コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

梅ちゃん先生評価

堀北真希、「梅ちゃん先生」後の主演の仕事

NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
尾崎将也脚本、堀北真希主演。
たわいなさが最大の魅力であり、毎朝の習慣になりそうなつくりである。
視聴率の面から眺めれば、近年の朝ドラで大ヒット作といえる。

私は、渡辺あや脚本、尾野真千子主演の「カーネーション」は歴代の朝ドラで最高傑作と思った。
その次の作品だけに、「梅ちゃん先生」に見応えを求めたくなった。
率直に述べれば、肩透かしを食らい、物足りなかった。

しかし、一日の始まりの時間帯にテレビ画面にくぎ付けになり、心を激しく揺さぶられては、生活や仕事に支障を来す。
「カーネーション」は朝ドラとしては“異例”と考えることにした。
小篠綾子という、女手一つでコシノ三姉妹を育てあげた実在の人物の生きざまを土台にしていた。
リアリティが群を抜いた。

私は「梅ちゃん先生」をときどき見たにすぎない。
しかし、つまらなかったわけでない。
むしろ、かなり楽しめた。

「梅ちゃん先生」はちょっとした驚きがちりばめられている。
家族や友人、近所の人々に関わる意外な出来事や展開、日常的な行き違い・・・。
吹いてしまうおかしみ、ほろっとする泣かせどころが程よく組み込まれている。
これらに関連性、まして必然性はほとんどない。
脚本はその日やその週の材料の仕込みで視聴者を引っ張っていく。
少しずつ期待を裏切りながら、ドラマ全体は大きな安心感で包み込む。
だから、年寄りも子どもも、男も女も、この朝ドラに夢中になる・・・。

制作陣は考え抜いて「大人の学芸会」に仕立てている。
オープニングの主題歌とジオラマを含め、すべてが素人っぽい出来である。
堀北真希を含めたキャスティングが絶妙。
演技も素人っぽい演出である。

堀北真希は制作陣により選ばれた。
その意図がずばり当たり、彼女のはまり役になった。
しかし、堀北真希が直後はともかく、主演の仕事に恵まれるかどうかは別問題である。
だれにも愛されるキャラクターは案外、難しい。
CMの出演でも、だれにも買ってもらいたい商品は多くない。
また、「梅ちゃん先生」でのいかにもという演技は演出の意向に沿っていたにしろ、彼女の女優としての限界も見えてしまった。

とはいえ、「梅ちゃん先生」は期間平均視聴率が20%を超えそうだ。
堀北真希がいま大勢の注目を集めていることは間違いない。
NHKは、放送終了後の10月中旬と下旬に、前後編に分けて「梅ちゃん先生 〜結婚できない男と女スペシャル」をBSプレミアムで放送することを決めた。
オリジナルの制作らしく、気合いが入っている。

以下に、「梅ちゃん先生スペシャル版、結婚できないの尾崎将也脚本」と題する2012年8月20日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
先週ちらっと見た放送ではテレビを買うか買わないかでもめていた。
東京はテレビ(白黒テレビ)の普及が早かったはずだ。
ドラマはまだ昭和20年代だろうか。

私は昭和26年、新潟県直江津市(現上越市)生まれ。
父は呉羽紡績(現東洋紡績)の支所を任されていた。
地方都市ではエリートであり、わが家は近所で真っ先にテレビを買った。
私が直江津小学校の低学年の頃。

家族が正座をして電気屋(家電メーカー系列店)の工事を見守り、説明を聞いたことを覚えている。
ひどく緊張していたわけで、いまから考えれば滑稽である。
父は母と私に得意満面だった。

噂が一瞬で広まり、「月光仮面」の放送だったか、近所の子どもが全員集まった。
小さな勝手口が履物だらけになった。
ドラマの放送だったか、親がやってきた。

当時、テレビの購入は一大事だった。
「梅ちゃん先生」のドタバタの展開はうなずける。

                       ◇

朝ドラ「梅ちゃん先生」は堀北真希の好演もあり、近年まれな高視聴率を記録している。
前4作の「ゲゲゲの女房」「てっぱん」「おひさま」「カーネーション」を大きく上回る。

絶大な人気を背景に、NHKは「梅ちゃん先生」スペシャル版を制作することにした。
「梅ちゃん先生〜結婚できない男と女スペシャル」。
新規撮影である。
本編の終了後、10月中旬・下旬に前編・後編各48分がBSプレミアムで放送される。

「梅ちゃん先生」スペシャル版は、現在のストーリーとまったく違うようだ。
梅子の夫・安岡信郎の浮気疑惑、梅子の同級生・沢田弥生と山倉真一の恋の行方など、気になる幾組かの男女関係が描かれる。

脚本は尾崎将也で、朝ドラと同じ。
2006年にフジテレビ「結婚できない男」で脚本を手掛けた。
出演は下村家や安岡家の家族、大学病院の友人などで、朝ドラと同じ。
堀北真希、松坂桃李、ミムラ、小出恵介、高橋光臣、徳永えり、満島真之介、大島蓉子、鶴見辰吾、南果歩、片岡鶴太郎、高橋克実、倍賞美津子ら。
新たな登場人物も加わる模様。
小林涼子、臼田あさ美。

「梅ちゃん先生総集編」と並び、朝ドラファンには大きな楽しみだ。

                      ◇◆◇

堀北真希と朝ドラ「梅ちゃん先生」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月2日「堀北真希・梅ちゃん先生…朝ドラ高視聴率のプレッシャー」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

⇒2012年4月23日「朝ドラ梅ちゃん先生が面白い…平均視聴率上昇へ」はこちら。

⇒2012年4月25日「朝ドラ梅ちゃん先生、林家正蔵ナレーションは興醒め」はこちら。

⇒2012年4月26日「梅ちゃん先生脚本、尾崎将也シナリオはどうよ?」はこちら。

⇒2012年4月27日「梅ちゃん先生、脚本のばかばかしさ、演技のわざとらしさ」はこちら。

⇒2012年4月28日「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」はこちら。

⇒2012年4月29日「梅ちゃん先生…苦し紛れの日替わり定食が人気を呼ぶ」はこちら。

⇒2012年4月30日「堀北真希の演技…下村梅子ははまり役」はこちら。

⇒2012年5月1日「梅ちゃん先生、高視聴率…素人芝居への挑戦」はこちら。

⇒2012年5月8日「堀北真希、本気の学芸会並み演技」はこちら。

⇒2012年5月10日「下村松子・ミムラと真田伸吉・平岳大の関係…梅ちゃん」はこちら。

⇒2012年6月14日「宇野実彩子と小出恵介、ミムラと平岳大の破局」はこちら。

⇒2012年6月16日「朝ドラ梅ちゃん先生、絶好調の平均視聴率!」はこちら。

⇒2012年6月18日「梅ちゃん先生SMAP主題歌…目覚めのすきっ腹にスイーツ!」はこちら。

⇒2012年6月20日「山本高樹ジオラマ…梅ちゃん先生タイトルバックの完成度」はこちら。

⇒2012年6月22日「堀北真希熱演、梅ちゃん先生高視聴率…空中分解の魅力」はこちら。

⇒2012年7月6日「梅ちゃん先生視聴率…朝ドラファンを虜にする面白さ」はこちら。

⇒2012年7月7日「徳永えりと世良公則、尾崎将也の危うさ…梅ちゃん先生」はこちら。

⇒2012年7月9日「堀北真希は女を感じさせない…梅ちゃん先生」はこちら。

⇒2012年7月16日「梅ちゃん先生総集編…堀北真希の味」はこちら。

⇒2012年7月29日『能年玲奈(のうねん・れな)…朝ドラ「あまちゃん」ヒロイン』はこちら。

⇒2012年7月31日『夏菜(なつな)…NHK朝ドラ「純と愛」ヒロイン』はこちら。

⇒2012年8月6日「梅ちゃん先生お化け視聴率…朝ドラ過去5作品で断トツ!」はこちら。

⇒2012年8月8日「下村医院は安岡医院か梅子医院か…梅ちゃん先生」はこちら。

⇒2012年8月13日「梅ちゃん先生平均視聴率20%越えと堀北真希の不機嫌」はこちら。

⇒2012年8月18日「朝ドラ「梅ちゃん先生」最高視聴率…堀北真希への支持」はこちら。

⇒2012年8月20日「梅ちゃん先生スペシャル版、結婚できないの尾崎将也脚本」はこちら。

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堀北真希、本気の学芸会並み演技

NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
堀北真希(ほりきた・まき)が演じるヒロイン・下村梅子(しもむら・うめこ)が失敗と挫折を乗り越えて東京・蒲田の開業医となり、戦後の激動期を生きる地域住民を支えていく。
やがて皆から「梅ちゃん先生」と慕われる。

⇒2012年4月30日「堀北真希の演技…下村梅子ははまり役」はこちら。

たまたま見かける番宣(?)やダイジェストは別にし、朝の15分放送を7〜8回見た4月の下旬・・・。
この朝ドラに対する私自身の考えがほぼ固まった。
脚本も演出も、そして演技もよく練られている。

東京制作局が手がける「梅ちゃん先生」は朝ドラの王道を行く。
が、かならずしも保守的なつくりでない。
革新的な表現といわないが、実験的な試みは伝わってくる。

⇒2012年4月29日「梅ちゃん先生…苦し紛れの日替わり定食が人気を呼ぶ」はこちら。

私の結論。
「梅ちゃん先生」が目指すのは、大人の学芸会だった。

技量のつたない学芸会にも、子どもの本気はある。
それを分かっていて応援するのが両親。
同様に、技量のつたない素人芝居にも、制作者や出演者の本気はある。
それを分かっていて応援するのが観客。

⇒2012年5月1日「梅ちゃん先生、高視聴率…素人芝居への挑戦」はこちら。

むしろ、技量がつたないと、当事者の本気が際立つ。
「梅ちゃん先生」は明らかにそうした効果を狙っている。
空回りしているかのような役者の下手な演技により、登場人物の思いまでクローズアップされる。
そうでなくては、あの高視聴率は取れない。

⇒2012年4月28日「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」はこちら。

学芸会はたいていギリギリだ。
苦笑、失笑、はらはら、どきどき・・・。
しかし、それらはちょっとした拍子に大きな感動に変わる。

「梅ちゃん先生」は朝ドラファンの胸を打つ。

                      ◇◆◇

堀北真希と朝ドラ「梅ちゃん先生」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月2日「堀北真希・梅ちゃん先生…朝ドラ高視聴率のプレッシャー」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

⇒2012年4月23日「朝ドラ梅ちゃん先生が面白い…平均視聴率上昇へ」はこちら。

⇒2012年4月25日「朝ドラ梅ちゃん先生、林家正蔵ナレーションは興醒め」はこちら。

⇒2012年4月26日「梅ちゃん先生脚本、尾崎将也シナリオはどうよ?」はこちら。

⇒2012年4月27日「梅ちゃん先生、脚本のばかばかしさ、演技のわざとらしさ」はこちら。

⇒2012年4月28日「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」はこちら。

⇒2012年4月29日「梅ちゃん先生…苦し紛れの日替わり定食が人気を呼ぶ」はこちら。

⇒2012年4月30日「堀北真希の演技…下村梅子ははまり役」はこちら。

⇒2012年5月1日「梅ちゃん先生、高視聴率…素人芝居への挑戦」はこちら。

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堀北真希の演技…下村梅子ははまり役

朝ドラ「梅ちゃん先生」。
主演は堀北真希(ほりきた・まき)。
彼女でないとヒロイン・下村梅子の雰囲気は出せないだろうと思わせる好演である。
堀北真希のはまり役だ。

⇒2012年4月28日「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」はこちら。

「カーネーション」がそうであったように、「梅ちゃん先生」の受け止め方はそれぞれだ。
作品が異なるので、「カーネーション」と違う世界をつくろうとしている。
同じ物差しで測れない。

私は、「梅ちゃん先生」が目指しているのは“大人の学芸会”だと思う。

⇒2012年4月27日「梅ちゃん先生、脚本のばかばかしさ、演技のわざとらしさ」はこちら。

「梅ちゃん先生」の制作陣は堀北真希ら出演者を含め、「カーネーション」と同じくらい真剣に取り組んでいる。
シリアスな漫画もあれば、たわいない漫画もある。

私は昔、「サザエさん」のよさがまったく分からなかった。
長谷川町子が胃に穴を開けて4コマ漫画を描いていたと知ったのは後年である。
浅墓だった・・・。

瓦礫のオープンセットのようにばらばら、ずたずた、がたがたの「梅ちゃん先生」は、脚本も、演出も、そして演技も考え抜かれている。

作品全体を通じたテーマは、ほころびの再生、秩序の回復だ。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

堀北真希をはじめ、出演者やスタッフが「梅ちゃん先生」にかける思いが、私には伝わってくる。

つたない子どもの学芸会にも子どもの本気はある。
同様に、つたない大人の学芸会にも大人の本気はある。
それを楽しむのが、私が「梅ちゃん先生」を見たいと思う一番の理由だ。

この朝ドラの意図的に抑えたスタートは、制作陣の作戦勝ちでもあろう。
私は1〜2回見た段階で、まんまとそれに乗せられてしまった・・・。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

Facebookの友達がコメントをくれた。
「うちの母は、カーネーションと同じくらい楽しんで観ております。
私は新聞の4コマ漫画を読むような心持ちで、毎日それなりに楽しんでいます」。

なるほど、「梅ちゃん先生」は朝の連続テレビ漫画の趣がある。

⇒2012年4月29日「梅ちゃん先生…苦し紛れの日替わり定食が人気を呼ぶ」はこちら。

「梅ちゃん先生」は出来がいいというのが、私の感想であり評価である。
面白い。
視聴率が高いのは自然なこと・・・。
名作の「カーネーション」に対し、迷作の「梅ちゃん先生」。

対照的な性格を持つ作品に触れられるのは、朝ドラファンならずとも胸が躍る。

以下に、「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」と題する2012年4月28日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
すべてが素人仕立ての朝ドラである。
趣味で演劇にのめり込んでいる人がいるから、出演をお願いしよう。
趣味でジオラマにのめり込んでいる人がいるから、オープニング映像をお願いしよう。
趣味で歌にのめり込んでいる人がいるから、主題歌をお願いしよう。

⇒2012年4月27日「梅ちゃん先生、脚本のばかばかしさ、演技のわざとらしさ」はこちら。

そんなふうにして人が集まり、それぞれの思い入れだけでつくったという雰囲気が漂う。
全体的な印象がばらばらで、作品と呼べるまとまりがない。
が、つくりたくてつくっているので、まわりから笑われようと構わない。
「梅ちゃん先生」にはそんな覚悟も感じられる。

⇒2012年4月26日「梅ちゃん先生脚本、尾崎将也シナリオはどうよ?」はこちら。

朝ドラとヒロインにとりもっとも大事なのは、大勢に愛され、大勢に親しまれる庶民性だろう。
出来が悪く、皆がついつい気にするという事態は起こる?
「梅ちゃん先生」が覚束なく、下村梅子が頼りないと、応援したいと思う熱心な視聴者が出てくる。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

そのはまり役が「堀北真希」だった。
彼女は、終戦直後の蒲田の焼け野原で東京制作局にスカウトされ、タイムスリップした。
オーディションを経ていない。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

「私はこれがドラマ初出演なので、演技に自信を持てません」。
いきなり朝ドラヒロインに抜擢された戸惑いと緊張が堀北真希から伝わってくる。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

「梅ちゃん先生」は意図的につたなさがちりばめられている。
堀北真希を知らない人は、彼女が新人だと教えられれば信じてしまう。
とにかく演技が下手だ。
達者なベテランを含め、出演者はうまい演技を厳しく禁じられているのだろう。
表情はパターン化され、台詞(せりふ)は棒読み。
全員が大根役者!

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

「演技の勉強をやり直せ!」。
すきだらけの素人芝居に口をはさみたくなる。
制作陣はそうした視聴者心理を織り込んで「梅ちゃん先生」をつくっている。
脚本も、演出も、そして演技も考え抜かれている。

私は朝の15分放送は数回しか見ていない。
が、その都度、面白さが増している。
妻も最近、展開に興味を示しはじめた。
私の代わりに見てくれるようになった。

朝ドラ「梅ちゃん先生」は素晴らしい平均視聴率を残しそうだ。

                      ◇◆◇

堀北真希と朝ドラ「梅ちゃん先生」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月2日「堀北真希・梅ちゃん先生…朝ドラ高視聴率のプレッシャー」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

⇒2012年4月17日「堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用」はこちら。

⇒2012年4月18日「堀北真希ドラム缶風呂入浴シーン…梅ちゃん先生視聴率」はこちら。

⇒2012年4月23日「朝ドラ梅ちゃん先生が面白い…平均視聴率上昇へ」はこちら。

⇒2012年4月25日「朝ドラ梅ちゃん先生、林家正蔵ナレーションは興醒め」はこちら。

⇒2012年4月26日「梅ちゃん先生脚本、尾崎将也シナリオはどうよ?」はこちら。

⇒2012年4月27日「梅ちゃん先生、脚本のばかばかしさ、演技のわざとらしさ」はこちら。

⇒2012年4月28日「堀北真希は大根役者?…朝ドラ梅ちゃん先生の演技」はこちら。

⇒2012年4月29日「梅ちゃん先生…苦し紛れの日替わり定食が人気を呼ぶ」はこちら。

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堀北真希は日本の朝を穏やかにした…梅ちゃん先生の効用

おとといのブログ「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」、きのうのブログ「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い」に続いて・・・。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

堀北真希主演の「梅ちゃん先生」。
急速な戦後復興、経済成長の時代、東京・蒲田でヒロイン・下村梅子が住民の命を守る町医者を目指すフィクションだ。

さて、私の目が「梅ちゃん先生」に慣れてきたのか。
それとも、尾野真千子主演の「カーネーション」の印象が薄れてきたのか。
それとも、スタッフやキャストの意思疎通と連携が取れてきたのか。
初めて見たときのひどい違和感が消えつつある。
私は、新しい環境へのしなやかな順応力を持つ(自画自賛)。

朝ドラ「梅ちゃん先生」は出来がいいとは決して思えない。
しかし、視聴率がいい。
それだけでなく、視聴者の満足度調査では、高い結果が出ている。
主演を含むキャストもかなりの評価を得ている。
私には赤の他人の寄せ集めとしか映らない「下村家」の家族に対する評価も・・・。
これは意外だ。

ただし、脚本(シナリオ)は様子見という評価に留まった。
テーマ性が伝わってこないので当然だ。
それでも今後の展開に大勢が期待を寄せている。
「梅ちゃん先生」は希望を持てるストーリーなのだろう。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

朝ドラは、一日の始まりに明るさと元気をいくらかもらえれば十分と考える視聴者が少なくない。
私のFacebookの友達は、尾野真千子主演の「カーネーション」のように激しく心を揺さぶられると、日常の生活に支障を来すと述べていた。
友達はそれくらい、のめり込んだ。
大方は多忙な時間帯に、ちょっとあたたかい気持ち、しあわせな気分になれると満たされる。

「カーネーション」は朝ドラ史上の最高傑作だった。
通常のドラマとして眺めても凄い。
さらに、「芸術性」が際立っていた。
見事な出来に、私はほれぼれした。
が、これは異例というか、異常といえる。
もう一度言う、「芸術作品」。

朝ドラはドラマチックでなくてもよいし、名作でなくてもよいのだ。
普通が一番!
「カーネーション」が終わり、平和が戻った。
日本の朝を引っかき回した尾野真千子からバトンを受け取った堀北真希は日本の朝を穏やかにした。
素晴らしい!!!(特別に3個)

私はそう頭を切り替えることにした。
都合がつけば見ようと思っている「梅ちゃん先生」をけなすことはナンセンスだ。
皆、いやならチャネルを変える権利を有する。
私は横浜在住の小うるさい「朝ドラ評論家」として食べていきたいわけでない。
ゆえに、積極的に面白さを見出していく(つもり)。
あすから豹変して堀北真希主演の「梅ちゃん先生」をほめる(つもり)。
なぜなら、私は君子だからだ。
参ったかっ!

しかし、「梅ちゃん先生」の終わり方が気に入らない。
視聴者を翌日(次回)の放送に引っ張ろうとする作意が強すぎる。
演出が姑息だ。
やめてくれ!

「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督によれば、堀北真希はストイックな性格らしい。
追い詰められるほど、新しい側面(魅力)が出てくるとのこと。

そのせいか、堀北真希はあすついにドラム缶風呂に放り込まれる。
が、「R−18」の指定はなされない。
私の希望に反し、健全なシーンのようだ。

                      ◇◆◇

堀北真希と朝ドラ「梅ちゃん先生」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年4月2日「堀北真希・梅ちゃん先生…朝ドラ高視聴率のプレッシャー」はこちら。

⇒2012年4月10日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、堀北真希・梅ちゃん先生の人気」はこちら。

⇒2012年4月12日「堀北真希と井上真央…朝ドラヒロインおでこ比較」はこちら。

⇒2012年4月15日「朝ドラ梅ちゃん先生の感想…急ごしらえの粗末な作品?」はこちら。

⇒2012年4月16日「梅ちゃん先生…オープンセットはカネの無駄遣い?」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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