワイドショーにだいぶ食われていた。
そちらをいったん見はじめると、わざわざ8時15分にチャンネルを戻さない。

ゲゲゲの女房がもし平均視聴率16〜17%を記録するようなら大健闘である。
視聴者から“続編”を望む声が殺到しよう。
15%台でも好調だったといえる。
それくらい朝ドラの下落傾向は鮮明だった。

なお、脚本家・山本むつみについては、あすのブログで…。
本人が執筆の意図や困難を語っている。

◆書き加え2(9月29日)

「ゲゲゲの女房」は25日、最終回に関東地区で最高視聴率23.6%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。
関西地区は17.9%だった。
番組の平均視聴率は関東地区が18.6%、関西地区が15.9%。
2005年後期以降の10作品では、2006年の「純情きらり」、2007年の「どんど晴れ」に次ぐ好視聴率となった。
いずれも関東地区で19.4%。

3〜4年前と社会情勢が異なり、私はこの2番組に負けない大健闘だったと考える。

「ゲゲゲの女房」は、回を追うごとに数字がじりじりとアップ。
それと歩調を合わせるように、主演の松下奈緒は人気が上昇。
相手役の向井理も…。
途中から幾度も20%を突破した。

松下奈緒は大晦日の紅白歌合戦の司会が取り沙汰されている。
が、本人によれば「そういう話はない…」。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

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⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

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◆書き加え1(8月28日)

村井布美枝は、「こみち書房」の田中美智子(松坂慶子)と8年振りに再開した。
調布で貸本漫画屋を営み、まったく売れなかった貸本漫画家の水木しげるを家族ぐるみで応援してくれた。
客に熱心に水木作品を勧めたのだ。
夫の再就職で千葉へ引っ越したが、いまでも店を続けている。
ただし、時代の趨勢で漫画専門書店になった(不確か)。

日々の食べものにも困る貧乏学生だった私が東小金井に暮らしていた頃…。
店名は忘れたが、徒歩3分程の距離に食品中心のミニスーパーがあった。
一帯は小金井市東町、三鷹市井口、武蔵野市境南町が入り組んだ田舎で、周辺に商店街がないのでしばしば足を運んだ。
おそらくインスタントラーメン(袋麺)2〜3袋というような、恥ずかしいくらい少額の買い物がやっとだった。

そこに、とても可愛くてにこやかなお嬢さんがいた。
家族3世代(女性)で店を切り盛りしていたのでないか。
私は、高齢の店員から「学生さん」と呼ばれていた。
きっとおばあちゃん。
皆に非常に親切にしてもらい、何だか応援されている気分だった。
懐は寒くても、ここに来ると温かく感じた。

私は前妻とつきあいはじめ、一緒に買い物に行ったとき、彼女を含めた店員3人が目配せしてうつむいてしまった。
私はそうだったのかと、ようやく分かった。
ホント、鈍い。
彼女を傷つけてしまった。
いまだに忘れられない光景。
私は、高齢の店員の表情まで覚えている。

人生の長い道のりには、大小さまざまな分岐点がある。
人はちょっとしたことで、別の道を進む。
自らの意思でつねに決めているわけでない。
運命の機微・・・。

私が早く気づいていたら、どうなっていただろう。

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松下奈緒「ゲゲゲの女房」撮影秘話…あさイチ

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
私は最近幾度か見られず、ストーリーが分からなくなってしまった。
村井布美枝は、仲がとくによかった弟(飯田貴司)を亡くしたようだ。
最期に間に合わなかった。
安来の実家から調布の自宅に帰り、独り号泣した。
村井茂(水木しげる)は締め切りを抱え、葬儀に出られなかった。

私はプロ講師になったとき、富山で暮らす両親に対して死に目に会えないと告げた。
満更でもない様子で、黙ってうなずいた。
いつも応援してくれた。

私は新聞社や雑誌社が主催する講演やセミナーをずいぶんと引き受けた。
富山は読売新聞の中興の祖、正力松太郎(大正力)の出身地である。
両親は同紙に掲載された「読売経営セミナー」の告知記事を切り抜いていた。
私の顔写真入り。
近所や知人に見せて回ったらしい。
いくらか親孝行ができた。

ネットのNHK番組表(金曜日)に、当日の“おすすめ”としてゲゲゲの女房のあらすじが載っていた。
弟の葬儀が終わり、布美枝は両親や兄夫婦ら家族と別れを惜しみつつ実家から自宅に戻る。
傷心の布美枝を夫や子ども、義理の両親がやさしく気遣う。
弟が手入れしてくれたミシンを見たら、布美枝はこの世を去った弟に対する思いが込みあげる。

号泣のシーンは、これか?

                       ◇

きのうの朝ドラに続き、松下奈緒が「あさイチ」の「プレミアムトーク」に出演した。
10カ月に及ぶ撮影を無事に終えたせいか、ほっとした表情が浮かぶ。
緊張の連続であり、直後は虚脱感に襲われたはずだ。
1週間経ったいまも喪失感を引きずっているだろう。
就寝前など、さみしさを噛み締めているのでないか。

冒頭は、ゲゲゲの女房の撮影秘話というか裏話。
松下奈緒は、存命のヒロイン(武良布枝)を演じる際のプレッシャーと苦悩を語った。
不安だらけ…。
何とか覚悟が決まり、撮影が始まる。
すると、自分が村井布美枝にどんどん同化していった。

私がゲゲゲの女房でこれまでにもっとも感動したシーンが、松下奈緒にとり村井布美枝と一体になれたと感じたときだった。
父(大杉漣)に対し、夫(向井理)をかばった、あの場面。
もちろん台詞(せりふ)なのだが、自分の心の底から出た言葉だった。
その際に夫の腕を取ったのは、演技でなく無意識だった。
松下奈緒も驚く自分の変化だった。
妻になり切っていた。
朝ドラの大仕事を乗り切れそうという手応えをつかんだのでないか…。

松下奈緒はゲゲゲの女房のクランクアップの2日後、島根県安来市へ向かった。
村井布美枝(武良布枝)の実家がある。
大塚町の飯塚家。
5代にわたり酒屋を営んでいる。
布枝の兄家族から温かく招き入れられた。
大役の苦労をねぎらわれ、演技の素晴らしさをほめられ、松下奈緒は感無量…。

また、近所の住人が大勢集まり、大きな拍手を送った。
子どもたちも…。
松下奈緒は地元に帰った気分を味わえた。
「第二のふるさと」である。

なお、3歳から続けてきたピアノ演奏をスタジオで披露した。
様になっている。
私は楽曲の名前と説明を聞き逃した。
武良布枝のイメージを表現した?
だとしたら、自ら作曲した?

                       ◇

このブログでずいぶん前に述べたが、大物の予感はそのとおりになった。
本人が努力を積んだのは間違いないが、私は天賦の才能を感じる。

松下奈緒はそこにいるだけで聡明さがあふれ、それが天然ゆえに周囲を一層明るくする。
大輪の花がぱっと咲いたかのよう…。
ドキドキするほど美しい。

私は今後の活躍が楽しみなのだが、それ以上にゲゲゲの女房が終了することがさみしい。

続編については、後日触れたい。

                      ◇◆◇

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松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
戦後まもない東京で生きるまったく売れない漫画家が、見合いから5日後に結婚式を挙げた妻と力を合わせ、仕事の成功を収めながら温かい家庭を築いていく様子を描いている。
ヒロイン村井布美枝役の松下奈緒(まつした・なお)、水木しげる(村井茂)役の向井理(むかい・おさむ)がともに熱演している。
夫を信じ、夫を支え、夫を励ます妻の姿、そして夫婦の絆と成長の物語がお茶の間の感動と共感を誘う。

そのゲゲゲの女房が19日未明、クランクアップを迎えた。
10カ月にわたる撮影を何とか乗り切り、松下奈緒と向井理は大きな感動に包まれた。
その場で松下奈緒は号泣…。
感情がとても豊かなのだろう、ドラマのなかでも自然に涙がこぼれる。

そして、すぐにスタジオでクランクアップ会見が行われた。
二人は、出演者を含めた朝ドラのすべての関係者に対し、感謝の気持ちを表した。
最後に、松下奈緒は、「夫が向井理さんでよかったなと思います。ありがとうございます」と言葉を送った。

なお、視聴者から紅白歌合戦の司会を二人にやってもらいたいという声がNHKに寄せられているようだ。
はたして大晦日の国民行事にコンビは復活するのか。

                       ◇

ゲゲゲの女房にはまっている私は先ほど妻に教えられた。

向井理が今晩、TBSテレビの番組「ぴったんこカン・カン」に登場する。
タイトルは、「大人気!ゲゲゲの女房 水木しげる夫妻を訪問」。
司会進行は、人気NO.1アナウンサーの安住紳一郎、高感度NO.1女性タレントの久本雅美。
私はまれに見ることがある。
ゲストは、新垣結衣、向井理、あき竹城。

番組予告文がいま一つ分かりにくいが、どうやら向井理が水木家を訪ね、夫婦に手料理を振る舞う。
彼は厨房が似合うかもしれない。
長身なのでかっこよさが際立つ。
新垣結衣とあき竹城が惚れてしまう?

                      ◇◆◇

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◆書き加え1

たったいま「ぴったんこカン・カン」が終わった。
番組の冒頭、安住紳一郎と石塚英彦が調布の深大寺から水木プロダクションへ。
そこはマンションの一室だった。
ドアを開けると、水木しげる夫妻が待っていた。
社内は、漫画を描くための資料や水木しげるの作品、ゲゲゲの鬼太郎に関わるキャラクターグッズなどが所狭しと並ぶ。
かなりの高齢に達したお二方はひょうひょうとした印象である。
向井理が夫妻を訪ねたわけでなかった。

次いで、向井理が現れた。
安住紳一郎を馴染みの洋食屋へ案内。
二人は明治大学の後輩と先輩である。

そして、私が暮らす港北ニュータウンのオーケーディスカウントセンターであき竹城と合流。
向井理は食材の購入後、レジでの精算にオーケーカード(正式名称は不明)を提示。
学生時代からずっと使っているという。

さらに、8月21日に公開される「ハナミズキ」で共演する新垣結衣と二子玉川で合流。
いよいよ料理にかかる…。
中心は向井理。
プロの料理人並みに手際がよい。
包丁さばきも見事。

あっという間に、多彩なメニューが完成。
3人は「おいしい」を連発。
向井理は才能に富み、何をやっても様になる。

ところで、私は両手を自在に操る向井理に違和感を持った。
それくらい「ゲゲゲの女房」にのめり込んでいたのだろう。

ネットの情報によれば、向井理は水木しげるに似ている。
顔か体型か、それとも雰囲気か…。

番組は残り1カ月ちょっと。
終了すると、心に穴が開いたよう…。
感傷に浸る朝ドラは初めてだ。
私は、ゲゲゲの女房が生活の張りになっていたことに気づかされた。
視聴者がそうだから、出演者とくに主役級はもっと…。
松下奈緒は会見で、「何と言っていいのか分からないくらいの寂しさと脱力感があります」と心境を語った。

なお、番組紹介文(予告文)の全文を引用しよう。
「大人気!ゲゲゲの女房水木しげる夫妻を訪問向井理が手料理を披露あまりのカッコ良さに新垣結衣&あき竹城&安住までもホレた」。
どこまでがタイトルで、どこまでが内容説明か分かりにくい。
それ以前に、どこで文章が切れるか分かりにくい。
私はてっきり向井理ら一行4人が水木家へ出向き、料理をつくると勘違いした。

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水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
講談社の「少年マガジン」は百万部を突破した。
水木しげるも快進撃に貢献した。
同誌の看板作家の一人になった。
漫画が実写版ながらテレビ放送され、しかも人気で連続放送が決まった。

水木家から貧乏神が逃げ出した。
壮絶な努力で追い払ったともいえるが、編集長との出会いが大きかった。
世の中、自分の頑張りだけではどうにもならないことが少なくない。

水木しげるは一転して売れっ子漫画家になり、仕事が殺到した。
一人ではこなせず、株式会社水木プロダクションを立ち上げた。
3名のアシスタント、1名の経理(村井茂の兄嫁)が加わり、狭いボロ屋のなかは混乱を極めた。
仕事がうまく回らない。
また、家族が暮らす場所を失った。
水木しげるは自宅を改築し、生活と仕事のスペースを切り分けた。
さらに、1名の家事手伝い(村井布美枝の妹)が加わる。

水木プロダクションは締め切りに追われる職場に特有の異様な活気が溢れる。
私は懐かしい…。

水木しげるは、次女「喜子(よしこ)」が帝王切開で生まれたというのに、妻が自宅に戻ってくるまでほっぽらかし。

                       ◇

ゲゲゲの女房を見て気づいたのは、自分に締め切り仕事が合っていることだった。
水木しげるはそれがなくても頑張れる。
私は、働くよりも遊ぶほうが好きだ。
単にゆとりがなかったから働きつづけた。
早く遊べるようになりたいとの気持ちで頑張った。
本質的に怠け者だ。

私はプランナー時代、水木しげるのように何本も仕事(といっても企画業務)を抱え、並行して進めていた。
毎日が締め切りとの戦いであり、極端な睡眠不足が十余年に及んだ。

40歳。
私は体力が衰え、商売替えを決意した。
そして、著作の刊行を踏み台にコンサルタント、さらに講師の道を歩んだ。
軌道に乗るまでは大変だったが、40代半ば頃から食べていけるようになった。

講師は実際に引き受けてみると、きわめて重労働だった。
また、高熱が出ようが、絶対に休めない。
しかし、仕事から厳しい締め切りが消えた。
体調に万全の注意は払うにしろ、1年中飛び回っていてもマイペースは保てるようになった。

だが、私はそれに慣れ切り、自らの意思で成し遂げるべき仕事を先延ばしにした。
15年近くを振り返って反省するのは、2冊しか本を出せなかったことだ。
自分で締め切りを設けなくては、とても原稿は書き終えられない。

私はだれかが追い込んでくれないと、踏ん張りが利かない。
仕事がたらたら、ずるずるになってしまう。
自分に鞭を入れることができないのだ。

ここ3年ほど本を出そう、自分商品を出そうと誓いながら、いつまで経っても果たせない。
最近では妻も子どもも諦め顔だ。
とくに子どもは意志が非常に強く、しかも物事を計画的に進めるので、呆れている。
私はそろそろボケが始まる…。

                       ◇

インターネットで調べたら、「株式会社水木プロダクション」は調布市に実在し存続しているようだ。
1922年生まれの水木しげるは現在も漫画を描くことがあるらしい。

水木しげる(武良茂/むら・しげる)の公式サイトは「げげげ通信」。
奥様(武良布枝/むら・ぬのえ)の素顔(横顔)が載っている。

ドラマの原作(原案)となった武良布枝著『ゲゲゲの女房』が売れているようだ。
実業之日本社刊行。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

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⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

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向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房。
極貧でも誇りを失わずに仕事(漫画)に打ち込む夫を信じ、夫を敬う。
女は肝が据わっている。
私の最初の妻も現在の妻もそうだ。
生活が苦しくてもこぼしたことはない。
ありがとう・・・。

ゲゲゲの女房も凄いが、ゲゲゲの旦那も凄い。
戦場で地獄を体験したからか。
マラリアで死線をさまよった。
そして、療養中に敵機の爆撃で左腕を失った。
軍医が麻酔なしに切断したのだ。

私は、先週の放送で水木しげるがさらっと語った言葉が強く印象に残った。
「自分をかわいそうがるなんて、つまらんことです」(台詞はうろ覚え)。
ほんとうにそのとおりだと思う。
名言だ。

水木しげるは、左腕を失ったことを悲しいと思ったことはないと語っていた。
命を失うよりも片腕をなくしても生きているほうが価値があるとも…。
こうした考え方ができたから漫画家として大きな成功を収められたのだろう。
「ゲゲゲの女房」は私たちの教科書である。
ドラマとしての面白さを味わえるだけでなく、夫婦と人生について思いや考えを巡らせられる。

朝の連続テレビ小説では異例ともいえる内容の深さを備える。
生きていくことは過酷を受け入れることだ。
人それぞれの運命や庶民の暮らしを、信頼と希望の明るさが包み込んでいる。
松下奈緒と向井理は、村井布美枝役と村井茂役を見事に演じている。
役づくりは決して簡単でない。
とりわけ村井茂役。
向井理は、形容しがたい「水木しげる」という人間をよくつかみ、雰囲気を出している。
二人の役者がオーラを放っているのは、実際の夫婦がオーラを持っていたからでないか…。

主題歌「ありがとう」も非常によい。
いきものがかり、だ。
それは十分に素晴らしいが、私はアンドレア・ボチェッリにもこの曲を歌ってもらいたい。
オーケストラをバックにしたら、ぴったりだと思う。

⇒2009年12月6日「ボチェッリ カルーソー」はこちら。

以下に「松下奈緒『ゲゲゲの女房』人気シーン」と題する2010年6月12日のブログを収める。
主役の松下奈緒が奔放に語った。

                      ◇◆◇

たったいまNHKの「土曜スタジオパーク」という番組に松下奈緒(まつした・なお)が出演していた。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロイン、主演女優である。
村井布美枝(むらい・ふみえ)役。
村井茂(むらい・しげる)役の向井理(むかい・おさむ)とのコンビは好演といえよう。
夫はむろん「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげる。

二人の結婚生活は他人行儀から始まり、次第に夫婦らしくなっていく。
が、いまは“貧乏神”に取りつかれ、大苦戦。
長女を授かったというのに、ミルク代にも困るありさま…。

土曜スタジオパークでは、視聴者の印象に残った人気シーンのほか、撮影秘話(裏話)なども紹介されて興味深かった。

松下奈緒は、一段と大柄に見える。
眉、目、鼻、口、それぞれがはっきりしている。
とくに口は形も大きさもダイナミックに変わる。
美しく、聡明な雰囲気が漂う。
同時に、活発で、非常に負けず嫌いな性格が浮かび上がる。

松下奈緒は、大物女優の誕生を予感させる。
素晴らしい。

ところで、人気第1位は、村井布美枝が村井茂を守ったシーンだった。
私の妻(前妻)は出会い後、結婚後、そして死の直前、一貫して私を守りつづけた。
「うちは私がいるから大丈夫…」。
結婚後、妻にしては珍しく、きっぱりと言い放ったことがある。
その光景を、私は鮮明に覚えている。
妻は守護神だった。

いま知った。
向井理は、私が暮らす横浜市出身。
かつ、明治大学卒業。
もっとも私は中退だが…。
一層親しみがわいた。

「ゲゲゲの女房」の今後の展開から目が離せない。
二人は貧乏神を追い払えるのだろうか。
決して他人事でない。

                      ◇◆◇

ゲゲゲの女房に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

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⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

◆書き加え1

知らなかった…。
松下奈緒と向井理が別の夫婦役でNHKに出演していた。
「いちごとせんべい」。
地上デジタル放送普及のための8分のショートドラマだ。
2011年7月に完全移行が予定されており、そのメリットなどをアピールしている。

舞台は、下町の老舗煎餅(せんべい)屋「ささき」。
新婚生活に地デジがちょっとした変化をもたらす。
ドラマは地上波での放送を前提に制作され、インターネットではだいぶ前にアップされていた。

昨夕、総合テレビで放送された。
私はたまたま見た。
シナリオと演技、映像にこだわりが感じられ、何だかおかしくなってしまった。
小品ながら趣がある。

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2010年7月公開講座

松下奈緒「ゲゲゲの女房」人気シーン

たったいまNHKの「土曜スタジオパーク」という番組に松下奈緒(まつした・なお)が出演していた。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロイン、主演女優である。
村井布美枝(むらい・ふみえ)役。
村井茂(むらい・しげる)役の向井理(むかい・おさむ)とのコンビは好演といえよう。
夫はむろん「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげる。

二人の結婚生活は他人行儀から始まり、次第に夫婦らしくなっていく。
が、いまは“貧乏神”に取りつかれ、大苦戦。
長女を授かったというのに、ミルク代にも困るありさま…。

土曜スタジオパークでは、視聴者の印象に残った人気シーンのほか、撮影秘話(裏話)なども紹介されて興味深かった。

松下奈緒は、一段と大柄に見える。
眉、目、鼻、口、それぞれがはっきりしている。
とくに口は形も大きさもダイナミックに変わる。
美しく、聡明な雰囲気が漂う。
同時に、活発で、非常に負けず嫌いな性格が浮かび上がる。

松下奈緒は、大物女優の誕生を予感させる。
素晴らしい。

ところで、人気第1位は、村井布美枝が村井茂を守ったシーンだった。
私の妻(前妻)は出会い後、結婚後、そして死の直前、一貫して私を守りつづけた。
「うちは私がいるから大丈夫…」。
結婚後、妻にしては珍しく、きっぱりと言い放ったことがある。
その光景を、私は鮮明に覚えている。
妻は守護神だった。

いま知った。
向井理は、私が暮らす横浜市出身。
かつ、明治大学卒業。
もっとも私は中退だが…。
一層親しみがわいた。

「ゲゲゲの女房」の今後の展開から目が離せない。
二人は貧乏神を追い払えるのだろうか。
決して他人事でない。

                      ◇◆◇

ゲゲゲの女房に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

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2010年6月公開講座

ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房

きょうのブログはかなり前にNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を見て走り書きした素材(パソコン上のメモ)を仕上げた。
この間、番組は進行し、面白さを増した。
とくに父親が島根から突然上京して勃発した大騒ぎは感動的だった。
私には両方の気持ちが分かる。

番組に描かれているのは、私の結婚後の極貧生活と酷似していた。
駆け出しのフリーランスで収入がほとんどなく、しかも安定しない。
最悪だった。
困っていたのは事実だが、私たちに暗さはなかった。
案じたところでどうにもならなかったので、あっけらかんとしていた。
私を知ったうえでパートナーに選んだ妻は腹を括っていた。
調布に暮らす村井茂(水木しげる)が都心へ出て必死に営業活動をかけるシーンも当時の自分とダブる。

妻(前妻)は社員が2〜3人の零細企業(音楽系の雑誌社)で働いていた。
国電飯田橋駅の近く。
やがて子どもを授かり、出産を機会に退職した。
それ以来、専業主婦だった。

私がもっとも思い出したのは、ふすま一枚で隔てられた2つの小さな和室という住環境。
アイデアを納める仕事はいくらかあったが、安くて食べられなかった。
私は能力の限界まで知恵を絞った。
金額を超える満足を与えること、つまり発注者の期待水準を上回ることしか考えなかった。
そうでなくては、二度と仕事の依頼は来ない。
これがフリーランスのプランナーとしてやっていけるかどうかの分かれ目だと強く肝に銘じていた。
1日18〜20時間の労働が延々と続いた。
無休。

ゲゲゲの女房では、やはりふすま一枚を隔てて夫の茂(向井理)が連日徹夜で漫画を描いており、妻の布美枝(松下奈緒)はおちおち眠れなかったろう。
私たちの生活そのものだ。

ただし、布美枝と異なり、妻は体が強いわけでなかったので、普通の睡眠時間が必要になる。
夫が家族を支えるために死に物狂いで働いているのに、隣の部屋で呑気に休むのは辛かったろう。
眠りが浅く、頻繁に目が覚めたに違いない。

妻は東京女子大学時代の友人などによく、私が早死にすると言っていた。
むろん、私がいる場で…。
恐らく本気だ。
私に対する褒め言葉、驚嘆と感謝の念でもあった。
我ながらクレージーだった。
“戦闘”という形容がぴったり。
私は何も案じなかったと記したが、正確にはその時間や余力がなかった。
仕事の手が動かなくなると、布団に倒れ込んだ。

私は仕事の量もさることながら単価を上げないと生活が厳しいと悟り、大日本印刷、凸版印刷、共同印刷の“御三家”に飛び込んだ。
凸版印刷から自宅に戻ると同時に電話が鳴り、私は即座に引き返した。
最初の仕事だった。
口笛を吹きたい気分だった。
私の何かを認めてくれた証拠である。
妻の顔がぱっと輝いたのが忘れられない。

3社ともOKをもらえたが、共同印刷はこちらから辞退し、大日本印刷はしばらくつきあった後に疎遠になった。
私が営業活動に力を入れなかったのだ。
アイデアやプランといったソフトを重視し、それを正当に評価してくれる印刷会社はトッパンアイデアセンターしかないと確信した。
少しずつ収入が増えていった。

妻はこうした毎日に愚痴をこぼしたことがない。
しかし、私はその辛さを感じ取っていた。
「この状態を解消しないと、妻は気の休まる暇がない」。

私は焦っていた。
三鷹の間借りでは、増えてきた仕事をこなすうえで限界と支障が出ていた。
締め切りに間に合わず、知人をときどき呼んで手伝ってもらったりした。
狭い部屋が人の熱とタバコの煙でむせ返った。
仕事と生活がごちゃ混ぜになっていた。
家族がやり切れない。

私は勝負をかけるしかないと決意し、千代田区岩本町に仕事場を借りた。
地下鉄日比谷線小伝馬町駅のそばだ。
30歳を回った頃だったか(曖昧)。
妻はほっとした表情を浮かべた。
“地獄”だったのだ。
総戸数の少ない古いマンションは、都心に近い立地のせいで、住居より仕事場に使われていた。

私がこの場所を選んだのは、すでに収入を依存していた秋葉原の凸版印刷株式会社本社、トッパンアイデアセンターが何とか歩いていける範囲にあったからだ。
すぐに徹夜の連続になった。
私は外食になり、自宅と合わせて支出がかさんだ。
オフィスの家賃や水道光熱費、機器のリース料なども払わなくてならず、必死だった。
仕事場に泊まり込むことになり、自宅に戻ってこられなくなった。
一段と仕事漬けの日々を過ごした。

後年、都心の仕事場の近くに自宅を移そうと妻に2〜3回切り出し、きっぱりと断られた。
妻は、結婚当初の私の仕事振りとそれにかく乱された時代を忘れていなかった。
職場のなかで寝起きする気分だったのでないか。
心底、懲りたのだ。

狭い2部屋の内、1部屋が仕事に占領される。
ふすま一枚を隔てるゲゲゲの女房は、当時の妻の姿である。

後年、妻はガンで亡くなる直前、「お父さんの言うとおり、都心に引っ越せばよかった」と口にした。
本人もこの件を引きずっていたのだ。

◇◆◇

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ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧

私はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が気になって仕方がない。
仕事に追われっ放しなので、時間をずらしたりチャンネルを変えたり、さらに週末の一括放送を織り交ぜながら、なるべく見逃さないようにしている。

番組で描かれているのは、私が35年近く前に経験した結婚生活に酷似していた。
村井茂(水木しげる)は生活を支えるために必死で働く。
貯金は1円もなし。
札入れは画面に登場しない。
頼みの小銭入れにもろくなカネが入っていない。
そういえば、空っぽのシーンがあった。
愕然とする村井布美枝…。
ゼロだと、妻はやり繰りしようがない。
口に入れるものを買えないわけで、どのように凌いだのか不思議である。

私との決定的な違いは、漫画家は連載やシリーズなどで仕事がそれなりに継続したことだ。
フリーランスは収入が保障されず、しかもわずかだ。
いくらか安定していたのが救いである。
ところが、プランナーの私は一本一本の勝負だった。
しかも、アイデアを売ること自体が社会的に認知されておらず、食べていけるはずがなかった。
嫌いでないが、好きでない。
ほかに自分がやれそうな仕事が見つからなかったのだ。

私は結婚当初は共働きだったので、小銭もない生活はなかったろう(不確か)。
それ以前の、長い同棲期間も含めて…。
ときどき二人で外食したくらいだ。
といっても近所…。

しかし、子どもが生まれてからは私一人の稼ぎになり、極貧状態に陥ったのでないか。
昨年、消えた年金を調べるうちに、この頃に国民年金が払われていないことを知った。
妻(前妻)が猶予申請を出していた。
払えればかならず払っている。

厳しい生活を強いられていたのは疑いようがないが、記憶がまるでない。
人は苦しいことを案外、忘れてしまう。
妻はときどき粉ミルクを使っていた。
一度、ミルク代がバカにならないと言ったことは覚えている。
このときは小さい粉ミルクを買ってきた。
やはりぎりぎりだった。

ゲゲゲの女房で描かれているのは、社会の底辺で懸命に生きる新婚まもない夫婦の姿だ。
が、二人に暗さはみじんもない。
仕事に精魂を込める夫と、それに敬意を払う妻の信頼のきずなが固いからだろう。
互いにプライドを忘れない。
人は覚悟を決められるなら困難を乗り越えていける。
また、日本は経済が右肩上がりで、国民が将来に希望を持っていたことも関係しているのでは…。
貧しさのなかにも明るさがあった。

私の新婚生活についても同じだ。
失うものがなく、前へ突き進むしかなかった。
何も考えず、何も案じず、ひたすら働いた。
つきあいと同棲が長く、私を理解していたこともあり、妻は腹が据わっていた。
何も嘆かず、何も騒がず、黙ってついてきた。

ささやかな幸福でおおいに満たされた時代である。

◇◆◇

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松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が面白い。
世の中は戦後の高度成長に沸き立っていたが、貸本漫画は斜陽になっていた。
村井茂(水木しげる)は仕事に精を出すが、二人の生活はどん底であり、むしろ苦しくなる。
その日の食事に困ることも珍しくなかった。
私は前妻との結婚直後の生活を思い起こさずにいられない。

漫画家は収入の保障がまったくない。
その暮らし振りは、私が経験したフリーランスの駆け出し時代に近かった。
といっても、ゲゲゲの女房は私より15年程さかのぼるので、もっと貧しい。
茂は持ち家ながらマッチ箱のような2階建てで、廃屋状態。

私は借家。
国電三鷹駅から玉川上水沿いに徒歩10分少々の武蔵野市関前1丁目。
辺りは一戸建ての住宅街で、60歳くらいの夫婦が1階の半分を貸していた。
玄関は別。
かつて子ども世帯が住んでいたのだろうか。
古い家屋だった。
が、ボロボロではない。

大家と賃借人の居住スペースの中間に浴室が置かれており、それぞれの扉に引っかけるだけのカギがつけられていた。
風呂に入るときには相手のカギをかけ、出るときには外す。
お湯を替えることはなかった。
茂は、漫画家志望の男に押しかけられ、収入不足もいくらか補えることから間借りを許した。
やはり同じお湯を使った。
おおらかな時代だった…。

主役の松下奈緒は、「ウェルかめ」の倉科カナと対照的である。
眉間にできる長く深いシワが神経質そうだ。
同時に、意志と知性を感じさせる。
とにかく背が高い。
ゲゲゲの女房はそれに強いコンプレックスを持っていたらしい。

村井布美枝は見合いから5日後に結婚し、即上京して結婚生活を始めた。
交際のない男女がいきなり一つ屋根の下に暮らす。
相手のことを何も知らない。
ゆえに、他人行儀…。
そのぎこちなさと戸惑いを、松下奈緒は時代背景も踏まえながら好演している。
番組では二人の距離が少しずつ縮まり、ようやく夫婦らしくなってきたところ。

素敵な女優だ。

◇◆◇

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ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート

NHK朝の連続テレビ小説。
新シリーズ「ゲゲゲの女房」に接したのは最近のこと。
画面から面白そうな雰囲気が伝わってきたが、私は仕事に追われて見られなかった。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるの妻が主人公というのは分かった。
実は、私は新聞の4コマを除き、漫画をまったく読んだことがない。
恐らく子どもの頃に親しむ経験を持たなかったことが最大の理由。
結果として、漫画は食わず嫌いに…。

先だって、週末に1週間分を見る機会があり、私はこのドラマに惹きつけられた。
40年近く前の前妻との出会い、そして35年近く前の結婚生活の記憶が生々しく蘇ってきたからだ。
私が20〜21歳、そして25〜26歳か。

番組のホームページで調べたことを交えながら記す。
ヒロインの飯田布美枝は昭和7年、島根の商家に生まれた。
生来の引っ込み思案、背が高いことをからかわれた経験も影響して人目を気にし、何事にも消極的…。
おまけに背が高いとの理由で縁談を断られ、仕事も務まらず、落ち込みがち…。
…兄が結婚して嫁を迎え、家に居づらくなった。
婚期を外した28歳(当時は早かった)、縁談が舞い込む。
相手は村井茂という10歳年上の、東京在住の貸本漫画家だった。
戦地で爆撃に遭い、左腕を失っている。
そして、茂の屈託のない笑顔と素朴な人柄に惹かれ、結婚。

私が見たのは結婚直後の調布での生活から…。
昭和36年頃(私は10歳頃)。
期待と不安の入り混じる思いで上京した布美枝。
が、待ち構えていたのは、大都会の雰囲気がまったくないところに建つボロボロの一軒家。
絶句…。
茂はヒット作がなく、極貧の生活を送っていたのだ。
しかも貸本漫画はすでに斜陽…。

私は驚きっ放し。
まず、島根と東京に暮らす二人の結婚式が見合いから5日後だったこと。
相手を何も知らないのに、印象だけで生涯のパートナーを決めた。
即上京、夫婦生活が始まる。
女性は覚悟が凄い。

また、貸本漫画があったこと。
私が小学生の時代だったが、先に述べたとおり漫画を読んだことがない。
貸本漫画家とは、貸本屋の商品である貸し出し専門の漫画を描く職業である。
普通の漫画家の収入に遠く及ばず、ほとんど食べていけない。

さらに、布美枝は当然、茂の描く漫画を知らない。
最初に目にしたのが「墓場鬼太郎」。
仰天…。
私が布美枝の立場なら、ここで家に帰らせてもらう。
女性は肝が据わっている。

さらにさらに、初めてのデートが結婚後だったこと。
布美枝が茂に連れて行かれたのは、調布の深大寺だった。
何せ交際期間なし。

ところで、私が前妻と出会い、真っ先に行ったのは深大寺周辺のうっそうとした林だった。
小金井市東町2丁目の下宿から歩いて1時間前後でなかったか。
費用はゼロ。

布美枝は、超人的な努力でマンガと格闘する茂とともに生きていく決意を固めた…。

女は強い。
前の妻も、そしていまの妻も…。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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