コンサルの引き出し|和田創ブログ


だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

樋口新葉

宮原知子の調子と浅田真央の経験 世界フィギュア

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子が3月末からヘルシンキで行われる世界フィギュアスケート選手権2017の出場へ向けて練習を本格化させていることが日本スケート連盟から発表されました。
宮原知子は左股関節の疲労骨折で全治4週間と診断され、四大陸フィギュアスケート選手権と冬季アジア大会を欠場していました。
2018年平昌冬季五輪の国別出場枠がかかりますので強い出場意欲を見せています。
日本女子エースとしての立場も責任も自覚しています。

日本スケート連盟の小林芳子強化部長が先週末に練習を視察したところでは、左足の爪先をつくトウループは抑え気味にしながらも、ドクターやトレーナーの指示に従って調整を行っています。
すでに3回転−3回転のコンビネーションジャンプを跳び、プログラムを通して滑っています。

ただし、宮原知子は痛み止めを飲んでいます。
要は、痛いということ。

浜田美栄コーチは宮原知子が出たがっていると語りました。
しかし、オリンピックシーズンに響くかもしれず、本人の意思を大切にしつつも冷静に状況を見極めていくそうです。
選手を守るため、出場に関する明言を避けるのはコーチとして当然です。
私はけがの報道を聞いた時点で避けたほうがいいと考えていました。
来シーズンどころか、選手生命を棒に振る恐れがあります。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

宮原知子が欠場すると日本女子の3枠確保は難しくなりますが、仕方ありません。
このブログで述べていますが、けがの回復と滑りの復調は間に合わないはずです。
世界選手権まで2週間を残すだけになっています。
本人が一番悔しいでしょうが、やめたほうがいいのでは・・・。

若い三原舞依と樋口新葉に頑張ってもらうほかにないでしょう。
私は浅田真央がこれまで果たしてきた役割の大きさを改めて感じざるをえません。
やはり彼女の経験は頼りになります。
コンディションがよくなっているなら世界選手権で滑ってもらいたいくらいです。

⇒2017年3月12日「浅田真央は大丈夫、3度目の五輪出場へ」はこちら。

⇒2017年3月1日「浅田真央はどうしているのだろう」はこちら。

⇒2017年1月28日「浅田真央といきものがかりは放牧へ」はこちら。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月4日「宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場」はこちら。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。

⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。

⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。

⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

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宮原知子が世界フィギュア選手権に強行出場

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子は昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルの前から痛みを抱えていました。
その後の精密検査で左股関節の疲労骨折が判明し、全治4週間と診断されました。
そして2月の四大陸フィギュアスケート選手権と冬季アジア大会を棄権しました。

その宮原知子ですが、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によれば、3月に入って本格的な練習を再開しました。
全日本フィギュアスケート選手権3連覇の彼女は日本女子エースとしての自覚が十分です。
2018年平昌冬季五輪の国別出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権に出場するという意志は揺るぎません。
また、指導に当たる浜田美栄コーチもその責任の重さを承知しています。

宮原知子はここまで治療とリハビリにより順調に回復してきました。
すでに3回転ループは跳んでいます。
もっとも負担のかかる3回転トウループなど、他の高難度ジャンプはドクターと相談しながら跳ぶタイミングを探っています。

世界選手権は3月29日〜4月2日にフィンランド・ヘルシンキで行われます。
私は正直、宮原知子は間に合わないと考えていました。
同時に、先の長い競技人生のためにも無理をすべきでないと思っていました。
おそらく自身による今回の決断は強行出場に近いのでは・・・。

宮原知子が調子を戻せるなら、日本女子が2006年トリノ冬季五輪から守ってきた最大3枠は大丈夫です。
とはいえ、1か月足らずで万全の状態を望むのは現実的でないという気もします。

3枠確保には上位2選手の合計順位が「13」以内でなければなりません。
四大陸選手権で優勝した17歳の三原舞依が実力を出せれば、それなりの順位に食い込めるでしょう。
(彼女が5位以内だと可能性は高まるはずですが、彼女はいまだに病気と闘っています。)
16歳の樋口新葉は調子を崩しました。
初出場の二人に想像を絶するプレッシャーがかかりますので、代表枠確保の行方は宮原知子の出来次第でしょう。

日本が2枠に留まると、十代の有力選手が目白押しの女子シングルは五輪代表選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権が恐ろしく熾烈な戦いになります。

世界選手権がどのような結果になるのか、私には予想がつきません。

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宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年2月8日「宮原知子がけがで欠場、五輪出場枠大ピンチ」はこちら。

⇒2017年2月2日「宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧」はこちら。

⇒2017年1月31日「宮原知子は悪くても表彰台・・・世界選手権枠取り」はこちら。

⇒2016年12月25日「宮原知子は転んでください」はこちら。

⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。

⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。

⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。

⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。

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⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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三原舞依は日本女子エースへ

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
三原舞依がショートプログラム(SP)4位からフリースケーティング(FS)で逆転優勝を果たしました。
2百点超えは日本女子では浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目です。

三原舞依は派手さがありません。
私は落ち着いた選手、安定した演技という印象を持っています。
プレ五輪と位置づけられた今回の国際大会でもそれをいかんなく発揮しています。

SPでもFSでもノーミスというのはよほどメンタルが強いのでしょう。
とはいえ、プログラムは自分が練習できちんと行えるものしか入れていないそうです。
アスリートとしての考え方も堅実なのかもしれません。

2015年12月に発症した「若年性特発性関節炎」を克服して出場し、シニア1年ながら日本勢の3選手のなかで抜群の活躍を示しました。
車いすの生活を送った時期もあり、いまもスピンで痛みを感じることがあるようです。
体力の厳しいFSで7つのジャンプをすべて決めたのはすごい。
本人も驚くほどの高得点が出ました。

使用曲「シンデレラ」は中野園子コーチの選曲らしい。
復帰シーズンを「ハッピーエンド」で終われるようにという計らいです。
本人は曲に乗り、滑れるようになった喜び、そして支えてくれる周囲への感謝を表現しました。
まだ17歳なのに「病気を言い訳にしない」というから立派。

2010年バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、韓国の金妍児(キム・ヨナ)から表彰式で花束を渡されています。
三原舞依はずっと憧れてきた浅田真央のかつてのライバルとハグを交わしました。
また、自分が表彰台のてっぺんに立ち、日本の国歌「君が代」を流すことができ、感激しています。
今大会の会場は2018年平昌冬季五輪と同じ「江陵アイスリンク」で行われましたので、初出場・初優勝はそれへ向けた大きな弾みとなりました。

オリンピックの出場枠がかかる3月末からの世界フィギュアスケート選手権でもノーミスの演技を見せてくれることを期待します。
宮原知子の回復を前提としての話ですが、ノーミスの演技を再現できれば最大3枠の確保は大丈夫でしょう。
もちろん、今大会でまったく不本意な出来に終わった樋口新葉に雪辱を晴らしてほしいと思っています。

今大会はヨーロッパの選手と最強のロシア勢が出場しておらず、三原舞依は得点を伸ばそうと考えています。
1か月ちょっとの間に表現などをもっと磨きたいとの課題を口にしています。
さらに、この会場に平昌五輪で戻ってくるとの目標を語っています。

三原舞依はアクセルを除く5種類の3回転が跳べます。
もともと高難度ジャンプを苦にしていません。
三原舞依がこのまま成長を遂げれば日本女子エースの宮原知子とともに2枚看板になるかもしれません。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
五輪出場の枠取りがかかる3月の世界フィギュアスケート選手権の行方を占う大会でした。

新鮮な顔ぶれの日本勢はショートプログラム(SP)が終わった時点で樋口新葉と本郷理華が表彰台の圏外に去るという非常事態でした。
私は宮原知子のけがの回復が間に合わないと大変なことになると思いました。

樋口新葉はシニア1年目ながら、3選手のなかでは全日本フィギュアスケート選手権で最高の2位となりました。
優勝の期待も寄せられましたが、緊張と重圧が高まったのでしょうか、奮いませんでした。
それとも負傷した右足の治療が思わしくなかったのでしょうか。

ところが、同じくシニア1年目ながら、全日本選手権で3位の三原舞依が初優勝を飾りました。
ブラヴォー! おめでとう!!!
私はいつもどおりのテレビ観戦ですが、演技に感動し、笑顔に歓喜してしまいました。

三原舞依は、ショートプログラム(SP)で1位と僅差の4位につけていました。
(これも、かえってよかったのかもしれません。)
フリースケーティング(FS)で会心の演技を披露し、パーソナルベストを更新しました。
自身初となり、目標としていた2百点超えを果たしました。
日本女子では、浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目の快挙です。
四大陸選手権では2008年の浅田真央以来となる初出場初優勝でした。
これにより日本女子は10年連続で表彰台に立ちました。

三原舞依は最終グループでしたが、演技の開始時の表情がよかった。
内面の「落ち着き」が伝わってきました。

冒頭の連続3回転ジャンプを決め、中盤の3連続ジャンプを決め、ステップではときおり笑顔を交えました。
そして、最後までノーミスで滑りきりました。
「福」を感じさせる柔和な笑みでガッツポーズをつくり、日本から応援に来ていたファンに応えました。
この子は大人の女性になると、とても美しいと思いました。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

演技後、キス&クライで中野園子コーチとともに素晴らしいスコアを喜びました。
そして金メダルが決まり、「夢のようです」。

三原舞依は難病の若年性特発性関節炎と診断され、リンクに立てない時期を乗り越えて復帰しています。
おそらくメンタルの安定感はそれと無関係でないでしょう。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカ、全日本選手権で3位に入り、四大陸選手権と世界選手権の代表の座をつかみました。
今大会の会場となった「江陵アイスアリーナ」は2018年平昌冬季五輪で使用されます。
かなりの自信がついたことでしょう。

日本女子は、オリンピックは2006年トリノから3大会連続で3枠を確保してきました。
世界選手権は2003年から15大会連続で3枠を確保してきました。
村主章枝や荒川静香、安藤美姫、浅田真央がこの伝統を守ってきました。

三原舞依は四大陸選手権でSPもFSもノーミスの演技でした。
逆に言えば、この得点を伸ばすのが大変です。

圧倒的に強いロシア勢などの世界のトップクラスと戦うには、さらなる成長が望まれます。
(今シーズンの世界8位に当たります。)
宮原知子が出場したうえで三原舞依が頑張れば、2018年平昌冬季五輪での3枠獲得につながるでしょう。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。



表彰式のプレゼンターは金妍児(キム・ヨナ)でした。
大人になった彼女は飛び切り美しい。

金妍児に強く憧れてきた樋口新葉は花束を受け取ることができませんでした。
世界選手権ではこの悔しさをぶつけて、いい成績を収めてください。

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樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
日本勢は樋口新葉と三原舞依、そして疲労骨折で棄権した宮原知子の代役の本郷理華の3選手が出場しています。
樋口新葉と三原舞依はシニアデビューを果たしたばかりですので今回が初出場となります。

私は、圧倒的な強さを誇るロシア勢が出場しないため、宮原知子の2連覇は動かないと思っていました。
全日本女王として責任感の強い本人は精神的にも苦しいでしょうが、五輪出場枠のかかる世界フィギュアスケート選手権に何とか間に合わせてください。

というわけで、今大会は日本勢、カナダ女王のケイトリン・オズモンド、米国女王のカレン・チェンなどによる大接戦が見込まれます。

樋口新葉はスケーティングのスピード、そして高難度のジャンプを強みとします。
三原舞依は総合力と安定感を持ち味とします。
本郷理華はフリースケーティング(FS)を昨シーズンの「リバーダンス」に戻し、立て直しを図りました。

3選手が気後れせずに思い切った演技を行えるなら、この順位で四大陸選手権の表彰台を独占することもないとはいえません。
私としてはとくに樋口新葉の勝負度胸、三原舞依の平常心に期待したい。
やってくれるでしょう。

⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

だとすれば、この3選手で世界選手権を戦えそうです。
最大3枠を逃して2枠になると、年末の全日本フィギュアスケート選手権は選手にとってもファンにとっても大変な五輪代表選考会になります。
観覧席から絶叫が飛び交うことでしょう。

◆書き加え(2月15日)

樋口新葉は2010年バンクーバー冬季五輪金メダリストの金妍兒にとても憧れています。
いまでも動画を見ることがあるそうです。
滑りもジャンプの流れも表現もすべてが好きとのこと。
おそらく金妍児の演技に特有の「都会的な雰囲気」に惹きつけられるのでしょう。

が、公式練習では集中力を保てず、ミスが続きました。
大丈夫でしょうか、ふわふわしている印象を受けます。

◆書き加え(2月17日)

ショートプログラム(SP)が行われました。

樋口新葉はジャンプに乱れや転倒などのミスが相次ぎ、10位と出遅れました。

三原舞依は落ち着いて滑り、日本勢最高の4位でスタートを切りました。
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めると、いい流れでノーミスにまとめました。
フリースケーティング(FS)で最終グループに入っており、立派です。

本郷理華は9位と出遅れています。
四大陸選手権や世界選手権を経験していますが、このところは壁にぶつかっています。

◆書き加え(2月18日)

フリースケーティング(FS)が終わりました。

やりました、三原舞依、おめでとう。
会心の演技で、SP4位から逆転を果たしました。
シニア1年目、初出場の四大陸選手権で初優勝を飾っています。
初出場初優勝は浅田真央以来とか・・・。

難病を乗り越えました。
メンタルが安定しています。

この子は「福」をもたらしそうな顔つきです。
大人の女性になったら、さぞかしきれいでしょう。
世界選手権でも平昌五輪でも日本代表としていい結果を収めることを私は心より願っています。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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宮原知子で大丈夫なのか・・・緊張と重圧

全日本フィギュアスケート選手権では1位が宮原知子、2位が樋口新葉、3位が三原舞依と10代の選手が表彰台を独占し、世代交代が一気に進みました。
3人ともスケーティングがよくなり、体の大きく強い海外勢にスピードではあまり見劣りすることがなくなりました。

宮原知子はいろいろなところで点数を堅実に稼げます。
樋口新葉はジャンプの質の高さを示しました。
三原舞依は上位陣でただ一人ノーミスの演技を見せました。
病みあがりとは思えないジャンプの安定感が光ります。

そして、2018年平昌冬季五輪(オリンピック)の国別出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権にこの3選手で臨みます。
最大3枠を獲得するには、上位2選手の順位合計が「13」に収まることが条件となります。
3選手とも大崩れはないはずですが、緊張と重圧が高まる大舞台で演技をまとめることができるでしょうか。

先だってロシアフィギュアスケート選手権が行われました。
女子シングルは高次元の争いになり、実質的な世界フィギュアスケート選手権でないかと思えるほどでした。
いまのロシア勢の強さは突出しています。
若くて個性的なアスリートが次々と現れています。

優勝は世界女王、向かうところ敵なし、進化を止めないエフゲニア・メドヴェーデワです。
2位は新星、アリーナ・ザギトワ、3位は身長の高いマリア・ソツコワ、4位はアンナ・ポゴリラヤ、そして5位は心身の変化の壁にぶつかるエレーナ・ラジオノワです。
老いた私は有力選手の名前を覚えきれません。

さらに米国勢なども表彰台を狙ってきますし、平昌五輪の開催国の韓国から伏兵が現れないとも限りません。

日本は3選手のうち、シニア1年目で15歳の樋口新葉、病気と闘う17歳の三原舞依はどちらも経験不足が否めません。
エースの宮原知子に極度の重圧がかかる状況です。
私は正直なところ、大丈夫かなという不安を感じています。

昨年5位の宮原知子は3位以内が絶対、樋口新葉と三原舞依は8位以内が絶対という気持ちで挑んでほしい。
二人は得点をどれくらい伸ばせるかが問われます。
ならば、日本女子は4大会連続の3枠獲得を叶えられます。

◇◆◇

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本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか

全日本フィギュアスケート選手権で4位になった15歳の本田真凜(ほんだ・まりん)。
ジュニア選手ですから大健闘といえます。
緊張はあってもプレッシャーにならなかったと語りました。

細くて軽い十代半ばですので3回転ジャンプを跳べることに私は驚きません。
しかし、この世代にしては「表現力」が豊かだと思います。

2015年シーズンに初出場でフィギュアスケートの世界ジュニア選手権を制しています。
2016年シーズンにジュニアグランプリ(GP)ファイナルに進出しましたが、開催地でインフルエンザを発症して棄権しています。
その悔しさを全日本選手権で晴らして世界ジュニア選手権の代表切符をつかみました。

本田真凜のこれからの成長を考えるうえで不安なのは、自ら「努力するのは得意でない」と語っていること。
(私は何と正直者なのだろうと驚きました。)
それとて、世界ジュニア選手権での優勝後に変わってきました。

今シーズンの世界ジュニア選手権では、ロシア勢に追われる立場になります。
前回のように無欲で臨むことはできないでしょう。
相当な重圧を感じるかもしれません。
そうした状況で成績を残せるか、「メンタル」の強さも問われます。

16歳で迎える来シーズンは、いよいよシニアデビューを果たします。
むろん、全日本フィギュアスケート選手権の表彰台にのぼれば2018年平昌五輪の代表枠に入る可能性があります。
家族と一緒の初詣で、絵馬に「平昌五輪へ行けますように」と祈願しました。



私は、本田真凜のライバルは「天才少女」と呼ばれ、全日本選手権で2位に入った16歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)だと思い込んでいました。
ところが、そうでないようです。

本田真凜には二人の妹がいて、女優(子役)として活躍しつつフィギュアスケートをやっています。
12歳の本田望結(ほんだ・みゆ)、そして9歳の本田紗来(ほんだ・さら)。
よほど表現力に富んだ一家なのでしょう。
彼女は姉の自分を応援してくれる妹たちのためにも恥ずかしくない演技をしたいそうです。

本田紗来はすでに2種類の3回転ジャンプを跳んでいます。
天性の才能に加え、努力をまったく惜しみません。

本田真凜は、練習を苦にしない本田紗来に脅威を感じています。
オリンピックや世界選手権で結果を出し、本田紗来がシニアに上がってくる前に引退したいのだとか・・・。

これこそ、真の「妹思い」です。
「姉の鏡」といえます。

◆書き加え(1月13日)

いやぁ〜、驚きました。
本田真凜が女子シングル初の「4回転ループ」の練習に取り組んでいるそうです。
かわいくてほんわかした印象ですが、根はアスリート。
男子シングルの羽生結弦が昨年に世界初の成功を収めたばかりです。
過去に安藤美姫が試合で決めたのは「4回転サルコウ」でした。

チャレンジスピリッツがすごい。
「努力するのは得意でない」というのはおそらくうそです。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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女子はすごい・・・全日本フィギュアSP

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われました。

一言でいえば、素晴らしい。
私は、ミスだらけの男子シングルにがっかりしました。
高難度ジャンプに挑まざるをえない状況ということは分かっていました。
それ以前に、選手がどのような思いで厳しくつらい練習を積んで大会に臨んでいるかも分かっています。
が、それにしても転倒など失敗が多すぎます。
(ただし、無良崇人はとても頑張りました。)

女子シングルの若手の崩れない演技を見て、男はいったい何をやっているのかと怒りが込みあげてきました。

1位は宮原知子。
日本女子のエース。
すべてのジャンプを難なく決め、最後はレイバックスピンで締めました。
落ち着きはもちろん貫禄さえも漂わせました。
私は、彼女の撮り方をもうちょっと工夫してあげてほしいと思いました。

2位は本郷理華。
懸命さだけでなく演技の迫力とスケール感、表現に込めた思いが伝わってきて、私は感動してしまいました。
きっと久しぶりのパーフェクトでしょう。
才能に恵まれた選手ですので、これくらいできて当たり前ですが・・・。

3位は樋口新葉。
シニアデビューの今シーズン、GPシリーズで表彰台にのぼっています。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せました。
技術と表現にパワーがともないます。
コーチ(?)に禁じられているガッツポーズが飛び出しました。

⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

4位は本田真凜。
世界ジュニア選手権で優勝しました。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せ、ジュニアGPファイナルをインフルエンザで欠場した悔しさを晴らしました。
終了後に涙をぬぐいました。

5位は三原舞依。
シニアデビューの今シーズン、GPシリーズで表彰台にのぼっています。
ジャンプを含めて、ノーミスの演技を見せました。

6位は坂本花織。
冒頭のトリプルループでステップアウトしたのは惜しかった・・・。
が、そのほかはうまくまとめました。
かなりの緊張を感じたとのこと。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

女子シングルは表彰台争いが高いレベルで混とんとしています。
フリースケーティング(FS)が楽しみになりました。

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樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝

2016年全日本フィギュアスケート選手権。
2017年世界フィギュアスケート選手権の代表最終選考会を兼ねます。
女子シングルは公式練習が行われました。

世界ジュニア女王、15歳の本田真凜はジュニアグランプリ(GP)ファイナルをインフルエンザで棄権しました。
練習は不足気味でも、調子は戻ってきたようです。

15歳の樋口新葉はシニアGPシリーズに初参戦し、フランス杯で3位、NHK杯で4位でした。
力強い滑りとジャンプに大器の片鱗をうかがわせます。
全日本選手権で一昨年は3位、昨年は2位でしたので、順調なら今年は初優勝に輝きます。
3連覇を狙う宮原知子を倒し、大会を盛りあげてください。

⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。

17歳の三原舞依はスケートアメリカで3位でした。
病気のために出場できなかった昨年の悔しさを晴らします。

全日本ジュニア女王、16歳の坂本花織はジュニアGPファイナルで3位になりました。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

14歳の紀平梨花はジュニアGPファイナルで4位になりました。

全日本選手権の女子シングルは表彰台争い、そして世界選手権代表争いが混とんとしています。
羽生結弦がインフルエンザで欠場する男子シングルよりずっとエキサイティングです。

⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。

浅田真央がアイスリンクに立つだけでぱっと花が咲きます。

⇒2016年11月15日「浅田真央に頑張れは禁句・・・選手生命の危機」はこちら。

◆書き加え(12月22日)

不調に苦しむ本郷理華はフリースケーティング(FS)で用いる曲を昨シーズンの「Reel Around The Sun」に戻すことにしました。
今シーズンの「アラビアのロレンス」を演じきれなかったようです。
昨年4位に終わった全日本選手権で表彰台に立とうと決断を下しました。
長く期待を寄せられながら、資質を生かせていません。
このままでは次世代に埋もれ、消えることになります。
そろそろ勝負をかけないとね・・・。

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坂本花織、大舞台での緊張と動揺

フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)ファイナル。
6選手のうち、日本はロシアと同じ3選手を送り込むことができました。
人数だけを見れば健闘といえるでしょう。
しかし、実情はロシア勢の一強です。

日本勢は、16歳の坂本花織(さかもと・かおり)、15歳の本田真凜(ほんだ・まりん)、14歳の紀平梨花(きひら・りか)が出場しました。
(世界ジュニア女王の本田真凜はインフルエンザで棄権しました。)

女子シングルは全日本ジュニア女王の坂本花織がショートプログラム(SP)2位からフリースケーティング(FS)で3位と順位を落としました。
中盤以降の高難度ジャンプでミスが相次ぎ、得点を伸ばせませんでした。
緊張に押しつぶされたのか、所作や演技にはっきりと動揺が表れていました。
本人によれば、体が重く感じ、すべてにキレを欠いたそうです。

坂本花織は練習の段階からロシア勢のスピードに圧倒されてしまい、本番で普段の自分を出せませんでした。
試合後に悔し涙を流しています。
が、初のGPファイナルですから立派といえます。

紀平梨花はSP5位から4位と順位を上げました。
冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転びましたが、その後は何とかまとめました。
こちらも相当な緊張が伝わってきました。
本人によれば、演技後も震えが止まらなかったそうです。

日本勢は2014年に樋口新葉(ひぐち・わかば)、2015年に本田真凜、2016年に坂本花織が3年連続で3位に食い込みました。
ロシア勢に果敢にチャレンジしましたが、7連覇を阻止することはできませんでした。
1位の14歳のアリーナ・ザギトワに30点以上の大差をつけられています。
3選手とも、世界の大舞台ではまだ通用しません。
ジュニアに注目される有望選手は何人かいますが、宮原知子に続くことができません。

ロシア勢は名前も覚えられないくらい新星が現れており、しかも勝利を収めています。
追い越すのはもちろんですが、追いつくのが大変です。

日本の3選手は、それぞれ多くの課題を抱えています。
共通するのは、トップクラスと戦えるメンタルと体力の強化を図ることでしょう。

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浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦「スケートアメリカ(アメリカ杯)」。
女子シングルの浅田真央は合計176.78点で6位に終わりました。
基本となるスケーティングも覚束ない、土台となるスタミナも持たないといった散々な状態でした。
自己ベストは日本開催の2014年世界フィギュアスケート選手権の216.69点ですから、そこに遠く及びません。

浅田真央は年明けから左膝痛で練習を十分に積めず、調整が大幅に遅れています。
ここまでの試合では、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印しています。
私自身は美しさを楽しめれば満足ですが、本人が結果を望む気持ちは分かります。
アスリートなので当然でしょう。

日本でも10代の若手が著しい成長を遂げています。
シニアGPシリーズ初参戦、17歳の三原舞依(みはら・まい)がこのアメリカ杯で2連続3回転ジャンプなどを決め、表彰台に立ちました。
さらに、シニアGPシリーズ初参戦、15歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)がフランス杯とNHK杯で表彰台に立つのでしょう。
彼女は全日本フィギュアスケート選手権で2年連続の表彰台を叶えています。
昨年は2位になり、3位の浅田真央を抑えました。
一昨年は3位でしたので、順調にいけば今年は1位になります。

浅田真央は、2018年平昌五輪の枠取りのかかる来年3月の世界選手権への出場を狙っています。
そのために年末の全日本選手権に間に合わせようとしています。
それを踏まえてか、「もっと負荷をかけていきたい。焦らないとダメだと思う」と語りました。
しかし、ここは我慢のしどころです。
ベテランなのですから、結果に一喜一憂してほしくありません。

私は、有力なアスリートは現役である限り、苦しむ時間に浸かっている状態だと思っています。
が、それにしてもアメリカ杯での浅田真央は自分に演技を強いられているようで、楽しむ気配がまるで伝わってきませんでした。
最終目標を見据えて、意図的に途中で捨てるものをつくっていかないと体の故障(けが)、さらに心の不調を招くのでないでしょうか。
とくに精神的な不安定に陥ると厄介です。

浅田真央はGPシリーズ第4戦「フランス杯」に出場する予定です。
日本スケート連盟だけでなく、スポンサーなどに対する配慮があるのでしょうが、コンディションを踏まえながら自身の露出をコントロールすべきです。
セルフマネジメントをもっと大切にしてください。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。

⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。

⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。

⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。

⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。

⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。

⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。

⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。

⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。

⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。

⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。

⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。

⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。

⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。

⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。

⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。

⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。

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浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代

浅田真央が異国の「フィンランディア杯」で今シーズンをスタートしました。
十分な練習量を保てず、体力面と技術面の不安から得点源のジャンプの難度を下げました。
2位に留まったものの、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)のどちらにおいても「演技構成点」は他の選手を上回りました。
本人はそれなりの手応えを得られたことでしょう。

私自身は、年末の「全日本フィギュアスケート選手権」に照準を合わせて調整を進めてほしい。
かつてのように「フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ」を重んじることもありません。
世界のトップクラスと競う「GPファイナル」への出場を絶対視しないことです。

フィギュアスケートはスポーツ競技ですから、ライバルとの戦いになります。
しかし、豊かな経験と大きな実績を持つ浅田真央に関しては、日本の元気な次世代とぶつかりつつ交われば十分です。
焦りを抑えて、足下を見つめる意味でも「井の中の蛙」になり、ひょうひょうと自分を出し切るのです。
世界の強敵やその得点を意識しすぎてもいい結果を出せません。

浅田真央は多くの挫折を味わい、長い苦悩をくぐり、平常心と自然体の大切さに思いが及んだようです。
残された現役生活が短くなっており、得点を超越したところで、競技というより演技を楽しんでほしい。
私は「リチュアルダンス」に円熟味、さらに芸術性を感じます。
素晴らしいと思う。

次の舞台はGPシリーズの第1戦「スケートアメリカ(アメリカ杯)になります。



ところで、浅田真央は4月に2018年平昌五輪を目指すと語りました。
5月に織田信成、高橋大輔、鈴木明子とテレビに出て、フィギュア界の世代交代に直面する心境を明かしました。

浅田真央に憧れたり、浅田真央を目標にしたりしてきた選手が表舞台に現れています。
日本女子のエース格に育った18歳の宮原知子(みやはら・さとこ)を筆頭に、15歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)、本田真凜(ほんだ・まりん)、14歳の紀平梨花(きひら・りか)。
ほかにも有望株がたくさん控えています。

浅田真央は盟友が引退したさみしさを感じるとともに、若い世代のなかで現役を続けることに戸惑いも感じているようです。

◆書き加え(10月9日)

フィギュアスケートは得点源となるジャンプの難度が上がっており、練習の段階からけがの危険性と隣り合わせです。
浅田真央といえば、私は故障の少ない選手だと思っていました。

ところが、佐藤信夫コーチが明らかにしたところによれば、浅田真央は左膝痛に苦しんでいました。
フィンランディア杯でSP、FSともに代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を避けたのはそれが主因でした。
昨シーズンの世界フィギュア選手権の前から左膝に不安を抱えており、十分な練習を積めなかったそうです。

浅田真央はカナダに在住するローリー・ニコルのもとに飛び、体の負担の少ない振り付けに変更します。
そして日本に帰国せず、スケートアメリカに臨みます。
無理は禁物、いまやれる範囲で演じるしかありません。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。

⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。

⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。

⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。

⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。

⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。

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浅田真央は生きた心地がしない

全日本フィギュアスケート選手権で、浅田真央は次世代に敗れるという苦い経験を味わった。
17歳の宮原知子である。
すべての大会で1位を獲ったわけでないが、国内に手ごわいライバルがいない状態が続いた。
それが初めて自分を超えられた。
しかも、その次世代にも有能な選手が目白押しである。
3位の浅田真央の前にいるのは、14歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)である。
今大会では、自分がベテランと呼ばれる年齢に達したことを痛感させられたはずだ。

競技によるが、アスリートが現役としてやれる期間は長くない。
フィギュアは短い。
体力が落ち、下半身の粘りが失われる。
そのせいで重心も高くなりやすい。
これまで成功したジャンプを決められないなどということが起こる。

フィギュアは瞬発力だけでなく持久力も求められる。
かたや、ジャンプもスピンもステップもバリエーションが増えるとともに困難度が増し、体力を奪われる。
フィギュアは見た目の優雅さから想像できないくらい運動量が大きい。

浅田真央は25歳で現役を続けること自体が大きな挑戦である。
これから体力の衰えが加速していく。
体力の保持に練習が欠かせないのは確かだが、それ一辺倒でなく適度な休養を織り交ぜることを心がけてほしい。
伸び盛りの若手と同じに頑張っては息切れしてしまう。

だからこそ、正しい目標設定、正しい戦略(方針)樹立、正しい戦術(計画)策定に基づき、理想の滑りを追い求めることが重要になる。
浅田真央からそのコンセプトがいま一つ伝わってこない。
確かな道しるべを持たなくては、大会ごとにメンタルが不安定になり、結果に振り回される。

64歳の私は、GPシリーズNHK杯、GPファイナル、全日本選手権と、生きた心地がしなかった。
仕事がはかどらず、悪夢にうなされた。
応援してへとへとになるところが、浅田真央の魅力である。
おかげで白髪がさらに増えた。
ありがとう。

ファンの期待や関係者の要請はあったにしろ、自らの意思で現役続行という茨の道を選んだ浅田真央に対し、私は最大限の敬意を表する。

               ◇◆◇

浅田真央に関する最近のブログは以下のとおり。

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和田創研代表

数字がすべて、結果がすべて。
目標達成、業績向上、成長持続、社業発展など、「収益伸長」の一点に特化したコンサルタント。
プランナー時代を含めて40年を超える経験と実績、信念と情熱を土台に、多くのクライアントを優良企業に育ててきた。
近年は新商品や新事業、新会社の開発を請け負いながら、内需・地場の中小・中堅企業の短期再生に取り組む。
その一環として、年中無休、昼夜を問わず、社長の個別相談に応じる。
また、経営から管理、人事(採用)、マーケティング、事業、商品、企画まで、おもにトップを対象としたセミナーを行う。

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