先だってのブログ「松井秀喜、現役引退試合は日本プロ野球界・楽天で・・・」に続いて・・・。
⇒2012年7月28日「松井秀喜、現役引退試合は日本プロ野球界・楽天で・・・」はこちら。
ゴジラも38歳。
松井秀喜はメジャーリーグ、タンパベイ・レイズを戦力外になり、今シーズン2度目の浪人生活を自宅のあるニューヨークで送っている
いまは負傷した左太ももをケアしながら、いくらか体を動かしている状況である。
その松井秀喜が沈黙を破り、今後の去就について語った。
現時点で白紙らしい。
つまり、何も決まっていない。
じっくりと身の振り方を考え、悔いの残らない答を出そうとしている・・・。
松井秀喜は7月31日に選手契約および譲渡期間が終了した。
獲得に乗り出す球団が現れなかった。
タンパベイ・レイズのジョー・マドン監督は松井秀喜をかばった。
戦力外通告後も「彼が終わったとは思えないし、まだやれると感じている」と述べた。
しかし、本人はマイナー行きを断り、8月1日に自由契約になった。
これで今シーズン中のメジャー復帰は消えた。
調整の場となるマイナーの公式戦が9月初旬に終了するためだ。
松井秀喜に残された選択肢は3つである。
1.米球団のオファーを待つ。
メジャーでの現役続行の可能性にこだわる。
今シーズンは自主トレーニングを経て、4月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。
キャンプを送らなかったのが響いたのか、松井秀喜は調子を取り戻せず、メジャーで結果を残せなかった。
現時点の評価を考えれば、オフに「招待選手」という条件でメジャー・キャンプに参加できるマイナー契約を提示してくれる球団を探すしかない。
単なるマイナー契約だとメジャーのオープン戦出場が難しく、キャンプで開幕メジャー入りを争えない。
が、松井秀喜を欲する球団は現れないのでないか。
2.プロ野球に復帰する。
現役続行を優先するなら、今シーズンまで選択肢になかった日本球界復帰の可能性を探る。
今春の浪人中、横浜DeNAベイスターズなど複数球団が獲得に名乗りを上げた。
が、先だってのブログで述べた理由で、DH制度(指名打者制度)を採用するパ・リーグに絞られるだろう。
3.現役を引退する。
浪人生活のなかで野球への情熱を失ったり、限界を悟ったりすれば、このまま現役引退を選ぶ。
日米通算20年間のプロ生活に終止符が打たれることになる。
あまりにさみしい。
私たちはメジャーリーガー・松井秀喜どころかバッターボックスに立つ松井秀喜を永久に見られないかもしれない。
◆書き加え1(8月29日)
東京読売巨人軍(ジャイアンツ)の渡辺恒雄球団会長が先日、「松井秀喜は選手として限界でしょう」と語った。
また、指導者として迎えるなら松井秀喜とイチローのどちらかという問いに、「私はイチローだな」と返した。
やはり巨人への復帰は考えにくい。
なお、巨人の監督は生え抜きの選手から選ばれるので、実際にはイチローは考えにくい。
◆書き加え2(8月31日)
横浜は中村紀洋の代わりの大砲が欲しいだろう。
東北楽天ゴールデンイーグルスはCS進出を逃すようだと、松井秀喜が欲しいだろう。
以下に、「松井秀喜、現役引退試合は日本プロ野球界・楽天で・・・」と題する2012年7月28日のブログを収める。
◇◆◇
松井秀喜がタンパベイ・レイズを解雇された。
大リーグ契約の40人枠から外され、事実上の戦力外通告である。
松井秀喜は百打席をメドにチャンスを与えられたが、結果を出せなかった。
打撃は最後まで復調の兆しが見られなかった。
チャンスに凡打を繰り返してベンチに戻る松井秀喜に、ファンは容赦ないブーイングを浴びせた。
38歳の松井秀喜は「燃え尽きるまで」現役にこだわる気持ちが強い。
周りがその決断に口をはさむべきでない。
が、私には「ボロボロになるまで」現役を続けようとしているように思える。
星稜高校時代から輝かしい道を歩んできた選手だけに、あまりにもみじめな姿はさらしてほしくない。
松井秀喜はマイナー契約での再契約、自由契約、トレードなど、10日間のうちに処遇が決まる。
しかし、年齢的な衰えも目立つ現状では、松井秀喜の獲得に乗り出す大リーグ球団は現れそうにない。
私の地元・横浜DeNAベイスターズの高田繁GMが松井秀喜の去就に関心を示した。
米国で交渉がまとまらず、日本プロ野球界に復帰するなら、獲得に動くだろう。
ならば、万年最下位に沈むチームが盛りあがる。
しかし、昨今のコンディションで守備につくのは厳しいのでないか。
また、チームは若手選手に切り替わってきた。
現場を預かる中畑清監督が松井秀喜を受け入れる価値を認めるかは微妙だ。
私はパ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスが適していると思う。
闘将として名高い星野仙一監督は松井秀喜に刺激を与え、復活へ導くかもしれない。
「4番・DH」での起用に、三木谷浩史球団会長も異論はないはずだ。
守備につかなければ心身の疲労が少なく、故障(けが)のリスクが減る。
持ち前の長打力はまだまだ生かせる。
私は、日本プロ野球界のスーパースター・松井秀喜がひっそりと現役を去ってしまうのは忍びない。
こちらに戻ってもう一旗揚げたうえで、引退試合をやってもらいたい。
◇
ところで、ニューヨーク・ヤンキースへ電撃移籍したばかりのイチローが松井秀喜について、通訳を通じてコメントを発した。
きわめて異例である。
イチローは、松井秀喜がヤンキースで残した実績を称えた。
さらに、選手としての能力はもとより、人間性に敬意を表した。
大リーグで顕著な活躍を示したイチローと松井秀喜は、互いに通じる感慨を持つに違いない。
その二人に現役引退が迫っている。
◇◆◇
松井秀喜とイチローに関するブログは以下のとおり。
⇒2011年9月29日「イチローと松井秀喜、来季開幕戦は日本…気になる去就」はこちら。
⇒2011年9月25日「イチロー監督誕生までのつなぎか?…高木守道監督就任」はこちら。
⇒2010年4月15日「松井秀喜、歓喜の優勝リング贈呈式!」はこちら。
⇒2009年11月5日「松井秀喜、MVPコールの感動!」はこちら。
⇒2009年9月15日「イチロー、心が折れる」はこちら。
⇒2009年4月16日「胃潰瘍のち満塁ホームラン/イチロー」はこちら。
⇒2008年1月6日「イチローの不機嫌(続)」はこちら。
⇒2008年1月5日「イチローの不機嫌」はこちら。
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ゴジラも38歳。
松井秀喜はメジャーリーグ、タンパベイ・レイズを戦力外になり、今シーズン2度目の浪人生活を自宅のあるニューヨークで送っている
いまは負傷した左太ももをケアしながら、いくらか体を動かしている状況である。
その松井秀喜が沈黙を破り、今後の去就について語った。
現時点で白紙らしい。
つまり、何も決まっていない。
じっくりと身の振り方を考え、悔いの残らない答を出そうとしている・・・。
松井秀喜は7月31日に選手契約および譲渡期間が終了した。
獲得に乗り出す球団が現れなかった。
タンパベイ・レイズのジョー・マドン監督は松井秀喜をかばった。
戦力外通告後も「彼が終わったとは思えないし、まだやれると感じている」と述べた。
しかし、本人はマイナー行きを断り、8月1日に自由契約になった。
これで今シーズン中のメジャー復帰は消えた。
調整の場となるマイナーの公式戦が9月初旬に終了するためだ。
松井秀喜に残された選択肢は3つである。
1.米球団のオファーを待つ。
メジャーでの現役続行の可能性にこだわる。
今シーズンは自主トレーニングを経て、4月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。
キャンプを送らなかったのが響いたのか、松井秀喜は調子を取り戻せず、メジャーで結果を残せなかった。
現時点の評価を考えれば、オフに「招待選手」という条件でメジャー・キャンプに参加できるマイナー契約を提示してくれる球団を探すしかない。
単なるマイナー契約だとメジャーのオープン戦出場が難しく、キャンプで開幕メジャー入りを争えない。
が、松井秀喜を欲する球団は現れないのでないか。
2.プロ野球に復帰する。
現役続行を優先するなら、今シーズンまで選択肢になかった日本球界復帰の可能性を探る。
今春の浪人中、横浜DeNAベイスターズなど複数球団が獲得に名乗りを上げた。
が、先だってのブログで述べた理由で、DH制度(指名打者制度)を採用するパ・リーグに絞られるだろう。
3.現役を引退する。
浪人生活のなかで野球への情熱を失ったり、限界を悟ったりすれば、このまま現役引退を選ぶ。
日米通算20年間のプロ生活に終止符が打たれることになる。
あまりにさみしい。
私たちはメジャーリーガー・松井秀喜どころかバッターボックスに立つ松井秀喜を永久に見られないかもしれない。
◆書き加え1(8月29日)
東京読売巨人軍(ジャイアンツ)の渡辺恒雄球団会長が先日、「松井秀喜は選手として限界でしょう」と語った。
また、指導者として迎えるなら松井秀喜とイチローのどちらかという問いに、「私はイチローだな」と返した。
やはり巨人への復帰は考えにくい。
なお、巨人の監督は生え抜きの選手から選ばれるので、実際にはイチローは考えにくい。
◆書き加え2(8月31日)
横浜は中村紀洋の代わりの大砲が欲しいだろう。
東北楽天ゴールデンイーグルスはCS進出を逃すようだと、松井秀喜が欲しいだろう。
以下に、「松井秀喜、現役引退試合は日本プロ野球界・楽天で・・・」と題する2012年7月28日のブログを収める。
◇◆◇
松井秀喜がタンパベイ・レイズを解雇された。
大リーグ契約の40人枠から外され、事実上の戦力外通告である。
松井秀喜は百打席をメドにチャンスを与えられたが、結果を出せなかった。
打撃は最後まで復調の兆しが見られなかった。
チャンスに凡打を繰り返してベンチに戻る松井秀喜に、ファンは容赦ないブーイングを浴びせた。
38歳の松井秀喜は「燃え尽きるまで」現役にこだわる気持ちが強い。
周りがその決断に口をはさむべきでない。
が、私には「ボロボロになるまで」現役を続けようとしているように思える。
星稜高校時代から輝かしい道を歩んできた選手だけに、あまりにもみじめな姿はさらしてほしくない。
松井秀喜はマイナー契約での再契約、自由契約、トレードなど、10日間のうちに処遇が決まる。
しかし、年齢的な衰えも目立つ現状では、松井秀喜の獲得に乗り出す大リーグ球団は現れそうにない。
私の地元・横浜DeNAベイスターズの高田繁GMが松井秀喜の去就に関心を示した。
米国で交渉がまとまらず、日本プロ野球界に復帰するなら、獲得に動くだろう。
ならば、万年最下位に沈むチームが盛りあがる。
しかし、昨今のコンディションで守備につくのは厳しいのでないか。
また、チームは若手選手に切り替わってきた。
現場を預かる中畑清監督が松井秀喜を受け入れる価値を認めるかは微妙だ。
私はパ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスが適していると思う。
闘将として名高い星野仙一監督は松井秀喜に刺激を与え、復活へ導くかもしれない。
「4番・DH」での起用に、三木谷浩史球団会長も異論はないはずだ。
守備につかなければ心身の疲労が少なく、故障(けが)のリスクが減る。
持ち前の長打力はまだまだ生かせる。
私は、日本プロ野球界のスーパースター・松井秀喜がひっそりと現役を去ってしまうのは忍びない。
こちらに戻ってもう一旗揚げたうえで、引退試合をやってもらいたい。
◇
ところで、ニューヨーク・ヤンキースへ電撃移籍したばかりのイチローが松井秀喜について、通訳を通じてコメントを発した。
きわめて異例である。
イチローは、松井秀喜がヤンキースで残した実績を称えた。
さらに、選手としての能力はもとより、人間性に敬意を表した。
大リーグで顕著な活躍を示したイチローと松井秀喜は、互いに通じる感慨を持つに違いない。
その二人に現役引退が迫っている。
◇◆◇
松井秀喜とイチローに関するブログは以下のとおり。
⇒2011年9月29日「イチローと松井秀喜、来季開幕戦は日本…気になる去就」はこちら。
⇒2011年9月25日「イチロー監督誕生までのつなぎか?…高木守道監督就任」はこちら。
⇒2010年4月15日「松井秀喜、歓喜の優勝リング贈呈式!」はこちら。
⇒2009年11月5日「松井秀喜、MVPコールの感動!」はこちら。
⇒2009年9月15日「イチロー、心が折れる」はこちら。
⇒2009年4月16日「胃潰瘍のち満塁ホームラン/イチロー」はこちら。
⇒2008年1月6日「イチローの不機嫌(続)」はこちら。
⇒2008年1月5日「イチローの不機嫌」はこちら。
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